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2009/10/26

09【HOME】第30節@大宮戦

091025ohmiya1 情けない。
選手も北ゴール裏も。
お互い、この試合に全力を注いで闘ったと、胸を張って言えるのだろうか。
それぞれがやるべきことをやらずに、相手を批判する資格などあるのだろうか。

北ゴール裏。
091025ohmiya2大声で野次は飛ばすがチャントの声量はその半分量にも満たない者。闘う選手を眼前に、まるでTV観戦気分で、応援そっちのけであれこれぼやく者、互いに腕を腰に回して終始密着するカップル。退屈してゲームに興じる子ども。
試合も終盤になり、それらの人々の野次の声量はますます増大し、棒立ちで冷えた体に上着を羽織りだし、大宮のチャントを真似て唄いだす子ども達を親はたしなめようともしない。

今の北ゴール裏の実態は、これである。
選手とともに闘う気持ちが乏しい。
この事態を「選手のせいだから」とでも説明するのだろうか。

091025ohmiya5試合終了後は、有り余る声量でブーイングを浴びせたうえに、バスを囲んで社長と直談判という事態。
ブーイングしたくなる気持ちもわかるし、バスを囲んで選手に意思表示し、社長に事の次第を質したいという気持ちもわからなくもないが、応援で力を出し尽くした身としては、家路につく体力だけで精一杯なのである。

091025ohmiya6 そんな元気が残っているなら、何故試合中にそのパワーの全てを注ぎ込むことができないのだろう。

昔は、「自分の応援が足りなかったから負けた」と思うサポが多かった。だから、是が非でも少しでも力になりたいと駆けつけて選手とともに闘いたいという気持ちが強かった。
今は、応援する前に、試合の情勢を窺って身の振りを決めるサ091025ohmiya7ポーターが多くなった。勝っている時はチャントに乗って応援するけれど、旗色が悪くなると、豊かな声量で選手たちを罵倒する・・・いや、旗色の良し悪しに関わらず、ゴール裏の住人としての責務を果たさずに選手に要求ばかり突き付けている者も増えた。
時代が変わった、という理由だけで片付けられることなのだろうか。

私がここに何度も書いていること。
それは、

「スタンドの雰囲気は、ピッチ上の選手たちに伝染しやすい」

ということ。

091025ohmiya3 そして、その選手たち。
明らかに大宮の選手たちの気迫に凌駕され、気持ちが萎えていくのが目に見えてわかった。前日の大分の結果もあり、降格の危機に瀕した大宮の選手たちの鬼気迫るプレーに完全に気後れしている浦和の選手たち。圧倒的な大宮守備陣のプレスやチェックに、球際ではことごどく競り負け、不用意なパスやプレーを連発し、緩慢で曖昧なDF裏の対応を繰り返し・・・

事ここに至っては、戦術云々の問題ではない。
たとえ戦術が確かでも、選手たちの集中力と気迫が欠如していれば、何も機能しない。

091025ohmiya4 目先の勝利を求めるなら、個人技に優れた選手を全面に押しだし、先制点を奪ってのちはひたすら守備固めして逃げ切ればよいのだろう。
しかし、そんな昨年までの闘いぶりと決別し、浦和は今シーズンに臨んだはずである。
フィンケの戦術が軌道に乗りかけてきたかに見えた頃、代表や怪我で戦力を削がれるという不利な状況に見舞われながらも、若手の積極的起用で何とか夏前までは凌いできたし、見る者にも新たな期待を抱かせてくれていた。
しかし、夏になり、多くの選手が復帰しだした頃から、うまく噛み合っていたはずの歯車が、少しずつ狂いだしてきた。
三都主が移籍した頃からだろうか、フィンケの目指す『コンビネーション・サッカー』の萌芽は、夏の暑さとともに枯れ始め、秋にはついに幹まで枯れだしてきた。
現実を見据えた指揮官は、自前の理想論に修正を加えた「守備重心」の戦術への転換を図り、それはある程度の成功を見せたようだったが、何故か続けられることはなかった。

091025ohmiya8「できていたこと」が、何故「できなくなってしまった」のだろう。
うまく機能していたことを、何故続けようとしないのだろう。

フィンケの理想は、現有戦力では実現しない。
それを思い知らされた試合だった。

現有戦力の能力を発揮した戦術を確立するために監督を替えるべきなのか、『コンビネーション・サッカー』実現のために選手を替えるべきなのか。

今後の浦和を、どのように方向付けてゆくのか。
フロントに求められる判断は、計り知れないほど重い。

***********************

皆さまご周知のとおり書くに値しない試合内容のため、観戦記としての記述は遠慮させていただきました。
何卒ご容赦ください。

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浦和レッズ」カテゴリの記事

コメント

nigoeさん、こんにちは。
久々に、気持ちの萎える試合を見せ付けられました。
フィンケ・サッカーの守備は、センターライン付近でのボールフォルダへの囲い込みから、2対1、3対2の状況で、絶対に負けてはいけないことを前提にした攻撃的な守備と思っています。しかし、昨日の試合では、2対1でもボールを奪えず前線にパスを通される場面が多かった。また、2対1でのボールダッシュに手間取っている間に2対2、2対3になってしまうことが多々見られた。そして、1対1ではいとも簡単に交わされてしまう。かつての弱いレッズのころを思い出させられました。
これは、ロビーの退場による数的不利の影響も大きいのでしょうが、選手全員の思い切りの悪さ、攻守の切り替えの遅さが最大の要因だったように思います。
大宮の得点は全てカウンターからの得点であり、今年、何度も見てきたものです。別に、今更ビックリするようなことは何もない。
守備の意識統一は出来ているはずですよね。なのに、ラファエルに向かって、何であんなに正確なパスを出させてしまうのか。何故、前節の新潟に対して実践できた攻撃的な守備が、1週間後に出来なくなっているのか。そこが知りたいです。
たまのり的には、やはりボランチのプレーの質と運動量、そしてサイドとボランチの連携のパフォーマンスが全てを握っているのかなと感じています。新潟戦では、阿部のプレーが素晴らしかった。また、ロビーが攻めのプレイ以上に守りのプレイで機能していた。そして、ロビーと直輝の相互補完が非常にスムーズでよかった。
そこが、大宮戦ではまったく出来ていないのには、驚くしかありません。メンタルの問題と思えば、そうも思えるし。萌と直輝の怪我からのパフォーマンスダウン。暢久の試合感の低下。考えだせばキリがありません。
ただ、是非、次のガス戦では啓太が復活し、ダブルボランチのパフォーマンスの差でガスを圧倒して勝つゲームを見せてもらいたいです。

これまで長年レッズのサッカーを見続けてきて、フィンケ・サッカーが一番エキサイティングで、たまのりの好みのサッカーに近いサッカーだと感じています。このサッカースタイルは継続して欲しい。そして、このサッカーを熟成していくために、フィンケの解任だけは絶対に阻止したい。
選手が抜けようが、監督が代わろうが、レッズ愛は変えられませんが、最低でも来年もう1年はフィンケ・サッカーを見てみたい。
そのためにも、残り4試合は、フィンケにも選手にも、死に物狂いでの練習への取組みを、負けたら監督生命・選手生命を無くすほどの覚悟でのゲームへの取組みを、期待したいです。

長文、失礼しました。

投稿: たまのり | 2009/10/26 18:35

やってはいけないこと!
フィンケの解任!

前季7位のチームに、前年とほぼ同じメンバーで、なおかつ
若手を育ててくれとオーダーして、何を望んで
いるのだろう?
チームを預けて2年目、3年目だったら文句も言おうが、なにせ
まだ初年度…。じっと我慢の子で、おおらかに見守りましょうよ!
で、12/6から1/1まで、壊れてもいいから猛特訓を課して!
なに、練習で壊れるような選手は来季契約をせんでもいい!

投稿: なごやのじーじ | 2009/10/26 23:27

墓とは呆れる。

投稿: 非浦和 | 2009/10/26 23:42

@たまのりさま
本当に気持ちいいくらい無様な負けっぷりでしたね(殴)

>やはりボランチのプレーの質と運動量、
>サイドとボランチの連携のパフォーマンスが
>全てを握っているのかなと感じています。
試合後、帰りに仲間と同様の話をしました。
CHのエリアが攻守において「穴空き」状態ですものね。ビルドアップ時の力強さを感じないし、サイドへの展開力にも乏しさを感じます。
フィンケの目指す戦術を実現するには、やはり運動量が少なすぎます。広島にできて浦和にできない理由のひとつは、選手の現在のパフォーマンスの質が多大な影響を与えていそうですね。

>負けたら監督生命・選手生命を無くすほどの覚悟でのゲームへの取組み
実は、大宮戦のHT時、フィンケに選手を怒鳴りつけて欲しかったなぁ、と思いました。「この試合で全力を出さない者は、来季の契約はない」くらいの喝を入れて欲しかったです。

@なごやのじーじさま

>前季7位のチームに、前年とほぼ同じメンバーで、なおかつ
>若手を育ててくれとオーダーして、何を望んでいるのだろう?
ここまで戦術が選手に根付いていなければ、文句を言いたくなる気持ちは重々わかりますが、その原因が監督にあるのか、選手にあるのか、ここを見誤ればまたも迷走を続けてしまいますものね。
J2に降格した広島が、ペトロ監督を続投し未来を託した結果、戦術の浸透に成功しています。清水のケンタだってそうです。ここのところの秘訣って何なのでしょうね?
仕事でも何でも、一年そこらで結果が出ないことのほうが当たり前です。フィンケの目指す理想を形として見たい、という気持ちは私にもまだあります。

最近、選手たちが監督に反抗しているような態度に見える時があります。
どちらを選べと言われたら、組織人としての自覚に欠ける選手よりはクラブを選ぶでしょうね、私は。

@非浦和さま
携帯からのアクセスのようですが、携帯画面からでも確認できましたか。
まあ、事実はそういうことです。身内としては残念なのですが。

投稿: nigoe | 2009/10/27 14:06

大宮戦現地で見ていました。
この試合に限らず、先制点を取られると選手もサポも
一気に「もうダメだ」という空気になるのは点を取れる気配が全くないからでしょうか。
夏頃まではそんな感じじゃなかったと思うのですが。
戦術かもしれないし人間関係かもしれない。
チームというものは生き物で、崩れる時は本当に脆い。

監督解任は拙いと思います。
なぜフロントは内外に向かって監督を守ることができないんでしょう?
真っ先にフロントがぐらついている。
近道ばっかり探していては道に迷うばかりです。
険しくても遠くてもこの道と信じた道を進む気持ちを
フロントが選手やサポに示してほしい。

恵まれた環境にいる選手達。ハングリー精神とか、のし上がっていこうという気持ちは持てないかも知れない。
でも「サッカーをする」ことに誠実であってほしい。
「楽しいサッカー」は楽なサッカーじゃない。
「自分達がやりたい事だけ」やっているようでは
決して強いチームになれない。

最年長にもっと大人になって欲しいと思います。
私は彼がフィンケのサッカーについていけないとは未だ
思っておりませぬ。
(長文ご容赦。語りたいことは皆たくさんありそうですね。)

投稿: A三郎 | 2009/10/30 03:04

@A三郎さま
おっしゃるとおりです。
ワタシも以前書きましたが、クラブは監督を非難の矢面に立たせすぎですし、周囲の意見に振り回されすぎです。
これすなわち、「自信の無さ」の現れかと。
覚悟を決めて信念を貫く姿は、たとえ結果が納得できないものに終わっても、ある程度の理解はできますものね。

>「自分達がやりたい事だけ」やっているようでは
>決して強いチームになれない。
選手が自分がやりたいようにやって、結果が悪ければ、結局責任を取るのは監督ですから。やりたいことをさせてくれない監督が悪ではなく、やりたくないこともやって学ぶのが選手だと思います。

『最年長』ですが、決してフィンケサッカーについて行けないのではないと思います。ナビ杯のCBを務めた時は、まさに彼のあふれる才能を魅せつけられた思いがしました。1試合でオフサイド10本近く取りましたし。
ただ彼の場合はご周知のとおり、「あの性格」が災いしているだけなのですよね・・・。

投稿: nigoe | 2009/10/30 13:02

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