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2007/10/01

07【HOME】第27節@新潟戦

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070930niigata1 横浜での厳しい残暑からたった一週間しか経過していないのがウソのような、冷たい秋雨降りしきる9月の終わり。抽選を終え、スタジアムの仮開放エリアで開場までのひとときを過ごす。雨具を準備して試合に臨むのはいつ以来だったか・・・と思えるほど久々の雨のマッチディ。服も持ち物も濡れながらの入場。これまで暑さはあったものの天候に恵まれていたことのありがたさを実感。

結局、雨は止むこともなく試合の時を迎える。
070930niigata3 雨に濡れ、映える赤にぐるりと囲まれたビジター席のポンチョの色も鮮やかなスタンド。ピッチに表れた選手たちも濡れながらのアップ。水曜日に全州での試合をこなし木曜日に帰国したばかりの選手たちのコンディションが気になるところではあったが、時折笑顔ものぞかせながら試合へ備えていた。明るい表情に少し安心をもらった。

今節のもうひとつの関心事が、スタメンの顔ぶれ。
070930niigata6“ターンオーバー”の可能性がささやかれていたが、結局ベンチから外れたのは伸二と達也。それも単純に休養という理由ではなく、怪我とのこと(伸二:左足首痛、達也:全北戦での打撲)。要はいつもと変わらぬメンバーのまま。オジェックが容赦ないのか、はたまた「今の上向きな気持ちを崩したくない」という選手の希望なのか、その両方なのかそれとも先日の川崎の一件(主力8人抜き)も少し影響があるのか無いのか・・・いろいろ思いつく070930niigata5けれど、明白な現実問題は「選手のコンディションや如何に?」と いうこと。今節だけでなく、ACLも次節も闘い抜いていくための力を維持して厳しい現実を乗り越えていかなくてはならない、という命題を果たすことができるのか。さまざまな不安や心配に包まれながら、埼スタ・センターサークルに置かれたボールは蹴られ、動き出した。。。

070930niigata4冷たい雨をたっぷり吸ったピッチは、想像以上の“重馬場”。芝に足を滑らせる選手、水溜まりに走る勢いを奪われるボール・・・ 埼スタでの意外なピッチコンディションに、選手たちも戸惑いを隠せない様子。パスを受けようにもその手前で転んでしまう状況では、イメージどおりのプレーは困難。誰のせいでもない故に、余計にフラストレーションと体力の消耗を招いてしまうようだった。しかし、条件はみな同じ。双方の選手とも、序盤から根気を要求される持久戦を強いられてしまった。こうなってしまっては「奇麗なサッカー」とは縁遠い世界。ドタバタな展開の中、どうやってチャンスをものにするかが勝負どころとなることが、容易に予想された。

070930niigata2 立ち上がりは体力に勝る新潟が勢いで押していたものの、この悪条件が幸いしたのかどうなのか、疲労はあっても技術に勝るレッズが徐々に盛り返すように。サイドからの敵陣侵入が活発化し、さあ反撃と思ったのも束の間、、、その先が続かない。というのも新潟守備陣にドン引きにされ、スペースがない。そこでレッズ攻撃陣のアクセントとして期待されるのが『ワ級』であるが・・・ポストプレーで落とした球は狙われてさらわれていく。加えて2トップには厳しいマークがまとわりついてくるために、前線へのボール供給がままならない。こぼれ球へのアプローチは、出足に勝る新潟の選手に軍配。
しかし。
私には、レッズの選手は必要以上の無理をあえてしないように見えた。「ひかえめ運転」モードと言うべきか。前節・横浜戦の前半もそうであったように、状況を窺いながら前半を過ごしていたのではないかという印象が強かった。相手の陣形のためもあるが、ポストプレーに終始。攻撃に工夫がない印象も確かにあったが、どちらかと言えば、横浜戦の試合運びのイメージが、この日の試合と重なる残像として私の中には残っていた。

後半のレッズは、前半とは対照的に積極的に。
ピッチと自分たちのコンディションを考慮に入れ、特に攻撃ではマイボールののちは速攻と、簡単なプレーを心がけていたようだった。ボールも活発に動き出し、シュートの数も俄然増えた・・・が、厄介なことに、そのチャンスの山がことごとく決まらない。ゴール裏で見守るわれらも形勢が決するのは時間の問題と思っていたが、決まらぬゴールに次第に焦れ、溜息が漏れるように。時折、「何やってんだよ!」との声も飛んだが、それは過酷な連戦を耐えて闘う選手の苦労を知らぬ身勝手な言葉というもの。励ましこそすれ野次るなどとは、、、自らの厚顔無恥をひけらかすような振る舞いは慎んで欲しいと思う。

思うようにならないボールの行方に、疲労の色が濃くなった頃、永井OUT岡野IN。
攻撃のカンフル剤として効果的な岡野の投入かに思われたが、、、残念にもこの日はスペースもなくパスを貰う機会も少なかった。しかし、この“不思議なオーラを持つ漢”がピッチに送り込まれただけで、レッズの選手たちの血流速度は増す。年長者のがんばりが若手のやる気を引き出している好例とも言えるかもしれないが(笑)、それとは別に、見えないパワーをピッチに持ち込んでくれているのは皆さまご周知のとおり。多くの観衆が引き分けムードを感じだしたであろう展開にも、私は不思議に楽観し、そして確信していた。何故だかわからないけれど。

070930niigata7 そんな当て推量な私の予感は、幸運にも当たってくれた。
否、幸運だったのは私の勘であり、決勝点を挙げた経緯は幸運でも偶然でもなく、『必然』だったと思う。
すでに新潟の選手も消耗し、随所に集中力を欠くプレーが散見されていたし、強いて言えば「引き分け狙い」の姿勢が見えていた。国内リーグとACLの2冠という偉業を目指すチームが、消極的な態度を示すチームを見逃がすわけがない。
辛抱強くポストプレーに徹したワ級からのこぼれ球をロビーが一閃!
070930niigata8 貪欲に勝利を求める者と、リスクを減らしてその場を凌ごうとする者との違いの表れなのかも知れない。
その前者の象徴・・・ロブソン・ポンテ
全北戦で受けた傷だらけの体を顧みず、それでもなお死地に活路を見いだす漢。
今、私は、サッカーの魅力を、彼を通して魅せられている・・・恍惚にも似た感覚で。

070930niigata9 1-0の辛勝だったが、今後は結果がすべて。
それなら、選手の疲労を充分考慮して、交代枠をもっと有効に使うべきでは、、、という考えも当然あるはず。
しかし、オジェックが、あえてメンバーを替えなかった意図は、このような焦れる展開に勝利した自信によって、疲労を乗り越えさせようとしているところにあるのではないだろうか。勝利で得た自信とメンタリティーの昂揚は、格別の栄養剤になるはず。厳しい連戦を闘い抜くための究極の方法であるが、しかしこれは選手に適応可能な資質がなければ成立しない手法だと思う。
されど、選手も“人の子”である。練習日は、ほぼクールダウンに当てていると聞いているが、それほどの過密日程で、どのようにコンディション調整をしているのだろう。。。

啓太が、こう言ったそうだ。

「超回復という言葉がある。試合が練習になっているというか、きょうは走れた」

今まで見たことのない、凄いチームに変貌しはじめている予兆だろうか。
何とも恐ろしく、そして頼もしい。

ACL準決勝・城南一和戦------。
勝利を得るのは『容易』ではないが、決して『困難』ではない。
今節は、そんな手応えを感じた、貴重な一戦となったのかも知れない。

 

070930niigata11 追記:
試合後、おねだり的にコールを続けていたら、着替えてスタンドの声援に応えに来てくれたロビー、、、やはりお疲れの表情。
ゴメンよ、そしてありがとう。

 

 

070930niigata12 追記その2:
「韓国、まだ間に合いますっ!」
悩ましく、そして後ろ髪引かれるリーダーのお誘いの言葉・・・

 _| ̄|○ orz...

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コメント

 訳あって土曜早朝京都へ、そして日曜早朝京都から東京へ!名古屋を出るときゃー、雨なんざ全く頭になし!半そで姿で出たもんで…。うむサングラスは持って出たなー!
 昨日メインアッパーで雨具もなく8番のレプリカ姿で咳き込みながら震えていたジージ、それは私です(笑)
 おまけに神様ポンテ(格上げ)のゴールで震えが2倍にも3倍にもなって、いまもあのシーンを思い出すと震えが止まらない、ジージではありました。いや、すごかった!

投稿: なごやのじーじ | 2007/10/01 21:21

昨日のスカパーアフターゲームショーで、、、、
インタビューに答えたキャプテン&岡野が、、、
"また韓国に来て下さい・・・ "

すみません、無理です。
都内のスポーツバーで勘弁して下さい・・・・

投稿: えりぴょん | 2007/10/01 21:55

@なごやのじーじさま
移動が大変な週末だったのですね、、、お疲れ様でした。
って、埼スタにいらしていたのですね!(゜∀゜)
雨具をお持ちで無かったとは・・・でもメインアッパーであれば何とか雨は凌げましたでしょうか?(^^;
体調はいかがでしょうか、どうぞご自愛ください。

@えりぴょんさま

>>すみません、無理です。
実は昨日の埼スタで会った友人知人らと話しておりました。

「人員を分けて派遣すべきであった」と。(つ;д`)

城南戦、某ツアー会社の申込状況は相当少ないようです(100人以下)。それを聞いて断腸の思いがしました。。。
来年ACL遠征の課題として、試合日程とサポの財力・生活を念頭に置いた遠征プランを、クラブも後援会もサポ自身も検討しなければなりませんね。
なにせ、サポは「自腹」だし大半は「勤労者」ですから。。。_| ̄|○

投稿: nigoe | 2007/10/02 00:29

同じく国内残留組でありますが。

「兵力の逐次投入」は、効果が薄いといいます。
やはり、全北へたくさんのサポが向かったことは良かったのだと思います。
城南も全北でのあの赤さに脅威を感じていると思いますし(いざふたを開けてスタに集う人が少なくても、相手はあの幻影に怯えるのではないかと。)、たとえ人数が少なくとも、いや、少ないからこそ、力を発揮するのがレッズサポだと思いますので。
(仮に昨年のリーグ最終戦と翌翌週の天皇杯とを均等にしたら、あの結果が得られていたかどうか。)

投稿: sat | 2007/10/02 07:03

@satさま

>>城南も全北でのあの赤さに脅威を感じていると思いますし
>>(いざふたを開けてスタに集う人が少なくても、相手はあの幻影に怯えるのではないかと。)
おお、なるほど・・・まるで「河越夜戦」に似た戦法ですね。確かに全北戦で与えたインパクトは、韓国サッカー界にとって驚異だったようですから。
それと、おっしゃるとおり、“少数精鋭”でこそ浦和者の真価が発揮されることは、多くの事例で実証済みですしね。
現地組に託しましょう! 頼んだぞ!!がんばれー!!!
(って書いて、読んでもらえたら良いんですが、もう遅い?)

投稿: nigoe | 2007/10/02 19:35

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