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2009/09/29

09【HOME】第27節@横浜FM戦

090927yokohama1勝ち続けることの難しさを思い知らされた試合。
前節・等々力での集中力に満ちたプレーを目の当たりにして、これからは勝ち続けてくれるものだと思い込んだのがやはり甘かった。。。
前節と同じメンバーで試合に臨みながら、対戦相手が違うだけで、パフォーマンスが変わってしまった。一般的に、スポーツとは相手あってのものと言われるが、決して相手が変わっただけではない要因がそこにはあった。おそらく、「内なるもの」の存在が。

090927yokohama4久々の連勝に意気揚がるスタンド。その意気は選手たちにも感じられた。夏の間支配していた焦りや苛立ちの空気は薄れ、長いトンネルから「抜け出たであろう」開放感も相まって、全体の雰囲気も明るく感じた。
その雰囲気を象徴してか、前半の出来は、総じて良いほうだったと思った。
ただし、開始3分の失点シーンに、波乱の予感はあった。まさか冗談ではあるまいかと思われるほど無防備に放置したゴール前090927yokohama5 の中澤にあっさりボールは渡り・・・「事故」と喩えるにはお粗末な失点。前節の川崎戦で見せてくれた集中力は、どこへ行ってしまったのだろうかと、開始早々から不安を抱かせてくれた。

しかしまだ時間が早かったのが幸いし、失点のショックもさほど影響せず、浦和は積極的に攻撃を仕掛けた。
だが。
090927yokohama6 やはり失点シーンに象徴されるように、どこか集中力を欠くプレーが散見された。球際での攻防、パスミス、プレーの精度・・・前節に比べ、精彩を欠いていた。しかしそれならそれなりに、前に向かう気持ちは連敗中のそれよりは格段に向上していた。この気持ちは、夏期休業明けの№6にも反映され、前半15分、右サイドを疾走した彼方から放たれたセンタリングは、エジミウソンの頭にシンクロし、同点弾。
久々のエジミウソンの得点、早い時間帯に挽回したスコア、秋の季語ともなった暢久お約束の再稼働・・・いっぺんに慶事が重なれば、「これは、いける」と思うのが人情。
しかしそんな気持ちを嘲笑うかのように、都合良く働いてくれないのが現実というもの。
結果として、その後の前半の間にいくつか巡ってきたシュートチャンスを決めきれなかったことが、試合の行方を左右してしまったようだった。しかしながら、それならそれで前半を凌ぎ、後半に勝負を期す戦法もある。おそらく選手たちの頭にもその考えはあったと思うのだが・・・
090927yokohama2 「4分」もあった前半ロスタイムに、思いがけない“落とし穴”が仕掛けられていた。自陣内に侵入した相手のボールに啓太が追いついたまでは良かったが、、、啓太はカバーリングの後、タッチに蹴り出し相手にチャンスを与えるより味方にボールを繋ぐことを選択したのか、あるいは惰性でボールがタッチに転がると判断したのか、カバー態勢のままボールをキープ。これが勝負の機微となった。もうひとりやって来た相手に難なくボールを掻っ攫われ、これまたフリーの渡邉にボールが渡り、2失点目。
もうひとり相手が来るとは思わなかったのか、あるいはその時に受けたファウルへ気を取られたか、自陣ゴールにボールが吸い込まれていくのを茫然とした面持ちで啓太は見送っていた。啓太だけではない、目の当たりに見たゴール裏のサポも、何か信じられない光景に出くわしたかのように、声もなく見過ごすしか術がなかった。
その後、審判に執拗に抗議するも、判定は覆らない。いくら被ファウルを主張しても、判断の権限を持つのは啓太ではなく審判。球際の攻防の弱さと集中力の抜けたプレーとセルフジャッジ。この日のチーム状態を象徴するかのような出来事だった。

090927yokohama7この前半ロスタイムの2失点目は、選手の戦意を削ぐに充分な破壊力を持っていた。
集中すべき時に集中できなかったミスが招いた失点。
さらに、(主審も主審だとは思うが)こと細かい判定に不信感を募らせる選手たちのプレーはさらに精細さを欠くように。確かに痛恨の2失点目の発端となったことは弁解の余地もないが、その他の啓太の動きには、さほど問題は無かったように思えたのだが・・・後半19分、フィンケ監督は梅崎と同時に啓太を下げ、達也&直輝IN。この交代は、度を失った啓太のメンタル面の問題が要因になったのではと推察できた。残念ながら、心をくじかせるには充分な失点シーンだった。同様に判定に苛立つロビーも交代の対象になりそうだったが、指揮官はそのままピッチに残した(その後、高原と交代)。
090927yokohama3 ピッチの雰囲気を一掃すべく手を打った交代劇は、不幸にも裏目に。久々の実戦復帰の直輝に、この事態を打開する重責を負わせるには酷であったし、達也も縦方向へ仕掛けるも、引いた相手にガードを固められ、放つシュートは枠の外。後半の攻防の様子は、スコアにもよく表れている。浦和のシュート数は後半が多く(9/16本)、横浜は後半ほどんどの時間においてシュートを打たずに凌いでいる。その状況下に投入された高原も気の毒で、最終的にFW4枚(闘莉王を加えれば5枚?)となった前線は渋滞感が否めず。今の攻撃陣には力業でねじ伏せる期待値は低く、手詰まり感が一層深まる中、「5分」という長いロスタイムもアドバンテージとできず、終了の笛の音を聞くことに。

090927yokohama8 選手たち自らが招いた逆境に、そのまま流されてしまったような試合。
さらに指揮官も、彼の思いとは裏腹な状況を自ら招いてしまった試合。
長いトンネルから抜け出せたと思ったのも束の間、またも薄暗いトンネルの入口が行く手に待ち受けているのか・・・

批判することは、たやすい。
信じ続けることは、難しい。

しかし、成長の過程で批判は必要なものであり、信頼は人に力を与えてくれる必要不可欠なものである。どちらが正しく、そして間違っているものでもない。ただ、結果を求めるあまり批判が過ぎれば監督や選手の焦りを招き、かたや妄信的になるだけでは単なる思考停止で何の解決策も見出せない。
自分自身としては、浦和のこの一年の行く末を見守っていくことを決めている。結果を欲するあまり個人能力に頼りすぎ、ついにはチームを脆弱化させ破壊させたこれまでの浦和スタイルからの脱却を目指したい、という年頭のクラブの姿勢に共感したから。
今シーズンも残りわずかとなったけれど、紆余曲折を経て今の形となった浦和が今後どのように変貌していくのかを見届けたいと思っている。

クラブも、監督ばかりを矢面に立たせるばかりでは、あまりにも無責任に思えてならない。初めて日本で指揮を執る監督は、これまで異文化に融合する努力をしながら誠実にそして正直に思いを述べてくれている。しかし取り巻く環境と戦況の変化に伴い、正直さは時として感情的は発言となり、それが仇となってしまうこともある。
シーズンも終盤を迎え、フィンケ監督に対する評価や印象も様々分かれてきたことと思う。
ただ私が個人的に思うのは、
「たった一年そこらの付き合いで、その人となりを断定することはできない」
ということ。
夫婦関係のように気長には構えられないけれど、人物を理解するのには「時間」が必要なことだけは確かだと思う。これは監督の個性のみの話だけではなく、監督が作りあげている途上のチームに対しても同じことが言えるのではないだろうか、と思う。

シーズン当初の「今年は見守る一年としたい」という自分の言葉に、今もそれほどの迷いはない。
結果、「お前には先を見る目が無いようだ」との評価を受けても、それはそれで私を笑っていただければよろしいかと。
チームに対して抱く感情や応援するスタンスは、人それぞれあって当然。
しかし、チームにとってもサポにとっても、大事なことは、「ブレない姿勢」。
シーズンもあとわずか、自分自身の年頭の課題を忘れずに、サポートしてゆきたい。

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コメント

この試合はダメな部分が明らかなのでさほど問題はないとワタシは思ってます。2失点とも集中力の欠如としか言いようがないので。

そもそも、会心のゲームのあとにそうでもない試合が続くことが今までどれだけあったことか。なんでみんな(nigoeさんがって意味じゃなく)忘れてるんだろう・・・。

投稿: にゃんた2号 | 2009/09/29 20:34

Fマリ戦、行く気満々だったのに、風邪でノックアウト。布団の中で、寂しくTV観戦だった 'たまのり'です、今晩は。
たまのりも川崎戦は現地観戦してましたので、Fマリ戦の2失点はどちらもあまりの集中力の欠如に、本当にビックリしてしまいました。何故、こんなに落差のあるディフェンスぶりなのか。
多分、こんな落差を解消していくのが、チーム力を向上させていくプロセスなんだろうなとは思っているんですけどね。
でも、だめだめな場面だけでは有りませんでしたよね。
同点に追いついたシーンと、後半の元気から啓太へのパスが通ってシュートがGKに当たってしまったシーンのそこに至るプロセスを含めたパス回しの美しさは、去年までの個人依存のサッカーでは絶対に見れないものだったと思ってます。まして、J2降格前は組織としての技術力が稚拙すぎて、やりたくてもできなかった攻撃スタイルですよね。
nigoeさんと同じです。このわくわく感、これを続けていけば絶対に良くなるという期待感が続く限り、たまのりはフィンケ監督を支持していくつもりです。ハイ。

投稿: たまのり | 2009/09/29 22:09

失点が二つともあまりに見事でしたからね~

日曜日は紫は着ていない家人と一緒だったのですが、
"ゴール前、赤い人のが多いのにね"
"こ~ゆ~安い失点はダメだよね~~~"

思い当たることがたくさんあるらしい。。。

投稿: えりぴょん | 2009/09/29 23:06

@にゃんた2号さま

そのとーりっ!
ワタシが言いたかったことを、4行でまとめてくださって、ありがとうございました(笑)
集中力さえ戻れば、良いパフォーマンスを披露してくれるものと信じています。
しかし、、、『浦和の芸風』だけは、どんな時代がやってこようが治らないのでしょうか?

@たまのりさま

お加減はいかがですか? 勝利がたまのりさんの特効薬になれば良かったのですが・・・
今年は、目先の結果に振り回されない一年であれ、と腹を括っています。今の状態でACLだなんてとてもとても・・・と、現実を見据えているサポならそう思ってるはず。
「今までやりたくてもできなかった攻撃スタイル」の片鱗でも見せてくれているから、私も期待を持って見守ることができています。
今すぐ勝つチームを作るのは、金さえあれば簡単です。監督を替えて、強力な戦力を補強すればいいのです。しかし、もうそれは勘弁だとみんなで答えを出したのです。
十数年目にして初めて育成過程を積む浦和は、実は未熟なクラブだったのかも知れませんね。フロントも選手もサポも。

@えりぴょんさま

>失点が二つともあまりに見事でしたからね~
いや~、ゴル裏では2点ともまったく声も出ませんでしたからね。ホントに「これは冗談か?」と思ったほど呆気なかったですから(笑)

>思い当たることがたくさんあるらしい。。。
実は、浦和サポのわれらより、同行のご主人のほうが、修羅場をくぐった経験値が高いのでしょうね。
さすが発言に貫ろく(ry

投稿: nigoe | 2009/09/30 00:55

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