第4回 埼玉B級ご当地グルメ王決定戦
ちょっとエントリの時期が遅れましたが・・・
かねてより是非参加してみたいと思っていた、『埼玉B級ご当地グルメ王決定戦』第4回大会が、5/3~4日の間、大宮ソニックシティと隣の鐘塚公園を会場に開催されました。近所で開催されるという僥倖を過ごす手はないと、試合日以外は何の予定もないヒマ夫婦は、喜び勇んで出かけました。2日間とも(笑)
ソニックシティ内地下1Fが物産観光展会場、公園内がB級グルメ審査会場となっており、とりあえず飢えたさいたま市民約2名は、本能的にB級グルメ審査会場へと向かいました。
主催者発表によると、1日4万人、開催2日間で8万人の来場者だったそうで、当地をご存じの方ならおわかりでしょうが、あの狭い公園に埼スタの観客が2日連続で押し寄せてきたと喩えれば、その混雑ぶりも想像できるかと思います。
第4回の今回は、県内各地から腕におぼえの22店舗が、自慢の味を引っさげて一堂に会しました。昨年優勝の『キューポラ定食(川口市)』をはじめ、「あついぜ熊谷」名物『雪くま』、元祖・埼玉B級グルメ『フライ』『ゼリーフライ』(い ずれも行田市)、ワタシが個人的に愛してやまない“こうのすコロッケ”をトッピングした『こうのすコロッケカレー丼(鴻巣市)』、そして第2回王者で、昨年は惜しくも第2位となり今回リベンジを狙う『豆腐ラーメン(さいたま市)』などなど、麺類系、ご飯もの系、揚げ物系、おやつ系、と様々なメニューが出揃いました。
■審査方法
各グルメは、1品100~200円と安価。1品購入すると、各店舗より投票券の『こはぜ』(行田市名産である足袋の留め金具.。右写真参照)がもらえます。これを投票所にある22店舗分の投票箱に投票します。購入したグルメそれぞれに1個ずつ投票しても良いし、一番美味しかったグルメに全部投票しても良く、一番多く『こはぜ』を獲得したグルメがグルメ王の称号を授けられる、というルールとなっています。
それでは参考までに、ほんの一部ではありますが、大会2日間にわたりワタシが食したグルメについて、個人的な感想を添えて以下簡単にご紹介いたしましょう。
■試食グルメのご紹介
【つみっこ(本庄市)】
昔から養蚕・機織り仕事の合間に食べていた、いわゆる“すいとん”。本庄が生んだ国学者・塙保己一の大好物だったとか。学校給食にも登場する代表的郷土料理。- 今回は、「本格イタリアン」と銘打った新感覚の『つみっこ』が本庄代表として登場。2日目には、本庄市長も応援に駆けつけていました。
- メインは汁なしの『つみっこ』、別カップにスープがついてきますが、『つみっこ』にスープをかけるのはNG。『つみっこ』はよくかき混ぜてそのまま食べ、時々スープを単独に飲む、という食べ方です。
- イタリアンと銘打つだけあって、汁なしの『つみっこ』は“ニョッキ”感覚。ほのかにバターかチーズの風味がします。スープがこれまた今まで味わった事のない不思議な味で、形容し難し。
- 美味しかったので、2日間とも食べましたが、2日目は少し塩味が強く感じました。『つみっこ』とスープを別々に口にするより、試しにやったつけ麺スタイルで食べた方が、個人的には食感も味もほど良く感じました。
【にんじんうどん(本庄市)】
新座産のにんじんをうどんに練り込んだ、地域おこしの一品。全国学校給食甲子園に『関東代表』として出場し、全国1329校中上位12校に入賞した実力を誇ります。- サンプル写真ではつけ麺的に“つゆ”は別のようなのですが、この競技ではつゆかけスタイル。わかめ、揚げ玉等の具がトッピング。
- にんじんを練り込み、しっかりと打ったコシのある麺から、丁寧に作られた感が伝わります。ほんのりにんじんの甘みが感じられるでしょうか。
- うどんとしての完成度は高く、しかしそれゆえにB級グルメとしてのインパクトが薄まった感が。食感も上品で、A~Bの中間グルメという印象です。
【ゼリーフライ(行田市)】
埼玉県を代表するB級グルメのひとつ。衣のない、ソース味の“おからコロッケ”。発案は日露戦争の従軍兵とのこと。おからだけでは食感も味も単調なので、じゃがいもも入っています。安い材料で簡単手間いらずで美味しいところが、B級の名にふさわしい一品です。- 小判型の形から「銭フライ」と呼ばれていたものが転訛して、『ゼリーフライ』となったもので、縁起を担いで“銭富来”と当て字する店もあるそうです。
- 行列の長さに対して調理スピードが追いつけず、時々販売中断となることも。1人1パックの購入制限をしても、調製現場はてんやわんやの状態でした。
- 衣がない分、さっぱりとした口当たり。ソースが無くても美味しいですが、ソースがさらなる味の変化を与えてくれ、どちらも「あり」な味。材料のおからのヘルシーなイメージが、滋味深さを増してくれます。ごはんのおかずにも良しですが、子供のおやつに最適な一品です。
【フライ(行田市)】
こちらも埼玉県を代表するB級グルメ。足袋工場の女工さんのおやつとして、昭和初期から食べられていたものが広く親しまれるように。市内には現在、多数の店舗がのれんを出しています。- 水溶きの小麦粉にネギ、肉を混ぜて焼き、ソースかしょうゆを塗り味付け。お好み焼きにしてはシンプルすぎ、クレープにしては厚みがあり、両者の中間的な一品です。手早く簡単に作れ、手軽に食べられるファストフード的なところもまた、ゼリーフライ同様、B級の名にふさわしいものです。
- 『フライ』の名は、ただ単に、「フライパンで焼くから」なのだそうで(笑)
- 薄味で食感も軽く、おやつに最適。空腹であれば2枚くらいはペロリと食べられそうです。使用材料から受けるイメージもあるためか、確かにおやつ向きで、食事にするには物足りない感じがしますが、小腹が空いた時にはちょうど良い量です。
【豆腐ラーメン(さいたま市)】
メディアでもたびたび紹介される、岩槻名物。岩槻城址隣の市民会館内にある『レストラン大手門』が調製。豆腐のヘルシーさを売りにしています。- 醤油ベースのスープに豆腐と挽肉のほんのり甘めで旨味のある和風あんをかけた、麻婆ラーメンとは一線を画した味に仕上がっています。
ねぎは“岩槻ねぎ”を使用とのことで、お隣のブースの『岩槻ねぎの塩焼きそば』(さいたま市)と並んで、岩槻ブランドを売り込んでいました。- 優勝候補の常連は今回も健在。長い行列がコンスタントに続いていましたが、調理の手際もこれを心得て、非常に回転良く作られていたため、並んでもそれほどストレスを感じませんでした。
- 食べながら、どこか懐かしさを感じていたら、、、思い出しました。さいたまの庶民の味『娘々』の“スタミナラーメン”と似通った食感と味です。“にら”は入っていませんが、ほんのり甘い醤油ベースのあんかけスープに、“スタミナラーメン”よりさっぱりとした味が安心感を与えます。“スタミナラーメン”を知るさいたま市民には、馴染みやすい一品かと思います。
【すったて(川島町)】
農作業の合間の夏バテ解消食として親しまれた、川島町の土料理。味噌、胡麻、野菜をすりつぶして冷たい出汁で割り、さらに氷を入れた冷製味噌汁を、うどんの付け汁にして食すのが一般的なようですが、こちらも『にんじんうどん』同様、会場の都合上かけ汁スタイルで出品されました。- 簡単に表現すれば、「“冷や汁”のうどん版」。 うどんをごはん(または麦飯)に替えれば、この類の品は日本各地の夏の農村でよく食べられています。これに潰した豆腐が入れば、まさに宮崎版・冷や汁といったところ。
- 夏の食欲増進と体温低下に欠かせないミョウガと胡瓜が入っています。胡麻も栄養価の面で貢献しています。少し時間が経ってから試食したのですが、氷がずいぶん溶けていたにもかかわらず、ほど良い濃さに。しかし麺の都合を考えれば出来たてを食べた方が良さそうですが、味の濃さはどうなのでしょう・・・
- この日は気温が高く、『雪くま』同様、こちらも人気がありました。味もおおむね想像通りで美味しいのですが、ワタシ個人として“冷や汁”自体に目新しさが無いためか、可もなく不可もなく。氷の溶け加減で味の強弱や硬軟が決まる不安定要素があることも気になりました。
【煮ぼうとう(深谷市)】
ご存知、深谷の郷土料理。山梨の『ほうとう』、群馬の『おきりこみ』と並ぶ、関東の代表的な幅広麺と称されています。かの日本経済の礎を築いた渋沢栄一も無論好物だったとか。- 全国ブランドの“深谷ネギ”をはじめとした野菜を使った、具だくさんの煮込み麺。『ほうとう』と異なり、麺は薄く、汁も小麦粉の濃度がそれほどない、しょうゆ味のさっぱり仕立てが一般的。
- 出品の『煮ぼうとう』は、さらに汁がさらさらとしていて、具だくさんの幅広うどんといった感じ。具、麺、汁それぞれが手間をかけて丁寧に作られた感が伝わり、上品な味わいに。このレベルならB級の域は超えているのではと思います。完成度が高いのことが、かえって意外性と新鮮味を失わせてしまうという皮肉さが“B級”の悲しさでしょうか(^^; 味・食感ともに、一番バランスの良い一品でしたが、他のグルメに比べ印象が薄くなりました。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
■審査結果
予想以上の来場者数で、投票券の『こはぜ』が不足して、午後には無くなる店舗続出のなか、来場客による投票は行われました。
さて。
第4回大会の審査結果は・・・・・・
優 勝:豆腐ラーメン(さいたま市)
第2位:岩槻ねぎの塩焼きそば(さいたま市)
第3位:すったて(川島町)
さいたま市代表2品が、ワンツー・フィニッシュを飾りました。
豆腐ラーメン強し!見事2年ぶりに王座に返り咲きました。『塩焼きそば』が大健闘の2位。メニューとしての目新しさは少なくても、食材等の内容に自信を持って勝負したのが支持を受けたようです。食べてみたかった・・・(^^;
『すったて』はメジャー・グルメ『煮ぼうとう』を抑えて堂々の3位。今後、川島町のブランド化に弾みがつきそうです。
今年の大会について、詳しくはこちらをご覧ください。
2日間の大会で8食(つみっこ2食)、合計1600円で2日間・2人分の胃袋を満たしてくれ、こんな安上がりで楽しく連休を過ごすことができ、大変満足いたしました。
また次回が楽しみです。
おまけ:
ソニック地下で開催されていた物産観光展に連携して、会場隣にある休日定休の『そぴあ』も営業をしていました。コバトングッズのコーナーに行くと、トートバッグが売られていました。
色は4種類、赤・白・黒・紺があったのですが、紺はあるのにオレンジ色が置いていないことについては、あまり突っ込まないよう
にいたしまします( ´艸`)
もちろん、ワタシは赤を買いました。
コバトン・・・ホントに『うぃあー』釣るの、うまいなぁ(笑)
| 固定リンク
「食道楽」カテゴリの記事
- 第4回 埼玉B級ご当地グルメ王決定戦(2009.05.15)
- 『手前麦味噌』その後~完成(2007.05.16)
- 『手前麦味噌』づくりに挑戦!(2007.01.31)
- 『浦和っ子』の心意気(2007.07.24)
- カレー鍋(2007.02.22)



コメント
どれもうまそうっすね。この時間に見るんじゃなかった@ダイエット中
ゼリーフライは行田のBasia(Jサポの鏡)にも置いてありましてときどき買います。ウスターソースをかけて食うと絶品です。コロッケより味わい深い気がします。
投稿: にゃんた2号 | 2009/05/18 22:37
@にゃんた2号さま
どもども、ここではおひさです(´∀`)
「ゼリーフライ」は、ソースなしだとドーナツ的な菓子に、ソースありだとおかず的に変化できますよね。確かに「どろソース」よりは「ウスター」のさらりとした風味がぴったりです。
コロッケより滋味なのは、普通のじゃがいも単体のコロッケ味だけではなく、おからや野菜の味がプラスされているため味の深みが増すからかなぁ、と感じました。
衣つけずに、混ぜたらそのまま素揚げなら、うちでもすぐにできそうです。今度おから買うてこよっと。
投稿: nigoe | 2009/05/19 01:36