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2007/10/02

【AWAY紀行】ぶらりソウル(1)清渓川~韓屋の街並み

日本国内では飽きたらず、海外でも「取り憑かれたようにひたすら歩く」放浪夫婦の、韓国遠征編です。
全北現代戦の日の午前中はフリーだったので、ホテル界隈をぶらりと歩いてみました。
半ば現場視察と化した(笑)清渓川での散策にはじまり、ちらりと宗廟の入口だけ見たあとは、骨董品や工芸品などの店が建ち並ぶアンティーク街・仁寺洞を通り、韓国の伝統的家屋の街並みが残る北村韓屋村(プッチョン・ハノク・マウル)まで足を延ばした、約2時間半のソウルぶらり旅です。
文字も読めず、言葉もわからず・・・“勘”だけが頼りの散歩のはじまりはじまり(爆)

【2007年9月26日 8:30 清渓川(チョンゲチョン)】

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070926cheonggyecheon0大規模な都市河川復元整備の例として、世界的にその名が広まった清渓川(チョンゲチョン)。かつては、この川の上部には“蓋”がありました。
戦後、清渓川周辺は難民が押し寄せスラム街と化していたため、韓国政府は復興と開発のために、1958~1978年の20年間をかけて、この川を道路で“蓋”をし、さらにその上に『清渓高架道路』を整備しました(右写真:清渓川文化館発行『清渓川復元』より引用)。その後、1980年代は、清渓川一帯はソウルの中心商圏として栄えました。
しかし、川を覆った道路と高架道路を走る車により発生した排気ガスなどが原因で、重金属や有害ガスによる河川の汚染を進行させたうえに、道路構造物を腐食させ、補修では耐えられないほどの老朽化を招きました。整備されて30~40年程度しか共用されなかった道路と高架道路はやむなく取り壊されることに。これをきっかけに、これまで顧みられなかった市民生活中心のインフラ整備に関心が集まり、ソウルの都市再生と歴史復古のシンボルとして、清渓川の復元工事が実施されました。2003年7月から約2年3ヶ月をかけて全長5.8㎞にわたる工事が行われ、2005年10月に竣工しました。

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左は上流端。噴水と滝が整備されています。右写真は下流の中間点付近の様子ですが、下流に向かうほど植生の着生率が増し、自然再生が進んでいました。また随所に置き石や沈下橋などの渡河構造物が整備され、市民が水辺に親しめるような工夫がなされています。
この復元整備により、清渓川はソウル市民の憩いの場として利用されるようになり、都市環境が大きく変わったと、前日ツアーガイドさんも語っていました。
1時間ほどの現場調査のようなハードな散歩を終え(笑)、宗廟方面へ向かいます。

【同日 9:30ごろ 宗廟(チョンミョ)】

070926jongmyo 残念ながら、時計を見るとそれほど時間がなかったため、門だけの撮影に。(つ;д`)
朝鮮王朝時代の歴代の王と王妃の位牌が奉られています。朝鮮王朝の最初の王宮である景福宮(キョンボックン)と同時期に建造されたとのこと。ユネスコの世界文化遺産に登録されています。見学していないため詳細はわかりませんので(笑)、興味のある方は、こちらをご覧ください。

【同日 9:50ごろ 仁寺洞(インサドン)

先を急ぎます。
前日、ガイドさんから聞いた、「景福宮近くの街並み保存地区(=北村韓屋村(プッチョン・ハノク・マウル))」に行くために、偶然ここを通りかかりました。
途中、親切なおじさまが、身振り手振りを加えて道を教えてくださっているようでしたが、現地語でまくしたてられてしまっては、さすがのダンナもフリーズ状態 ((((;゚Д゚)))。軽く「カニサムニダ」と私から御礼だけはしておいたので、国際問題への発展は避けられた模様(笑)。

070926insadong1メイン通りは、骨董店、工芸品店、茶道具屋などが建ち並び、ちょっとおしゃれでアンティークな雰囲気ですが、横町を見遣ると、なかなかの風情(右写真)。何のお店かは不明ですが、店構えからして飲食店街の模様。ソウル市民の生活風景が垣間見えます。日本と異なる雰囲気に、実はこんなところで異国情緒がたっぷり楽しめます。
なお、このエリアで販売している古美術品の中には、国外持ち出し禁止の品もあるのでご注意ください、とガイドブックに記載がありましたのでご参考までに。。。

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これは、、、“Cafe”の文字から、多分そうだと思いますが、ソウルの『マンガ喫茶』かと。
鉄腕アトム、マジンガーZ、仮面ライダー、ガンダム・・・う~ん(。。;)

 

 

【同日 10:10ごろ 北村韓屋村(プッチョン・ハノク・マウル)

070926poongmunghs 仁寺洞から大きな交差点を渡って、プンムン女子高等学校の脇道から、韓国の伝統的家屋(=韓屋(ハノク))群が保存されている北村韓屋村(プッチョン・ハノク・マウル)エリアに入ります。東は昌徳宮から西は景福宮までの、鐘路区安国洞、嘉會洞、苑西洞、齋洞、桂洞といった町が『北村(プッチョン)』と呼ばれ、約860もの甍が連なる韓国の伝統的な居住地域です。ソウルが都となって600年もの歴史とともに生きてきた、昔ながらの家屋が多く保存されています。

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女学校の裏あたり。お寺の隣は教会あり、細い横町は低い屋根、煉瓦貼りの住居がひしめき、道端に洗濯物・・・いろんな要素が狭いエリアに凝縮されていて、どことなく大陸的な混沌さとダイナミックさを感じさせてくれます。

070926hanok3当てずっぽうに先に進んで行くと、ちょっとした商店街が。日本語も併記された店もあり、飲食店が並んでいました。ここも観光スポットになっているのでしょう。
街並みもいいのですが、それよりも、頭に大きな段ボールの箱を3個も載せて、私の前を歩いていた女性が気になって(笑)。“大原女”というよりは妙に東南アジアチックで、たくましく見えました(※右写真クリックで拡大)。

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ただ何となく歩いていると、袋小路によくはまりました。道が決して直線ではないため(意図的に曲線的にしている模様)、先の見通しが利きません。
壁材は煉瓦や石積みで、木材も何か塗料のようなものが塗布されていて、日本の住居建築と風合いが異なります。日本人の目からすれば蔵造りのように重厚な印象を受けます。
また、寺院のように屋根の形が反っているのがどことなく唐風(韓風、と言っていいのかどうか?)で、これも日本の家屋との相違点でしょうか。

11時過ぎにはホテルに帰りたかったので、ざっと見回った程度で帰路に着きました。
駆け足に近いスピードでの、この日のぶらり散歩でしたが、短い時間でも韓国の生活・文化の一端に触れることができ、非常に興味深く見学できました。
やはり、訪れた街を知るためには、歩くことが基本ですね。

参考までに、今回のぶらりルートを下図に示しました。

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(※クリックで拡大します)

次回は、この散歩の前日に訪れた、朝鮮王朝最初の王宮・景福宮(キョンボックン)をご紹介いたしましょう。

(つづく予定/(笑))

 

追記:
070926apartガイドさん曰く、
「現代のほとんどの韓国人は、アパート・マンション等の集合住宅に住んでいる」
とのことでした(7~8割くらい、という高い率で)。
写真は、ソウルから全州に向かう高速道路の車中から撮ったものですが、ソウル以外の都市でもこのような高層アパート・マンションが、“雨後の竹の子”のように林立しています。地震の少ない韓国ならではのスレンダーな構造です。
時代が変われば、ライフスタイルも変わる、、、という典型例でしょうか。
隔世の感がありますね。

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コメント

レポートありがとうございます。
野人レベルですと「東京と変わんないよね~」な町並みも、よく観察すると風情があるようで、楽しく拝見しました。

投稿: sat | 2007/10/02 19:36

 楽しみ、楽しみ!! nigoeさまの放浪記(ごめんなさいね) 私が中国や韓国に行きたい、というと「ダメ!」の答えしか返ってこないうちのバーバ! なにか偏見があるらしい!
 サッカーの試合に行って反日の騒動があったり、決して品がよろしいといえない削りのサッカーを見せられたら、好きになれというのが難しいことではあるのだが…。
 でも、こうした紀行文を読んでくれたら、来季の遠征の後押しをしてくれるかも…。

投稿: なごやのじーじ | 2007/10/02 20:29

ステキですね~

昼の出発までのかすかな自由時間、、、、
もう、ビッチリ寝ておりました。。。。

弾丸の宿命ですな。

投稿: えりぴょん | 2007/10/02 23:19

@satさま
ありがとうございます。
そうなんですよ~、その何気ない情景から興味を拾う作業が、街並み観察の面白さですね。

>>野人レベルですと「東京と変わんないよね~」な町並み
ある意味、どこにいようが平常心の野人くんがうらやましく思えるときがあります。特に食べ物に関して(笑)。
ワタシなんて、コチュジャン味が2食続いたら、飽きてしまいましたもん。鍛え方が足りませんね(^^;

@なごやのじーじさま

>>こうした紀行文を読んでくれたら、来季の遠征の後押しをしてくれるかも…。
ありがとうございます。
来年、この拙文がお役に立てましたらば、大変うれしゅうございます。
いえ、来年と言わず、今年の中東行きの検討材料に(以下略)。

@えりぴょんさま

>>ステキですね~
ありがとうございます。。。なんだか今日は皆さまに感謝です(笑)。
弾丸ツアー・・・わかってはいても、はるばる異国に出かけたのですから、どこか見物したかったですよね(ノ;д`)。
せめて、こんな下手な写真と放浪記で、行った気分になってくだされば、、、と存じます。
でもまた来年も韓国遠征ありそうですから、楽しみはあとに取っておいて、存分に楽しんでくださることを願っていますよ!

投稿: nigoe | 2007/10/03 00:41

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