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2008/02/01

中山道中膝栗毛@日本橋~神田明神

080126hitono_iinari まずは、旅の道案内とした書籍のご紹介。

『誰でも歩ける中山道六十九次 上巻(日本橋~和田宿編)』:日殿言成・著(文芸社・刊)

人工透析患者として闘病の日々を送りながら、一日一歩の思いで歩き書き綴った旅日記。著者の日殿言成(ひとの・いいなり)氏は、残念ながら平成17年に他界されましたが、氏の「生きた証」として著者の実姉の方が編纂された本です。旅日記と銘打ちながらも、多くの文献を参考に現地情報と照合した平易なガイドブック&ロードマップとして活用できています。ただし、B5版280頁と、ポケットに入れるにはやや難がありますが(笑)

あとは、以前テレ玉で放送されていた、『中山道 風の旅』を脳内再生しながら気分を盛り上げて・・・
 #お、現在再放送中!

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では。はじめます。

中山道の出発点は、なんといっても「ここから」。

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【0:日本橋(にほんばし) 東京都中央区 2008年1月26日 AM10:00】
■天気(東京):曇りのち晴れ 最高気温:8.2℃ 平均風速:4.2m/s 

080126nihonbashi1 ♪お江戸 日本橋 10時発ち~

 ・・・・・・あれ?(大汗;

橋の彼方は東海道、此方は中山道。面白いのは、ここでは正反対の方角でも、終点は同じ京の都は三条大橋というところ(滋賀県草津~三条大橋は東海道との共用区間ということで、日本橋080126nihonbashi4~草津間を中山道と呼ぶ場合もありますが)。ここから三条大橋まで、 たった41㎞の違い(中山道が長い)。山の中を分け入って行くイメージが先行してか、あるいは六十九次という宿駅数からか、もっと長いような印象が中山道にはあります。

まずは初回・試運転ということで、付近にお住まい・お勤めの方向けに、昼休みあるいは帰り道のお散歩ナビ程度に、沿線のご紹介をさせていただきます。

080126nihonbashi6最初に、日本橋が架かる日本橋川のご紹介。上空には、ご存じ首都高が。この景観破壊の代表例は、現在さまざまな改善案が検討されています。その抜本的改善策例として引き合いに出されるのが、韓国・清渓川の河川整備。韓国より複雑化した高速道路整備網と地下空間利用がなされている東京のど真ん中で、同様の事業が展開できるかどうか・・・今後の検討に期待いたしましょう。

【AM10:07 日本橋 発】

080126nihonbashi5 さあ、これから北に向かって、『中山道』を意気揚々と歩みます。
このあたりは日本橋室町。銀座~神田~秋葉原をつなぐ“日本の顔”と言える『中央通り』です。実は3年ほど前まで、ダンナと私が勤める会社の本社が隣の日本橋本町にあったので(現在は移転)、この界隈は馴染み深いとともに実に愛着があります。
左手には三越日本橋本店と新館、右手には山本海苔店、刃物の木屋、その筋奥には鰹節のにんべん、「カステラ1番 電話は2番」の文明堂などなど老舗の有名どころがずらり。近年、三井タワーが新たな室町の顔として加わり、江戸~平成の時代が同居する、絶妙な街並みが形成されています。

080126nihonbashi7 その三井タワーの斜向かい、ちょっと神田寄りに進んだところにある、この怪しさ満点の建物。昔から店の看板があるのかないのか店名は不明ですが、、、その正体は、“インドカリー屋”。メニューはインドカリー1品のみ。席に黙って座るだけでカレーが出て来ます。数年前行ったのが最後だったのですが、その時で一皿1200円だった記憶が。材料の味が融合することなく、個々に主張しながらも『カレー』として成立している珍しい味(笑)。味もワイルドなら、具もゴロリとして一口では食べきれない野性味あふれるサイズなのが特徴。正直、味の評価は、食べた方の判断にお任せしいたします(^^;。しばらく訪ねていませんが、まだ営業しているのでしょうか・・・。

【AM10:20ごろ 神田駅通過】

080126nihonbashi8今川橋交差点を過ぎ、神田駅ガード下通過。このあたりを歩くと、いつも志賀直哉の『小僧の神様』を思い出します。誰かが寿司を奢ってくれそうな・・・。庶民的な“リーマンの楽園”として新橋駅と共に親しまれています。ここで何度酔いつぶれたことか(爆)。このごろは、だいぶ小洒落た飲み屋も増えてきたようです。

080126nihonbashi9 神田駅から数分歩くと、『須田町』交差点でY字に道が分かれます。ここで右手・国道17号(中央通り)沿いに万世橋を渡ると、秋葉原電気街へと向かいますが、中山道はこの写真左手方向に、道なりに進みます。昌平橋を渡るまでの少しの区間だけ、国道17号から離れます。

※須田町交差点~神田郵便局交差点付近。マウススクロールで拡大縮小します。

 

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大宮の鉄道博物館の前身・旧交通博物館脇を通り、JR中央線沿いに進みます。有名な煉瓦貼りの高架壁が、東京の鉄道の歴史を偲ばせてくれます。『神田郵便局』交差点まで進み、右折。ガードをくぐり昌平橋を渡ります。

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写真左:昌平橋
写真中:橋の上でダンナが指さした先を見たら、、、お茶の水分水路の下流端口が。
     以前仕事で関わったことがあったので、少々萌えました(笑)
写真右:昌平橋から聖橋を臨む。下の鉄橋は丸ノ内線(たぶん)。

080126shoheibashi2 秋葉原寄りの昌平橋周辺は、かつて神田旅籠町と呼ばれてていたとのこと。中山道と日光御成街道の街道筋という立地から、江戸初期には多くの旅籠が軒を連ね賑わっていたとか。しかし、かの『八百屋お七の大火』により焼失したため、その後替地・代地を与えられるなどして旅籠は減少。幕末の嘉永の頃には旅籠は1軒のみとなりましたが、そのかわり米・塩・酒などを扱う問屋が増え、商人街へと変貌し、現在に至っています。

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歩きながら気付いたのですが、東京都内の中山道にはこのような解説板や道案内が多く整備されています(残念ながら、埼玉は少ないです)。こういうものを通じて、自治体や地域住民の歴史への造詣の深さや地域愛がよく伝わってきます。

昌平橋を渡ると、万世橋から曲がってきた国道17号に合流。100mほど進んで『神田明神下』交差点を左折。

 

080126yushima0はい、まだ「こんだけ~?」(大汗;

ちょっとキョロキョロしすぎなので、先を急ぎます。

と・・・

坂道の行く手に、湯島聖堂の白い練壁が見えてきました。
中央線、聖橋、湯島聖堂、、、とくればこの唄ですが、先を急ぎます(笑) 
080126yusahimaseido 湯島聖堂と言えば、時代劇でもよく登場する江戸の学問所として名高い昌平坂学問所(昌平黌)があった場所。諸国の英才たちが集う当時の最高学府でした。ここで学問を修めた若者たちは、帰国後は、それぞれ国元の発展に尽くしたことでしょう。
などと、江戸の頃に思いを馳せながら、坂道の右手に目を遣ると・・・神田明神が。
おっと!これは、ご挨拶していかねば(笑)

【AM10:45ごろ 神田明神 訪】

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神田明神は、言わずと知れた江戸の総鎮守。隔年で行われる『神田祭』は、山王祭、深川八幡祭と並んで江戸三大祭のひとつに数えられる、江戸っ子の代名詞的祭りとしてあまりにも有名。また天神祭、祇園祭と並び日本三大祭にも称されています。
かたや神田明神は、平将門の霊が祀られていること、江戸城の鬼門除けとされていることは意外と知られていません。江戸幕府以前に大手町の将門塚(首塚)周辺にあった神社を、徳川家康が江戸城拡張に伴い、表鬼門に当たるこの地に社殿のみ遷座させたそうなのですが、首塚はそのまま大手町に。家康を持ってしても動かせなかった将門塚の話は・・・ここでは遠慮させていただきます。
なお、神田明神と言えば『銭形平次』『半七捕物帖』と思い浮かんだ読者の方は、立派な“華麗”です(笑)。

080126kanda_myojin4 境内には、大きな“茅の輪”ありました。正面から左に入り、いわゆる「8の字(=∞)」に左右3周くぐりながら願い事をかけました。

 「家内安全 夫婦円満 ACL2連覇 Jリーグ優勝 天皇杯優勝 ナビ杯優勝・・・」

相当ゆっくり回らねば、「カミカミ」で全部唱えられませんでしたが何か?(爆)

080126kanda_myojin3 

 

 

 

随分と陽に焼けた畳とお獅子様(笑)
おみくじを運んでくださるとのことで、大枚200円を投入。お約束の舞のあと、お座敷に開いた穴(これがちょっと情けない穴の開き方で・・・)に、おみくじ投入。引いたみくじの内容は、ダンナと全く同じ文面(´∀`)。ありがたく揃って『大吉』でしたので、それ以上のツッコミは、こちとら江戸っ子ではないのですが野暮と言うことで(笑)。
また、平将門と言えば勝負事の神様。『勝守』も買い求めました。

080126kanda_myojin5境内を出て、短い参道を歩いていると、
「神田と言えば、“揚げまんじゅう”じゃ!」
と、のたまうダンナに連れられて入った、揚げまんじゅうの店『神田揚げ・巴屋』。道中の腹の足しにと、『こしあん』と『いもあん』を購入。各105円也と安価。
ところで、「まんじゅうこわい」な甘いもの嫌いのワタシ ((((;゚Д゚)))
結局、道中で食べる機会を得られず、帰宅後にダンナに勧められて恐る恐る口に入れてみたところ、、、

 「う ま か 。」

ワタシがそう思うくらいですので、お近くにお立ち寄りの方は、ぜひ。

あ・・・・・・・・・・・。

いつまで遊んでいるのでしょう、もう11時ジャマイカ!!!ヽ(`Д´)ノウワァァァァァァン

時計を見て慌てて中山道に戻った二人は、再び北上を続けます。

(次回、『神田明神~板橋宿』編につづく)

■中山道:日本橋~神田明神ルートのおさらい
(再生ボタンを押すと、ルートを辿ります。短っ!)

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コメント

気合入ってますね。私にもその根性があれば今頃...。

投稿: 見沼鰐 | 2008/02/01 22:49

@見沼鰐さま
気合いが入っているのではなく、ひさびさの「おのぼりさん」気分で舞い上がっているだけです(^^;

>>私にもその根性があれば今頃...。
どちらの神社にお出向きでしょうか?(´∀`)

投稿: nigoe | 2008/02/02 01:13

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