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2007/10/30

07【HOME】第30節@名古屋戦

071028nagoya1 美園の駅を降りて、お気づきの方も多かったことだろう。
ACLも決勝進出を決め、さらにリーグ戦も佳境に入ったことから、「いよいよ」感が高まる演出がそこかしこに。
ビール会社企画の“作文”・・・どこをどう語れば良いのか、語り尽くせず困る方も多いのでは(笑)。

 

071028nagoya2駅を出たところにも様々なアイテムが。歩道の街灯に掲げられているフラッグだけでなく、果てはマンションのモデルルーム(!)の壁面まで・・・これには恐れ入谷の鬼子母神(^^;

抑えきれない気分の高まりは、当然ながらスタジアムにも。調整池周辺の街灯下に取り付けられているスピーカー。音が鳴る代物なのかも怪しいくらい長年沈黙を守っていたこの装置から、突071028nagoya3然唄が流れ出して驚愕! ((((;゚Д゚)))。初めて聞こえてきたその音色からは、誰が唄っているのか「♪ALL COME TOGETHER~」のフレーズ。これまで経験したことのない演出に少々戸惑いながら(笑)、台風一過のぬけるような青空の下、開場の時を待つことに。

場内も、先日のACL準決勝の死闘の余韻が残っているかのような活気が感じられた。コンコースにあふれる人、人、人、、、好調のチーム、未知なるステージへの進出への期待感に満ちている表情。かたや前日、2位のガンバが清水に完敗したこともあり、気分の高まりがありながら楽観が同居する、どことなく緩んだ雰囲気も。。。

071028nagoya5そんな期待感と、2位の敗戦と、下位を彷徨うこの日の対戦相手。
オールドサポの方に、これを言うのも「釈迦に説法」か・・・こういう状況が、一番危険なのだと。
加えてこの日の相手が名古屋というのも何かの因縁。こちらの優勝が懸かっている時に、いつも立ちはだかる相手。「俺たちは、浦和レッズだ!」とリーダーが言い放ち散った2003年の瑞穂、2004年はナビ杯準決勝と記憶に新しい「駒場の敗戦優勝」、ああ、「負けないよ」の2002年相手も名古屋だった・・・orz.
ただでさえ危険な状況に、相手も相手、、、「何か」を予感した人も多かったはず。

071028nagoya6 厄介なもので、その予感は的中。
ただし。
気合いの空回りや楽勝ムードや因縁の相手、というそれらの“周辺条件”だけが要因ではなかった。
疲労。
これが、選手の動きから精気を奪っていったのは確かだった。
120分間の死闘を終えてわずか4日では無理もない。試合開始 早々からヨンセンに襲いかかられる浦和ゴール。幸運にも惨事071028nagoya7には到らなかったものの、その後も試合終了まで同じ調子で押され気味に。。。

 シュート数:レッズ4 名古屋12
 GK数:レッズ18 名古屋6

このスタッツからも、押されていた展開が裏付けられる。引き気味の名古屋中盤がピッチに網をかけ、レッズのパスを一網打尽。これではレッズの前線にボールが供給されるはずがない。ロビーも疲労のためか精彩を欠いていた。時間の経過とともに間延びするレッズの中盤。おそらく、名古屋としては、名目は何でも良いから「浦和阻止」が合い言葉のように、意思統一の図られた組織だった守備と、攻撃に転じてはヨンセンを起点に前線へ展開するシンプルな戦術で臨んできた。しかしそのあまりにも明白な戦法はたちまちレッズの知るところとなり、「そこを抑えれば」難を逃れることはできた。また幸いにも名古屋のシュートはほぼ「練習」モードと化してくれた。精度の低さに助けられながら、そして藤田も玉田もベンチ温存という摩訶不思議で得点の匂いがしない凡戦は、時間だけが淡々と過ぎていくのみだった(ただ、後半、緊急配備された右WB・永井の後方が狙い撃ちされていたのは冷や汗もので・・・永井だけの責任ではないにせよ、恐怖に満ちたエリアだった)。

071028nagoya8レッズとしては内容に乏しいと評されても仕方のない展開。しかし内容が貧相だろうが何だろうが、事ここに至っては結果大事。疲労を引きずった肉体で闘いながらも最低の結果(=勝ち点1)を手にすることができる、こういう「粘り腰」が必要な試合に結果を残せる強さが、今のレッズにはある。気まぐれな埼スタの“引き分けの神様”が、ひょんなところで、またもおいでになってくださった、とでも言おうか。。。今回は助けていただいた、と感謝することにして。
2位ガンバとの勝ち点差が「6」と「7」では大きく違う。
この試合で得た勝ち点「1」は、勝ち点「3」と同等の価値がある。2試合分+αのアドバンテージを得ることができたことは、リーグ連覇実現への弾みとなったことは確かだろう。

しかし。この数日の闘いで得た『ACL決勝進出』と『勝ち点』と引き換えに、大きな代償を払うことになってしまったレッズ。
闘莉王、暢久の負傷離脱。
ワ級の「過剰なパフォーマンス」。
負傷者に対しては、甘んじて現実を受け入れざるを得ない。みな生身の人間なのである。このような事態は“闘い”の最中では決して不測のものではない。逆境に活路を見いだしてこそ、真の力が試されるというもの。今節の後半右サイドへの手当方法については改善の余地大であることが判明しただけでも良しとしたいところ。現有戦力を結集して闘いつつ、負傷者の一日も早い回復を願うばかりである。

ワ級に関しては・・・以下私見として。
この一件を、「会社組織」に喩えてみた。
責任を取るのは、社員ではなく上司や経営者。結果を追求されるのも上司や経営者。
会社は社員のものではなく、株主のもの。「会社は社員のもの」と言えば聞こえは良いけれど、それを続けていけば、『ハゲタカ』よろしく会社の体力が蝕まれてしまう、今はそんな時代。会社を守るためには、株主に損失を与えぬこと、外敵から組織を保護すること、免疫力を高め内なる体力を増進すること、などの手段を講じるのは定石。
レッズにとって株主とは・・・喩えて言えば、“サポーター”。
社員が世代交代しようが、経営陣が入れ替わろうが、劇的に変わることが少ないのは株主の顔ぶれ・・・な話はさておき(^^;。
「株主の利益を守る」・・・そう考えると、「引き分け狙い」と言われようがオジェックのワ級交代の判断は自然であり(監督自身は引き分けを狙ったつもりはないらしい)、さらに、血気に逸るあまり負傷を悪化させるという損失を防ぐためにも妥当だったと私は思う。
報道の内容はともかく、今はワ級の頭が冷えるのを待ちたい。指揮官は名高き“鬼軍曹”、「泣いて馬謖を斬る」の事態だけは避けて欲しい。

071028nagoya9 外なる敵、内なる事情を抱えていても、厳しい闘いはつづく。
現在、これまでの努力が報われている状況にはあるけれど、言わずもがな、ここは「生き馬の目を抜く」世界。油断の無きよう、ひとつひとつ着実に「次」に進みたい。
以前、同じようなことがあった時、こう書いた。
「敵の刃や鉄砲玉が飛んできている最中に、誰彼にワガママや文句を言っている暇などあるはずがない。」と。
一番大切なこと、それは、「相互理解」。
話し合ってお互いを理解し信頼し支え合い、心をひとつにすること。

“ALL COME TOGETHER”は、ただ集まればいい、というものではないはず。
2007act_banner2_2クラブも選手もサポーターも、そして地域も、、、
すべてのものが、心をひとつにしてはじめて、成し遂げられるもの。
私たちを、仲間を、信じましょう。
がんばりましょう、最後まで。

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浦和レッズ」カテゴリの記事

コメント

日頃「消えていた」などと言われることの多い暢久。
足が痛んでいるにもかかわらず、
引きづりながらもボールを追おうとする姿に
「無理するな」「休め」の声。

精密検査の結果は長期離脱もあり得るとのこと。
無事の回復を願ってやみません。

トロフィーを、シャーレを、掲げることができるのは
彼しかいないと信じています。

投稿: sat | 2007/10/30 15:07

○山田暢久…サッカーに興味がなかった私がお友だちに誘われ浦和の試合を初めて見たのが95年夏の国立、今でも鮮明に覚えているのがゴール裏の熱いサポーターとサイドをガンガン上がっていく山田の姿、いっぺんに好きになりました。私をレッズサポにした2大功労者です(^^♪

○私も城南に引き続いての参戦ですっかりくたびれ果てました(月曜は11時までホテルで寝てました)が、選手は身体と共に頭まで疲労していましたね。でも必死にくらいつく姿に涙腺が故障してしまいました、勝ちと同じ価値がある分けでした。

○今週末は東北方面、来週末は沖縄方面、その後はACL、清水、鹿島、横浜Cです(天皇杯は未検討)。

投稿: なごやのじーじ | 2007/10/30 16:17

ワシのことは気にしてません。
スポーツ紙等のマスコミの人たちは、読者に話題を面白いと感じてもらえるように提供するのが商売ですから、「埼スタ・ホーム側の灰皿は、いつでももうもう煙ってるから、来年には埼スタが火事で消失している可能性は否定できない。」ぐらいは平気で書けるのです。「別に間違ったことはいってないでしょ。」と。
ワシが、自分の悔しい気持ちをストレートに出したのは確かです。そしてそれは別に責められるほどのものでもない。また、それに対するオジェックやフロントの反応もしごく全うに見えます。
ただ、そこから導き出される結論が、即「ワシとの契約は、これにて終了。」っていうのは違うでしょ。もしかすると、レッズの来年の構想上、ワシとは違うフォワードを求めるという結論はあるかもしれません。でも、それと今回の騒動(たまのりは、「そんなに大げさなものか。」と思ってますけどね。)は、別次元のものです。
たぶん、アウェーのセパハン戦で、気持ちのこもったゴールをワシは見せてくれるでしょう。
がんばれ、ワシ。イランで、浦和の誇りを見せ付けてきてくれ。

投稿: たまのり | 2007/10/30 17:35

死闘の次は消耗戦でしたね。
選手の疲労がここまでとは・・・引き分けでもホッとしました。

ワシの件については私も心配してません。
責任感の強いワシが自分がチームの為に得点を取れなかったのが悔しかったんでしょう。自分で自分が不甲斐無かったのでは。
だから、監督たちに会いたくなくてピッチを後にしたままロッカーに帰ってしまったのでしょう。
そんなワシをとても頼もしく思います。きっとセパハン戦では名古屋戦の鬱憤を晴らす活躍をしてくれるでしょう。

それにしても、“ALL COME TOGETHER”の大きなバナーがマンションのモデルルームに出ていたとは・・・
浦和駅からバス組の私は初めて知りました。
バスの通る沿道の家でも旗を出してくれている家がちらほらありました。また今年も街が赤くなる季節がきたんですね。
街が赤くなるにしたがって幸せがたくさん訪れてくれる事を祈っています。

投稿: おいわ | 2007/10/30 18:38

シトンはブラジル人、オジェックはドイツ人、そして記事書いている人は日本人。互いの習慣や信条や価値観が違っていて当然です。
ですから日本人の目で見たらすげーヤバい関係に見えても案外本人たちはケロっとしてるかもしれませんよ。だからワタシは全然心配してません。つか今シトンの去就とか気にしてもしょうがないし。
それをわざわざセンセーショナルに取り上げるマスコミは氏ねということで。

投稿: にゃんた2号 | 2007/10/30 21:45

皆さん、熱意に満ちたコメントをたくさんお寄せいただき、誠にありがとうございましたm(_ _)m
ガラにもなく「マジサイト」と化している、こちら『中年バンザイ!』です(笑)

@satさま
暢久が自ら「×」を出したのをこれまで見た記憶がありません。試合中も辛そうにしていたのがとても痛々しいうえに、「あの暢久が・・・」と思うほどの懸命さに胸を打たれました。
右ふくらはぎ肉離れだけでなく、左膝も骨挫傷・・・
今年、例の「夏休み」が無かったのが気がかりでしたが、過酷日程と体力負担の大きいサイドでのプレーが、少しずつ彼の肉体を蝕んでいたのですね。

>>トロフィーを、シャーレを、掲げることができるのは
>>彼しかいないと信じています。
せめて14日、ベンチにでも入れてくれれば・・・と願っています。
まさに「浦和を体現する男・暢久」しかいないです。

@なごやのじーじさま

>>サイドをガンガン上がっていく山田の姿
デビュー戦ではFWでしたが、「浦和の右サイド=山田暢久」を不動にしたのは当時のオジェックでした。オジェック&暢久&右サイド・・・象徴的な“浦和スタイル”ですね。
連戦・遠征、本当にお疲れ様です。しかし、東北と沖縄って・・・!?すごいですね(^^;
くれぐれも道中お気を付けて。。。

@たまのりさま

やはりワシントンも大人ですから、頭さえ冷えればこんなもんですよね↓
つttp://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2007/10/31/05.html (記事下部参照)
これはこれで、またネタにして商売ができるマスゴミは、商魂たくましい限り(゜∀゜)

>>「埼スタ・ホーム側の灰皿は~略~来年には埼スタが
>>火事で消失している可能性は否定できない。」
うまい!うますぎる(笑)

@おいわさま

>>責任感の強いワシが自分がチームの為に得点を取れなかったのが悔しかったんでしょう。
悔しがるのは自然ですよね。エースとしてはむしろ当然かと。ただ、オーバーアクションになったのと、少々頭に血がのぼったことで、つい口走った「監督は引き分け狙い云々」のセリフだけが、面白ネタとして拾われてしまったのでしょう。ツイてない時はとことんツイてない時の典型例かもしれません(笑)

@にゃんた2号さま

>>シトンはブラジル人、オジェックはドイツ人、
>>そして記事書いている人は日本人。
それは、青森県人と鹿児島県人がそれぞれのお国言葉で会話をしているところ沖縄県人が記事にしたら、ビミョーに意味が違ってきた・・・ということに似てますかね?(^^;

>>日本人の目で見たらすげーヤバい関係に見えても
>>案外本人たちはケロっとしてるかもしれませんよ。
(引き続き)それは、広島県人と高知県人が、それぞれのお国言葉で話していると、あたかも一触即発な雰囲気に見えて全然談笑してる・・・という類似例でおkですか?(笑)

外敵やらどうでもいい雑音やらケガ人やら、さまざまな困難が次々と襲ってきていますが、『逆境イレブン』もまた、浦和レッズの
 「正しい伝統」
だと思っています(笑)
(参考:つttp://obakashobo.cocolog-nifty.com/obakashobo/2007/10/post_ba5d.html)

投稿: nigoe | 2007/10/31 12:21

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