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2007年12月の9件の投稿

2007/12/26

歓迎 梅崎司様

今か今かと報道されていましたが、、、ついに本日となりました。

オヒサルでも正式に発表されました。

ようこそ、梅崎司選手。

今日から、われらが“仲間”です。
私たち浦和レッズのサポーターは、“仲間”を全力で応援します。

昨年の阿部移籍が、年明けの今年1月22日でしたので、このたびは浦和・大分両クラブのフロントならびに梅崎本人が迅速に対応した結果、年内の移籍実現となりました。ダラダラと決断に悩んで年越しするよりは、関係者やサポーターを含めた周囲の精神的負担や労力は遙かに軽減されるでしょうから、梅崎本人の正直な意思表示と両クラブの誠意ある対応が、良識的で迅速な判断を導いた好ましい事例だと率直に感じました。
また、U-20代表クラスの若手有望選手は、育成を手がけた所属クラブにとって“金の卵”であり、通常は易々と手放してもらえるものではありません。そんな難航されると思われた若手選手の獲得を敢行したのは浦和のクラブ史上稀なことであり、このことからも、梅崎本人と浦和のクラブとしての本気度がわかります。そして浦和が他クラブの選手から「世界への窓口」「自己実現の場」として認識されていることも如実に表しているのではないでしょうか。

さて、その梅崎司選手について。
オヒサルのプロフィールの一部を、以下コピペしてみますと。。。

・梅崎 司  Tsukasa UMESAKI                      
・1987年2月23日生まれ(20歳) 長崎県出身 MF  
・167cm/64kg 
・キックスFC - 大分トリニータU―18 - 大分トリニータ - グルノーブルフット38(期限付き移籍)-大分トリニータ

そう、、、20歳なのね。
そう、、、長崎出身なのね。
そう、、、大分から浦和に引っ越すのね(当たり前)。

これだけの情報ですが、彼に対して私ができそうなことを、いろいろ思いつくことができました。

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2007/12/25

さいたまの『X’mas』

昨年の今頃はこんなことをやっていたんだと、半ば強引に回顧していたところ。。。

今、街はクリスマス・ムード一色です。
 #明日からは、掌を返したように正月ムード一色になるんでしょうが(^^;
わが家では、かれこれ数年前から、『クリスマス』に特別何もしなくなりました。『ハロウィン』などと言うのは子どもの頃無かったので、習慣すらありません。
歳を取ったせいもあるのでしょうが、ワタシもダンナも俗世にまみれた、困った時頼みの神道&仏教徒なので、やはり『クリスマス』はわが家には「ふさわしくない」行事だと思うようになりました。だからと言って、花まつり(お釈迦様の生誕祭)にお祝いするわけでもありませんが。

そんなわけで、掃除に買い物に普通に忙しい年末を過ごしているのですが、、、
日曜日、買い物に行くために、さいたま新都心をぷらぷら歩いていたところ、このような看板に偶然出くわしました↓

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2007/12/21

07【FCWC】3位決定戦@エトワール・サヘル戦

ACL優勝という甘美の世界から天皇杯緒戦でJ2チーム相手に惨敗し、さらには目前のリーグ制覇を逃した後の世界第3位------。
たったひと月の間に繰り広げられた、「天国と地獄と地獄と天国」。
勝ったり負けたり、選手だけでなく私たちも忙しかったけれど、、、
高くて遠い、手の届かない世界に行ってしまったかと思えば、地面に叩きつけられるほど身近に戻ってきたり、、、
そんな頼りなさが心配だし、放っておけないし、憎めない。
私たちの心を捉えて離さない、飽きさせない(笑)、ドラマチックなクラブ。

おめでとう、そしてありがとう、浦和レッズ。

 

クラブの新たな歴史が創られるかも知れない、その日。
再販のたび何度も挑んでは入手できなかったチケット。昼過ぎまで入手にこだわったものの結局叶わず、横国行き断念。現地の仲間たちに想いを託すことに。残念ではあるけれど、「自分の場所」で闘うことは充分にできる。
決勝との同日マッチメークのためにスタンドの雰囲気に少しの不安があったものの、TV画面には、赤く染まったスタンドが映し出される。現地サポの努力が中継画面を見て伝わってくるようだった。

今季最後の公式戦、加えてクラブ史上最高の名誉を争う一戦。TV画面を食い入るように睨むことしかできないが、それがこの日の「私の戦闘」。しかし、久々のTV観戦は、(当然ながら)布陣を俯瞰から客観的に観察したり選手の表情をリアルタイムに知ることを可能にしてくれた。しかしもちろん、浮き腰になって終始落ち着いてはいられないけれど(笑)。

ACミラン戦で負傷し無念の欠場となった闘莉王の場所を阿部が埋める形となった最終ライン、阿部のいたボランチに長谷部、長谷部のいたトップ下に暢久・・・と、順送りに突き出し移動した中心軸のフォーメーション。急造の布陣がどのように機能するか序盤見守っていたが・・・どうも攻撃が噛み合わない様子。暢久が機能不全に陥ったばかりでなく、右サイドの細貝の可能性のないクロスに半ば絶望感が漂っていた。開始早々の失点劇による焦りなのか、それとも単なる若さなのか、、、キープ時に相手のプレスを浴びるてしまうと、味方の動きをよく見ずに簡単にパスやクロスを出して逃げてしまっていたのが非常に気になった。誰もいないエンドライン方向のスペースに彼のパスが出されると、「ああ・・・」と溜息が出てしまった。
サヘルの守備は、組織だっていて固い。マークの受け渡しもスムーズで、隙のない中央の守備を突破するのは難しく、さらに高さも有しているため空中戦には正確さが必要とされた。厄介なことにサヘルの攻守の切り替えが見事なほど早い。
このままでは局面打開はままならない。どうするオジェック・・・

前半を半ば過ぎ、レッズ布陣の変化にすぐ気付いた。
暢久が右サイドに開き、細貝が中盤の底に、そして長谷部が前に走っていく。そこから全体的に陣形が押し上がったと同時にボールが回り出したため、変化にすぐ気付いたのだと思う。中から右サイドへボールが渡り、PAエリアに向けて、可能性を感じさせる良質のクロスが上がった時、まるで暢久が「こうやってやるんだよ」と細貝にクロスの手本を見せているようだった。セパハン戦で永井が長谷部にシュートのお手本と言わんばかりにゴールを決めたように。
瞬く間に、そのクロスの効果が結果となって現れた。クリアボールを拾った相馬がこれまたお手本のようなクロスを一蹴・・・見事ワ級が同点弾を叩き込む。
「こんな形で終われない」
自身、浦和でのラストマッチに並々ならぬ気迫で臨んだ漢の執念が奪ったゴールの迫力に、TV画面を通して見ても総毛立った。
苦肉の策のポジションチェンジが奏功し、試合を元に戻した浦和。細貝はもともと後方からの展開を得意とするし、長谷部は言わずもがな臨むところのポジション。正直、スタメン時の布陣のほうが“苦肉”だったのではないか?・・・おそらく負傷明けの暢久を、運動量の多いサイドで起用するのに不安があったための当初の陣容だろうと思われた。
相乗効果で相馬も活かされ両サイドも活性化し、その後は見違えるほど連動性を発揮して息を吹き返し、さあこれからという頃に前半終了。

前半の勢いそのままに後半も・・・と考えるほど、現実は簡単ではない。相手はアフリカ大陸王者。世界に名だたる屈強な選手を数多く輩出する大陸のクラブ王者。
後半は、立ち上がりこそ互角だったものの、次第にサヘルが押してきた。堅牢な守備をベースにスピード、技術、体躯に勝る者たちが、ボールを保持すると、シェルミティを中心に浦和陣内へ襲ってくる。厳しい相手のプレスに消耗する浦和の選手たち。ふとミラン戦の再現かと不安がよぎったが・・・幸運なことに、サヘルの決定力の低さに助けられた。
サヘルの拙攻に乗じて、チャンスを先にものにしたのは浦和。永井の少々弾道の低い(失敗気味?)FKにうまく反応したワ級が再びHSでゴールゲット。少ないチャンスを有効に活かすところも今季の浦和のストロングポイント。しかしそれも、ワ級の決定力あってこその物種である・・・さすがというほかない。公言どおり、チームを勝利に結びつけるための貴重な逆転弾を叩き込み、ユニフォームを脱ぎ置きひれ伏す彼の姿に熱狂するゴール裏。
これで試合は決まった------と、思いたかったが。

間もなく、「あろうことか」の失点劇。都築は手を蹴られたそうだが、セルフジャッジで動きを止めてしまったのが致命傷に。あきらめずにゴールを狙ったシェルミティのひたむきさを褒めるべきか。勝敗だけがすべての勝負には、こんなメンタリティが必要なのだから。
勝利ムードが漂っていた浦和陣営は一転して緊張ムードに。目を覚ましたかのようにサヘル陣内へ侵入し仕掛けたが、、、敵も然る者、目標をPK戦での決着に移し、GKまで動員した選手交代で強かに準備を図っていた。対する浦和の指揮官はついに1人の交代もせず・・・
おそらくオジェックは90分内での勝利にこだわり続けたのだと思う。そのために、ピッチにいる選手にすべて託そうとする、半ば“心中”戦法だったのではないだろうか。今のピッチに在り続ける選手たちの、勝利へのメンタリティを壊したくない・・・もしそうならば、オジェックという人は理論派に見えて、意外に本音は“精神論者”なのかも知れない。ワ級がイエロー覚悟で脱いだことを不機嫌ながら咎めなかったことや、その後PKを蹴ることを勧めたのも、そう考えれば腑に落ちる。マスコミを通じて心情を語っていたワ級よりは、気持ちを堪えて内紛の火消しに心を砕いたオジェックのほうが大人の対応をしていたとも言える。社会でもそうであるように、「使われる側」と「使う側」の立場によって振る舞い方も違ってくる、と考えればわかりやすい、ということか。

ついに2-2のまま90分で決着が着かなかった勝負はPK戦へ。
大会がCWCに移行してから初のPK戦となったそうだが、、、本当にこのチームは『初物』を逃さない(笑)。(川崎に先を越されたものの)ACL一次リーグ突破がJリーグ史上『初』なら無敗優勝はACL『初』、このPK戦も大会史上『初』、勝てばアジア勢『初』の3位、何よりJリーグ『初』の快挙・・・全く持って話題に事欠かない。
さらに、その『初』PKを蹴ったのがワ級。その後4人目で『初』阻止したのが都築(ミスの帳消しもできて何より(^^;)。
もっとも、PK戦に勝負を懸けていたのはサヘル側だったが、何故か浦和には負ける雰囲気がなかった。最後までピッチで闘った浦和選手たちの団結心が、打算的な戦術に傾いたサヘル選手の心の隙を突いていたということであれば、、、オジェックの心理作戦は相当なものだと言えそうだ。

かくもドラマチックに、今大会の3位決定戦は幕を下ろした。
開催国の地元クラブが3位入賞と有終を飾り、クラブ自身も初の快挙を成し遂げた。
この試合がラストゲームとなる選手たちが奮闘し、自ら悔いのない闘いぶりを発揮してくれた。
さまざまな想いが去来し、大粒の涙を流したワ級。もらい泣き。
他の選手の表情も追ってみる・・・確かに優勝した時のような破顔ではないものの、しみじみとした喜びに満ちていた。そう、まだ「上」がある------そんな想いを秘めているような。

より高みを目指すために、何が必要なのか・・・選手たちはきっと掴んでくれたと思う。
真剣勝負の場であったからこそ、力の差を計ることができた。
蹴る、止める、という基本動作の正確さが大切なこと、個の力だけではなく明確に意思統一された組織力が大切なこと、ベストの状態で闘い抜くための体調管理や危機管理が大切なこと、、、たった10日間で多くのことを学ばせてもらった。
「知は力なり」。
己を知ること無くして、成長はないのだから。

海外に移籍する選手の話も、大会中随分とまことしやかにささやかれた。
外に出て挑戦することは、やぶさかではない。
ただ、この大会を通じて私が感じたのは、、、『世界』は欧州だけではない、ということ。
この浦和から世界にアピールすることだって十分可能であることが証明された。
外の世界で武者修行し、大きくなって浦和に戻り、世界に打って出る・・・いや、浦和で挑戦を続けて育っていくことだって、決して不可能ではない、と。
何十年かかるかわからないけれど、そんなふうに、欧州や南米偏重な世界地図を塗り替えることが、決して妄想や絵空事ではない、と。
これまで囚われてきた海外至上主義が、もはや“幻想”のように思えてきた。
そう思わなければ、永遠に力の差は埋まらない。

自分たちの『世界の立ち位置』がわかったことで、新しい目標や希望が持てたことが、世界3位になったことより、今年最大の収穫だったのではないだろうか。

新たな挑戦のはじまり。何という幸福感だろう。。。
これからも変わらず、共に歩もう、どこまでも。

 

長い長い2007年シーズンでした。
皆さま、本当にお疲れ様でした。
都合の良いことに、例年よりは少し長いオフシーズンとなりました。
体を休め、英気を養い、軍資金を稼いで、来シーズンに備えましょう。

末筆になりましたが、横国に参戦されました皆さま、お疲れ様&ありがとうございました。

追記:
よく考えてみたら、今大会で2勝したのは、ACミランと浦和レッズの2チームでしたね。

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2007/12/14

07【FCWC】準決勝@ACミラン戦

悔しい------。

時間の経過とともに、悔しさが募ってくる。
考える時間が増すほどに、あの時あの瞬間がこうだったらと、波のように押し寄せてくる口惜しさ・・・叶わないと思っていた夢に手が届きそうだった、どこか甘酸っぱい切なさ。
終わった直後は、冷静に現実を受け止めていたはずだった。
しかし、一夜明けて、今頃になって、瞳を濡らし頬を伝うものは何なのだろう。。。
決して、下を向くようなことはない。
それだけに、悔しさがさらに募る。

071213acmilan1 失うものは何もない、むしろ得るものが多かった「価値ある」と言える敗戦。
選手たちが得たものは何だったのだろう・・・世界との差は小さいという希望なのか、埋めがたいほどの絶望だったのか・・・しかし、「何かを得た」ことだけは間違いないだろう。
「知は力なり」。
己を知るうえで“極上の”対戦相手に恵まれたことに、心から感謝したい。

071213acmilan2 このブログのエントリ名の対戦相手に、『ACミラン』の名を書く日が訪れるとは・・・昔の弱かった頃を考えれば、夢にも思わなかった。
メイン入場口に飾られた、両チームの対戦を示すエンブレムを見つめ、しばし感慨に耽る。しかし、幸福な時間は足早に時計の針を進めてしまう。気を引き締めて入場すると、見慣れた光景が眼前に拡がっていた。
071213acmilan3 スタンドか、赤い。通路も待機のサポーターであふれていた。選手と共に、ACミランという世界の巨人に挑もうと、身を寄せ合って闘いの時を待っていた。ここ北スタンドだけではなく、豊田同様、対面の南スタンドにも、思いを同じくして集う同志たちの姿があった。

TVの世界でしか知らない、しかし世界中の人々に知られる強豪071213acmilan9チーム、ACミラン。
極東の、歴史の浅い、欧州では凡そ名の通らない無名のチーム、浦和レッズ。
クラブの成り立ちや実績に多くの差はあろうとも、大陸王者として同等の出場権を得たピッチの上に立つ者同士、何の憚ることはない。
ACミランを「敵」と呼べる幸せを噛みしめた。

071213acmilan5 クラブの歴史に刻まれる一戦。
「世界に見せつけろ、俺たちの誇り」
を体現するかの如く、浦和の選手たちは精力的に動き回った。多くの“格差マッチ”に見られるような、引いてゴール前を固める戦術を、オジェックや選手たちは選択しなかった。「挑戦」する姿勢が漲るプレーで、巨人・ACミランに真っ向からぶつかる浦和の選手たち。序盤こそ硬さが少し見られたものの、徐々にペースを掴んできた。嬉しいことに、中盤での攻防はほぼ互角。守備においても、坪井がカカをよく制し、空中戦では闘莉王も負けていなかった。
互いに守備のチームらしい手堅い展開が続いたが、前半半ばを過ぎたあたりから、欧州王者はその実力の片鱗を見せ始めた。浦和守備陣のプレスを交わしながらパスを繋ぐようになってきた。このあたりからだろう、振り回され始める浦和の選手たちに肝を冷やしつつ、援護のブーイングを浴びせながら見守っていた。しかしそれでも大きく守備が破綻することはなく、選手たちは辛抱強く持ち堪えていた。
しかし意外なことに、ミラン側の攻撃が散発的で、フィニッシュの精度に欠けていたことにも助けられ、守りから浦和のリズムがつくり出される気配を感じさせながら、前半終了。

前半を終えた時点で、正直に実感した。
「ACミラン、恐るるに足らず。」
確実に相手は上手い、強い。しかし決して敵わぬ相手ではない、と。確かに今日のこの一戦に勝利できる自信も保証もないのだけれど、勝てる可能性はゼロではないとの確信が湧いてきた。
きっと、浦和の選手たちの勇気あるプレーが、私の心を引っぱってくれたのかも知れない。
期待に胸膨らませながら、後半の開始を待つ幸福感・・・巨大な壁を超えようとして奮闘した“あの頃”のような、こんなときめきを感じたのは、いつ以来だっただろう。

071213acmilan4 後半。
北ゴール側に攻め込んでくる浦和の選手たちの姿を待った。
しかし・・・阿部のライナー性のシュート以外があった他は、試合は遠い陣内で主に展開されていた。ミランのサイドに押し込まれてか、あるいは相馬が高い位置にいるためバランスを気にしてか、、、細貝が前に進めない(もともと彼は、後方からの押し上げと展開に特性のある選手なだけに)。さらに反対サイドの相馬は、完全にミラン守備陣の術中に嵌り、潰される。次第に押し込まれる中盤の様子は、「浦和 20-9 ミラン」のGK数が物語っていた。ボールを奪っても、FWと中盤の距離が遠いために、前線まで供給できない。逆にボールを奪われては、無駄のない動きに判断の速さも加わり、ボールはミランの選手に吸い付くように回される。プレスに向かうも振り回される浦和の選手たちのエネルギーは次第に吸い取られ、焦りと徒労感だけが増幅していくのが、目に見えて表れてきた。やっとの思いでボールを奪うも、北ゴールは遙か遠く、パスへ注ぐ集中力は残されていないためか味方にボールは渡らない。。。
両翼を塞がれ、自陣に押し込まれた態勢をどうするのか・・・
私はこの時渇望した。サイドから前線への推進力=山田暢久の投入を。

我慢の時間帯が続いたが、後半半ばごろ、永井のドリブルからCKのチャンスや、ワ級の一撃などで、浦和はカウンターで息を吹き返したかにみえた。その攻撃モードが両刃の剣になったのか、今度はミランにカウンターを浴びる羽目に。インザーギ投入後のミランは攻撃がにわかに活性化し、カカがPAエリアに進入し倒される。幸い笛は吹かれなかったが、このドリブルが伏線となったのか・・・ほどなくカカに再度突破される場面が訪れた。
根気よくカカに付き合っていた坪井だったが、「その時」の一瞬のスピードは、まさに実力の差を雄弁に物語っていた。ここまでは「仕方なし」で済まされたかも知れない。さらに悪いことに、再三シュートを撃たれて警戒しなければならなかったセードルフがゴール前にフリーで飛び込んできた。都築の位置をよく観察した、落ち着いた見事なゴールを決められる。浦和にしてみれば、セードルフを掴まえ切れていなかったことによる“一瞬のスキ”が招いた失点。相手の見事さだけではない、自らのミスが招いた失点だっただけに口惜しい・・・。

だが、浦和はそこで気持ちを切らさなかった。
勢いに乗るミランの攻撃に耐えながら、反撃の機会をうかがっていた。「さあこれから」というその時、、、闘莉王がピッチに崩れ落ちた。サブメンバーに目を遣る。守備の柱を失った上に行き詰まる攻撃・・・この局面を打開できるのは、もはや「あの男」しか、いない。
ようやくオジェックは暢久を投入。
ベンチから戦況を見守ってきた主将は、即座に「自分のやるべきこと」を体現した。狭いエリアから抜け出しGKジダと1対1の局面をつくりだし、一蹴。隙を突かれて激昂するジダとガットゥーゾ。その直後、さらに暢久はミドルを一撃しミランのゴールマウスを脅かす。カンフル剤を打たれたかのような劇的な展開に、活気づく浦和の選手たちとサポーター。
浦和反撃の狼煙となった暢久の投入。しかもトップ下。危機感を覚えた敵将・アンチェロッティはその状況を放置せず、温存していたマルディーニを投入。ここに至ってはじめて両軍の主将がピッチに揃うことに。

刻々と過ぎていく時間とともに、浦和の選手たちの運動量、プレー精度が落ちていくのは明らかだった。しかし、浦和は最後まで勝負を捨てない姿勢を貫いた。サイド活性化の切り札・平川を投入。押し込まれながらも何とか攻撃の糸口を探ろうとする浦和の選手たち。
しかし、相手は『カテナチオ』の国のカルチョ選手である。手に入れる点は『1』で充分と言わんばかりの堅守ぶりを発揮。先制点さえ獲れば、最後まで守り抜く・・・まるでリーグ戦の浦和の姿を鏡に映しているようなACミランの闘いぶり。そして、強大な相手にひたむきに挑むこの日の浦和は、かつての自らの姿だった。
一矢報いようと、わずかな残り時間に最後の力を振り絞って押し上げるも、PA内スペースを埋められては、虚しく横パスを繋ぐのみ。暢久から右サイドの啓太にミスパス気味にボールが渡された時、終わりを告げる主審の笛が、横国のピッチに響き渡った。

071213acmilan7 世界の頂点を目指そうとした、浦和の冒険は終わった。
力尽きピッチに倒れ込む選手たち。抜け殻のようになった体を再び起こし、終了の整列。ユニフォーム交換する気持ちの湧かない多くの選手たちの姿に、悔しさが滲み出ていた。それだけ「誇り」を懸けていたのだ。泣き出しそうな顔の選手もいた。。。
挨拶に場内を回る選手たちに、奮闘を労う拍手が沸き起こる。彼らが場内から消え去るまで、私たちは見届けた。目に焼き付けるように。
071213acmilan6すべてが終わり、場内を見渡すと、メイン&バックの観客はほとんど退出していた。赤き同志とおぼしき人々は立ち去れずに、同じ思いを共有して見届けていた------。

“和製ミラニスタ”という人々がいる。
勝負の世界である、どこのチームを応援しようとも個々の自由である。
だが。
同じサッカーの世界に住みながら、彼らとの温度差を感じずにはいられなかった。

彼らはサッカーを観戦し、私たちは闘いに参加する。
彼らはピッチに躍る『アイドル』に熱狂し、私たちはピッチの『分身』に声援を送る。
彼らは遠い異国の試合を主にメディアで眺め、私たちは選手の行くところについてゆく。
彼らは勝利がすべてであり、私たちは喜びに叫び悔しさに涙する。

共に喜びも悲しさも分かち合い、わが子のように心血を注いで愛せるクラブを持つ、私たちは幸せだと思う。
これが、この一戦で私が得たものである。

071213acmilan8 選手には、あと一戦残されている。
頂点を目指す冒険は終わってしまったが、3位を目指す目標ができた。
悔いのない闘いを、それだけ祈りたい。

 

今シーズンの、私の参戦はこれが最後となりました。
16日、3位決定戦に参戦される皆様、浦和レッズが有終を飾れますよう、想いを託します。
2007act_banner2_2選手の足が一歩でも相手に先んじますよう、どうか後押しをお願いいたします。
力及ばずながら、私もさいたまの空の下より祈っております。
選手と一緒に、笑顔で帰ってきてください。

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2007/12/13

07【FCWC】準々決勝@セパハン戦

午前中の雑事を済ませ、東京駅から午後の『のぞみ』に飛び乗る。
途中、多摩川を渡り、新横浜、静岡、愛野の駅を通り過ぎたとき、
「“彼ら”を倒してここまできたのだ」
との思いがよぎった。敗れ去った彼らの悔しさや無念を引き受けて、私たちはここまで辿り着いたのだと思うと目頭が熱くなった。
否、ここに辿り着くだけでなく、「その先」へ、進まなければならい------。

名古屋駅のホームに降りる。怪しげなスーツ姿の諸氏がぞろぞろ。コートの襟元からちらつく赤い色、バッグに巻き付けたマフラー、釣りでもあるまいし棒を持ち歩き・・・この国の「マイナスGNP」に貢献する人々をこうも多く抱えているクラブも珍しい(笑)。
071210cwcsepahan1宿に荷物を預け、豊田駅に着いたのが18時頃。平日の混み合う時間帯とも重なり、スタジアム入場まで思いのほか時間を費やした。Sスタンド入場。屋根を開放したスタジアムはひんやりと冷 気が漂っていたが、躍動する気持ちで心なしか体は温かい。開始までの短い時間に闘いの支度を済ませ、その時を待った。

071210cwcsepahan2関東方面からの遠征サポ数は確かに多かったのだが、さすがに月曜の遠方マッチディでは空席が目立つ。やりくりしても来られない人々がいるのは当然なこと。だからこそ、幸運にもこの場に立てた人々のサポートのモチベーションも昂揚するものだ。
サポートの本隊はSスタンド(南側)だったが、突如Nスタンド(北側)か071210cwcsepahan5 らコール発生。リーダーK氏が北の赤サポを結集させてくれたのだった。場所や人数は関係ない、個々が与えられた場所で気持ちを持って闘うことを示してくれていた。はじけるような北のコールに触発され、南も雄叫ぶ。セパハン応援団が陣取ったメインスタンドの一角を除いたスタジアム360°が浦和サポーター、という良い雰囲気が作りあげられた。
最終節のスタンドでは味わえなかった、個々が能動的で躍動的で臨機応変な応援こそ、浦和レッズサポーターの“世界デビュー”に相応しい。

071210cwcsepahan4 待ちに待ちこがれた瞬間が、やってきた。
世界への扉を開ける笛の音が、高らかに響き渡った。
あの忌まわしい最終節から一週間、、、私たちは紆余曲折を伝え聞いた。しかし、事ここに至るまでの様々な雑音をはねのけ、チームは粛々と準備を進めていたことがすぐに表現された。
開始早々から、驚くほど浦和の選手たちの動きが素晴らしい。先週までの、何かの呪縛に囚われていたような足取りが嘘のような、軽やかで溌剌としたプレー。前線から積極的にプレスをかける、攻守の切り替えの早さ、素早いチェック&ボール奪取、連動性のある組織の動 き・・・一週間前のチームは一体何だったのか?と首を傾げたくなるような、プレーの豹変ぶり。10分経過した頃だろうか、私はつぶやいた、、、「こんな、サッカーが観たかったんだ」と。何より啓太の運動量が目を引いた。また、守備が不安視された両サイドは攻勢を仕掛け続けることでカバーされていた。
疲労が取れただけで、重圧から解放されただけで、これほどのパフォーマンスを披露できるチームなのだ。そう思うと、遅まきながら、これまでどれだけ筆舌に尽くしがたいほど、選手たちは疲労困憊し消耗しきっていたのかを窺い知ることができた。

私たちは、選手たちに、これまで酷な要求を突きつけていたのかも知れない。
今、目の前にいる選手たちは、目を爛々と輝かせ、心の底からサッカーを、自分たちの『真剣勝負』を楽しんでいる。選手たちが楽しむ姿は、私たちにとっての喜び。
長い間、私たちが選手たちからプレーする喜びを奪っていたのか・・・そう思うと、胸が疼いた。しかし、今この喜びに到るための苦しみであったのだ、と思い直すことにした。国内リーグ戦をステップに、アジアを勝ち抜かなければ、この場に立てないのだから。現実は「これ以上苦しまなくてもいいよ」と言ってくれるほど優しいものではない。
勝負の世界は“修羅の道”。
けれど、苦しんだ分だけの喜びは与えられるものだと思う。

071210cwcsepahan3溌剌と連動性を持って動き回る選手の中で、阿部の仕草が気になった。開始からほど無い時間から、腰に手を当て足を引いていた。阿部にとって、この1週間のインターバルはまだ短かったようだった。しかし、そんな状況でも、要所を突いた無駄のないパフォーマンスで自らをフォローする動きには唸らされた。この日は本職のボランチとあって、的確なプレーで何度も危機の芽を摘み、何度も好機を演出してくれた。

前半半ばごろ、浦和左サイドを突破されてほぼ真横から供給されたグラウンダーのセンタリングを浴びたのが最大の危機だったのと、後半の「不意を突かれた」失点シーン以外ほぼ試合を通して浦和ペースで展開。この日の左サイド・相馬が攻撃の立役者に。相手陣内深く切れ込んでのセンタリングは効果絶大。サッカーという競技は、嵌る時にははまるもので、後半セパハン側も警戒して相馬のケアにつとめたものの効果無く、ほぼ相馬のやりたい放題。。。積極的ドリブルで攻撃を仕掛けているうちは守備をする必要もないわけで、これが相馬の特性なのだろう(失敗した時のリスクは大きいけれど)。彼がキープしている間は前線のタメも兼ねており、攻撃の効果的なアクセントとなっていた。
聞けばセパハンの監督はじめ数選手は風邪(インフルエンザ?)で最悪のコンディションであったとか。相手には申し訳ないが、それが幸いしたのか、中盤はほぼ浦和が制圧。ここでほぼ勝負あったというところか。

071210cwcsepahan7 最近最大の懸念であった「決定力不足」。
長谷部フリーシュートの場面など何度か好機を逸してしまい、ゴール前に何かべらぼうに高くて厚い板でもあるかのような時間帯が続いたが、“天から二物も三物も与えられた男”永井が見事な先制点をゲット。相馬の繰り返しの突破とややマイナス気味のセンタリングでオフサイドを回避、GKの動きを冷静に見てシュート。「シュートは、こうやって決めるのだよ」と先輩の貫禄を示したファインゴールだった。そして、この1ヶ月間の全ての呪縛を解き放ってくれた、そんなゴールだった。
2点目のワ級のシュートも、世界大会の醍醐味とも言うべき、スキルフルなゴールだった。現場の感覚でも「入るか?」と思えるほど厳しいコースから高難易度の一蹴。さすがと言うほかない。
3点目は・・・オフサイドもなく、落ち着いて「決めていただいた」(笑)。
勢いは、試合の流れを味方に付けてくれるものだ。サッカーとは恐ろしい。

その「サッカーの恐ろしさ」はまた、つまらないパスミスと一瞬の隙を逃さない。
不意を突かれての失点は、次戦への課題としたい。
次戦・・・相手はACミラン。
「不意を突かれた」では済まされない相手。そう思った瞬間の先には、失点が待っている。
071210cwcsepahan9 しかし、どんな強豪であろうとも、相手も同じ人間。隙もあれば油断もある。
選手の技術力もさることながら、このような大舞台では『集中力』が勝敗を左右するものだ。油断はまさに“死”を意味する。真剣勝負は『力ずく』より『心理戦』。

技ありのプレーより、気絶しそうなくらいの緊張感で、私たちを痺れさせて欲しい。
最後まで希望と可能性を追い求める姿で、私たちを引っぱって欲しい。
ついていくよ、最後まで。
この幸せを噛みしめながら、共に楽しもう、最後まで。

2007act_banner2_2

世界に見せつけろ 俺たちの誇り。

待たせたな、ACミラン。

 

余談:
Sスタンドは、どこからかは定かではありませんが、「突破」したと思われる方が続々集結していました。私たちの席に見知らぬ「先客」がいて驚きました。当然移動していただきましたが、詫びもなく渋々と立ち去られました。
横国でも、席を動かれるのは構いませんが、要らぬトラブル回避のため、全席指定なのですから、基本的にまず最初は通路などで待機していただくのが無難かと思います(当然といえば当然ですが)。

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2007/12/10

世界に輝け浦和レッズ

071207cwc112月7日、FIFAク ラブワールドカップは開会しました。
いよいよ、本日、われらが浦和レッズとサポーターたちが、豊田スタジアムにて、世界の檜舞台にデビュー(仮)を果たします。

ん?、、、何故、「(仮)」なのか?

もうおわかりかと存じますが、相手がセパハンに決まってしまったからです。
ここにきて、またアジアの、しかもひと月前に決勝で対戦した相手と再戦することになりました。浦和レッズをアジアからなかなか出してくれない「何か」が働いているのでしょうか?
でも、立場上は大陸王者として出場する“世界戦”です。そしてセパハンもオセアニア代表と対戦し、勝ち上がってきました。奇しくも緒戦はアジアの枠を脱しきれない雰囲気を拭えませんが、しかし堂々と『アジア代表・浦和レッズ』として闘えばいいのです。
そう解釈すれば、「(仮)」は取ってもいいのでしょうね(^^;

071207cwc4浦和の対戦相手を決める試合が、国立の開幕試合でした。
保険のつもりで買っておいて、実質的に無効なチケットとなり安心いたしましたが、われらが世界デビュー(仮)戦に備えて、対戦相手の偵察と、CWCの雰囲気を味わうことを兼ねて、この開幕試合・セパハンvs.ワイタケレ戦に行って071207cwc5_2参りました。

まずは開会式。
大がかりな装置を使った開幕式の華々しいセレモニーは、『うぃあー』の目には珍しきもので、これはこれで雰囲気を盛り上げてくれましたが、ビジョンに出場クラブ紹介映像に浦和選手のプレーシーンが映し出されると、さすが071207cwc3に“世界”への実感が湧いてきて、こみ上げてくるものがありました。
このベッケンバウアーのように、「過去の名選手」として紹介される選手も輩出されるかも知れない、と思うと・・・夢ではなく、世界を肌身に強く感じさせてくれます。

世界大会の雰囲気は、だいたい味わえました。
次に、相手となるセパハンについて。
071207cwc2主力の4番・ナビドキアをベンチに温存していることに加え、お疲れなのか、埼スタで対戦した時の漲るパワーが感じられません。これは、立ち上がりの数分で、ワイタケレがまさにワライタケ状態(笑)となり、簡単に2点も献上してしまったために引き起こされた「省エネサッカー」モードかも知れません。それもそうでしょう、彼らは次の浦和戦に照準を合わせていることが充分にうかがい知れました。
ちなみに、ワイタケレですが、開始早々にマヌケな試合の入り方071207cwc6 をして2失点を喰らい、動作も遅く、個々の選手スキルも正直セパハンの選手と比べると見劣りしましたが、、、試合が進むにつれ、ゾーンディフェンスが効いてきたようで、セパハン選手のシュート数は徐々に減っていきました。
後半も、セパハンは同じように立ち上がりで目ざとく3点目を追加。しかしその後は得点の匂いに乏しい展開に。逆に、前半終わりから守備でリズムをつくったワイタケレ側の逆襲が始まりました。結局1点を返したのみで、ワイタケレは無念の涙をのむ結果となりましたが------私は、この一連の試合展開にヒントを観た思いがしました。

前後半ともに、開始から10分程度は気をつけること。
守備でリズムをつかみ、勝機をうかがうのは、今年の浦和スタイル。

あとは、セパハンのサイドがかなりワイタケレ守備ラインを突いていたので、浦和の両サイド後方と、左右3バックの守備に気をつけた方がよさそうな気がしました。13番カリミ、やはり注意が必要ですね。

大会の雰囲気も味わいました。
対戦相手の偵察も行いました。
そして昨日、世界デビューを前日に控えた浦和の街を、ぶらり歩いてみました。
試合は、世界中に映像が配信されます。浦和レッズと同様、この街の名も世界中に打電されるのだと思うと感無量・・・中山道を歩きながら心が震えました。

『浦和レッズ』の世界デビュー。
“URAWA”の街の世界デビュー。
そして、われら『浦和レッズサポーター』の世界デビュー。

2007act_banner2_2いよいよ、私たちの出番です。
心から世界を楽しみましょう。
この喜びを私たちに与えてくださったクラブに、選手たちに、この場を借りまして厚く御礼申し上げます。

世界に輝け、浦和レッズ。

待たせたな、世界。

 

追記:
その世界デビューを目前に控えた、浦和レッズの“本拠地”の準備具合ですが、、、
こんなものが、ありました↓

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2007/12/06

世界ガ浦和ヲ待ッテイル

気の済むまで落ち込みましたか?
そろそろ顔を上げませんか。

どんなに悲嘆に暮れても、今年のリーグ優勝を掴み取ることは、もうできません。
あれから、時は確実に進んでいるのです。

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新たな現実は、もうそこまで来ています。
時は、待ってはくれません。
でも、それでもまだ・・・という思いがあるのなら、どうぞそのままお過ごしください。
豊田で勝利してから、機嫌を直して・・・ということでもいいでしょう。
そのかわり、われらが浦和レッズの世界デビューを最初から楽しむことに、乗り遅れても構わないなら。

思いのほか、負傷離脱者が多数出ました。
彼らの無念を思うと、心がちぎれそうな思いです。
今、伝え聞く情報は、決して、決して明るい話題ばかりではありません。
でも、決して、決して、暗い話題ばかりでもありません。
どんな現実と直面しようとも、ありのままの姿で、浦和レッズとして、闘うしかありません。

私はバカなので、だいたい1,2日寝てしまうとケロッとしてしまいます。
この懲りない性格は、どうせ付き合うなら行けるところまで付き合わないと気が済まないようです。

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明日からの闘いだけではなく、、、
もう来年が、私たちを呼んでいます。 

「ながいながい坂道のぼるのは あなたひとりじゃない」(さだまさし『奇跡』)

We stand beside you forever always...

共に、歩みましょう。

 『世界ガ浦和ヲ待ッテイル』

夢にまで見た、浦和レッズの晴れ舞台。
楽しみましょう、クラブワールドカップ。
2007act_banner2_2私たちの、世界デビューです。
この幸せを、逃すことの無きように。

待ってろ、世界。

 

追記:
タイトルでお気付きの方も多いとは思いますが・・・
お手元に『オフィシャルイヤーブック2006』がある方は、巻末の奥付の頁をご覧ください。
あの頃の、みずみずしい想いが甦ります。

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2007/12/04

いつまでもどこまでも浦和レッズ

12/2、最終節の翌日。

戦闘服を脱いだ週末。
気分転換に、恵比寿まで出かけました。
恵比寿と言えば、当然ここ↓ですが・・・

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とりあえず、スルー。
で、どこに行ったのかと言えば、その先の・・・

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ここ。

  (゜Д゜) ポカ~ン

071202ebisu3 何故、ここに来たかと言うと、、、
ダンナの大学時代の恩師でフランス歌曲の声楽家でもある先生の、クラシック演奏会がここ日仏会館で行われました。
前日、横浜で絶叫していた夫婦には、クラシックなんぞガラにもないのですが(笑)、極端に真逆で嗜好の異なる最高の気分転換の機会に偶然恵まれましたので、足を運ぶことにいたしました。

演奏会は、先生の独唱とピアノ&フルートとの協演による、

 『ドビュッシーの音楽とフランスの詩』

と題してのジョイントコンサートでした。

入場・着席し、演奏会が始まるのを待っていたところ・・・

開始直前、ダンナの大学時代の同級生夫妻が隣席に座りました。お互い軽く挨拶を交わしたのち、すぐに演奏会が始まりましたので、しばし演奏を堪能。

数十分後。
「これより、15分間の休憩時間とさせていただいきます。」
との場内アナウンスがあったので、あらためて隣席の同級生夫妻と挨拶を交わそうとしました。

で。
その同級生氏。
挨拶代わりに、こう、語りかけてきたのです。。。

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2007/12/03

07【AWAY】第34節@横浜FC戦

We are REDS.  「私たちは、浦和レッズ」

071201yfc1 この言葉の意味を、もう一度噛みしめたい。
ピッチに立っている選手たちも、「私たち」なのだ。闘っていたのは選手たちだけではない、「私たち」なのだ。
その「私たち」に向かって、罵声を浴びせ、ペットボトルでは飽きたらず、発煙筒まで投げ込む輩。終了の笛と同時に、「私たち」を捨てて席を去る多くの人々。
優勝を逃したのは、「私たち」自身なのに。

071201yfc2 自分たちも闘っている“当人”であることも忘れ、まるでひとごとのように敗戦の原因を選手や監督に押しつけていた人々よ、本当にあなたがたは全力で闘ったのか。
ゴール裏は、「闘う場所」。
優勝を懸けた決戦の最中にもかかわらず、手拍子もせず終始試合を眺めているだけの人、戦況いよいよ苦しくなり、試合に見入るあまり棒立ちになる人・・・声を出すのを止めてしまった時、手拍子を止めてしまった時、ゴール裏は「温く」なる。
膨張するゴール裏は、最後の瞬間まで闘うことのできない人々を増殖させてしまった。
「We are REDS」「We love you」の意味をわからぬまま、ありふれた流行歌のように気軽に口ずさむ人々をも増殖させてしまった。

071201yfc6 「愛」は、喜びも悲しみも苦しみも辛さも、すべて分かち合うもの。私は人生を通じてそう学んできた。本音で付き合うにしても、愛する人を決して「不満のはけ口」にはしたくない。相手を不満のはけ口にするのは、相手の心情を酌まない、一方的で子供じみた甘えだから。
思うようにならなかった現実に憤慨する気持ちを、周囲に当たり散らす見苦しさ。自分の分身に礫(つぶて)を投げ、叱咤激励を履き違えた罵りをする、身勝手な心を持つ者を、私は愛せない。

071201yfc5 かたや。
手中に掴みかけた優勝を逃し、それを“悲劇”と表現する人もいる。
誰のせいでも不運でもないことを、果たして、“悲劇”と呼んでいいものだろうか。
自分たちで手放した優勝。
鹿島は、自分たちのやるべきことをやっただけ。彼らの10冠を達成させたのは、「私たち」なのだ。

「力尽きた。」

これが“現実”と思い知った。
この1週間の3連敗は、もはや悲劇とは言い難い、と私は考える。
力尽きたのは、選手だけではなく、私もそうだった。
“不惑”をとうに過ぎた中年女は、90分跳ねた。90分声の限りに叫んだ。周囲の沈黙する人々の分も自分が引き受けたつもりで、跳ね、叫んだ。終わった時には、ようやく立って選手を迎えていた。力尽きた者同士、何の言葉を交わすことができるだろう。
試合後のほうが威勢の良かった人々は、90分間何をやっていたのか。。。

071201yfc4 横浜FCは、意外にも「ハマナチオ」戦術を採らず。積極的な攻撃姿勢を序盤から見せてきた。他チームから流れ流れてここに来たベテラン選手が半数を占めるスタメンとは思えない運動量の多さ。逆にベテランの多さが醸し出す落ち着きとプレーの精度。失うものが何もない不敵さも相まって、レッズの前へ前へと逸る気持ちが浮き彫りに。間延びする中盤のサイドを狙われたうえ071201yfc8に、スペースを埋められ、正確なパスワークにボールを奪えず、中盤の主導権をほぼ握られる形に。横浜FCのボール回しを ただ追いかけて徒労する赤い選手たち。(主にネネが招いた事態だが)しばらくは奥深く切り込まれても何とか危機を凌いできたが、その連続シーンの結末は、前半17分という、意外にも早い時間にやってきた。
細貝の後方、カバーに入った阿部が、現役最年長の三浦知に振り切られたうえに、中央を走り込んできた根占を長谷部が掴まえきれず。カズのセンタリングは教本どおりの攻撃パターンに嵌り、ボールを受けた根占が先制点ゲット。
この失点シーンが、勝負の行方を雄弁に物語っていた。技量やテクニックではない、“スピード”と“集中力”の差。明らかにコンディションの差が明暗を分けた格好に。

071201yfc7 先制し勢いに乗る横浜FCは、ここでも意外にも「虎の子死守」戦術を採らず。J1最後の試合、しかも相手はアジア王者という逆境を力に変え、1年間支えてくれたサポーターの恩に少しでも報いたいとの気持ちが伝わる溌剌とした動きで、前半をプレー。逆に、厳しい判定も加勢して焦りと苛立ちが滲み出るレッズ。しかし冷静に横浜の後方に目を遣れば、スペースがある。ここを何とかすれば・・・

071201yfc10 後半。危険なプレーを連発していたネネに代え、達也投入。平川と細貝を下げ4バック、啓太1ボランチに変更。肩書き上は3トップのようだが、よく見れば永井は右サイドに張り付き、実質ワ級と達也の2トップ。
立ち上がり、反撃の狼煙をあげて積極的に横浜陣営を攻め立てるレッズ。達也効果で得点の匂いもするようになった矢先の後半6分、啓太に与えられた警告を契機に、少しずつ沈滞感がピッチに漂いだした。ますます前掛かりになったレッズの布陣後方とサイドのスペースを狙われ、横浜のカウンターを誘発してしまう。接触プレーによるファウルを取ってもらえず(逆に警告を取られるのを恐れて)、思い切りボール奪取できずに、パスに振り回されて悶々とするレッズの選手たち。ようやくボールを奪っても、素早く中を固められた相手陣内に、サイドからボールを放り込むのみの単調な攻撃。相手DFを引き出す効果的なミドルもなく、撃っても枠の外。後半投入の達也が5本のシュートを撃つも、久々の実戦では期待をするほうが酷。後半サイドに流れた永井は、結局シュート3本。極めつけは、シュート7本を放ったワ級の大ブレーキ。90分を通してFW3人で合計15本ものシュートを撃ったことになるものの、点を獲らなければ勝機はない。

この調子で、時間は淡々と流れ、流れを変えるきっかけを掴めないまま、最終節は終わりを告げた。

071201yfc3巨樹が、地鳴りとともに倒れたような敗戦。
小能制大(しょうよくだいをせいす)。小さき力を結集させ、地道に力を合わせて巨樹を倒した横浜FC。J1最後の試合に一矢報いる結果を出せた爽快感は、彼らの来期への闘いへの自信となるのだろう。
確かに、明らかなミスジャッジも散見された。力も尽きた。しかし、巨樹は多くの戦禍に傷ついただけでなく、幹も蝕まれていた。メンバー固定で一年間を通して闘うにはあまりに多い試合数。いざメンバーを変えて臨んだ天皇杯・愛媛戦では、同じチームとは思えないほど闘い方が豹変してしまう事態に。一貫したチーム戦術という『栄養』が、枝の先から幹の中まで行き渡っていかなくなってしまったようだった。これはまた、『単調な戦術』という副作用をも引き起こすことになったのかも知れない。

顧みれば、おそらくオジェックは暢久とロビーを中心としたチームづくりをしていたのではないだろうか。昨季トップ下だった暢久を右サイドに戻らせたオジェック。彼のサイドでの力量はオジェックの信頼高く、ケガへの強さも「計算できる選手」として戦術構想に組みやすかったことだろう。ゆえに終盤戦での暢久の負傷離脱は、オジェックの大きな誤算として重くのしかかることに。そしてその負担を一手に受けたロビーの疲弊は、ACL後の彼のプレーを見れば明らか。ことごとく相手チームに守備の標的にされ、疲労に加え削られ痛めつけられ・・・彼に過酷な労働を強いてしまったことは、大いに反省し、修正すべき点だと思う。

今シーズン序盤、オジェックの掲げる理想のサッカーがなかなか機能せず、途中から『結果』という実を獲る方針に切り替えたために採用された“メンバー固定”。ACL優勝という大きな果実を得られたものの、国内のカップ戦やリーグ戦では収穫を得られず『徒花(あだばな)』となる結果に。

世の中は、現実は、私たちが考えるような甘いものではなかった、ということ。

よくよく現実を受け止めよう。
今は、気の済むまで落ち込めばいい。
だが、悲しみに酔っていても、忘れてはならない---まだ闘いは終わっていないということを。
もう少ししたら、顔をあげようじゃないか。
今季の浦和のフットボールは、まだ続いているのだから。

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