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2010年3月の2件の投稿

2010/03/05

『ボール・オリエンテッド』な2010年-語る会語録

このエントリ以降は、またしばらく休眠サイトと化します、ごめんなさい・・・(^^;

開幕前日ということもありますので、自分への備忘録と、今季の浦和はどう戦っていくのかを予習する意味も込めて、3月2日(火)に行われた『Talk on Together 2010』の内容について、私的な雑感を交えながら簡単にお伝えしたいと思います。
近日中に、『レッズボイス』にて会の全内容はアップされるようですが、それを閲覧するのはもどかしいという方は、以下ご覧いただければ幸いです。

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仕事を何とかやりくりし、運動不足解消も兼ねてチャリで駆けつけた埼玉会館。3月とは思えぬ寒さの中、駅前の道路から引きも切らずに入場する人々の姿。いざ大ホールに入ると、すわ株主総会を彷彿とさせる観衆で埋められた席(笑)。家族連れや若い女性を探すのは困難な客層で埋まった会場と相まって、昨年の成績を鑑みた観衆の心情の表れか、浮ついた雰囲気や遊びの空気は感じられませんでした。

第1部は、橋本社長の会頭のご挨拶、次に柱谷新GMとMDPでお馴染みの清尾淳氏との対談、第2部は水内猛氏を進行役にフィンケ監督の講義(?)、という構成でしたが、両者とも淡々と無駄なく進行し、できるだけ多くの情報を観衆に伝えたいとの意向が表れていました。
特に、予想はしていましたが、フィンケ監督の長講義に伴って、それを通訳するモラスコーチも長話となり時間は倍増(笑)、予定を10分オーバーして閉演いたしました。

特にフィンケ先生は、「ボール・オリエンテッド」なサッカーの解説(詳細は後述)と、それを旗標として浦和が目指すサッカーの方向性について、多くの時間を割いて説明していました。その解説に織り込まれた表現には、前任の4番が聞けば耳が痛いお話しが満載(笑)ではありましたが・・・。

■第1部:橋本社長挨拶と、対談~柱谷GMと清尾氏との対談

 ①橋本社長挨拶

  • 100302talkon2昨年の成績への反省を述べ、今季目標を「タイトルの奪取」と「ACL出場権の獲得」を力強く宣言。これは柱谷GM、フィンケ監督も同様に表明しており、今季のクラブの並々ならぬ決意を感じられました。
  • 観客数の減少と、スポンサー収入の減少について報告。景気の低迷のみならず成績の低迷も拍車をかけいることも重々自覚。厳しい経営状況であることと、自力での収益増実現のため、チーム成績の向上による観客数の増加を目指すと同時に、無駄な事業の徹底的削減に取り組むとのこと。
  • 埼スタでのホスピタリティー強化。特に、シートによる場所取り問題や喫煙所の設置状況の見直し、などの解決を目指すそうです。

 ②柱谷GMと清尾氏の対談

100302talkon3

  • 「浦和の初代キャプテン」という紹介を受けながら新GM登壇。清尾さんもかつての仲間として親しみを込めて「ハシラさん」と呼んでいました。終始和やかな雰囲気。
  • 昨年のサポーターを評して「よく我慢しましたね。私は別の意味で期待していた部分があったのですが(場内笑)、やはり昨年が変革一年目との認識をサポーターが共有していたからこそできた我慢なのですね」との理解を示していました。
  • アレックスのシーズン途中の移籍に関し、清尾さんが「一般的な視点から、このような事態をどう思うか?」と質問。GMは「本人、移籍先、移籍元の三者が合意すれば成立するだけのこと」とあっさりかわしましたが、清尾さんは、サポの心情を汲み取った意見(感情的な衝突から生じた移籍、という疑惑への真偽の確認)を求めていたような・・・。
  • アカデミー部門との連携強化について。昇格したユース選手に対する評価を明解にし、トップが必要とする選手の育成を促進できるような体制を作るとのこと。将来に向けた行動として期待したいところです(ってか、何で今までできなかったんでしょうね)。
  • 今季補強人事に関しては、着任前のためGMはノータッチだったが、初仕事として福岡大の永井選手に正式にオファー。仕事が早い。
  • 移籍ルールがFIFA基準(契約満了時の移籍金ゼロ規定)になったことで、国内・海外を視野に入れた適切なスカウティングに努め、保有選手のうち優秀で必要な選手については早期の複数年契約を積極的に行いたい、との話でしたが、この点はフィンケ監督が求める「移籍による選手活性化の促進」(後述)とは意見を異にしていました。
  • ケガ人については、直輝と梅崎以外は全員戻ってきたとのこと。選手の仕上がり具合については、セルと宇賀神を高く評価。特にセルは別人のようだとか(笑)
  • 欧州に精通するフィンケ監督と、J1、J2、JFL、とすべてのカテゴリを知り、栃木ではマネージメントも手がけた柱谷GMが手を組むことにより、情報豊富なスカウティングが実現可能なことに自信を見せていました。力強い発言で、期待が持てそうです。
  • 若手育成に力点を置き、昇格という結果を残した実績のある監督・GM、という共通点が両者にはありそうです。

■第2部:講義~講師:フィンケ監督(通訳・モラスコーチ、進行・水内氏)

  • 100302talkon4話が長い長い(笑)。承知していたこととは言え、でもはやり話が長杉。モラスコーチの通訳がさらに時間延長に輪をかけます(通訳の苦労が偲ばれます)。質問と質問の間隔が長すぎるので、水内が退屈そうでした(笑)
  • 今回のメインテーマ『ボール・オリエンテッド』の解説。端的に言うと、「攻守両面における数的優位の形成」とのこと。実現のために必要とされるスキルは、ボール奪取のポイントの見極め、豊富な運動量、CB2名のスピード、などなど。ゲームを支配するための、建設的なサッカーを実現するためには『ボール・オリエンテッド』が不可欠、との持論を力説。
  • 90年代前半、欧州・ブラジルが4バックシステムにシフトしていた時代、ドイツの主流は3バックシステム(さらに言えば、リベロシステム)のまま。90年代後半、フランス・サッカーが4バックシステムでW杯優勝という結果を残し、ブラジルにも効果が表れるも、ドイツは3バックにこだわり続けたために世界の潮流から後れを取った・・・との事例を引き合いに、ドイツサッカーの変遷と、浦和サッカーの変遷(監督の変遷?)の同時性と類似性を聞き手に諭させるような話運びは、あたかも講義を聴いているかのようでした。
  • 3バック(リベロ)システムにありがちな「特定のマークを持たない選手の存在」「攻撃専念で守備免除される選手の存在」は、ピッチ上に人的無駄を生み、数的優位の形成を阻害する。全員でボールに働きかけるサッカーこそがゲームを支配すると力説。ここは前任の4番が一番耳の痛い話(笑)。昨季はこの長年の体質からの脱却を図った1年目だったが、やはり様々な問題が発生した。今年はさらなる発展を目指したいとのこと。私としても期待しています。
  • これまでの浦和を顧みると、いわゆる「チームカラー」を持たないことを指摘。鹿島を例に取り、一貫したブラジル・スタイルの継承がチームづくりの核となり、年々積み上げて熟成させていることが強みに繋がっている、と説明。浦和にも確固としたチームづくりの哲学、プレースタイルの構築が急務であると訴えると、場内から拍手が沸き起こりました。確かに、浦和に一番欠けているのは、これでしょう。
  • ポジション争いを促進するチームづくりを目指す、とのこと。昨年、先発組とサブ組の間に生じた格差を反省し、ひとつのポジションを複数の選手に争わせ、選手間に潜在したレギュラー固定観念を払拭させ、健全な競争原理環境を形成するそうです。仰ることはごもっとも。
  • 選手起用については、その時点での選手のパフォーマンスを優先させたスタメンを組む方針。個人的感情、年齢は一切関係ない。現在の平川をその好例として挙げ、昨季に比べ戦術理解度が増し、取り組み方を工夫した結果、現在のパフォーマンスとなって表れている、と説明。選手のパフォーマンス優先、という考えは、当たり前と言えば当たり前。昨季、何か反省するところがあり、それゆえの発言でしょうか・・・(謎)
  • 特段、若い選手が好き、と言うことはない。おそらく開幕戦には最古参・暢久を先発させると明言。他の選手の名は出ずとも、たったひとり先発選手として監督の口から公表された山田暢久は、やはり只者ではありません。
  • チームが成功をおさめたシーズンには、チームのさらなる成長のために2~3人の主力選手を入れ替える(放出する)ことが必要である、という話があり、これは私の興味を惹きました。選手が去るとサポーターは泣いてしまうが、どうぞ悲しまないで欲しい、とも。チームの成長のためには、サポーターも変わらなければ、ということなのでしょう。しかしこの話は、「優秀な選手は契約延長で保有を図る」という柱谷GMの戦略とは異なっており、今後どのようにして両者がすり合わされていくのか、気になる点ではあります。

■その他

  • 閉会後の出口には、選手ならぬ橋本社長と柱谷GMがお見送りに。来客ひとりひとりに丁寧にご挨拶。当然、握手会はありませんでしたが(^^;
  • コーナーの合間に、演台やら机やらを運んできてはレイアウトを整える内舘広報様の働きぶりに、ついつい熱い視線を送ってしまいましたが・・・いけませんか?(笑)

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以上、監督並みに長いご報告となりましたが(笑)、2010年の浦和レッズが目指す方向性が少しでも見えてくれば・・・と思います。

さあ、明日から2010年シーズンの開幕です。
今年もどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

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2010/03/04

「エコ計画」は、当店にご用命を

 『サポーターの躍動を電力に ヴィッセル神戸ホームに床発電を導入』
 (IT media News)

ほほぅ、、、神戸ですか。

全世界の「うぃあー」さんたちは、この記事を読んですかさず反応したに違いありません。

 「設置場所が違うだろう」と。

どなたか関係者の方、上田埼玉県知事への提案をお願いいたします。
埼スタに設置したら、メーター振り切れそうですけど(笑)

しかし何故、JR東日本の関連会社の技術が神戸に・・・大人の事情でしょうか(謎)

   ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

サポーターの応援を電力に。ヴィッセル神戸のホームスタジアムに床発電システムが導入される。

 J1サッカーチーム・ヴィッセル神戸を運営するクリムゾンフットボールクラブ(神戸市)と楽天は3月3日、床発電システムを利用し、サポーターの応援を電気に変えて試合中に使う「楽天×ヴィッセル神戸 エコプロジェクト」を始めると発表した。

 3月7日のJ1開幕戦からスタート。ホームズスタジアム神戸のサポーターズシートの一部に床発電システムを導入し、サポーターの振動を電気エネルギーに変換し、試合時の電力として活用する。「サッカーの応援で特徴的なジャンプの振動により発電を行う、サッカー観戦ならではの試み」としている。発電量はスタジアム内のパネルでも表示する。

 床発電システムはジェイアール東日本コンサルティングが開発したもの。スポーツ観戦での導入は初という。

 神戸市と連携してごみの分別回収や地域の清掃活動なども実施する。プロジェクトは東北楽天ゴールデンイーグルスのエコ活動をモデルに、楽天が提案したという。ヴィッセル神戸は楽天社長の三木谷浩史氏が個人としてオーナーになっている。

(IT media News 2010年03月03日 21時06分 更新)

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