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2008/04/10

08【AWAY】第5節@磐田戦

祝・開幕3連勝-----(^^;

年度末の繁忙期が終わったのも束の間。新年度になり、仙台へと単身赴任となったダンナの引っ越しのため、この週は多忙を極めた。当然日本平には引っ越しの最中ゆえ参戦できなかったけれど、新品のTVが届いた直後、速攻で『e2スカパー!』を契約してのTV参戦。好試合となった清水戦の勢いに乗って、われら2人は前日にはひとまずさいたまの本宅に戻り、翌朝、今季初のアウェイ遠征となるエコパへ向かう東海道新幹線に乗車。前日の東北新幹線の車窓はまだ寒々とした風景だったが、東海道新幹線の車窓は、春の陽光降り注ぐ駿河の風景が目にまぶしい。桜前線を逆走する移動に、視覚的な変化だけでも体が驚いているのがわかった。

愛野駅到着。ちょうど開場時刻(10時)であったが、エコパ到着までにはさらに時間が必要。現地先着の友人のご厚意により、慌てずに現地に向かうことができた。沿道に咲き誇る桜を愛でたり、待機列に舞い散る桜の花びらを愛でたり・・・と、遅ればせながら春の到来を感じることができ、長蛇の列で開場1時間後の入場となっても、連日の疲れが癒される思いがした。久々の遠征に気分も高揚し、心地良い雰囲気の中、開始時刻はすぐに近づいてきた。

浦和スタメンには、高原の名が。いわゆる「古巣対決」だけが目的ではないけれど、その期待に応える形での起用になったとも言える。その代わり、最近大車輪の活躍をみせていた永井が腰痛のためにベンチスタート。そして『今週のびっくりどっきりメカ』ではないけれど(笑)、ボランチ闘莉王三たび登場。そして清水戦あたりから、だいぶ「わかってきた」感のする堤もスタメンに名を連ねた。 が・・・スタメンの常連である暢久の名はサブに。比較論で判断しても、梅崎の運動量と積極性のほうが遙かに暢久のそれを凌駕していたのは誰の目にも疑いはなかった。ただ梅崎のあのプレーをフルタイム持ち堪えるさせるには相当な無理があることも素人目にわかる。梅崎&暢久の併用策は、攻撃と若さの梅崎、守備と熟練の暢久という機能を考えれば、試合展開に応じた登用を可能にする、という利点はありそうだ。

対するホーム磐田は、MDP表紙を飾った西の名がサブにすらなく、能活と茶野が2人で平均年齢を引き上げてしまうほどの若手中心の布陣。鈴木秀、名波、中山などの『大御所』勢は揃ってベンチで様子眺めといったところか。この若き布陣が何を意味するのか・・・時間の経過とともに、思い知らされることとなる。

開始早々の失点劇。まるで清水戦の焼き直しのような光景。相馬の駒野への対応が軽かったうえに、堀之内がジウシーニョに競り負けるという2重のミス。いずれも磐田の新参者によりしてやられてしまう格好に。しかし、そのショックで少しは目が覚めてくれたのか、前に積極的に向かおうとする姿勢が見えはじめた・・・ものの、どうも「はまらない」。サイド攻撃は駒野・成岡に押され機能せず。磐田の豊富な運動量でスペースは消されたうえに、パス回しを躊躇したりキープをしてしまうと激しいチェックが襲いかかり・・・ここで磐田の“若さ”が発揮される格好に。その“若さ”は良く言えば「思い切りの良さ」であり、悪く言えば「無謀」。ためらいなく体当たりで向かってくる磐田の守備に、あの東アジア選手権の中国戦を彷彿とさせられ、私は途中から恐怖を感じてしまった。何とか打開しようと、闘莉王や梅崎が長短のパスを繰り出し磐田DFの裏やわずかなスペースを狙って前線にボールを供給したり、ようやく前線に持ち込んでエジミウソンや高原がワンツーやポストプレーに努めても、落としたボールはあっさりと掻っ攫われるか、キープしきれない高原の足下を潰され、、、という悪循環。さらに悪いことに、守勢に回った時の中盤がスカスカ。攻撃には活躍の闘莉王は、いかんせんボランチの守備の仕方を知らないのか、簡単に自身の後方、自陣深くまでボールを運ばれる始末。攻撃に転じても、前線までの距離が遠く、やっとの思いで前線にボールを運んでも・・・の、繰り返し。焦れったさの続くなか、相手の得点力不足にも助けられ、何とか「時間が過ぎてくれて」前半終了。

相手のパワーに押された展開に抗するためにゲルトが打った手は、相馬OUT→暢久IN。この交代が効果的であったかどうかについては、いまいち悩ましいところ(苦笑)。1点ビハインドの展開で守備的な役割をこなすには時間がまだ早く、だからといって梅崎や相馬の代わりに動き回れと言われても、それは暢久には無理な注文というもの。ただ、つい「上がりっぱなし」になりがちな相馬の動きに替えて平川を左にシフトしたことは、攻撃面ではややパワーダウンになるも守備面では中盤の穴を塞ぎ、「ズルズル下がり」を防止してくれたような感じがした。

時間の経過とともに徐々にパスが回るようになり、磐田の守備が「体当たり」から「翻弄」に変化しだしたが、しかしこれでも中盤が間延び状態。そこで、ガス欠状態となった梅崎と、この日も残念ながら「空回り」となった高原に替えて、永井と細貝を投入。この起用は当たり、献身的に動き回り“つなぎ役”となる永井と、中盤の高い位置からのチェックと底からのビルドアップを努める細貝がうまく機能し、浦和の陣形に“しまり”が出て来た。ボールの散れる方向もバリエーションが増し、ゴール裏から眺めていると、喩えて言えば「波が押し寄せてくる」展開に。集中力と体力が徐々に奪われていく磐田の防衛戦は次第に緩くなっていき・・・平川の左クロスに反応した阿部がずいぶん後ろから「闘莉王を信じて」走り込んで来て、オフサイドライン沿いに進入し、振り向きざまにボレー一閃!見事な同点弾。勢いづくピッチ上とゴール裏。清水戦の再来、それでもいいじゃないか・・・いや、そうなって欲しいと願いつつ。

その願いは、聞き届けられた。追いつかれる展開に焦りが出たのか、ジウシーニョが警告を受け、さらに若いチームを落ち着かせようとしたのか成岡OUT→名波IN。これが磐田にとっては裏目に出たようで。。。磐田の守備的中盤から最終ラインの間にできたスペースに向けて、ボランチから2列目に昇格した?闘莉王が突進。呼応するように平川からのクロスが飛んで、絶妙の位置にて頭にヒット→ゴール。付いていた茶野には競る暇も与えぬ豪快ヘッド炸裂。痛快な逆転劇。

同点シーンから終了までを、ほぼ中盤の動きに注目しながら過ごした。細貝の起用が大きかったと思った。五輪を控えた今季の彼の動きは頼もしさを増してきた。ダイナミックなプレーと力強いフィード&ドリブルによる推進力と展開力、そしてハードワークを厭わない守備・・・後方からのからのプッシュアップが機能し中盤が引き締まったのは、彼の功績が大きい。つまり、闘莉王は啓太や細貝の助力無しには攻撃に活躍できないということ。本人もそのあたりはよくよく自覚して欲しいものだ。

残り10分は「苦手な東海アウェイ」という意識からか、あるいは「開幕2連敗」のトラウマからか?(^^;、キープやフィードで堅実に時間を稼ぎ、試合終了。 最初の立ち上がりや最後の締め方にはやや難があるものの、得点シーンは胸の空くような快いものだった。完璧ではないが、この小さくても確かな変化は、たった2試合で監督の首をすげ替えた決断の効果の表れと言っても差し支えなさそうだ。勝利の報告に歩み寄る選手たちの表情も、破顔の笑みではなく、まだ神妙な面持ち。これでいいのだ。アットホームな雰囲気のチームが好まれる中、浦和は適度な緊張感を持ちながら互いに切磋琢磨する関係でいいのだと思う。そう、浮かれるにはまだ早いのだから。

闘莉王が、自分のユニとコールリーダーが体に纏っていた旗を交換し、それを背負ってってインタビューに応対。「サポとの一体感」を願う心情を表現した行動だと思いつつ、リーダーの「魂の分身」を神妙な表情で授かるというそんな恭順的な態度に、これまでの軽率な言動への「詫び」も少し感じ取れた。あくまで私の思い込みだけれど。

東海連戦を無事2連勝、今週だけで3連勝し、今季の出だしのつまづきを取り戻したことで、クラブも選手も、そしてサポーターもひとまず安堵しただろう。しかし、リーダーは言う。

「鹿島に勝って、俺たちのプライドを取り戻すんだ!」

昨年の悔しさだけではない、長年の宿敵として鹿島を倒すことはもはや必然。
宿敵を埼スタで迎え撃とう。
自信を取り戻した浦和には、新たなる『無敵の要塞』伝説が始まる。

【2008 J第5節 4月5日(土)13:04 KICK OFF】
            磐田 1-2 浦和

会場:エコパスタジアム 観衆:27,866人 天候:晴
得点者:[2分]ジウシーニョ(磐田)
     [71分]阿部勇樹(浦和)     
     [79分]田中マルクス闘莉王(浦和)
交代:[HT]
相馬崇人→山田暢久、[64分]梅崎司→細貝萌、
    [64分]高原直泰→永井雄一郎(浦和)
    [78分]成岡翔→名波浩、
[82分]ジウシーニョ→山崎亮平、
    [89分]上田康太→中山雅史(磐田)
警告:[44分]高原直泰、[44分]エジミウソン、[87分]山田暢久(浦和)
    [34分]茶野隆行、[54分]萬代宏樹、[74分]ジウシーニョ(磐田)

退場:なし
主審:
東城穣

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おまけ:
試合後、長々と梅崎の新曲の練習で、音楽の授業の補講をやっていたゴール裏。
しかしここはアウェイ。
早く撤収しないと、こんなアナウンスが流れます(笑)


余談:
帰りの沿道でのワンショット。桜が見事でしたので・・・

余談その2:
以前、こちらのエントリの最後でご紹介した掛川駅の土産店『これっしか処』ですが、帰りの待合いにて、大量のうぃあーさんたちに“襲撃”されておりました。
店内はうぃあーだらけ(笑)。

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コメント

nigoeさま

ご無沙汰でおじゃりました(^^)ヽドモ♪
旦那様は仙台でしたかぁ~。さまざまご縁があるnigoeさまのこと、転勤先はてっきり名古屋と思っておりましたが…。

どっこい、仙台もご縁がおじゃりますぅ~。
40年以上も前になりますが、2年ほど仙台に住んでおりました。愛宕橋のあたりでおじゃります。
愛宕大橋のあたりから広瀬川のほとりに降りて加山若大将の唄なぞ口ずさんでおりました。

閑話休題- 失点シーンは目の前の出来事でした。この日の両サイドは前半出来が悪かったですねー。私が監督だったら二人とも代えていました。後半の平川さま(笑)のプレーには脱帽! 本職の右よりも左の方があっているのでは…。もう一人、4人目の交代枠があったら堤クンも危なかったな~。

投稿: なごやのじーじ | 2008/04/10 20:38

お引越し&長距離参戦、お疲れ様でした。

あたりの厳しさは、ヤマハのラグビー部と試合しているのかと思うほどでしたが、何とか勝ててよかったです。
しかし、これで鹿に簡単に勝てるほど、物事甘くないわけで、選手、監督、サポーターの総力戦になるでしょうね。
なんとかして勝ちたいものです。

掛川駅の売店もうぃあーでにぎわっていたようですが、
東名の各SAの売店も試合当日のレッドボルテージのようでしたw
バスツアーでゆっくり帰った知人はお目当てのお土産が売り切れていたとこぼしていました。


投稿: sat | 2008/04/10 21:12

nigoeさん、こんにちは。
ズビロ戦、バックアウェイ側で参戦していた、たまのりです。
全ゴールを目の前で見れたのは大満足ですが、前半戦はまったくいいところなしで、アウェイ長距離移動の疲労感がずっしりのし掛かる内容でしたね。
そして、うって変わってのすばらしい後半戦。たまのり的には、萌ちゃんが投入されてから、攻守のバランスがびっくりするほど良くなったのが、萌えぇでした。
俺たちの阿部ちゃんのボレー、闘莉王のヘッド、スカッとしました。
次の鹿戦も、是非続けてもらいたいものです。
たまのりも信じて、応援するのみです。

投稿: たまのり | 2008/04/11 11:44

@なごやのじーじさま
実は、「名古屋転勤だったら、遠征至便で非常に良いんだけど、替えて貰えないの?」とちょっとダンナに言ってみたことは、会社には絶対ナイショです(笑)
そうですか、仙台にもお住まいだったのですね。ちょっとしたところで共通点が多いですね。

>この日の両サイドは前半出来が悪かったですねー。
前半終わった直後に口をついて出た言葉が、
「サイド、死んでる」
でした。でも後半は何とかなって良かったです(^^;
仰るとおり、平川は左が向いているのかも知れませんね。
堤はまだしばらくは相手の標的になるんでしょうが、細貝だって2年前まで後方を狙われていましたしね。ここは辛抱して成長を待ちましょう。ただ鹿戦では途中からでも別の手を打つことも選択肢に入れた方が良いかも知れませんね。

@satさま

>お引越し&長距離参戦、お疲れ様でした。
ありがとうございます。
マジな話、仙台って大宮から「ひと駅」なんですよね(限はやて)。弁当食べて一息ついてたら着いちゃいます(笑)

そうか、磐田戦はヤマハのラグビー部だったんですね。私は「全員福西」かと思いましたが、もう痕跡すら残っていない選手なので、一体何のマネかと考えていましたが腑に落ちました。

>東名の各SAの売店も試合当日のレッドボルテージのようでしたw
この現象から、日本のGNP(国民総生産)に著しく貢献しないうぃあーですが、全国の商業統計データには著しい影響を与えているものと推察されますね(ホントか?)。

@たまのりさま
仰るとおり、いいトコ無しの前半でしたが、後半はワクテカの連続でした。闘莉王のFWへの変態もとい変身(笑)にも驚かされ・・・ゲルトはやってくれます(ってか、あれは監督の指示だったんでしょうか?)
ゴールシーンは、いずれも文句なしの爽快なものでした。この勢いに乗じて、鹿を是非駆逐いたしましょう!

投稿: nigoe@ちょっとヒマできた | 2008/04/11 14:06

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