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2008/01/31

2008.1.31 人事往来雑感

前回の雑感からちょうど半月経ちましたが、このわずかな期間にも、また新たな人事往来がありました。
先週末の『KICK OFF 2008』では、新入団選手のお披露目があり、その中に三都主アレサンドロの懐かしい顔がありました。オヒサルでの公式発表は今日現在まだですが、事実上の復帰となりました。
そして昨日30日、伸二のボーフム移籍がオヒサルでようやく発表されました。Jの移籍期限が本日31日ですので、そのタイミングを見計らっての発表となったようです。

往く人来る人。
ふと、私が昔、故郷の恩師に言われたことを思い出しました------。

遠く故郷から離れて暮らしていると、年に一度、うまくいけば二度、という少ない機会でしか実家へ帰ることができません。
そんなわずかな機会ですので、たまにしか会えない子の帰省に、家族は喜びます。
帰って2~3日は、半ば“お客様待遇”で家族も歓待してくれますが、元は同じ屋根の下に暮らしていた『身内』、日が経つにつれ徐々に気分は“通常モード”へと戻っていくのが自然です。
ですが、
「たまにしか会えないのだから」
と、親は変わらず手厚くもてなしてくれます。
離れて暮らす子も、同じく、
「たまにしか帰ってこないのだから」
と、少々見栄を張り、“よい子”を演じます。親はますます喜びます。

しかし。
その間に、いつも親と生活を共にする『きょうだい』たちの心は、微妙に変化しています。
普段暮らしている自分の存在が軽視されているように感じられてしまったり、たまにしか帰って来ないのに良い子を演じて主役気取りに振る舞う『きょうだい』へ不満を感じたり、その子にばかり心を奪われている親へ不公平感を募らせたり、、、あるいは「自分も都会に出て暮らしたい」と触発される『きょうだい』もいるかも知れません。かたや、だんだん態度が硬くなっていく実家の『きょうだい』たちは互いに雰囲気が悪くなり、それが原因でだんだん本音でぶつかり合うようになり、ついには家族総動員の大ゲンカ・・・なんてよくある話です(笑)
それでも、再び別れの時が近づく頃になると、不思議と仲直りできたりするものです。

たぶん、これらの“想い”は、それぞれ自然なことでしょう。
日々の暮らしで親や他の『きょうだい』を支えている子の気持ちも、離れて暮らす子に愛情を注ぐ親の気持ちも、日頃の無沙汰を悔いて親を喜ばせようとする子の気持ちも、外の世界で冒険してみたいと夢見る子の気持ちも、当初の“よそ行き”的態度が徐々にお互い本音に戻っていくのも、、、それぞれが純粋な感情の発露なのだと。
離れて暮らす子は他の『きょうだい』へ、親は生活を共にする子どもたちへ、子どもたちは離れて暮らす『きょうだい』や再会を喜ぶ親へ・・・家族がそれぞれの立場や気持ちを「ほんのちょっと」思いやってあげる、そんな優しささえあれば、問題は簡単に解決されるもの------。

そんな恩師の話を、今オフの人事往来で思い出しました。


人には、それぞれ適った生活の場所があります。
その場所は、時として変化することもあり、ずっと変わらずにいられることもあります。
たとえ身内であっても、自分と違う環境で暮らしていれば、立場や考え方はそれぞれ異なってくるものです。
それぞれを尊重して思いやることが、家族がそれぞれ『大人』へ成長していくことなのだな、と考えさせられました。

この話になぞらえると、サポーター≒『親』に重なって見えてきました。
遠くで暮らす子(移籍選手)の日々の生活をあれこれ心配しながらも、共にに暮らす子どもたち(在籍選手)を大切に思い、力を合わせて生活する、、、ごく自然で、何も特別なことではありません。

旅立つ家族の健勝と活躍を祈り、帰ってきた家族を温かく迎える。そして共に暮らす家族と“家”を守っていく。
人の世は、その繰り返しなのですね。

追記:
三菱重工サッカー部の創設者、岡野良定氏のご冥福を謹んでお祈り申し上げます。

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コメント

移籍選手の新天地での活躍をお祈りします。
ますますドイツ方面とのつながりが濃くなりましたね。
バイエルンとの契約も更新したようですし。
さいたまシティカップも楽しみです。

投稿: sat | 2008/02/01 09:12

@satさま
ホント、ドイツとの繋がりが強くなってきました。昔の同盟国のよしみではないですが(こら)、この国の人々の気質を鑑みるに、質実なレッズフロント気質と適合しやすいのかも知れませんね。
EU圏外の極東の国ですから障壁が高いところが多々ありますが、往く人も来る人も、可能な限りスムースな形で往来できればと願っています。
ただ、巣立つ選手には、レッズへの愛情を忘れて欲しくないと切望します。伸二、長谷部・・・遠い将来、ふたたび戻ってきてくれるかどうかは、今後の成り行きを見守りたいですね。

投稿: nigoe | 2008/02/02 01:06

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