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2007/11/20

07【HOME】第32節@清水戦

071118shimizu1 水曜日の興奮冷めやらぬ埼スタ南門広場。
試合開始が14時とあって、まだ10時前なのにサポたちの出足も早い。周囲を見渡せば、グッズ売店が半建築物化(!)されて、某デパート1階のコーナーのようなゲートまで設置(^^;。かたや、毎回その負の縁起が物議を醸す“応援弁当”も発売開始。ACL優勝と2冠達成間近の期待感が、広場の賑やかさに表れていた。
賑やかなのは北門広場も同様・・・というより南門広場以上。
1200番まで準備された前抽札は、昨年の最終節以来ではないだろうか。やはり待機列は長蛇の列。万一の場合当番をする責任を負う覚悟があれば抽選参加に異存はないけれど、どうも「?」という印象のグループもチラホラ。まあ、人のことはどうでもよい。

071118shimizu3 そんなホームチームサポの熱気と賑やかさとは対照的な、南サイドスタンド。これほど緩衝帯を広々と確保した例はあまり記憶がない。客人たってのご希望とあれば聞き入れて差し上げるしかないが、興行の観点からは甚だ芳しくない光景。待機エリアを厳重に囲ったうえにこの待遇・・・減収は免れない。ここまで厚遇したのだから、ご満足していただきたいところではある(にもかかわらず、開門前に北広場から南広場まで悠長に見物するオレンジ色のレプリカを着た清水サポ。誠意を持って厳重管理をした努力を無にして欲しくないのだが)。

071118shimizu2気になる主審の名を、MDPで知る。最近は、どうもこちらの“拍手作戦”を見抜いているらしく、いくら喝采しようとも「彼の流儀」 に戻りつつある傾向が(^^;・・・しかし、MDPで調べたところ、今シーズンはアウェイの名古屋戦、清水戦、G大阪戦でジャッジし、すべてレッズの勝利。今シーズン、清水戦は2戦とも彼の笛を聞くことに。私は席を外していたのだが、スタンドで彼を見た仲間曰く、「手を振ってくれていた」そうで、、、淡い期待はわれらに幸運をもたらしてくれるのだろうか、、、などということを期待してはならないことを、あとで思い知ることに。071118shimizu6

レッズは免停のワ級を筆頭に、負傷の暢久、堀之内、さらに達也もベンチ外。
平川を右SH、相馬を左SHという久々の布陣。FWはローテーション3人組のうち2人が不在のため永井の1トップを強いられるため、ロビーと長谷部が次列に控えて“フォロー”と“シャドウ”を兼ねるシフトに。サブ組は偶然にも「(REDS NAVI 吉沢氏曰く)岡野以外は埼玉県人」。対する清水は岡崎と青山を五輪予選で欠くものの、若手とベテランを適度に混合した、「そこそこバランスの取れた」布陣。

071118shimizu5 連戦の疲れが最も心配されたレッズではあったが、、、思いのほか運動量は豊富。2週間の中断期間があった千葉戦に比べれば確かに元気はないが、決戦4日後にしてこれだけ立ち回れれば御の字というくらいには動けていた。ACL制覇の安堵感などという緩んだ空気は微塵も感じさせない、ほどよい緊張感のある立ち上がりは、逆にゴール裏の私たちの気持ちを引き締めてくれた。
選手の動きに期待感も膨らんだ頃、アクシデント発生。
清水・兵働との接触プレーで、啓太が額を割り負傷。止血もままならず10針も縫うほどの裂傷に、悪意はないにせよ兵働当人にはお咎め無し。タイミングがずれた不可抗力で足をスパイクしてしまう反則行為とどれくらいの程度の違いがあるのだろう。。。この時抱いた判定基準への小さな不安は、最後までつきまとうことに。

071118shimizu4 十数分で無念の負傷退場の啓太に代わり、内舘IN。
直後の何分間かは、ゲームの流れになかなかフィットできないうえにどこか迷っている感じの内舘のプレーに冷や汗ものだった。しかし、さすがはベテラン、宇宙に放たれたものの自身でシュートを撃ったことで調子と落ち着きを取り戻した模様(笑)。前方にも積極的に進出しながら中盤のスペースを埋めていた。
アクシデントにチーム全体も慌てず、最終ラインも臨機応変に3→4バックへと変化させ、サイドをケアしながら中盤を厚くするなどして、今シーズンの多種多様な闘いで身につけた戦法を発揮する試合巧者ぶりを見せてくれた。
対する清水は、矢島と藤本の動きが活発。特に藤本は右に左に積極的に顔を出してくる。チョ・チェジンも前線に構えてゴールマウスをうかがっていた。
しかし。
両チームともに、「得点の匂いがしない」。
さらに、清水の選手たちの動きを見て、私は隣の仲間に思わず聞いてしまった。
「清水って、水曜日に試合があったっけ?」
などと勘違いしたなるような動きの質に、首を傾げてしまった。
加えて、奇妙なほどにサイドの選手がフリーとなり、平川や相馬に面白いほどボールが簡単に渡るわたる。時間の経過とともに「持たされている」ことに気付いた時、そこで前半終了。

後半も、この清水のペースにはめられることに。
どう見ても「中を固めてカウンター狙い」の戦法。ついこの前まで優勝争い圏内に位置していたチームとは思えない消極的な闘いぶり。この理由は、試合後の清水・長谷川のコメントによって明かされた。

「アジアチャンピオンとなった浦和レッズを倒そうというつもりでこのスタジアムに来たが、立ち上がりは固かった。アウェイの雰囲気に、分かっていても萎縮してしまい、本来の自分たちのテンポで進められなかった。(中略)決定機を作っても最後のところで体を張ってゴールを割らせないというレッズの凄さを痛感した。」

Q.浦和にサイドで良い形でボールを持たれるシーンが多かったが、そこは持たせておいて良いということだったのか、それとも結果的にそうなったのか?
「やらせて良いと思っていた。中は永井ひとりだったので、セカンドで入ってくる阿部は怖いと思ったが、ポンテにしても長谷部にしてもクロスに合わせるのが得意な選手ではないし、うちのDFの方が高さもあるので。多少、相馬と平川に良い形で持たれても中で止めれば良いと考えていた」

071118shimizu8両チームの調子は変わらず、淡々と時間だけが経過していく・・・リスクを冒さず時間を使う戦法・・・その意味では、長谷川監督の「思うツボ」の展開だったのかも知れない。
後半13分、内舘の目の覚めるようなシュートから景気づき、長谷部、ロビー、阿部、永井、と多くのシュートを放ったレッズの攻撃も、ついに西部の守るゴールを割ることはできず。決めきれなかったレッズの攻撃精度にドローの要因があることは言うまでもないのだが、どこか釈然としない清水の闘い方。柔道に喩えれば、071118shimizu9こちらは何度も襟を掴んで技をかけようとしているのに、相手にうまく「かけ逃げ」されたような、そんな感じ・・・か。
しかし、それもサッカー競技では「戦術」。
この引き分けは、3位以内に滑り込みたい清水にとっては現時点での最低限の成果だったようだ。
そしてレッズは確実に勝ち点を積み重ね、残り少ない試合数とG大阪引き分けの報も味方して、優勝への可能性をより着実にした。
緩やかな歩みではあるけれども、前進は前進。

071118shimizu10厳しい連戦スケジュールのうえ、アジア制覇を賭けた激戦を闘い抜いた直後にもかかわらず、疲れを見せながらもこれだけのパフォーマンスで闘った選手たちには、本当に頭が下がる思いがした。オジェックが賛辞を送るのも当然。
かたや、コールリーダーから「水曜日より声が出てない!」と叱咤されたゴール裏のわれら。疲れている場合ではない・・・反省しきり。

071118shimizu11次節、勝てば文句なく2連覇達成。
相手は、願ってもない仇敵・鹿島
93年の“胴上げ”にはじまり、96・98年の国立、02年ナビ杯決勝・・・ことごとく「あと1歩」のわれらの前に立ちはだかった相手・・・上等である。

過去の清算。
この壁を叩き潰さなければ、真の栄冠は訪れない。
2007act_banner2_2勝ちましょう。
必ず鹿島に勝って、優勝しましょう。

 

追記:
清水・長谷川監督のコメント:

「レッズには残り2試合しっかり勝ってもらって、我々はレッズに少しでも追いつけるように、あと2試合キッチリ戦って、天皇杯、また来シーズンに向けてトレーニングを積んでいきたい」

敵将にリスペクトされるのは非常に嬉しくありがたい限りではありますが、、、
健太さん、少々素直すぎやしませんか?
 #ま、そこが彼の人徳なのでしょうけれど(^^;

071118shimizu7追記その2:
この日の審判団は、後半にその実力を発揮することに。
私が目撃しただけでも、ハンド2回、タッチの外に出たボールの見逃し1回、エンドを割ったボール所有権の間違い1回はありました。

あまり審判批判をするのは好きではありませんが・・・

 カ ン ベ ン し て く だ さ い な 。

追記その3:
遅まきながら・・・

『07ACL決勝【HOME】セパハン戦』

コソーリとUPいたしました↓(^^;

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コメント

お疲れ様でした。

オレンジ色のご一行様は、待機列をスタジアムの柵の中にするなど、厳重な隔離を目指していたようですが、柵の中にトイレが無くて、隔離不十分だったようです。
ペルシクケディリ戦やセパハン戦で使った「あれ」を置けば、完全隔離出来たのに、残念です。次回はぜひ検討して欲しいです。

この次は三連休の真ん中の日で、水曜の試合も無いので(細貝を除く)、選手、サポとも休養十分で戦えますね。
ホーム最終戦、勝って決めましょう。

投稿: sat | 2007/11/20 20:13

メイン・アッパー、ゴールラインの延長線上ぐらいでした。

なんか王者の風格を感じさせる戦いぶりでしたね。例えて言えば横綱が幕下のお相撲さんに胸を貸しているような(いえいえ○かつぎ相手になどとは申しませぬ…、6月の一件があるのでホントは言いたいが…)、アジア・チャンプの重みですね、きっと。

戦いぶりには涙がでます。

投稿: なごやのじーじ | 2007/11/20 22:39

nigoeさん、こんにちわ。
スコアレスドローの試合は、ストレスが溜まりますね。
でも、この試合は、両者ともしっかりと攻撃しながらも、守備陣の頑張りで完封しあったということじゃないでしょうか。どちらの攻撃も迫力があり、楽しめるサッカーでした。
たまのりは、メイン・ロアー・アウェー寄りの住人ですので、後半終了間際の都築とフェルの1対1には、絶叫モードでした。(都築の神セーブに大感謝!!)いやぁ、いいもん魅せてもらいましたぁ・・・。

さあ、次は鹿戦です。ヴェルディ亡き後、J1でたまのりが最も嫌いなチームです。同じようなサンバのリズムでもパルの応援は苦にならないけど、磯のはたまのりの嫌悪神経を激しく掻き乱します。(鹿の負けが、レッズの勝ちより嬉しい日があることは、内緒だ。)
絶対に勝って、間抜け面な鹿共の(涙)目の前で、シャーレを高々と掲げましょう。「浦和レッズカンペオーン」を朗々と謡いましょう。

投稿: たまのり | 2007/11/21 14:42

@satさま

>>ペルシクケディリ戦やセパハン戦で使った「あれ」を置けば、完全隔離出来たのに、
あー、「あれ」ですね・・・
使うのはいいのですが、人のチームの「もの」を誰が片付けるのかな?と考えると、禿しく悪寒が・・・(笑)

試合のない水曜日は久々ですね。試合もあって、仕事もあって、、、とサポの疲れもピークでしたから、次節の大一番を前に貴重な休息が取れました。
必ず勝って、2連覇を決めましょう!

@なごやのじーじさま

>>なんか王者の風格を感じさせる戦いぶりでしたね。
今年はまさに「百戦錬磨」という言葉に相応しい経験を積んでいますよね。その経験をチームの財産として活かせているから、成長しているのでしょう。落ち着いた試合運びもしかりです。ホント、闘いぶりに涙が出ます。
さらなる“高み”を目指していく、われらが愛するクラブ・・・幸せですね。

@たまのりさま

>>同じようなサンバのリズムでもパルの応援は苦にならないけど、
>>磯のはたまのりの嫌悪神経を激しく掻き乱します。
イソのは、産婆のフリした「コンバットマーチ系」ですので、混じり気のない音楽を愛する国民の皆さまには「騒音」にしか聞こえない、という検証結果が、国際音響学会(偽)の研究報告で発表されています。

彼らには次節、荘厳なる合唱曲『浦和カンペオン』を、鼓膜が破れるほどに聞かせて進ぜましょう。

投稿: nigoe | 2007/11/21 18:38

風邪をこじらせてしまい結局行けなかった埼スタ。。。
レポートありがとうございます。

本年、期せずして3回もシカスタで聞かされた磯のアレ・・・(しかもうち2回は鹿圧勝でゴキゲンモード大暴発(-.-)

どの大会であろうと、
シーズン中のどのタイミングであろうと、
もしかして賞金も何も関係ない中位同士の戦いであろうと、
鹿にだけは負けたくないんです!!

ということで、土曜日はあいつらの前で喜びたいなぁ。。。。

投稿: えりぴょん | 2007/11/21 23:25

@えりぴょんさま
どうもどうも、、、このたびは大変でしたね。だいぶ落ち着かれましたでしょうか。
体調を崩されたとのこと、何卒ご自愛くださって来る週末の「決戦」にはぜひご参戦できますこと願っておりますm(_ _)m

>>ということで、土曜日はあいつらの前で喜びたいなぁ。。。。
あちら様の喜ぶさまを、さんざ拝見させていただいてばかりで大変恐縮でした。今後はこちらが喜びを披露して、あちら様にご覧になっていただく番ですね。
必ず勝ちましょう(^o^)/

投稿: nigoe | 2007/11/22 17:49

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