« 07【HOME】第24節@大宮戦 | トップページ | 【嘘】平成19年 台風『イビチャ』に関する情報 »

2007/09/06

【AWAY紀行】まほろばを訪ねて(1)三条通~興福寺編

万博でのガンバ戦の翌日。
070816jrtennouji 観測史上国内最高気温の記録が出たこの日、朝っぱらから炎天下を取り憑かれたようにトボトボ歩く脳天気夫婦は、関西でも大活躍 (゚∀゚)凸ファンキー!
例によって、ガイドブック無し、でも全国時刻表あり(笑)、行き当たりばったり思いつきの旅のはじまりはじまり。
盂蘭盆恒例『五山の送り火』で鬼混みが予想される京都を避け、まずは新大阪から天王寺へと移動し、天王寺からJR関西本線に乗車。電車に乗ったはいいけれど、
「どこ行く?」 
電車の行き先から、法隆寺に行こうか、平城宮跡に行こうか・・・などと乗車中は問答しきり、結局降りたところは、、、

070816jrnara

 

 

 

 

 

 

  終点。

【2007年8月16日 JR奈良駅 10:22着】

かえって悩みもなくなり楽になったところで(笑)、観光案内所で情報収集。
交通事情的に最繁忙期のこの時期、帰りの新幹線の予約を変更するわけにはいかないので、せめて発駅を新大阪→京都に変えてみたものの、それでも奈良滞在可能時間は、

3時間程度。

「3時間で歩いて行けるところ」と制限すれば、おのずと行き先も決まりました。
三条通から興福寺~春日大社参道~東大寺を訪れることに。

 大和(倭)は国のまほろば
   たたなづく青垣 山隠(やまごも)れる大和(倭)し  美(うる)わし

倭建命(日本武尊:やまとたけるのみこと)が、東国遠征からの帰途、伊勢国・能褒野(のぼの)の地で、故郷の大和の国を偲んで詠んだとされるこの歌(『古事記』に収録)。
 #当時の皇居は纒向日代宮(まきむくのひしろのみや:桜井市あたり)に存在していたと推察されていますが、総じて「大和国」を歌ったものと捉えられているようです
間もなく遷都1300年を迎えるこの国の“まほろば”、大和平城の都・奈良のごくごく一部を、しかし代表的な場所を、短時間で歩き訪ねてみました。
たった3時間のぶらり旅ですが、今回は“興福寺編”“東大寺大仏殿編”“二月堂編”の豪華3本立て???(話を引っぱってるだけじゃ/笑)にてお送りいたします。

【同日 三条通】

070816nara3joh1 駅を背に、左斜め方向から入り、真っ直ぐに伸びる道が三条通。炎天下に歩く人もまばら。歩く人も日陰に吸い寄るように歩いています。
いわゆる昔ながらの『○○通り』の風情を演出しているようにも見えますが、駅が近いので繁華街の色彩が濃いのはやむなしというところ。こちらも勝手な先行イメージがあったので、通りの名称表示もなく中途半端な雰囲気に「ここが三条通?」と迷いました。できれば、通りの入口にでも道案内の看板が欲しいところ。

070816nara3joh2 途中、上記“先行イメージ”に近い、古い店構えも見られましたが、近鉄奈良駅付近となると、古風な商家のそばにパチンコ屋があるといった状況に。確かに生活圏エリアにおける景観規制は現実的に難しいものがあることは、私も仕事で経験したことがあるので承知しているつもりですが、しかしこの道は奈良公園までの“玄関口”となる観光ルート。(建物の高さ規制はあるように見受けられましたが)京都と比べると、景観条例の規制と住民意識レベルのほどはどうなのでしょう・・・と、観光客の視線で思った次第です(^^;。

070816narapark1 三条通をまっすぐ歩くこと20分程度、右手に猿沢池が見えてきたところが奈良公園の入口。
左手の坂のすぐ脇に興福寺の境内があります。
 ※クリックで拡大します

 

【同日 11時ごろ 興福寺】

070816koufukuji1

興福寺は、藤原鎌足の病平癒を願った夫人(鏡大王)が、山背(山城)国に建立した『山階寺』が起源とされています(669年)。その後、壬申の乱(672年)を経て都が飛鳥(藤原京)に再遷都の折、山階寺も移建され、その地名から『厩坂寺』と改名。そして平城遷都(710年)の際、鎌足の子息・藤原不比等により移建され、現在の『興福寺』となったそうです。この経緯からわかるように、元来藤原氏の個人的な氏寺なのですが、この後は国家による造営が進められたそうです。
詳しくは、興福寺HPならびにWikipedia(『興福寺』の項)をご参照ください。

写真は、興福寺五重塔。天気が良すぎたのと、被写体が大きすぎて近景が難しく、安物デジカメのレンズとホワイトバランス機能ではうまく写せませんでした。肝心のカメラマンの腕は、「オート任せ」ですので突っ込み厳禁ヨロシクです(笑)

070816koufukuji3 平成22年(2010年)の創建1300年記念に向け、現在興福寺では中金堂院や伽藍を中心とした興福寺境内の再建整備を進めており、そのための発掘調査が行われています。
壮大な再建計画のゴールは、よくよく考えてみると近い将来なので、再び訪れる時の楽しみができました。
 ※クリックで拡大します

境内には、奈良公園お約束の“鹿”。
 ※お断り:ここの“鹿”には罪はござい070816koufukuji2ません(^^;

 ♪奈良の春日野 青芝に
   腰を下ろせば 鹿の・・・

やめておきましょう(笑)。
『オレたちひょうきん族』世代・・・
 #吉永小百合さん、ゴメンナサイ m(_ _)m

確かに、ここの鹿には罪はないのですが、この鹿の存在が、この日の気候と相まって、のちのち重くのしかかってきます(そのお話は、次回にでも)。

070816koufukuji4 もっとゆっくり参詣したかったのですが、3時間の持ち時間のうち、すでに1時間近くを費やしてしまったため、先を急ぐことに。興福寺の代名詞とも言える阿修羅像拝観はあきらめました。ここで拝んで済ませました、どうぞお許しを・・・次回は必ずお目もじを

興福寺境内を出て、もと来た道に戻り、春日大社参道へと歩を進めます。

070816narapark2一ノ鳥居をくぐると、荘重な雰囲気の参道がまっすぐに伸びています。

 ♪春日山から飛火野辺り
  ゆらゆらと影ばかり 泥(なず)む夕暮れ
  馬酔木(あせび)の森の 馬酔木(まよいぎ)に
  たずねたずねた 帰り道

うぃあーソングライター”さだまさし大先生の名曲『まほろば』の、歌詞で表現されている道を逆方向に、すなわち春日山方面に近づいて歩いています。
時間が許しても許さなくても、この先にある飛火野から馬酔木の森に歩を進めたかったのが本音でしたが・・・飛火野の入口を断腸の思いで左折して、東大寺方面に泣く泣く向かったのでした (つ;д`) エーン・・・

070816narapark3と、その前に、、、(飛火野入口の)表参道の手前にあった古い洋館に目を惹かれました。美しい外観のこの建物は、『旧奈良県物産陳列所』として明治35年(1902年)に建設されたとのこと。案内板の看板のとおり、洋風の建物に瓦葺きの屋根、玄関前には唐破風の車寄せ屋根が施されています。名勝・奈良公園の景観に配慮し、平等院鳳凰堂をモチーフに設計されたそうです。現在、奈良国立博物館附属の『仏教美術資料研究センター』として活用されていますが、国の重要文化財にも指定されています。
激動する文明の変化の中にあっても従前の環境に配慮した明治人の気品を、現代人は見習わなくてはならない、、、その好例と言えそうです。

ちょっと気を惹かれて立ち止まっていると、時間はどんどん過ぎていきます。
飛火野沿いの道を北上し、東大寺南大門方面に、急ぎ歩を進めます。

(次回へつづく)

|

« 07【HOME】第24節@大宮戦 | トップページ | 【嘘】平成19年 台風『イビチャ』に関する情報 »

AWAY紀行」カテゴリの記事

たびたび」カテゴリの記事

古刹をゆく」カテゴリの記事

コメント

やはり,どんな鹿であっても,鹿と出会うと鹿(ろく)なことはないのですね。
・・・続きをお待ちしてます。

投稿: sat | 2007/09/06 12:10

nigoeさまの、これも楽しみな紀行文ですねー。いいなー!
奈良はとても好きなところで、時々、オクさんと二人、ぶらっと仏さまを拝みに参ります。修学旅行シーズンをちょこっと外して行くことが多いですねー(シーズンでも夕方は空いていますけどねー)。

で、明日はもう一つの古都に、朝一で参ります。新幹線が動けばいいけど…。

投稿: なごやのじーじ | 2007/09/06 23:28

@satさま

>>鹿と出会うと鹿(ろく)なことはない
私も相応に歳を重ねていますので、たいていのダジャレは思いつくのですが、、、このたびは高度な返し技をありがとうございました。
ハヤニスタ道場にて修行し直してきます(笑)。

@なごやのじーじさま
いいですね、「ぶらっと奈良」ですか(´∀`)
私が行った時は、夏休みですので修学旅行生はいませんでしたが、外国人がやたらめったら多かったです。
最近は、仏様を拝むと落ち着ける歳になりました(笑)。母が朝夕拝んでいた気持ちがわかるようになりました。奈良はそう言う点では心洗われる『まほろば』なのでしょう。そしていつかは、『山の辺の道』を歩んでみたいものです。
京都には無事お着きになられましたが?道中お気を付けて(^^)。

投稿: nigoe | 2007/09/07 13:43

nigoeさま


ご心配ありがとうございます。
時刻表とにらめっこして、朝6時台の名古屋始発の便を選んだらビンゴ!! この電車だけ動いてあとはお陀仏でした!!

おかげで面目をほどこしました!!!

投稿: なごやのじーじ | 2007/09/08 18:55

@なごやのじーじさま
無事に京都へのお出かけを終えられたようで、安心いたしました。
さらに昨日までの予定でしたら、岐阜が大雨で大変だったようで・・・
これからの季節、照ったり降ったりお天道様のご機嫌に振り回されそうですね(^^;

投稿: nigoe | 2007/09/10 12:01

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/139833/16351213

この記事へのトラックバック一覧です: 【AWAY紀行】まほろばを訪ねて(1)三条通~興福寺編:

« 07【HOME】第24節@大宮戦 | トップページ | 【嘘】平成19年 台風『イビチャ』に関する情報 »