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2007/09/18

07【AWAY】第25節@広島戦

070915ohmachi1 早朝、東京を発った新幹線は、天気のはっきりしない東海~関西地方を駆け抜け、広島駅に到着。この頃には天気もすっかり回復。可部線のホームに急いで移動し、一路、乗換駅の大町へ。“広島区域”内なので、さいたまで購入したJR乗車券でここまで移動できたのは、ほんの少しだけ得した気分。

すでに正午を過ぎ、キックオフまで、この時点で2時間を切っていた。現地到着予定の試合開始1時間前に食事など取れるわけ070915ohmachi2もないので(声が出なくなる し)、どうしようかと悩みながら乗り換え途中で買ったサンドイッチとおにぎりを、なんとダンナがおもむろにアストラムラインのホーム列に並びながら、かぶりつき ((((;゚Д゚)))。確かにこの待ち時間を利用しないと食事の時間はない、と私も開き直り、むしゃむしゃ。大変行儀が悪い(笑)。東京ではとてもできない。その時居合わせて不快に思われた皆さま、それはワタシです、どうかお許しを・・・m(_ _)m
しかも食べきれないうちに臨時増便列車が入線。慌てて袋に戻し入れて乗車、広域公園前駅へと向かう。

070915hiroshima1 食べかけのおにぎりをシャトルバス車内で再び口に詰め込み、何とも落ち着かない昼食を済ませてスタジアムへ滑り込む。先着していた仲間の待つ場所へ。スタジアム内は蒸し暑く、陽射しが肌を突き刺して痛い。2年前の同じ頃にもここを訪れたが、似たようなコンディション。前回は水分不足で熱射病気味になった苦い思い出があったため、今回は自宅から凍結ペットボトルを準備して対応。しかし、すでにそれも全解凍・・・(´д`)
真夏の埼玉の酷暑の頃に比べれば、確かに少しはましなのかも知れないが、近年この時期の残暑厳しき折に炎天下での試合をやれというのは、マッチメークをした当局の“酔狂”としか言いようがない。

070915hiroshima2U-22、A代表と多くの代表選手を抱える両チーム。しかもA代表は帰国して間もなく、時差ボケで苦しむ選手もいたとか。代表選手たちは両監督の容赦なく全員先発出場となり、気候、体調とも劣悪なコンディションのなか闘わねばならず、本当に気の毒。サポーターが「暑い」とぼやいている比ではないだろう。

真夏並みの太陽照りつける14時、キックオフ。
この暑さである、、、多くのレッズサポが一番気になったのが、右070915hiroshima3 サイドの6番。しかし。われらの心配をよそに意外にもよく動くこと(笑)。サイドを駆け上がるだけではなく、時折前線に出張される4番様と20番様の留守番も、率先して務めていた様子(゜▽゜)。途中省エネモードに切り替えるも、危険察知センサーは正常に稼働してくれていた。そのためだろうか、後半ロスタイムに与えてしまった(不当な)PKで黄紙が支給されなかったのも、PKキッカーが外してくれたのも、「きっとサッカーの神様がちゃんと見ていてくださったから」(ダンナ談)だろう。

070915hiroshima4 代表組の運動量が落ちないうちに、前半立ち上がりのレッズの選手たちは積極的によく動いた。ノドから手が出るほど欲しかった先制点が達也の目の覚めるようなミドルでもたらされると、レッズは流れに乗ってさらにパスを繋げるようになった。かたや先制された広島のほうは、ホームチームとは思えないくらい動きが固く・・・固いどころか守備面での集中力を著しく欠いていたようだった。反対側の(広島陣内の)ゴール前で展開される攻防を遠目で見ていても、広島の選手たちは、レッズの選手たちのパスの行方を目で追っているだけに見えた。

意思の疎通ができていないことがすべてだろう。前半12分、先制点となった浦和FW田中達ミドルシュート。「打たないと思った」「打つと思った」「誰が行くのかはっきりしなかった」・・・。その場にかかわった(広島の)選手の試合後の言葉は微妙に食い違った。
                   (2007年9月16日 中国新聞記事)

070915hiroshima8そんなお粗末な“ボールウォッチャー”的姿勢が、達也に続くこと約10分後、長谷部をフリーにしてくれたようなものだった。前線出張中の堀之内の折り返しを難なく決めてレッズ追加点。

このあたりからだろうか、、、広島陣営のやる気の無さを感じ取ったのか、あるいは4日後のACLに向けて省エネ展開を図ったのか(今回ばかりはそれが悪いと決して言えないのだけれど・・・)、2点先制後のレッズの陣形は少々引き気味になったよ070915hiroshima6 うだった。それをよく表していたのは、永井の3点目のロングランだと思う。後方から前線へのボール運びに時間がかかるようになったのはこのあたりからのように思えた。
しかし、この永井のカウンターからフィニッシュに至る豪快な動きは、久々に爽快感を与えてくれたし、勝利への機運を一気に高めてくれた。

しかし、、、この余裕の気持ちが影響してしまったのかどうか。070915hiroshima5
省エネモードなりに守りきっていた「つもり」のレッズ守備網の合間を縫って、ウェズレイの放った砲弾がゴールネットに突き刺さってしまった。最後は坪井が付いていたのだが、完全に振り切られたわけではなかった。クイックモーションの速さ、脚の振りの速さ、的を射る正確な弾道・・・ウェズレイの持つ能力が勝っていた。ダテに得点ランキングトップを維持する選手ではない。ハーフタイム、周囲のサポーターたちは口を揃えてこう言っていた・・・「ウェズレイは、凄い」と。

後半。
070915hiroshima112点リードで無理をする必要のないレッズは、前半終盤の“省エネ”態勢そのままに試合に入った。引いて確実に弾き返して45分間を過ごす自信があれば、この暑さに加えて今後の連戦を控えていることを計算に入れた「大人の試合運び」をするのもやむなしではあるが、しかし時間の経過と共に、その思惑は少しずつ誤差を生みだした。
ホーム・広島がこのままで終わらせる訳がない。今季最多の観客動員の試合(今季の総観客数約13万4000人に対し、今節だけで約2割弱の約2万2700人動員!)で、恥をかかされるわけにはいかないだろう。それに、当地での試合には何の因果か“派手さ”が付き物なのだから。
レッズの運転モード切り替えを素早く察知したのか、前半1点を返した自信をそのままに、広島の勢いが徐々に増してきた。全体的に中盤を薄くし引き気味のレッズ陣営は、ボールを奪取しても前線までが遠く、FWまでのボール供給時間を長く要することに。

そして・・・やはり、「その時」は訪れた。070915hiroshima7
伸二が広島陣内で奪い取ったボールを、走り込んでいた達也にパス・・・ここまでは良かった。問題は、次の一連のアクションに凝縮されていた。
その達也が青山にボールを奪われ、青山はDF(戸田?)にパス。次にそのDFが前方に出した短いパスの受け手となる広島の選手の一番近くにいた伸二が、直前のプレーで疲れていたのかプレスに行かなかった時、嫌な予感がして私は「伸二!プレス!」と思わず叫んでしまった。その選手が再び青山にボールを渡した時、まずいと思ったのか長谷部が遠くから慌てて戻ってきてプレスをかけるも間に合わず(疲れて最後プレーが軽くなったようににも見えたのは気のせい?)、その青山からファーサイドの広島の選手にクロスが渡ったときには、この試合形勢でそんなところにいる必要はない(要するに攻撃参加中の)闘莉王の応対が完全に遅れ(これまた疲れによる“軽さ”?)、そのままカウンターを食らうことに。。。
レッズのゴールを目がけて放たれたシュートは、都築が懸命に弾き出したものの、守備をするべき選手が前線に行ったために、枚数の足りない守備は自陣内に“穴”を作り出してしまい、難なく走り込んできた森崎浩に押し込まれて2失点目。倒れ込んですぐさま起き上がった都築を責めるには酷な失点シーンだった。

1点差の緊迫した嫌な流れを断ち切りたかった。
その、「嫌な流れ」をすぐさま止めてくれたのが、途中投入の『ワ級』。
夏場連戦の疲れのないフレッシュな戦力であることが大きかったのかも知れない、、、一気に流れを変えてくれた。それだけでなく、実戦から長期離脱していた彼自身の不安も一緒に吹き飛ばしてくれた。
特に前節の大宮戦のような、引かれてしまう展開だと、局所的な戦場で打開する力のある選手の存在は大きい。体躯に似合わぬ繊細なテクニックは、意外性をも併せ持って、相手に与える印象を増幅させてくれるから、余計に面白い。

勝負を決する4点目が入り、あとはロスタイムをやり過ごすばかり・・・と思っていた矢先のPK献上劇。やはりここは広島ビッグアーチ・・・2年前の乱打戦の記憶が甦ったサポーターも多かったことだろう。だが、ありがたいことにウェズレイPK失敗。理由は前述のとおり、「サッカーの神様がちゃんと見ていてくださったから」(^^)。都築が守るゴールマウスは、前半で神様が“確変終了”させていたためとも推察される(笑)。

070915hiroshima9試合が進むにつれ、ある程度の乱打戦を覚悟しかけたが・・・2-4での勝利をおさめることができた。終了のホイッスルが鳴ったときは、歓声というより「あー、終わった、終わった・・・」という安堵の声が一様に漏れた。やっと終わったという感想が咄嗟に出たのも無理はない。

挨拶に来た選手の表情も、破顔ではなく「やれやれ」といった感じ。暑さあり、疲れあり、厄介な展開あり、で、、、それもまた正直な表情だろう。
お互いに「お疲れ様」と言いたくなる気分だった。

070915hiroshima10 本当の意味で、今年の「正念場」が、いよいよ始まった。
これからの連戦に弾みを付ける、幸先良い勝利をおさめることができたのは大きい。確かに失点も多かったが、得点も多かった。たとえ今日の相手の前半がふがいなかったとしても、4得点は良い感触と自信を与えてくれる数字である。
試合内容云々も大事だが、今は二の次。結果が問われる試合をものにできる強かさこそが必要とされる場面が今後は増えてくる。そう、かつての鹿島のように、しぶとい勝負強さが醸し出す“王者のリアリティ”・・・それがディフェンディング・チャンピオンの闘いなのだろう。
「良い内容だったけど、負けてしまった」
そんな幻想的で甘い言葉は、レッズにとっては過去のものになりつつあるのではないか。

世界への扉を開く一戦が、水曜日に待っている。
必ず生き残らなければならない闘いが、もうすぐやってくる。
この勢いそのままに、突っ走ろう、最後まで。

力を合わせて、がんばりましょう。

おまけ:
試合後、ご丁寧に紫トラメガの構成員が表敬訪問に来ていましたが。
(聞けば、開門後にもやってきたらしいけれど・・・)
彼は、一体、何をしにきたのでしょう???

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コメント

(挨拶抜きで)本当にお疲れ様でした。
もう、9月のデーゲームは禁止して欲しいですw


新幹線も同じだと思いますが、広島空港に降り立った飛行機内もほぼ真っ赤。空港からのバスも途中まで真っ赤。中筋駅で皆さん席を立ち、アストラムラインへ(ちなみにこの時点でまだ午前9時くらい。私はホテルに荷物を預けるためいったん市街地へ行きましたが)。

それでも(ほぼ同じ時期だった)一昨年のレッズ戦に比べて観客は減っていたそうで。よそ様のことですが、すこし心配です。

投稿: sat | 2007/09/18 13:06

酷暑(9月だっちゅうのに)の中の遠征、ご苦労さまでした。

例によって、中継過疎地帯に鎮座ましますじーじは、経過の3-0を聞き、「こりゃ頂き」と思って外出してしまいました。で、帰って7-0ぐらいで勝ったかしらん?と、チェック!!

まことに失礼いたしました。現地組の方々は、猛暑の汗の他に冷や汗をもかかれたのですね!このお詫びのしるしに、来季は私めも、今年以上にアウェイに参戦することをお誓いいたします。

投稿: なごやのじーじ | 2007/09/18 14:09

@satさま
現地参戦、お疲れ様でござました m(_ _)m
広島で、9月のデーゲームはホントにやめて欲しいですね。2年前は途中で天候が急変するし、今回は紫外線ギンギンですし、心なしか空気が薄いような・・・山岳気候はサッカーに不向きです(笑)。
今年の夏は、昼間は扇風機&冷房無しで過ごした甲斐があり、私自身は夏バテもなく、これが今回の熱耐久戦に幸いにして役立ちました。

>>それでも(ほぼ同じ時期だった)一昨年のレッズ戦に比べて観客は減っていたそうで。
感覚的にも確かに「少ないな」って感じでした。帰りの混雑具合も、いくら列車増便とはいえ、人の捌け方がスムーズでしたしね。
しかし、帰りのアストラムの空調最悪・・・(怒#) こっちのほうで具合悪くなりそうでした。

@なごやのじーじさま

>>経過の3-0を聞き、「こりゃ頂き」
現地(広島ビッグアーチ)には、魔物が住んでいるため、人智を越えたハプニングが常に手ぐすね引いて待っているのです ((((;゚Д゚)))
調べていませんが、確か今年は3点以上得点しても、ゼロ封がないような気がしますが・・・(^^;

>>例によって、中継過疎地帯
家電量販店の「街頭テレビ」は、そちらでは許してもらえないんでしょうか?(笑)
・・・ま、これは冗談として、これもよく調べていませんが、スカパー等が受信できない立地だとすれば「スカパー!光」の導入可能性はありそうですが、いかがでしょう?
全試合生中継してくれますから、どうしても現地参戦できない試合では、ぐっとストレスが減っていいですよ(^-^)。

投稿: nigoe | 2007/09/19 00:17

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