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2007/10/04

07ACL準決勝【AWAY】城南一和戦

現地参戦の皆様、本当にお疲れ様&ありがとうございました。
無事に帰国されましたでしょうか。。。

 

発煙筒が赤く燃えさかる、浦和ゴール裏。
その場を共にできなかった残念さを感じつつも、赤い映像にのせて伝えられる力強い声量に、現地参戦の仲間を頼もしく思った。自宅TVの前で、両の掌を組み、思いを送りながら心の中でつぶやいた。
「大丈夫、仲間に託そう・・・」と。

やはりTVでの観戦には限界がある(仕方のないことだけれども)。
臨場感は言うに及ばず、フォーメーションがわからない、雨の様子もわからない、全体が見渡せない・・・最大のケチのつけどころは、横方向に圧縮されたBSハイビジョン画面のために選手の動作がスローモー、、、何とももどかしい。それは一方的に“わが家の受像器”に原因があるわけで(タテヨコ比率が前時代モノ/笑)、他を恨みようがない。リアルタイムで観戦できるだけでもありがたいとせねば。

早々の失点。坪井のクリアミスは痛かった。
このたびの相手は、そういった小さなミスも見逃さなかった。
準々決勝の相手が相手だっただけに、「彼の国のサッカーは・・・」と、戦前にあれこれと想像を膨らませて先入観だらけになっていた自分に気が付いた。
城南一和。巧い。
さすがKリーグチャンピオンであり、現在も首位につけるチーム。一国のトップクラブともなれば、それに相応しい品位と闘い方を持っているというもの。否、比較基準にした全北現代があまりにもお粗末だったということか(笑)。

2戦続いてのスリッピーなピッチ。選手も苦々しかったに違いない。思うようなコンディションに恵まれなければ、疲労も増したであろう。序盤戦の動きは重々しく見えた。
特に守備に回る際のマーク対応が遅れて見えた。タテに間延びしているためにスロー再生のように見えるわが家のTV画像の不具合を差し引いても、動きのタイミングの「ずれ」は現場レベルと変わらないだろう。どうやら、前日の練習後に芝を刈られたとか(スポニチ)。。。しかしそれでも、坪井の対応が遅れがちなのが気になった。失点シーンの際の接触プレーが災いしたのか、ちょっと足(腰のあたりから下)を引きずっているように見えたが。。。

城南は、特にキム・ドヒョン(8)、イタマル(10)、モタ(11)の動きが顕著。キムは実況によればKリーグMVP選手とのこと。イタマルのキープ力とボール運びの強さ、モタのファウルを誘いながらの前線での危険な動きに手を焼く浦和。守勢においては、引いて人数をかけてはいるものの個々のプレーが正確で、ルーズボールも着実にマイボールにしてしまう。スペースの消し方もただベタ引きしているのではなく意図のあるポジショニングをしているようだった。
攻守にバランスの取れた相手に対し、浦和も徐々に落ち着き、自分たちのペースを取り戻してくれた。守備でリズムを掴めば、攻撃にもリズムが生まれてくるものだ。ちぐはぐだった攻守の呼吸を少しずつ整え直して後半への期待をつなぎ、1点ビハインドのまま前半終了。

後半、城南ベンチが動いた。
不思議なことに、攻撃のアクセントになっていたイタマルを下げてしまった。何やら幸運の兆しを感じた私のココロは、不覚にもちょっと躍ってしまった(笑)。
やった。
その嬉しい予感は、ほどなく的中・・・攻撃の核を自らしまい込んだ城南の攻撃力がパワーダウンしたのが幸いし、逆に推進力を増した浦和の攻撃が結実。達也の胸のすくようなヘッド同点弾!これは単純な同点弾ではない。このアウェイゴールが選手たちにもたらしてくれた勇気と活力は計り知れないほど大きかった。
「高さで獲った1点」・・・松木もたまには気の利いたことを言うものだ(笑)

さらに幸運なことに、ワ級がPKゲット。「誰が蹴るのか?」との数万の浦和サポの心配はあっさり杞憂となり、ロビーがペナルティスポットへ。GKにコースを読まれたものの確実にゲット!
何とも理想的で出来過ぎな展開に少々戸惑ったが・・・そんな浮ついた気分は、すぐ現実に引き戻された。

前半、高い位置を保ち盛んに右サイドに侵入していた暢久が、後半になり急激に電池切れを起こした模様。プレーへの集中力が著しく低下しミス連発、後方を狙われ簡単に相手の突破を許すなど散漫なパフォーマンスを披露。あまりの劣化の激しさにオジェックの采配を期待するも・・・指揮官はロスタイムまで暢久に過酷にも「残業命令」を下した。国際映像を通して観ている側にも非常に心臓に悪い試合運び。サイドの代替選手層の薄さが課題として浮き彫りになった格好か。ついでに言えば、できれば坪井も早めに替えて欲しいくらいだったが・・・。

こういう「だましだまし」の試合運びを、城南が見逃すわけがなかった。
逆転され反撃のスイッチの入った城南は、時間の経過とともに勢力を増し、怒濤のように浦和陣内になだれ込んできた。堀之内投入で少し落ち着きを取り戻した浦和守備陣ではあったけれど、その守りを踏み倒していくような勢いで襲いかかる城南。ついに懸命に堪えていた“タガ”が外れるように、ガラ空きの右サイドが突破される。カバーに入った堀之内も振り切られ、クロスが上げられた中央遠目からミドル被弾・・・辛うじて都築がはじいたところに詰めていたキムに決められる。敵ながら鮮やかな、残り10分での同点劇。
体力をピッチに吸い取られるように奪われたレッズの選手たちは、中盤の中央での守備対応ができなくなってしまったようだった。ヘロヘロになりながら、自陣深く張り付く多くの選手の姿が画面に映し出されていた。
もうこうなっては、捨て身・クリア・場外へのボール蹴り出し・跳ね返し・・・何でも良いからとにかく『本丸』を死守するしかなかった。あとは『神頼み』。
その神様は・・・われらの願いを聞き入れて、都築をお守りくださった。
心臓がつぶれそうなほどの絶体絶命のピンチを何度も救ってくださり、選手とわれらに勇気と希望をお与えになったのである。

余りある時間の中で城南の猛攻を耐え凌ぎ、ようやくタイムアップの笛が響いた。。。
欲を言えば逆転のまま逃げ切りたかったのが、誰もが本音とするところだろうが、それは甘い幻想。敵も然る者、そう簡単には勝たせてくれないのが現実であることを学ばせてもらった。

イタマルにはじまり、遅すぎる達也→永井と暢久→細貝の交代劇・・・両監督の不思議な選手交代采配はいまだに謎であるが(^^;、与えられた条件のもと、なりふり構わず闘い抜き、勝ちに等しい引き分けを手にした浦和選手の奮闘は、賞賛に値するだろう。
このような強かさこそ、王者に必要な要素なのだから。

この試合で、私は改めて身に滲みた。
普段から、信心を欠かさぬようにせねば(笑)。
相手が相手だけに・・・もあるか、な(^^;

次はアジア最強のホーム・埼玉スタジアム。
すべての力を結集して、城南一和を迎え撃とう。
勝つのは、浦和レッズ。
がんばりましょう。

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コメント

会社から帰り着き、テレビをつけるとはじまったばかりでした。
人の欲とは図りしれないものですね。
「せめてアウェイゴール1点でも・・・」なんて思っていたのが、「勝ち点3だ!!」になり、同点になるとガッカリするなんて。
イカン、欲張っては・・・・。

投稿: 豆腐小僧 | 2007/10/05 12:51

やはり、「アレ」だったのはリーグ全体というよりはあのクラブだった、ということなのでしょうね。

埼玉スタジアムでも決して楽観はできないと思います。
性根を入れてかからないと。

すでにアウェーチケットの件でもめているようですし。

投稿: sat | 2007/10/05 16:49

nigoeさん、こんにちは。
先週は、全州遠征お疲れ様でした。っていうか、現地参戦うらやましい限りです。よっぽど、だんな様のご機嫌取りが大変だったのでは、とお察し申し上げますが・・・。
たまのりは、仕事もあり、全北戦も城南戦もアウェイゲームはTV観戦でした。
城南は、ほんとに強いですね。でも、ホームでは負けられません。浦和の強さ、誇りを見せ付けてやりましょう。たまのりも、24日は参戦します。
その前に、トリと犬を血祭りじゃ。ってことで、よろしくお願いしま~す。

投稿: | 2007/10/05 17:19

@小僧さま
私は日々、煩悩の塊である己と闘っているようなもんですわ。埼スタの抽選で・・・欲をかくとろくな数字引かないし(笑)

>>「せめてアウェイゴール1点でも・・・」なんて思っていたのが、
>>「勝ち点3だ!!」になり、同点になるとガッカリするなんて。
○ルジオ越後の欲張りな実況解説も、結局似たようなものかも知れませんね(^^;

@satさま

これですよね。
つttp://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2007/10/05/08.html

後半の「宿舎ホテル変更」の話も、なかなか興味深いものがありました。さすがわれらがクラブ、サポも屈強ならスタッフも猛者揃いのようですね。
城南は、チーム母体が母体なだけに、相当な動員をかけてくるんでしょうね。またあの手この手でいろいろ要求してきそうですが・・・まさか壷売り(ry
選手とサポとクラブが鋼のような団結心、もといダイヤモンドの結束力を持って、城南を打破しましょうぞ!

@たまのりさま

>>だんな様のご機嫌取りが大変だったのでは、とお察し申し上げますが・・・。
今回は大ジョブでした。未取得の夏休みを早い時期から全北戦の日程に充てていましたので、本人が自主的に休んでくれました(笑)
その甲斐もあってか、本当に行って良かった、よい経験をしたと思います。

>>浦和の強さ、誇りを見せ付けてやりましょう。
これからは、誰が相手でも、この意気込みで闘いに臨まねばですね。
浦和のすべての人々が、ここまで耐えてがんばってきたんですから、、、あとへなんか引けません!
お互いに、がんばりましょうね。

投稿: nigoe | 2007/10/05 19:28

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