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2007年11月の12件の投稿

2007/11/30

今、できることを、やる。

泣いても笑っても、明日の最終節で、すべての結果が出されます。

ここまできたら、もう、ジタバタしてもはじまりません。
明日の勝利のためには、血気に逸っても、心配で不安になっても、何の役にも立たないことでしょう。
持てる力を蓄えて、残り少ない時間を有意義に使って、できることをやったほうが、はるかに効果的ではないでしょうか。

どんな些細なことでもいい・・・
今、わたしにできること。
いろいろ考えてみました。

続きを読む "今、できることを、やる。"

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07【天皇杯】4回戦@愛媛戦

どんな時代になろうとも、駒場は、私たちに“原点”を教えてくれる-----。

1994年以前は、駒場開催なし。
1995年天皇杯1回戦・駒場。札幌大に勝利。準々決勝(万博)でG大阪に敗戦。
1996年天皇杯3回戦・駒場。NTT関東に勝利。準決勝(国立)でV川崎に敗戦。
1997年天皇杯3回戦・駒場。NTT関東に勝利。4回戦(鳥取)でG大阪に敗戦。
1998年天皇杯3回戦・駒場。新潟に勝利。準々決勝(丸亀)で清水に敗戦。
1999年天皇杯4回戦・駒場。柏に敗戦
2000年天皇杯4回戦・駒場。C大阪に敗戦
2001年天皇杯、駒場開催なし。準決勝(埼スタ)でC大阪に敗戦。
2002年天皇杯3回戦・駒場。福岡に敗戦
2003年天皇杯3回戦・駒場。湘南に敗戦。ナビ杯王者がJ2リーグのチームに敗戦。
2004年天皇杯、駒場開催なし。準決勝(国立)で磐田に敗戦。
2005年天皇杯4回戦・駒場。山形に辛勝。初優勝。
2006年天皇杯4回戦・駒場。静岡FCに大勝するも堀之内負傷。2連覇。
そして。
2007年天皇杯4回戦・駒場。愛媛FCに敗戦。
アジア王者が、(現時点で)J2リーグ10位のチームに敗れる。
最大級の『ジャイアントキリング』

071128ehime3 駒場と天皇杯。
浦和レッズにとって“登竜門”あるいは“試金石”のような場所。突破すれば好成績を残せるが、突破できなければ緒戦会場での「一発敗退」。
また、天皇杯では、この駒場での緒戦が格下相手となることが多いことは、皆さまご承知おきのとおり(J2降格となった1999年を除く。当時は柏が格上)。

この歴史を、忘れていなかっただろうか。
試されているのは、相手ではなく、浦和レッズというチームであることを。

071128ehime4 アマチュアや格下リーグと対戦する、オープントーナメント方式の天皇杯は、言うなれば、

“スポーツ競技大会の原点”

である。

「実るほど頭の下がる稲穂かな」

071128ehime5 その道を究め、物事の摂理を知り尽くした者は、初心に立ち返り、謙虚な心で対戦相手と接し闘えるもの。それを忘れれば、それなりの「報い」を受けるもの。
『慢心』は、足下をすくわれる・・・勝負事の定石。

初出場のACLで、一気にアジア制覇を成し遂げ、やや出来過ぎ感のあった今年。
“人”と言うものは、順風満帆の時には、ついつい頭が都合良い071128ehime6 方向に傾いてしまう。

「勝てるだろう」
「負けるわけがないだろう」

こう思っていたのは、選手だけだろうか?
サポーターは、「そんなことは、かけらほども思わなかった」と言い切れただろうか?
071128ehime7 4日前、鹿島戦で超満員だった埼スタの光景がウソのような、13000人の閑散とした駒場スタジアムで。

かたや相手はJ2。しかも現在10位付近を彷徨うチーム。
愛媛からラッピングバスを仕立てて、おらが国、おらがチームの晴れ姿を披露するために陸路関東を目指した愛媛サポ。道中、バスが名古屋で故障するというアクシデントに見舞われながら071128ehime8 も、チームを応援したい一心で駒場へ駆けつけた猛者たちに、愛媛の選手たちが鼓舞されないわけがない。

浦和 0-2 愛媛FC

浦和レッズが、まだまだ本物の王者ではないことを、駒場は教えてくれた。
われらが、まだまだ本物のサポーターではないことを、駒場は教えてくれた。071128ehime2

観戦記は、あえて書かずにおきましょう。
愛媛FCは、積極果敢な闘いぶりを見せてくれました。
このことは、しっかりと私たちの記憶に留めたいと思います。
“サッカーの原点”を教えてくれて、ありがとう。
あなたがたは、かつての「私たち」でした。

初心に帰れ。
本気で闘え。
2007act_banner2_2We are REDS の、
すべてのものたちよ。

 

追記:
071128ehime1 開場を待つ間に、待機列で仕事(リアルな日々の業務)をしておりました。
私なりには「自分のことを」がんばったつもりなのですが。。。
すべての事象をうまく運ぶことは、難しいものなのですね(^^;

 

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2007/11/27

07【HOME】第33節@鹿島戦

日曜の朝、新聞をポストまで取りに行く気になれず。
月曜の朝、2日分の新聞を一緒に引き上げて、気分一新------。

071124kashima1 ホーム最終節、勝てば優勝のかかった大一番、相手は幾度となく辛酸を舐めさせられた仇敵・鹿島。
これ以上ない絶好の舞台での大団円・・・となるはずだった第33節。
優勝記念で配布されるはずだったポスターも、優勝で沸き上がるサポーターの光景を待ち構えていたTVクルーも、そして何よりクラブも選手もサポーターも、、、「現実の厳しさ」に直面した、そんな一日だった。

071124kashima2

 

 

 

071124kashima3 午前9時。駅からの歩道を歩く時点から尋常ならざる人の多さ。スタジアムに着くと、これほど多くのサポが並んだ南側自由席の待機列をかつて見たことがない。いくら昼間の試合だからといっても、開門から試合開始までの時間間隔が変わるわけでもないのにこの出足の早さ。いつもとは全く違う異様な雰囲気は、北ゴール裏の前日抽選の時点から醸し出されていた。1200枚のクジが足りず、あぶれた人々はリストに登録して順番を待つという信じがたい異常事態。大変なことになりそうな予感。しかし、開場して実際フタを開けてみれば、あっけないほどに北ゴール裏は静穏。異常なほどの前抽参加グループ数に比べれば、不思議に売店も空いていたし、通路も歩きやすかったように思う。何故かはわからないが。

暖かなスタンドで両チームのU-13の試合観戦。不思議なもので、トップチームのプレースタイルとユースのプレースタイルが重 なって見えた。小さくとも鹿島の選手たちは当たりと球際が強い。しかし結果は、幸先良くレッズユースの勝利。はにかみながら勝利の報告に来た少年たちを拍手で讃えた。
071124kashima4気分良くビジター側スタンドを眺めていると、「PRIDE OF ~」の段幕が視界に入る。陽気に心が緩んだのか、「これは何だ?」と鼻で笑う余裕。
そう言えば、入場前の待機列にいた時、鹿島サポを乗せたバスが近くの北側駐車場に入場してきて、トラメガで吠えながらこちらを挑発してきた。そしてスタジアムではこの段幕。彼らの常套手段である挑発行為は、試合前からこんな形で始まっていた。

071124kashima6 MDPを見た時から、不穏な予感がした。やがて審判団がピッチ点検に巡回。前節・清水戦の審判がホーム・アウェイ共に同一審判だったように、今年の鹿島戦も同一審判が裁くことに。ただでさえ今季は彼の“当番”によく当たる。どのような基準で審判団が各試合に割り当てられるのかは私の知るところではないが、ぜひ一度聞いてみたいものではある。まあ、審判で試合が決まることはないのだが、「左右される」ことは、ままある。

071124kashima10 選手紹介。スタメンはほぼ予想どおり。回復が思わしくないのか達也はまたもベンチ外。しかし久々に伸二がサブとして名を連ねていた。沸き上がる期待。対する鹿島も外国人はマルキーニョスのみという、ほぼ予想どおりのスタメン。「戻ってきた男」の背番号の重たさが目立つ。
試合前のコールリーダーのアジテーショ071124kashima8ン。いつものように呼応する北ゴール裏サポ。しかし、、、気のせいか、「決戦」を控えた殺伐感や緊張感が少ない。隣り合う同志で手を繋ぐこと もない。昨年のリーグ優勝を賭けた試合に比べると、何かしら感じる“落ち着き”。ビジュアルパフォーマンスのために仕込まれたシートを頭上に掲げる。バックスタンドに王冠のコレオグラフィ。淡々とそして粛々と手続きをこなしていくような・・・・・・どこか「流されて」いるような、これまでの「決戦」とは異なる空気が漂っているように思えた。

スタンドの雰囲気は、ピッチに伝染する。

071124kashima9 祈るように叫び続けるアウェイスタンド。悲壮感さえ漂うコールの音色。その声に応えるかのように、背水の陣で臨む鹿島の選手の気迫は、まさに「がむしゃら」にピッチを駆け、ボールの行く手に襲いかかる。際どいプレーのたびに審判団に食い下がる。あわよくば自軍に有利となるように、判定を誘うような動きも見せていた。

かたや、「勝てば1節残して優勝」・・・決して“絶体絶命”ではない、少し優位な立場にあるホームスタンド。鬼気迫る迫力は、正直鹿島サポの声に比べて少ない。そこへ前半早々に食らった闘莉王への厳しいイエロー判定。これが口惜しかった・・・この一件で少し歯車が狂ったように見えた。レッズの選手たちも受け身に回ったわけではないだろうが、球際の競り合いに勝てない。カウンター狙いの相手に押し込まれる場面もしばしば。ボールを保持すれば鹿島の選手たちが体ごと飛び込んでくる。激しい攻防に懸命にゴール前のピンチを防ぐDF陣。そしてアクシデント・・・接触プレーにより平川負傷退場。

そんな制御の効かない鹿島のプレーは、ついに新井場の退場を引き起こす。自ら墓穴を掘る形に見えた鹿島陣営だったが・・・私の予想は見事に外れた。10人での闘いを余儀なくされた鹿島は、さらに逆境をエネルギーに変換して結束力を強めたようだった。

後半。
1人少ない相手に、攻勢を仕掛けて嵩に懸かってシュートを数本撃つも、なかなかゴールには到らない。

「点を獲らなければという気持ちが強くなった。空回りしたところがあった」
                         (闘莉王 試合後のコメント)

「焦り。」

071124kashima7 次節出場停止となる闘莉王をはじめ、早く先制点を決めてしまおうと逸る気持ちが自らを苦しめてしまった。気持ちが前掛かりとなったレッズの隙を突かれる羽目に。曽ヶ端の手からリリースされたボールが、いとも簡単に浦和陣内へと運ばれる。その時レッズ中盤の守備が緩慢だったのがひどく気になった。この悪い予感が、今度は的中。掴み切れていなかった野沢に決められ、失点。
自分たちが決めたかった時間帯に逆に決められてしまった。その後、選手交代や遅延プレーで鹿島に時間を使われ、ますます募る焦燥感。おそらく、失点してから鹿島に撃たれたシュートは1、2本とわずかだったように思う。その間レッズは相馬に代え伸二を投入するなど反撃を試みるも、中を固められたためサイドクロスやスルーパスで活路を開こうにも、プレーの精度が低下。ワ級も機能不全。まるで前節・清水戦の焼き直しのような「相手のペースにはめられた」展開。伸二から可能性を感じさせるパスが供給されるも反応が合わず。。。
シュートが決まらない苛立ちに、ゴール裏から漂う閉塞感。選手を励ますどころか不満の声が徐々に飛ぶように。愚痴は、ため息は、焦りは・・・徐々にピッチに伝染するかのようだった。

ロスタイム間際の船山の退場劇も交えながら、虎の子の1点をどんな手立てを講じても守り続けたいという鹿島の執念が、ついに実を結んだ。
アジアを制覇しようとも、結局、この大事な一戦で“鹿島の壁”を突き破ることができなかった。
しかし、敗れたのは選手だけではないだろう。
選手だけに敗戦の責任を負わせたくはない。

敗戦の「悔しさ」。チャンスを逃した「悔しさ」。
己を超えることができなかった「悔しさ」。
過去の呪縛を自ら解くことができなかった「悔しさ」。
全力を尽くすことができなかった「悔しさ」------。

この気持ちを忘れていた罪は大きい。

071124kashima11 しかし、この敗戦の中にも、突然投入されたにもかかわらず溌剌として力強いプレーを見せてくれた細貝の台頭と、伸二の復帰は明るい材料となった。ほぼ野戦病院と化したチームに新たな活力を注入してくれそうな可能性を感じることができた。

勝利で飾ることができなかった、寂しきホーム最終節となった今季。

『勝利』とは、たやすく手中にできるものではない。
「勝って当然」などという奢りを捨てなければ。

それをあらためて自覚できたことだけでも、今節から得た糧としたい。
幸いにも、まだ間に合うのだから。

客観的に見て、鹿島の個々の局面におけるプレーは、決して褒められるものばかりではなかった。端的に言って「ラフ」「狡猾」。しかし、そんな醜態が悪いとか汚いとか、正義感を振りかざして文句を言っても虚しくなるような、「理屈」が通じない空気がピッチを徐々に席巻していったようだった。
鹿島の気迫。
品が無いと言われようが、皆から非難を受けようが、なりふり構わず見せる「執念」。凄まじいまでの気迫は、周囲を黙らせてしまうものである。むしろ目的達成のために研ぎ澄まされた純粋な姿、とも言えるかも知れない。

071124kashima13 勝負の世界である。いくら自分が正当な闘いぶりをしていたと主張しても、首を掻っさらわれたらそこで「勝負あり」。非情にならなければ勝てない闘いも確かにある。
手段を選ばず勝利を貪欲に追求するさまを仮に「鹿島の誇り」と謳うならば、「浦和の誇り」は、たぶんそこにはない。
最終節、真の「浦和の誇り」を見せて欲しい。
もう余裕も後もない、、、真っ向勝負ですべてをぶつけて欲しい。

選手たちよ、前だけを見つめて進め。後ろはわ2007act_banner2_2れらの声が守る。
共に闘う、それが「浦和の誇り」。
がんばりましょう、
最後の最後の瞬間まで。

 

071124kashima12追記:
帰りの南広場で行われていた、アフターバーでのひとコマ。
西野氏司会で、藤口社長、中村GMがCWC参戦への意気込みを語っていましたが・・・やはり語り口はトーンダウン。致し方なし。
クラブも選手もサポも、この日の苦い思いを、近い将来への“薬”といたしましょう。

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2007/11/23

07最終回『皮算用』

昨年、残り2節(ガス戦直前)の時点で、「最終回」と銘打って皮算用をやったところ、翌週に「番外編」などという増刊号まで出してしまう始末と相成りましたが・・・またも同じ時期にこのエントリ。
今年は、、、大ジョブでしょう(笑)

前回エントリの最後に「鹿島とのデータ比較」の話題に触れましたので、簡単に検討してみたいと思います。
昨年の同時期の検討項目を参考に、今年の実績を主体とした、浦和と鹿島の戦績データについて、ササッ・・・と拾ってみました。
 #間違いなどお気づきの点がありましたら、随時ご通報お願いいたしますm(_ _)m

071123vskashimadata

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このデータを眺めてみると、、、明日の対戦を決して楽観はできませんが、決して恐れるものでもないこともわかってきます。

以下、いくつか特徴的な項目に注目してみました。

■(1)対鹿島戦通算成績:鹿島有利

 これはもう・・・この数字を眺めただけでも、怒りが沸々と湧いてきます。
 積年の恨みを晴らすためにも、また「現実」を彼らに自覚させるためにも、絶対に勝たねばなりません。

■(2)07ホーム戦績&(3)07アウェイ戦績:やや浦和有利

 次節条件に当てはまる『浦和ホーム』『鹿島アウェイ』の戦績を比較してみると、特徴的なのが「引き分け」の数。この条件で両者とも引き分け数が多くなっていますが、特に浦和の「7」は顕著です。
 浦和にとって、ホーム・埼スタでは最低でも「負けない」闘いぶりが期待できます。

■(5)最多失点敗戦&(6)無失点勝利数:浦和有利

 『(5)最多失点敗戦』では、浦和は2点、鹿島は5点。
 『(6)無失点勝利数』では、浦和は10試合、鹿島は7試合。
 これより、浦和の堅守ぶりがうかがえます。34試合中10試合が完封勝利というのは特筆すべき戦績ではないでしょうか。

■(7)無得点敗戦:浦和有利

 拙攻のイメージが強い浦和ですが、意外にも無得点完封で敗れたのは24節@大宮戦の1試合のみ(もっとも、2敗しかしていませんが)。他スコアレスドローの試合を調べてみると、30節@名古屋戦、32節@清水戦の2試合のみ。この合計値「3試合」は鹿島の無得点敗戦数「4試合」を下回っています。
 これより、今年のほとんどの試合で得点を入れていることが裏付けられています。先制点を取り前項の堅守ぶりを発揮すれば、「浦和の勝ちパターン」であることは必定です。

■(8)得点者ベスト3:???

 意外なのは、鹿島・岩政と興梠。
 この実績から、だいたいの「押さえどころ」が予測できそうです。

■(11)1試合平均得点&(12)1試合平均失点:浦和有利

 昨年同様、データを少しだけ加工してみます。
 「(11)-(12)」の差は、いわゆる1試合ごとの「平均得失点差」と仮定できます。つまり、“1得点の持つ重み”がわかります。例えるならば、「1点獲れば勝てるチーム」と、「3点取らないと勝てないチーム」の差を意味するものと、拡大解釈できるわけです。
 計算すると、次の数値となります。

  浦和:1.72-0.81=0.91点/試合
  鹿島:1.75-1.13=0.62点/試合

------------------------

今年の『皮算用』は、いかがでしたでしょうか?
過去の戦績以外のデータについては、どう比べても浦和有利に見えてきます。
そういうふうに話を誘導しているから当たり前ですね(笑)

自信を持って、闘いましょう。
 

鹿島アントラーズ。
この壁を叩き潰さなければ、真の栄冠は訪れない。
勝ちましょう。
2007act_banner2_2必ず鹿島に勝って、優勝しましょう。

がんばりましょう、
最後の最後の瞬間まで。

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2007/11/22

07第3回『皮算用』

あっという間に、残り2試合だけとなりました (`・ω・´) ショボーン

すでに皆さまご承知のとおり、次節・33節で、

 「勝利」=優勝

が、決まります。

今さらあれこれと数字遊びをしてみても、「やるべきこと」としては答えはすでに出ていますので、「おさらいと確認」の作業として、第3回の『皮算用』を行いたいと思います。

※各表をクリックして別窓で参照すると、見やすくなると思います。

1.戦績データ(第32節終了時点)

071122data1_2 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第2回皮算用(第30節終了時点)から2節を終えただけですが、さすがは終盤戦、1戦1戦の重みが増してきました。32節、G大阪はFC東京に痛い引き分けを喫し、柏に勝利した鹿島が2位に浮上。清水は優勝戦線から脱落し、優勝争いは、浦和、鹿島、G大阪の3チームに絞られました。中位のチームでは、2連勝した新潟が川崎&柏を抜いて5位に躍進しています。

浦和がこの2節引き分けたため、浦和と鹿島の勝ち点差は4、得失点差では浦和に対して鹿島が「-9」、G大阪が「+5」上回っています。G大阪はこの得失点差により辛うじて“首の皮一枚”で生き残っています。

2.対戦カード(第32節終了時点)

071122data2  

 

 

 

 

 

 

 

 

25節~最終節までの10節について、現時点(32節終了時)における対戦カードの勝敗状況です。
前回同様、32節までのチーム名(太文字)の色分けは、
 :勝利  :引き分け  :敗戦  水色セル:アウェイ戦
を示します。
浦和は、31節と32節の間にあったACL決勝を見事に制し、アジア王者の座を掴むことができました。しかし、前後して31節@川崎戦、32節@清水戦というタフな相手と対戦し、30節@名古屋戦から3戦連続引き分けました。しかしながら、その3戦で「勝ち点3」、25節以降5勝3分けと不敗(実質6勝分の勝ち点)、この厳しい状況のもと、確実に勝ち点をを積み重ねています。

しかし、、、相変わらず不気味なのは鹿島。26節からなんと7連勝しやがっています。
次節は言わずもかな、浦和vs鹿島の首位決戦。
万が一、鹿島に勝ち点を与えてしまうような事態になると、またG大阪が2位復活して話が面倒になってしまいますので、浦和としては、サクサク勝ってとっとと優勝を決めてしまいたいところです。

3.対戦カードの注目点と欠場選手情報(第33節以降)

071122data3_2  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“中位力”と“下位”のチームから、上位チームとの対戦を残すチームをピックアップし、欠場選手の情報を考慮しながら、優勝の可能性を探ってみます。
上表のチームのなかで、
 ・25~32節の8節の間に、5勝以上しているチーム
をピックアップしたところ、

 浦和 鹿島 清水

の上位3チームだけでした。
つまり、浦和的には清水しか頼りにならないということが言えますが・・・わかりきっていることですが、もう他チームの結果を当てにすることなく自力で勝利することだけを考えるべきでしょう。こんなことを私が書くまでもないでしょうが(笑)

▼各チームの展望
・浦和:
 ケガ人を多く抱え、厳しい状況にあります。練習中にケガする長谷部ww
 しかし、久々に1週間の休息時間がありましたので、疲労回復という点では期待大です。
 33-34節の間に天皇杯4回戦もあり、先の話ですが、CWCへ向けた準備のためにも、次節33節で鹿島に勝利し優勝することが『至上命題』になります。
 「横浜で決める」などという甘い考えは捨てた方が懸命です。
・鹿島:
 7連勝中。。。しかし。
 外国人3名のうち、出場できるのがマルキーニョスのみ。
 しかも残す対戦カードは、王者・浦和に、対戦成績15勝2分け18敗の清水。
 勝利以外は許されぬ状況にあり、仮に33節で引き分ければG大阪に逆転されます。
 「9連勝」はありえないでしょうし、仮にそうなっても、浦和が1勝すればいいのです。
・G大阪:
 3チームの中では、一番対戦カードに恵まれていながら、一番厳しい状況です。
 鹿島同様、勝利以外は許されません。
 ただ、次節対戦の神戸は、ケガ人続出のうえモチベーションも不明のため、ガンバ的には楽観可能。しかし、最終節は、降格圏内脱出で必死な広島が、不退転の決意を持って挑みかかります。
 自力では手だてがなく、上位2チームの対戦成績に運命を握られている状況。
 もはや「神頼み」モードというのが正直なところです。 

4.優勝ラインの行方(第32節終了時点)

071122data4  

 

 

 

 

浦和と鹿島の勝ち点差は「4」、浦和とG大阪との勝ち点差は「5」となりました。
2位鹿島との得失点差「9」を考慮せずとも、浦和は「2分け」でも優勝の可能性が充分あります
すなわち、「負けないこと」が最低限の使命であり、勝ち点「72」が浦和が自身に課す優勝ラインとなりました。

 ・0勝2分=勝ち点72
 ・1勝以上=勝ち点73以上

あとは、対鹿島とのデータ比較による検討が残されていますが、、、
このつづきは、明日にでも、また。

 

2007act_banner2_2鹿島に勝って、優勝しましょう。
がんばりましょう。

 

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2007/11/20

07【HOME】第32節@清水戦

071118shimizu1 水曜日の興奮冷めやらぬ埼スタ南門広場。
試合開始が14時とあって、まだ10時前なのにサポたちの出足も早い。周囲を見渡せば、グッズ売店が半建築物化(!)されて、某デパート1階のコーナーのようなゲートまで設置(^^;。かたや、毎回その負の縁起が物議を醸す“応援弁当”も発売開始。ACL優勝と2冠達成間近の期待感が、広場の賑やかさに表れていた。
賑やかなのは北門広場も同様・・・というより南門広場以上。
1200番まで準備された前抽札は、昨年の最終節以来ではないだろうか。やはり待機列は長蛇の列。万一の場合当番をする責任を負う覚悟があれば抽選参加に異存はないけれど、どうも「?」という印象のグループもチラホラ。まあ、人のことはどうでもよい。

071118shimizu3 そんなホームチームサポの熱気と賑やかさとは対照的な、南サイドスタンド。これほど緩衝帯を広々と確保した例はあまり記憶がない。客人たってのご希望とあれば聞き入れて差し上げるしかないが、興行の観点からは甚だ芳しくない光景。待機エリアを厳重に囲ったうえにこの待遇・・・減収は免れない。ここまで厚遇したのだから、ご満足していただきたいところではある(にもかかわらず、開門前に北広場から南広場まで悠長に見物するオレンジ色のレプリカを着た清水サポ。誠意を持って厳重管理をした努力を無にして欲しくないのだが)。

071118shimizu2気になる主審の名を、MDPで知る。最近は、どうもこちらの“拍手作戦”を見抜いているらしく、いくら喝采しようとも「彼の流儀」 に戻りつつある傾向が(^^;・・・しかし、MDPで調べたところ、今シーズンはアウェイの名古屋戦、清水戦、G大阪戦でジャッジし、すべてレッズの勝利。今シーズン、清水戦は2戦とも彼の笛を聞くことに。私は席を外していたのだが、スタンドで彼を見た仲間曰く、「手を振ってくれていた」そうで、、、淡い期待はわれらに幸運をもたらしてくれるのだろうか、、、などということを期待してはならないことを、あとで思い知ることに。071118shimizu6

レッズは免停のワ級を筆頭に、負傷の暢久、堀之内、さらに達也もベンチ外。
平川を右SH、相馬を左SHという久々の布陣。FWはローテーション3人組のうち2人が不在のため永井の1トップを強いられるため、ロビーと長谷部が次列に控えて“フォロー”と“シャドウ”を兼ねるシフトに。サブ組は偶然にも「(REDS NAVI 吉沢氏曰く)岡野以外は埼玉県人」。対する清水は岡崎と青山を五輪予選で欠くものの、若手とベテランを適度に混合した、「そこそこバランスの取れた」布陣。

071118shimizu5 連戦の疲れが最も心配されたレッズではあったが、、、思いのほか運動量は豊富。2週間の中断期間があった千葉戦に比べれば確かに元気はないが、決戦4日後にしてこれだけ立ち回れれば御の字というくらいには動けていた。ACL制覇の安堵感などという緩んだ空気は微塵も感じさせない、ほどよい緊張感のある立ち上がりは、逆にゴール裏の私たちの気持ちを引き締めてくれた。
選手の動きに期待感も膨らんだ頃、アクシデント発生。
清水・兵働との接触プレーで、啓太が額を割り負傷。止血もままならず10針も縫うほどの裂傷に、悪意はないにせよ兵働当人にはお咎め無し。タイミングがずれた不可抗力で足をスパイクしてしまう反則行為とどれくらいの程度の違いがあるのだろう。。。この時抱いた判定基準への小さな不安は、最後までつきまとうことに。

071118shimizu4 十数分で無念の負傷退場の啓太に代わり、内舘IN。
直後の何分間かは、ゲームの流れになかなかフィットできないうえにどこか迷っている感じの内舘のプレーに冷や汗ものだった。しかし、さすがはベテラン、宇宙に放たれたものの自身でシュートを撃ったことで調子と落ち着きを取り戻した模様(笑)。前方にも積極的に進出しながら中盤のスペースを埋めていた。
アクシデントにチーム全体も慌てず、最終ラインも臨機応変に3→4バックへと変化させ、サイドをケアしながら中盤を厚くするなどして、今シーズンの多種多様な闘いで身につけた戦法を発揮する試合巧者ぶりを見せてくれた。
対する清水は、矢島と藤本の動きが活発。特に藤本は右に左に積極的に顔を出してくる。チョ・チェジンも前線に構えてゴールマウスをうかがっていた。
しかし。
両チームともに、「得点の匂いがしない」。
さらに、清水の選手たちの動きを見て、私は隣の仲間に思わず聞いてしまった。
「清水って、水曜日に試合があったっけ?」
などと勘違いしたなるような動きの質に、首を傾げてしまった。
加えて、奇妙なほどにサイドの選手がフリーとなり、平川や相馬に面白いほどボールが簡単に渡るわたる。時間の経過とともに「持たされている」ことに気付いた時、そこで前半終了。

後半も、この清水のペースにはめられることに。
どう見ても「中を固めてカウンター狙い」の戦法。ついこの前まで優勝争い圏内に位置していたチームとは思えない消極的な闘いぶり。この理由は、試合後の清水・長谷川のコメントによって明かされた。

「アジアチャンピオンとなった浦和レッズを倒そうというつもりでこのスタジアムに来たが、立ち上がりは固かった。アウェイの雰囲気に、分かっていても萎縮してしまい、本来の自分たちのテンポで進められなかった。(中略)決定機を作っても最後のところで体を張ってゴールを割らせないというレッズの凄さを痛感した。」

Q.浦和にサイドで良い形でボールを持たれるシーンが多かったが、そこは持たせておいて良いということだったのか、それとも結果的にそうなったのか?
「やらせて良いと思っていた。中は永井ひとりだったので、セカンドで入ってくる阿部は怖いと思ったが、ポンテにしても長谷部にしてもクロスに合わせるのが得意な選手ではないし、うちのDFの方が高さもあるので。多少、相馬と平川に良い形で持たれても中で止めれば良いと考えていた」

071118shimizu8両チームの調子は変わらず、淡々と時間だけが経過していく・・・リスクを冒さず時間を使う戦法・・・その意味では、長谷川監督の「思うツボ」の展開だったのかも知れない。
後半13分、内舘の目の覚めるようなシュートから景気づき、長谷部、ロビー、阿部、永井、と多くのシュートを放ったレッズの攻撃も、ついに西部の守るゴールを割ることはできず。決めきれなかったレッズの攻撃精度にドローの要因があることは言うまでもないのだが、どこか釈然としない清水の闘い方。柔道に喩えれば、071118shimizu9こちらは何度も襟を掴んで技をかけようとしているのに、相手にうまく「かけ逃げ」されたような、そんな感じ・・・か。
しかし、それもサッカー競技では「戦術」。
この引き分けは、3位以内に滑り込みたい清水にとっては現時点での最低限の成果だったようだ。
そしてレッズは確実に勝ち点を積み重ね、残り少ない試合数とG大阪引き分けの報も味方して、優勝への可能性をより着実にした。
緩やかな歩みではあるけれども、前進は前進。

071118shimizu10厳しい連戦スケジュールのうえ、アジア制覇を賭けた激戦を闘い抜いた直後にもかかわらず、疲れを見せながらもこれだけのパフォーマンスで闘った選手たちには、本当に頭が下がる思いがした。オジェックが賛辞を送るのも当然。
かたや、コールリーダーから「水曜日より声が出てない!」と叱咤されたゴール裏のわれら。疲れている場合ではない・・・反省しきり。

071118shimizu11次節、勝てば文句なく2連覇達成。
相手は、願ってもない仇敵・鹿島
93年の“胴上げ”にはじまり、96・98年の国立、02年ナビ杯決勝・・・ことごとく「あと1歩」のわれらの前に立ちはだかった相手・・・上等である。

過去の清算。
この壁を叩き潰さなければ、真の栄冠は訪れない。
2007act_banner2_2勝ちましょう。
必ず鹿島に勝って、優勝しましょう。

 

追記:
清水・長谷川監督のコメント:

「レッズには残り2試合しっかり勝ってもらって、我々はレッズに少しでも追いつけるように、あと2試合キッチリ戦って、天皇杯、また来シーズンに向けてトレーニングを積んでいきたい」

敵将にリスペクトされるのは非常に嬉しくありがたい限りではありますが、、、
健太さん、少々素直すぎやしませんか?
 #ま、そこが彼の人徳なのでしょうけれど(^^;

071118shimizu7追記その2:
この日の審判団は、後半にその実力を発揮することに。
私が目撃しただけでも、ハンド2回、タッチの外に出たボールの見逃し1回、エンドを割ったボール所有権の間違い1回はありました。

あまり審判批判をするのは好きではありませんが・・・

 カ ン ベ ン し て く だ さ い な 。

追記その3:
遅まきながら・・・

『07ACL決勝【HOME】セパハン戦』

コソーリとUPいたしました↓(^^;

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2007/11/16

07ACL決勝【HOME】セパハン戦

071114sepahan1終了を告げるホイッスルの音が響いた瞬間、笑顔がはじけた。
準決勝では、あんなに滂沱して泣き崩れたのに、、、なぜだろう。
どこかの時点で、“夢”が“確信”に変わったのだろうか。
今も、わからない。

掴んだ、アジア。もう離さない、離したくない。

今年の『埼玉県民の日』は、その歴史に残る特別な日となった。

 

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071114sepahan3 美園の駅から、赤い。歩道も赤い。スタジアムも赤い。昨年、G大阪との雌雄を決したあの日を彷彿とさせながら、しかしそれ以上の『想い』が込められた“赤き戦場”が紺碧の空に映える。
そして平日の真昼というのに、信じがたいほどの人・人・人の波。県民の日とあって子どもたちの姿も多い。いつもの数倍の人数が並んだ抽選列。当然時間も長々と要した。抽選の途中でクジが無くなり継ぎ足される異常事態。初めて見たクジの数字に正直呆れると同時に、いつもと071114sepahan4違う「見えないパワー」を肌で感じる。「今日は違う」と。

場内も平日とは思えない密度。すでに北サイドスタンドは満席。どこかの番号を境に、抽選は無意味なものになっていたようだった。
自分も含めた仲間6名の闘う場所は、3つの座席と階段3段。仕方なし。しかしそれでも場所はある。その場所さえも与えられず、さらに入場も参戦も叶わないサポが数多くいることを考えれば、この場が与えられただけでも幸せというもの。この厳しき状況で、不思議とモチベーションが高まった。

071114sepahan6 見知った顔に合うたびに言葉を交わす。仲間の到着に応対する。充実した時間は刻々と足早に過ぎていく。選手登場、選手紹介・・・浦和は前節・川崎戦と同じスタメン。達也の先発はなく、「せめてベンチ入りだけでも」と願った暢久の名も告げられず。対するセパハンも、第1戦の際の途中交代(ケガ?)の影響か、エース・カリミがベンチスタート。
運命の時はやってきた。隣り合う同志で手を繋ぎ、拳を天に突き071114sepahan8上げる。言葉にせずとも、『特別な試合』であることは誰もが承知。押しつぶされそうでいて、しかし快い緊張感が私たちを包む。もう後戻りはできない、前に踏み出すしかない、そんな覚悟にも似た決意の“力”が、スタジアムにいる全ての人々の背中を、押した。

闘いの口火は切って落とされた。耳をつんざくほどの咆吼。鼓膜が痛いほどに震えた。跳ねる、拳を突き上げる、手を叩く・・・闘う選手たちに、私たちができることはそんなこと。しかし、そんなことでも、何かの役に立つかも知れない・・・そう願いながら声を張り上げ続ける、それが浦和のサポーターというもの。

071114sepahan7 心配された浦和の選手たちの疲労だったが、序盤から積極的に攻めの姿勢で打って出た。豊富な運動量でピッチを駆け回る選手たちのパワー・・・“頂点”の一歩手前まで来たけれど、負ければ奈落の底、全て失う「この一戦」への闘争心が、アドレナリンを増幅させているかのような浦和の選手たちの形相。これまでの連戦による疲労を考えると、信じ難いほどのハードワークを展開している。ずっと感じていたのだが、リーグ戦よりもACLでの闘いにおける選手の動きのほうが素晴らしい今年の浦和。リーグ戦では堅実に、ACLでは堅実さにあわせ、挑戦者らしい冒険心を加えた闘い方、というように、戦術を使い分けているように見える。
そんな動きまわる浦和の選手の球際へ向かって、的確に狙い澄ましてボールを盗むセパハンの選手たち。決勝戦に相応しい、緊張感あふれる“つばぜり合い”のような勝負。しかし、私たちも固唾を飲んでいる暇はない。懸命に自分たちができることを、それぞれ与えられた場所で必死にやるのだ、、、選手たちと同じように。

071114sepahan9 「守備のチーム」と前評判のあったセパハンだったが、それは事実だと思う。確かに守備は固い。特に中盤から最終ラインまでの防御網は強い。相手ボールの際の読みと狙いが鋭い上に、判断が遅れても球際の強さでボールを奪ってきた。しかしことここ(決勝戦)に至り、仕舞い込んでいた牙を剥きだした格好だろうか、積極的に最終ラインをあげ中盤をコンパクトにして浦和陣営ににじり寄ろうとする。ボールを奪っては前線へ素早くパスを供給する典型的カウンターではあるものの、スピードは驚異。第1戦同様、浦和の裏のスペースを執拗に狙っていた。しかし・・・試合全体を通して、攻撃の精度の低さと、第1戦の展開から学んだ浦和4バックの布陣が奏功し、セパハン側の速攻に瞠目するほどの危険さは感じなかった。

かたや浦和は、パスミスや押し込まれてCKに持ち込まれる事態はあっても、どこか落ち着きが感じられた。シュートの質も、セパハンと比較して可能性のあるものがであったし、全体が申し合わせたように連動して動いているように見えた。ただ時折今年の癖か、中盤が最終ラインに吸収され、その前にできたスペースを狙われる。前線と中盤の距離が遠く、攻撃に時間がかかる。しかし、それも今年の浦和のデフォルトと思えば見慣れた光景であり、ここまでの実績を考えれば、妙な話だが、安心感があった。
だが、やはり引いてしまっては攻撃に時間と手間がかかる。さらに網をかけたようなセパハンの守備に手を焼く事態になろうとも、浦和は根気よくパスを繋いでセパハン包囲網をこじ開けていくしかない。

その努力は、実った。
ロビーの前線へのパスをセパハンDFがクリアミス。オフサイド限界に走り込んでいた永井にボールは渡り、豪快な右足一閃の弾道は、まるで「導かれるように」軌跡を描きながらゴール左隅に突き刺さった。まさに浦和の9番が「こじ開けた」先制点。ゴールが決まった嬉しさ以上に、永井から漲った勝利への“強い意志”に、魂が震える思いがした。
カウンターパンチで相手に大打撃を与えた、威力充分な先制点。理想的な形で前半終了。

うまくいきすぎて逆に不安がよぎったが、そこは「連戦連敗の過去」を背負った浦和サポの“性”。思い起こせば、通算成績をようやく五分にしたのもつい最近の話。そんなチームなのだ。その事実を自覚したほうが、最後まで油断せずに闘えるというもの。敗戦にまみれた歴史を無駄にしないためにも。

後半の笛が、吹かれた。
長かったACLの闘いも、いよいよあと数十分ですべての結果が出る。すでに声が裏返ってしまったサポーターの咆吼が、そこかしこから聞こえる。これまでの激戦を乗り越えて、最後の声を振り絞る“漢”たち。最後まで、やるしかない。

もう後がないセパハンは、後半立ち上がりから猛攻を仕掛けてくる。時折「疲労の影」も見え隠れする浦和の選手たち。だが、決して「受けて」はいなかった。押し込まれつつも攻めの姿勢を見せ続ける。イスファハンでの最後の5分間に見せた『連動性』の再現。一進一退、肉体と神経をそぎ落としあうかのような攻防に鳥肌が立った。
「すごい・・・すごい・・・すごい闘いだ・・・」
思わずつぶやかずにはいられなかった。これまで遠い世界の話だと思っていたACL・・・それも決勝の舞台。これほど胸焦がれるほどに、激しく、熱く、恐ろしく、心酔わせるものだったとは。闘争心の極限には、陶酔の世界が待っていた。かつて鹿島や横浜やG大阪に先取りされてきた世界だったが、この“禁断の果実”の味を知ってしまったからには、もう他の誰にも渡したくない---そう思った時、地から足が離れるような、魂が宙に浮くような感覚に襲われた。まるで“ランナーズ・ハイ”のように。

その感覚は、選手にも乗り移っていたのだろうか。

「自分でも、何であそこにいたのかわからない-----
サイドにいるとサポーターの声がより大きく聞こえる。それが背中を押してくれて、得点につながったのかもしれない」
                        (浦和:阿部、試合後のコメント)

071114sepahan10 闘莉王クロス→ワ級ポスト→永井GK強襲シュート→GKクリアボールを阿部HS。
関わった選手が同じ画を描いていた、連動性に満ちた素晴らしいゴールシーン。この一連のプレーは、浦和の優位性をセパハンに思い知らせ、確固たらしめるに充分なものであった。

この先のことは、、、あまり覚えていない。甘美な陶酔の世界を彷徨っているような浮遊感に包まれているようだった。
ただ、守勢に回っていても、浦和の選手たちは落ち着き払って、集中力を切らさずプレーをしていたのは覚えている。数分後、途中投入されたカリミが抜け出しゴールネットを揺らす直前、堀之内がしきりにカリミと闘莉王の位置を確認する動作が遠目からもわかった。カリミにパスが出される刹那、スッと前に出た闘莉王と堀之内。憎らしいほど落ち着いたプレー。カリミが抜けてシュートを決めたが、私はすぐさま「旗!旗!」と声を出し、メイン側副審の姿を指すことができた。自分も必死なはずなのに、なぜかそのシーンだけは冷静に「見えて」いた。何故だろう、今でもわからない。
そこから、夢の時間が終わりを告げるのに、それほど時間を要さなかった。
浦和CKの場面で主審の両手が上がり、澄んだ笛の音が鳴り響く-----。

071114sepahan11アジアにおける、すべての闘いが終わった。
完勝。そして、優勝。
準決勝を終えた直後、「まさかこんな遠く高いところまで来るとは・・・」と、昔を思えば信じられないほどのチームの成長に感慨し泣きじゃくっていた。優勝したら壊れるほどに泣くだろう、、、そう思っていたが、意外にも、私の表情は笑顔ではじけた。仲間内では「必要以上に泣くヤツ」とからかわれる私が、笑顔で喜びの瞬間を迎えたのだから、周囲の驚きも相当なものだったに違いない(笑)。
浦和の選手たちがアジアを突き抜けたように、もしかしたら、私も自分自身を「突き抜けた」のかも知れない。。。

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夢心地のなかで、華やかな宴の時は過ぎていく。
再びバックスタンドに浮かび上がる巨星。「URAWA RED DIAMONDS №1!」を高らかに唄う。功績を讃えられた選手たちへ惜しみない拍手が送られる。

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見たこともない、幻想的な世界。漆黒の夜空に舞う銀の紙吹雪・・・この歓喜の時が過ぎるのを惜しむようにゆっくりと、選手へ、クラブスタッフへと降り注ぐ。
時を止めることができるなら、、、と心からそう思った瞬間。至福の時。

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啓太から暢久へ、トロフィーが渡された。
ケガさえなければ・・・暢久そして伸二の無念は計り知れなかっただろう。しかしその無念の思いを全身で受け止めた仲間たちは、『優勝』という大きな果実を掴み取ってくれた。
啓太に促されて、主将として再度トロフィーを頭上に掲げた暢久。負傷のため志半ばで倒れた選手も、出番の無かった選手も、スタッフも、サポーターも・・・すべての力を結集して掴んだ栄冠であることが、このシーンに凝縮されていた。感無量。
 #しかし・・・さすがにそれは喰えんのだよ、暢久(笑)

071114sepahan16 延々と続くチャント、コール。
「マリッチが出てくるまで」と、はしゃぐリーダー。マリッチ・コールが果てしなくスタンドをこだまする中、私は仲間と固い握手を交わし、笑顔でスタジアムを後にした。

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スタジアムの外の世界は、すでに祝賀ムードにあふれていた。
幸せに包まれた浦和の街に足を運びたい気持ちもあったが、まだ「もうひとつの闘い」は続いている。そして夜が明ければ自分たちの日常の闘いが待っている。ここは喜びを噛みしめて、「もうひとつの栄冠」を掴み取るその時まで、心を解き放つのを楽しみに待つことにしたい。071117acl

 

  

 おめでとう、浦和レッズ。

 おめでとう、浦和サポーター。

  待ってろ、世界!

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追記:
被写体の方、ご一報いただければ、
右写真、謹呈いたします(笑)

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2007/11/13

大きな愛のように

どんなにせつなくても 必ず明日は来る
ながいながい坂道のぼるのは あなたひとりじゃない

僕は神様でないから 本当の愛は多分知らない
けれどあなたを想う心なら 神様に負けない
たった一度の人生に あなたとめぐりあえたこと
偶然を装いながら奇跡は いつも近くに居る

ああ大きな愛になりたい あなたを守ってあげたい
あなたは気付かなくても いつでも隣を歩いていたい

どんなにせつなくても 必ず明日は来る
ながいながい坂道のぼるのは あなたひとりじゃない

今日と未来の間に 流れる河を夢というなら
あなたと同じ夢を見ることが 出来たならそれでいい
僕は神様でないから 奇跡を創ることは出来ない
けれどあなたを想う奇跡なら 神様に負けない

ああ大きな愛になりたい あなたを守ってあげたい
あなたは気付かなくても いつでも隣を歩いていたい
ああ大きな夢になりたい あなたを包んであげたい
あなたの笑顔を守る為に 多分僕は生まれて来た

どんなにせつなくても 必ず明日は来る
ながいながい坂道のぼるのは あなたひとりじゃない

(さだまさし 作詩・作曲 : 『奇跡』 ~大きな愛のように~)

 

We stand beside you forever always...
Yes! Red Diamonds you're the best!!!

掴もう、アジア。

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07【AWAY】第31節@川崎戦

071111kawasaki1 前夜までの氷雨もあがり、昼に近づくにつれ初冬の曇天から小春日和のような日だまりに包まれた等々力競技場。温かな陽射しは、待機列で過ごすサポたちには、実に有り難かった。陽気にも誘われてか、時間の経過とともに増える赤い人波。しかし、開門時間が近づくと徐々に翳りゆき・・・まるで、この日の試合を暗示するかのような天候の変化。071111kawasaki2

入場。割に早い入場順にかかわらず、すでに場内は多くのサポーターで溢れかえっていた。すでに 売店も列を成している。よく見ると、販売スタッフはレッズの赤いシャツを着用。陽気な掛け声とともにてきぱきと接客する姿には好感が持てた。また庶民的で個性的なメニューも興味を引き、味もそこそこ美味(『山菜おこわ』はお勧めです)。アウェイ側スタンドにもかかわらず、手際の良い入場運営と親しみのある接客サービスは、他のスタジアムでも見習って欲しいもの。あえて難点を言えば、コンコースの狭さと、相も変わらず“電波の墓場”というところか。。。試合開始までの時間を快適に過ごせる工夫がもう少し欲しいところではある。

071111kawasaki6夕暮れ時となり、スタメン紹介。レッズは予想どおりネネに代わり闘莉王が先発から起用された他は、セパハン戦のメンバー。対する川崎は中村憲と佐原が出場停止、マギヌンが負傷欠場。レッズの選手の疲労具合&欠場選手と、川崎の欠場選手の程度を天秤にかけられるとしたら、ほぼ釣り合う格好の戦力となりそうなこの日の両軍メンバー。しかし、レッズの歴史をひもとくと、相手がこのような「主力不在」など、自軍に有利な状況の時こそ難しい試合運びを演じてしまうことが多いものである。それは、個々の試合の展開に限らず、シーズンの最終成績に到るまでの過程でも、往々にしてその傾向にある。

071111kawasaki7開始早々、ことレッズ相手にはやる気満々の川崎の猛攻が展開。鄭とジュニーニョを攻撃の核として、早いパス回しと前線のプッシュアップでレッズ陣内に押し寄せてきた。セパハン戦の時とは逆に、左サイドを再三にわたって狙われるレッズ。必死に防ごうにも「動きがついてゆかない」感じの守備では、失点も時間の 問題と思われた矢先の前半10分、谷口のフェイクに長谷部が完071111kawasaki5全にかかってしまい、突破&センタリングを許してしまう。闘莉王と阿部のクリア動作が被ってしまう不運も招き、この時点で半分以上は勝負あった・・・のだか、得点した養父のフィニッシュ動作には疑惑を残した。私も「ハンド!」と叫んだものの、判定はゴールイン。闘莉王もアピールしたものの判定は覆らず。何の因果だろう、川崎との対戦には疑惑がつきまとう宿命にあるのか・・・。

この失点により、レッズはその後のリズムを大きく崩してしまった。早々から気をよくした川崎陣営にペースを握られ、劣勢を強いられる。鄭とジュニーニョがゴール前周辺に顔を出すたびに驚異。しかし、受け身な対応に翻弄しながらも、レッズDF陣は水際でよく耐えていた。やはり最終ラインでの闘莉王の存在は大きい。だが、1点ビハインドの形勢では、「彼にとっては当然のように」時々前線まで出張し攻撃参加を試みてしまう。ますます中盤は押し込まれて不安定になり、アンバランスな陣形がどこまで持つのかと、嫌な予感がよぎりだした頃・・・ワ級倒されPK獲得。ずいぶん派手に倒れたものだ(笑)と現場で思ったが、録画で確認した範囲では、微妙な印象。確かに伊藤はワ級を引き倒しているけれど、現場で見た大きな動作ほどの衝撃であったかどうか。憶測をすれば、先刻の養父の疑惑を勘案して、主審が帳尻を合わせた感じだろうか。。。
また、このPKキッカーをワ級自らが務めたことについては、翌日の各紙が「4度目の造反」などと賑やかに書き立てているが、その話には静観したい。「ロブソンが今日は『(蹴っても)いいよ』と譲ってくれたので、感謝して蹴った」という話はウソでは無さそうだし、また実際、昨年ギド政権の際にも、監督指示のキッカーはアレだったにも関わらず1試合で2回PKを失敗した甲府戦の例もあったように、「造反」ではなく、単純に「彼の希望(蹴りたいだけ)」だと私は思っているから。
ともあれ、この1点は、この後の試合を闘うレッズの選手にとって、充分なモチベーションとなったことは間違いない。

071111kawasaki4後半。
激しくボールの所有権を争う両軍。鄭が坪井に体ごとぶつかり警告を受ける。その直後、ジュニーニョの突破にたまらず足を出した啓太が警告を受ける。このあたりから、試合が「別の意味で」緊張感を帯びてきた。倒れて動けなくなった堀之内を見たオジェックがテクニカルエリアから激昂。場内ブーイングの嵐。しかし川崎の選手たちは激しいチャージを止めることはなかった・・・審判も次第に判定基準に迷いだしたよう071111kawasaki8で許容範囲が緩くなり、ファ ウルを流し気味にしていたことが、のちのち惨事を招くこととなる展開に。ますます増長する川崎のラフプレーで、接触のたびにピッチに倒れ込むレッズの選手の姿を見るにつけ、私の背筋に悪寒が走った。「選手が危ない!」・・・悲鳴を上げたくなった。時々吠えながら、心配そうにピッチを見守るオジェック。永井が、平川がピッチにうずくまる。誰がこの事態を制御できるのか・・・

ついに、起こるべくして「変事」は訪れた。
川崎・森のヒジがワ級の顔面を強打。川崎・箕輪の指がフェイスガードにかかって外れるなど、再三のラフプレーに頭に血が上っていたことも加勢してか、トレーナーの制止も振り切り痛みに怒りに荒れ狂うワ級。ペットボトルを蹴り上げ警告、累積で次節出場停止、そして負傷退場。かたや森にはお咎め無し。スタジアムに高まる熱気に水を差す格好に。永井も阿部も負傷退場してしまったことも加味すれば、まさにやられ損。ドクターに後半からフェイスガードを外すことを許可されたことと、ワ級生来の血の気の多さが裏目に出てしまった意味では、ある程度は自ら災難を招いた部分もあることは否定できないが、それにしても、、、である。

071111kawasaki9不幸中の幸いだったのは、残りの試合時間がわずかだったことだろう。騒然とする戦況を早々に終わらせることが急務となった。あわよくば長谷部のシュートで1点返す展開にも恵まれたが、ここは安全第一、、、ワ級と交代した内舘の投入がオジェックの『意志』を表していた。
厳しい状況下で、最低限の結果として得た「勝ち点1」。
相手のラフプレーに報復することなく、中東遠征から帰国して中2日の試合でありながら、あれだけの運動量で必死に闘った選手たちを、私は誇りに思った。

後半は、川崎のカウンター一辺倒の攻撃に比べれば、勝てた試合だったかも知れない。
確かに、好機を逃した側(レッズ)に、勝ち切れなかった要因はある。
しかし、乱暴なプレーを制止し、選手たちを負傷から守れるのは、審判団しかいないはず。曖昧な判定基準でラフプレーを呼び込んだ主審、ハンドを見逃したうえに森のヒジ鉄を看過したメイン側の副審。
審判団は、ケガ人続出の事態を自らが招いたことに気付いて欲しい。

071111kawasaki10次なる闘いは、レッズの、そして日本のクラブサッカーの歴史を創る大切な一戦。
今節を向かえるまでは、「余計なお世話かも知れないけれど、共にACLを闘った同志・川崎の無念の思いも引き受けたつもりで・・・」と思っていたが、考えを改めざるを得なくなった。真剣勝負は望むところではあるが、何をしてもいいというものではない。
川崎の監督と選手には、もうその思いを抱かない。
情報提供してくれた川崎のクラブスタッフと、無念に泣いた川崎サポーターの想いは引き受けて、決勝の場に臨みたい。「背負う」などと気張るつもりはないが、その人々の魂と共に闘っているのだ、と思いたい。
本当に大きなお世話かも知れないが、、、その気持ちは私にはある。

レッズの選手たちは、もっと多くの想いや期待を背負って、決勝の舞台に立つ。
押しつぶされそうな重圧かもしれないが、自らその重圧を受けることを強く望んでここまで勝ち上がってきたのである。選手たちは重々承知しているだろうから、そんなことは私が言わなくてもいいのだ(笑)。
プレッシャーを、喜びに変えて。この喜びを「力」に変えて。
選手たちがその「力」を限りなく発揮できるよう、私たちにできることをやっていきたい。
“浦和レッズのサッカー”のすべてをぶつけて闘って欲しい。

明日は『埼玉県民の日』。
2007act_banner2_2決戦の地・埼スタで、中継のTVの前で、、、それぞれの戦場でお会いいたしましょう。
全ての力、全ての情熱、全ての誇りを集結して。

『掴もう、アジア。』

 

071111kawasaki3追記:
ただでさえサポでごった返すゴール裏に、TVクルーも潜入。
スタンド席から弾かれてようやくバルコニーに場所を確保したサポたちのスペースに、何か既得権でもあるかのように割り込んできました。カメラを担いでいれば“天下御免”なのでしょうか?。一時的なポジション取りだったにせよ(試合中はさすがに居ませんでしたが)こうした混雑した状況では多少遠慮するくらいのデリカシーが必要と思われたシーンでした。
(要するに、「撮れる場所で撮ればいい」ってことです)

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2007/11/09

07第2回『皮算用』

『第1回皮算用』から約3週間・・・
なんと、あと4試合しかないじゃないですか!(爆)
今年は第1回が遅かったために、『皮算用』と言うにはかなり推測しやすい状態となってしまいました(`・ω・´)
が・・・

まだ、わかりませんよ。

私たち浦和レッズの現在の戦況確認と、気を引き締める意味も込めて、第30節を終え残り4節となった時点での、第2回皮算用をやってみたいと思います。

※各表をクリックして別窓で参照すると、見やすくなると思います。

1.戦績データ(第30節終了時点)

071109data1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

下位については、残念ながら横浜FCが最速記録でJ2降格が決定してしまいました。
第1回皮算用から2節を終えただけですので、全体的には大きな順位変動はなかったものの、前回まで優勝の目のあった柏は戦線から脱落たうえに、前回9位だった川崎に抜かれてしまい、6位転落。結果優勝争いは、浦和、G大阪、鹿島、清水の4チームに絞られました。つまり、

 ・1~4位:優勝争い圏内
 ・5~15位:中位力
 ・16~18位:降格圏内

という、グルーピングとなりました。
浦和とG大阪の勝ち点差は7、得失点差ではG大阪が3点上回っている現状です。

2.対戦カード(第30節終了時点)

071109data2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

25節~最終節までの10節について、現時点(30節)における対戦カードの勝敗状況です。
前回同様、30節までのチーム名(太文字)の色分けは、
 :勝利  :引き分け  :敗戦  水色セル:アウェイ戦
を示します。
浦和は、29節と30節の間にあったACL準決勝@城南一和戦の死闘を制したのは慶事だったのですが、その影響もあって30節の名古屋戦を引き分けました。しかし、25節以降5勝1分け、という素晴らしい結果を残しています。負けなければ着実に勝ち点が積み重ねられますので、それはすなわち自力での優勝に近づく、ということになります。有り難いことに、G大阪が前節(29節)で清水に敗れたことにより、浦和の2連覇により弾みがついてきました。
しかし、不気味なのは鹿島。26節から5連勝を飾っています。終盤に向けて調子が上向きなチームほどいやらしいものはありません。同じく調子が上向き傾向にあるのは、川崎と清水。すべて浦和のこれからの対戦相手となるチームばかり。やはり上位陣は手強い・・・油断大敵です。

3.対戦カードの注目点と欠場選手情報(第30節以降)

071109data3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“中位力”のチームの中から、25節以降の戦績を参考に、今後「注目」となりそうなチームをピックアップし、今後の上位チームとの対戦状況と、欠場選手の情報を考慮しながら、優勝の可能性を探ってみます。

5~15位の中位力チームのなかで、
 ・25~30節の間で3勝以上しているチーム
 ・上位4チームと対戦するチーム
をピックアップしたところ、

 川崎 神戸 千葉 F東京

の4チームが該当しました。
▼“カギ”となるチーム
・上位では、浦和、鹿島、清水の「三つ巴」対決を控えています。まさに「つぶし合い」。
 しかし、、、Jの日程くんは、毎年心臓に悪いスケジュールを組む天才ですね(笑)
・中位では、前回皮算用同様、千葉が上位との対決を2試合(対G大阪、清水)を残しています。

▼各チームの展望
・浦和:
 正直、一番厳しい状況にあります。ケガ人も多く抱えています。
 しかも31-32節の間にACL決勝の大一番、33-34節の間に天皇杯5回戦もあります。
 目の前の敵をひとつずつ、確実に倒していく・・・これしかありません。
 伸二と闘莉王の復帰も可能性としてあるようですので、期待いたしましょう。
・G大阪:
 4チームの中では、一番対戦カードとチーム状況(欠場なし)に恵まれています。
 しかし、千葉、F東京、神戸という調子のいいチームとの対戦がつづきます。
 そして、最終節は・・・降格圏内脱出に必死でありながら、個人技に秀でる広島。
 恵まれた状況でいて、油断すると「真綿で首を締める」ような状況にもなりかねません。
・鹿島:
 戦績を鑑みれば、現在5連勝と勢いづいています。
 しかし残り4節全勝しなければ、優勝の可能性は限りなく低くなります。
 9連勝の成就は考えにくいため、現実は・・・厳しいでしょう。
・清水:
 対戦カード、勝ち点の状況を見れば、鹿島よりも厳しい状況にあります。敗戦=終戦。
 前節G大阪に勝利する地力を見せつけるも、今後も必死でかかってくる相手ばかり。
 次節、降格圏内脱出を目指す広島戦、正念場です。

4.優勝ラインの行方(第30節終了時点)

071109data4

 

 

 

 

 

 

上表より、清水は1敗した時点で終戦、鹿島も敗戦は許されない状況にあります。
浦和とG大阪の勝ち点差は「7」あり、試合数に換算すれば、実質3試合分のアドバンテージを浦和は保有しています。つまり、浦和は残り4試合のうち「1勝」以上でも優勝の可能性があり、「2勝」すればG大阪の全勝勝ち点を下回ることはないため、勝ち点「74」が浦和の確実な優勝ラインとなるのは、容易に計算できます。
つまり、もう皆さまわかりきっていることでしょうが・・・
優勝に必要な勝ち点は、最大「6」で、いいのです。

 ・1勝3分=勝ち点74
 ・2勝以上=勝ち点74以上

 

2007act_banner2_2ひとつひとつ。
がんばりましょう。

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2007/11/08

07ACL決勝【AWAY】セパハン戦

完全敵地。

ピッチコンディション、酸素の薄い空気、乾燥、ノドの渇き、宗教の違い、時計のない会場・・・
暢久も闘莉王も伸二もいない。万全なコンディションの選手なんていない。
身の危険の可能性を覚悟してでも現地に駆けつけたサポーターたちの熱意と真心に応えたい、と歯を食いしばって逆境を闘う選手たち。多くの人々の想いを身に浴びながら、必死に結果を求めて、体を張って最小限の良き成果を手中にできた・・・この試合を指して「内容が悪い」「つまらない」などと評する人もいるだろうが、そう仰る方は欧州サッカーや数年前の磐田のビデオでも毎日観て満足していただければ結構かと。
国内で見守る私たちは、私たちの愛する浦和レッズと浦和レッズを支える仲間たちが、厳しい現地環境のなかで闘う姿に感銘し、ただひたすら勝利を祈ることしかできない。しかし、現地で闘う選手や仲間たちの健闘を讃えることができることを喜びに、そして誇りに思う。例えば、徒競走で顔をゆがめながらも懸命に走る我が子に対し、「変な顔で走って笑っちゃった」なんて言えるだろうか。「よくがんばったね」と褒め讃え、抱きしめたり頭をなでてやりたいと思う、そんな自然な愛情に似ている。
形なんて、どうでもいい。
過酷な現実には、結果がすべて。それが決勝戦。

071107sepahan1 私のこの日の闘いは、ここから始まった。とにかく試合前までに帰宅し、自宅TVの前でスタンバイすることが私にとっての最低限の参戦条件だった。旅程は順調に運び、無事参戦叶う。自宅TVの放送開始間もなく映し出されるスタンドの仲間たち。黒い布を頭に被った女性たちの姿が確認でき、入場を許されたことがわかり、安心。性別の違いで扱いに差が出てしまう風習や宗教や国柄があることについては私もある程度の知識と理解は持っているけれど、それにも程度というものがあると思う。生まれながらの条件に不公平感を生み出すそんな「掟」のようなものには、女としては理不尽さを感じざるを得ない。余談だが、私の故郷は“男尊女卑”精神の代表地のように表向きには呼ばれるものの、実態は女性が強大な実権を握っている。「看板に偽りあり」(笑)。タテマエとホンネの違う、「自由な矛盾」と「面白さ」があるこの国が、私は好きだ。

郷に入れば郷に従え。
しかし。
頭は覆い隠せても、ほとばしる情熱は隠せない。イスファハンの空にこだまする、われらが精鋭の逞しき声。現地に行けない国内組の想いも一緒にのせてくれたような力強い歌声が、電波を通して彼の地から伝わってくる。もっと感情移入して言えば、自分たちの想いが現地組の声となって跳ね返って届いた・・・勝手な思い上がりだけれど、そんな気がした。

抑えきれない心の高揚感は、キックオフの笛と共に解き放たれた。
開始直後は、やや慎重そうに対処しているように見えた浦和の選手の動きだったが、数分経過すると、どうやら選手たちが「意図的」にそうしているのではなく、「やむを得ず」そうしているような、そんな様子が見て取れた。
明らかに、おかしかった。
何人かの選手が語ったように、「ノドの渇き」「空気の薄さ」は予想以上に早く選手に襲いかかってきたようだった。そしてぎこちないボール扱い・・・想像以上にピッチコンディションは影響を与えていたようだった。浦和の選手にはボールがうまくおさまらない。それを嘲笑うかのように、まるでボールに磁石でもついているかのようにトラップをおさめるセパハンの選手たち。特に長谷部は苦しかったのか、ボールチェックのための「あと一歩」が出ないうえに、球際で奪われたボールへのあきらめも早い。ボールを保持しては標的にされるようにセパハンの選手が奪いに来る、倒される。。。
また、スタメンの変更も多少の影響はあったのかも知れない。「右サイド阿部」の実況を聞いた時は、「永井の後方支援だろう・・・」くらいに思っていたものの、さにあらず。暢久のポジションを踏襲するのではなく、ほぼDFに吸収される態勢(4バック気味)。右サイド前面に生じるスペースには、時折啓太がタッチラインまで出張してきた。ルーズになる中盤、間延びする前線とDFラインの距離・・・さらに、セパハンの素早い攻守の切り替えと正確なパスワーク、当たりの強さに、苦しい展開を余儀なくされる浦和。
しかし、“辛抱強さ”は今年の浦和の戦術のひとつ。サイドチェンジを繰り返しながら、左サイドに活路を見いだした。平川の突破→永井HSを皮切りに、永井のミドルSと砲撃したのが奏功したのか、前半終了前に、ロビーの無回転ミドルがファインゴールとなった。

良い時間帯に得点し、理想的な形で前半を折り返した浦和だったが、、、
さすがは決勝戦、敵も然る者。
セパハンは、前半攻め立てられた自軍右サイドの手当を敢行(堀之内コメント参照)。1度に2人の選手交代にも効果があったのか、慎重になって自陣深く下がってしまった平川の前のスペースを利用され、中央へのパスを供給されてしまった。防御に来た阿部の足が滑ってしまったのは不運としか言いようが無く、1度はポストに助けられたものの、次の瞬間にはゴールマウスも味方してくれなかった。前半から攻め立てられたものの、相手のフィニッシュの精度の低さに助けられ辛うじて失点を防いではきたが、ゴール前ど真ん中フリーの選手の前にボールが転がってきたのでは万事休す。やはりアジアは甘くない。
その時点から後半40分くらいまでは、文字通り「祈るしかない」展開。同点に追いつき勢いづいたセパハン。前半、攻撃の起点となった平川はそのまま押し込まれてしまい、浦和は好むと好まざるとに関わらず劣勢を強いられた。高さ対策から守備にも貢献していた永井やワシントンも、前半にも増して自陣に戻り守備に奔走。しかしいざマイボールにするも、そこからの時間と距離が長く・・・なかなか前線へ戻ったワシントンまでボールが届かない。届いても足下を狙われる。ボールを奪われてはカウンターを浴びる。固くスピーディな試合展開、襲いかかる気候条件に、心身ともに消耗も激しさを増してきているのが、画面を通じてもよく見て取れた。

だが。
そんな浦和を、都築を、ゴールマウスの神様はお見捨てにならなかった。目を覆いたくなるような危険なシュートにも、どこ吹く風でボールを見送ってくださった。数あるチャンスを決めきれなかったセパハンは勝手に調子でも崩してくれたのか、あるいは浦和の粘りが報われたのか、、、後半40分くらいから、浦和は前線からのプレスが効きはじめ、高い位置でのボール奪取にことごとく成功するように。どうやらセパハンの選手も、この頃から足が止まりだした様子。そこを見計らっての浦和の計画的逆襲なのか、あるいは時間帯を考えた総攻撃態勢だったのかはわからないが、最後の数分間の浦和の頭脳的で活力ある攻撃に、私は大きな期待を持つことができた。決して“受け身”を続けるのではなく、機を見て戦術を変える力を持っているのだ、決して劣勢に無策ではないのだ、と。もし、今日引き分けても、次戦に向けて、実力の片鱗を見せてくれたような、そんな思いがした。
相手の攻撃を受け止め、辛抱強く耐え忍び、虎視眈々と機をうかがい相手を追い詰める・・・まるで、勧善懲悪ドラマのように、悪人には時間ギリギリの状態まで悪事の限りを尽くさせておいて、最後に颯爽と現れて悪人どもを懲らしめるヒーローのような、そんな感じ(笑)。

浦和レッズ。なんて大人のチームに成長したのだろう。
価値ある、アウェイゴール1点奪取のドロー。解釈によっては、次戦0-0勝利のアドバンテージしかないとも言えるし、その意味では城南戦以上の苦境とも言えるかも知れない。
だが、浦和はまだ何も手にしていないが、何も失ってもいない。
勝てばいいのだ。

最後の1試合に勝てば優勝できる・・・『180分1本勝負』の意味をより鮮明にしてくれた結果となり、逆に余計な悩みも無くなったというもの。

2007act_banner2_2あとひと試合、最後の試合。
必ず、必ず、勝ちましょう。
がんばりましょう。

 

イスファハンに行かれた皆さま、本当にお疲れ様&ありがとうございました。
しかし・・・西鉄ツアーの皆さまにおかれましては、大変な事態となり、ただただ心配です。
一刻も早く、皆さま全員が無事に帰国できますよう、心より祈っております。
そして、等々力で、お会いいたしましょう。

 

追記その1:
『セパハン』と聞いて、“鉄馬乗り”な皆さまにおかれましては、微妙に反応されたことでしょう。
 つ『セパレートハンドル』(笑)

追記その2:
BS朝日の画面は、自宅TVが旧型ブラウン管のため、横方向が圧縮され、通常でも縦長に見えるのですが、昨日はさらに縦長に見え、「このピッチ、正方形?」と気になっていたのですが、、、どうやら変形ピッチだったみたいですね。
一瞬、TVを買い換えようかと焦りました(^^;

071107sepahan2追記その3:
そのTVに映し出された番組終了前の映像。
エンドロールのような字幕が流れ出したので、
「そうか、今までのは映画か?」
ボケ勘違いさせてもらいました。

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2007/11/01

最近の悩み第2章@その3

前回の悩み(その2)は、こちら。

前回から2ヶ月・・・何だかんだぼやきながら、神戸と城南以外のアウェイは何とか全部参戦できました。
しかし、今もなお、レッズと共に闘う日々は続いているわけで、目の前の試合と並行しながら、今後の遠征の段取りや準備など、皆さまもあれこれ工面しながら行っていらっしゃることと存じます。

んで。
私のこの2ヶ月の状況をご報告いたしますと、、、

071101nayami1

 

 

 

 

 

 

 

数々の、抽選に敗れ去り・・・

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ACL決勝進出が決まった24日の深夜。
「朝起きてから、申し込みボタンを押そう」と、日和ったばかりに翌朝10時には売り切れて・・・

 (つ;д`) エーン・・・

仕方がありません。
数少ない国内遠征に目を向けてみました。

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 12/10(月) 豊田スタジアム!(゚∀゚)b

お、そうだ、12月と言えば・・・

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 12/8(土) 長崎県立総合運動公園陸上競技場・・・諫早!(゚∀゚)b

   (゜Д゜)

  (つд⊂) ゴシゴシ...

   ((((;゚Д゚))) ハッ!

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 12/19(水) 長崎県立総合運動公園陸上競技場・・・諫早!

 ガーン ガーン ガーン!  ((((;゚Д゚)))

日程変更という事態になるのは、う、うれしいんですが・・・
諫早に水曜日。。。_| ̄|○ orz...

 いや。 (→注釈:「嫌」ではなく「否」のほうです。読み返したら意味が2通りありますね(^^;)

もしこうなって、行けなくなるかどうかなんて・・・そんなこたぁ、構いませんよ。
そんなことより、

 「ACL優勝。」

これこそが、本懐ですから。

イラン遠征に行かれる皆さま、どうかどうか、よろしくお願いいたします。
私の魂を、遠征に行かれる皆さまに託します。

 ※外務省HP『イラン:サッカー観戦に伴う留意事項(2007/10/30)』

くれぐれも、、、ホントに道中くれぐれもお気を付けて。

西アジアへは行けなくなった私ですが、明日から日本の南へ飛ぶことにしました。
実家でお世話になった方が先週急逝したため、お悔やみに参上するのを兼ねての里帰り、といたしました。実はイランツアー追加募集のチャンスも巡ってきたのですが、この機会に「帰ってこい」という、何かの思し召しかと思い、イラン遠征は断念いたしました。
こういう時間も、人生においては必要なものだと思いましたので。


で。
ダンナは・・・置いていきます(笑)。

もちろん、7日には、さいたまの空の下から、”We are REDS!”を叫びます。
それまで、しばし休載いたしますのが、何卒ご理解&ご容赦くださいませ m(_ _)m
何かネタを見つけたらば、ケータイからでも発信します(^^;
それでは次回まで、皆さまごきげんよう(^^ゞ

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