« 他山の石 | トップページ | 【小さな旅】上信電鉄の旅(前編) »

2007/08/03

07【HOME】第14節@広島戦

070801hiroshima1 梅雨明け。
久々の青空。
リーグ戦再開--------。
うっかり勘違いしそうなのであるが、この日の対戦カードはリーグ前半戦でやり残した試合。そして首位G大阪との距離を縮めるための勝ち点3が大きな意味を持つ試合。首位に迫る楽しみをサッカーの神様に先延ばしされ、やっとその日が来たという、待ちわびた真夏のマッチディ。070801hiroshima2

本格的な夏の太陽照りつける、美園駅からスタジアムまでの歩道。日傘を差して歩くご婦人の姿が多い。平日とはいえ夏休み真っ只中、子どもたちも続々と集結。

スタジアムでは、さすがの猛者たちも点呼時間まで日陰で体力温存。いかんせん埼スタは、開場前の陽射しや雨風をしのぐ場所が少ないのが難点。開場時間を待つダルマ様も、さすがに暑そうなご様子で・・・(^^;070801hiroshima3

アジアカップ直後のこの日の試合。強行帰国した浦和の3人(坪井、啓太、阿部)、広島の2人(駒野、佐藤寿)の動向に注目されたが、両陣営とも全選手先発起用。疲労ピークのうえこの暑さの中での強行出場。やはり背に腹は代えられなかったか、両監督ともに容赦なし。特に広島の2人は、このところ飛行機ばかり乗っていたのではないのだろうかと敵ながら心配。

070801hiroshima4しかし日が暮れてくると、思いのほか涼やかな風がスタジアムを吹き抜けてきた。
仕事を終えて続々と駆けつけるスーツ姿の同志たち。ネクタイをほどくそばからタオルマフラーを身にまとう。平日ナイトゲーム恒例のこの光景が愛おしい。
約1ヶ月ぶりの埼スタでのゲームであるが、私にはもっと久しぶりに感じた。そのためか、試合前の期待感はさらに膨らんだ。

070801hiroshima5 「絶対に負けてはならない相手」というのがある。この日の相手・広島も、レッズにとってはその相手の中のひとつだと私は思っている 。
(広島には失礼だが)勝ち点3を計算できる相手としてもそうなのだが、試合に勝利してJ2に降格した“あの時”の、今なお払拭されない当時の悔しさを叩き潰すためにも、勝ち倒したい相手。それは広島への恨みからではなく、レッズ(サポーター)自身の過去の教訓を忘れないために、と私は勝手に思い込んでいる・・・。

070801hiroshima6 待ちに待って、キックオフ。
選手たちも久々のためか暑さのためか、まったりとした立ち上がり。始めのうちはこれも仕方無しかと思ってたら、、、この調子が一向に変わらない。広島の選手に消されたスペースに困惑しながら、手持ち無沙汰的に横パスを回すさまは、つい先日までTVの国際映像で流されていた光景そのもの。スペースを消してワンチャンスを狙う・・・これが広島の作戦だったのかも知れない。ご丁寧にお付き合いするうちに時間は経過してゆく。
その相手・広島で驚いたことがひとつ。サイドに「お馴染みの選手」がいない。奇想天外とも言えそうな、駒野のリベロ?起用。盛田のことは既に折り込み済みなので何の抵抗も無かったが、駒野が中央最後尾にいたのには驚かされた。この急造DFは、試合の行方に何かをもたらしそうな予感がした。
しかしながら、レッズは中盤でボールを運べないため、有機的にボールが前線まで繋がらない。逆に守勢に回った時も、その映像を逆回ししたかのように、中盤がズルズルと下がっていき、あっという間に最終ラインに相手選手が顔を覗かせてくる。

070801hiroshima7 これではいかんと巻き直したか、後半30分過ぎから徐々に運動量を上げてきた模様。ワシントンの先制弾が決まった・・・かに見えたものの、ノーゴール。真夏の蒸し暑さのような悶々とした空気に包まれた前半は、スコアレスで折り返し。

選手もスタンドも試合勘がまだ戻らないのか、後半の立ち上がりもいまいちピリッとせず、なんとなく過ごすうちに、つまらぬミスから森崎浩にボールが渡り絶好のスルーパスが佐藤寿に供給され、先制点を奪われる。ほんのちょっとした油断が失点を招いた、特にその相手が佐藤寿であった典型的な失点事例。何故か佐藤寿やウェズレイにはやられっぱなしのわがチーム・・・嫌な相性というものはあるものだ、と久々に痛感。完敗の失点劇に絡んでしまった坪井は、この夜眠れたであろうか。。。

先制され、さあどうするか、、、と思いきや。
もう、このフレーズを書くのも何回目なのか数えるのも面倒(笑)なのだが、
「一発殴られてようやく目が覚めた」
ように、一気呵成に活動量を上げてきたレッズ。両サイドから、中央から、とチャレンジを繰り返し、広島守備陣を波状攻撃で攻め立てる。相馬の狭いエリアでの切り込み突破も果敢で素晴らしかったのだが、可能性のあるセンタリングを供給するも味方に合わなかったりで、なかなか得点に結びつかない。
失点してから約10分間、辛抱強く攻め続けた甲斐があった。暢久のGK強襲ミドルが反撃ののろしに。下田の弾いたこぼれ球を拾ったロビーのセンタリングが、業を煮やして突進してきた4番の頭にジャストミート!(ロビーの味方の動きを予測する技術を、相馬はもっと見習いましょう(^^;)。闘莉王の炸裂ヘッドは下田の頭上をブチ抜いてネットに突き刺さり、同点。
玉がはじけたように沸き上がるゴール裏は一気に景気づき、大いに跳ね、大いに唄った。

押せ押せムードの中、試合を決定づけたのは、PK獲得による2点目だったと思う。
盛田に小手捻りのように引き倒されたワ級(TVより現場のほうが瞬時に判断しやすかったようです)は、自身で得たPKを今回はすぐさまロビーに託し、確実に逆転に成功。この力業でねじ伏せるような「確実な逆転」は、気力で支えていた若き広島陣営の戦意を削ぐに充分だったようだった。その心理状況を物語るように、3分後には達也が、その5分後にはワ級がゴールを連発し、広島守備陣は瓦解。たった8分間に3点の集中070801hiroshima8砲火では、気の毒だが万事休す、やむなし。
怒濤の攻撃の迫力はゴール裏観戦の醍醐味。一時はどうなることかと心配された試合の行方であったけれど、久々に披露されたレッズペースの試合展開に酔いしれさせてもらった。交代で入った永井の惜しいシュートあり、最後は岡野の右サイド突破とシュートあり、と、オジェック采配にも珍しく余裕を感じさせるものがあった。

070801hiroshima9「負けられない相手」に4-1の大勝。しかも後半だけで、シュート23本4得点の大砲火(全シュート数29本。前半の不出来がわかります(^^;)。
4ヶ月ぶりのホーム・埼スタでの勝利と、今年のリーグ戦初の2点以上の得点。埼スタの“引き分けの神様”は長居しすぎて飽きたのか(笑)、梅雨明けと共にどこかに旅立たれたらしい。
奇しくも同じ日の昼間、遠く離れたJヴィレッジで行われた日本クラブユース(U-18)選手権の試合とは真逆の結果(浦和ユース1-5広島ユース)となったのは、何かの巡り合わせなのだろうか?・・・、などとつまらぬことを思いつつ、気分良くスタンドを後に。

アフターバーに立ち寄り、軽く祝杯をあげ夕飯を済ませる。くつろぐ人々の表情は、みな笑顔に包まれていた。久々に埼スタで見られた柔らかな雰囲気には、幸福感も漂っていた。
それは単に勝利に喜んでのものではなく、今後の厳しい闘いの中に希望と光明を見いだした、人々の充実感が滲み出ていたものなのかも知れない。

さあ、これからが、本当の闘い。
真夏の過酷な連戦が続きます。
がんばりましょう。

070801hiroshima10 追記その1:
右の写真、何かわかりますか?(笑)
南門付近の“赤いライトアップ”のようですが、イマイチ電力が少ないかと・・・
子どもは近寄らないだろうなぁ(^^;

 

070801hiroshima11

追記その2:
美園駅構内にあった、激励の横断幕。
地元・浦和から全国へ、、、健闘を祈ります。

|

« 他山の石 | トップページ | 【小さな旅】上信電鉄の旅(前編) »

浦和レッズ」カテゴリの記事

コメント

スカパーに加入できずテレ玉も映らない地(なごやだがや)で、やきもきしていました…。0-0っ?、0-1なぬぅ?、1-1うっひゃー?、4-1どぴゃー!!!

小野ちゃん抜きでのこの戦いぶり…、次節出場機会があるのだろうか…。マニアとしてはとても心配!そか、前半のメンバーを一人代えて小野ちゃん投入、点が取れなかったらメンバー交代…、か! なやめるジージ

投稿: なごやのじーじ | 2007/08/03 17:40

正直に告白します、、、、
前半10分まで、時間がたつのが遅かったこと遅かったこと、、、、
このままじゃゲーム中に寝るな・・・・と本気で自分を心配しました。

駆けつけた19時前の浦和美園、ライトアップが必要ないくらい、
真っ赤な空、、、、こりゃー勝てるな、ってウキウキだった気持ちが先行していたせいかもしれません。

いやいや、ホーム埼スタで歌うWe are Diamondsは格別ですわ。。。

投稿: えりぴょん | 2007/08/03 18:11

いい試合でしたね、後半は(笑)。
職場から汗をかきかき、駆けつけた甲斐があったというものです。平日は王子からSRに乗り込むのですが、この日はいつもと違ってすぐ座れ、美園までぐっすり眠って元気回復できたせいもあり、試合前もなんかイイ予感だったんですよね(関係なし)!

今週土曜日もこの調子で~!

投稿: あん | 2007/08/07 15:22

数日遅れのコメント、平にご容赦ください。これも夏のせい?(そうなのか?)

@なごやのじーじさま
試合が見られずスコアだけ見ていたら、ホントに「なんじゃこりゃ?」というのが率直な感想ですよね(笑)。
前半はお話しにならない内容でしたが、後半立ち直ってくれて良かったです。

@えりぴょんさま
>>このままじゃゲーム中に寝るな・・・・と本気で自分を心配しました。
いやぁ、実に代表の焼き直しのような前半でした、、、パスゲームばかりではサッカーはつまらんし点も獲れないことがよくわかりました(^^;
梅雨明けの夕焼け空は、気持ちよかったですね。

@あんさま
おっしゃるとおり良い試合でした、後半は(笑)。
ワ級がまたブラジルに帰国してしまったのは残念ですが(最近「帰国」って単語をよく耳にしますが)、この良い感覚を忘れぬうちに今週の試合に臨めれば、と思います。
夏の高気圧のように、上昇気流に乗りましょう!

投稿: nigoe | 2007/08/08 13:58

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/139833/15984832

この記事へのトラックバック一覧です: 07【HOME】第14節@広島戦:

« 他山の石 | トップページ | 【小さな旅】上信電鉄の旅(前編) »