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2007/08/17

07【AWAY】第20節@G大阪戦

070815gamba1 平日水曜の遠方アウェイ。都合よく夏休みとかけて休暇が取れたのが幸いし、無事参戦が叶った大阪決戦。ひと月前に購入していた早割のキップを当日になってまじまじ眺めてみると、縁起のよい座席番号。
こんな些細なことでも験を担ぎたい、、、そんな決戦に胸躍らせながら灼熱の大阪へ。

埼玉も殺人的な暑さであるが、大阪の暑さはまた違う暑さ。陽射070815gamba2しが厳しい。自宅から持ってきた冷凍ペットボトルはすでに液体化。「出来るだけ涼んでから来たほうが良い」との現地友人からのメールが届くも、結局逸る心を抑えきれず、宿に荷物を置いてすぐに真昼の現地へ直行。
予想どおり、多くの同志たちは木陰で待機中。いつでもどこでも変わらない、我慢強いその姿勢には頭が下がる思いがする。私もその木陰の末席に加えてもらい、開場を待つ。

070815gamba3やがて時間を少々早められて開場。みな粛々とゲートイン。実は入場してからの方が、待機環境としては厳しかったため(日陰はスタンド裏のみ。しかも路面は先刻まで日向だったため輻射熱が著しく・・・)、全員無事に、試合終了までコンディションを保って凌いで欲しいものだと真剣に願った。
しかしスタンドに戻ると、ピッチ上から心地よい風が吹いてきて、実にありがたかった。まさに「地獄に仏」のこの風で 生き返った人も多かったであろう。

戦前から、あれやこれやとお祭り騒ぎで話題づくりに余念がない、ホーム・G大阪陣営。スタメン発表でも、「あの時の悔しさを、忘れない~~~!」などと場内DJの絶叫アジテーションとプロモーション映像で、意識過剰な戦闘ムードを強引に盛り上げてくれた。
煽り上等。売られた喧嘩は買ってやる。俄然闘争心に火が付いた。

070815gamba5 ガンバ側はマグノを欠き、家長はベンチスタート。対するレッズは腰痛の伸二を欠き、平川を先発させ相馬をベンチ、達也&永井の2トップ。両陣営、ペストモードに少々改変を加えた布陣で臨む。

開始早々、予想されていたとおり、ガンバは豊富な運動量でボール支配を狙ってくる。少々受け気味の立ち上がりとなったレッズではあったが、それほど時間を待たないうちに、徐々に両陣営の戦闘スタイルが浮き彫りになってきた。
激しくスクランブルをかけていたのは最初の頃くらいで、ガンバは中盤を省略して、引いた守備陣形からカウンター気味にロングパスで一気に前線を狙う戦法(闘莉王の裏狙い?)。かたやレッズは、前節空振りに終わった前線ポストプレーの試みを捨て、マイボールのあとはシンプルに左右サイドを使った攻撃、というスタイル。ふと、先日埼スタで対戦した時に見たような光景を思い出した。、いわゆる「ガンバらしからぬ」消極的な戦法。圧倒的な中盤支配でグイグイと襲ってくる迫力が無いのである。省エネに心がけたのかも知れないが、妙にレッズを意識してかはたまた慎重になってか、通常のスタイルで「がっぷり四つ」に組んでくれないので、正直拍子抜けしてしまった。

070815gamba4 が。
前半も半分以上が経過した頃から、早く短いパス繋ぎで襲いかかる、ガンバ本来の攻撃が牙を剥き出した。播戸が飛び込んでくる、安田が飛び込んでくる(これはオフサイド)、遠藤が際どいFKを撃ち込んでくる・・・ガンバの猛攻に崩されそうになるレッズ守備陣もよく集中して耐え凌ぎ、都築もビッグセーブ連発。ゴールには入らせまじと、声を振り絞り跳ね続けるゴール裏。気迫と気迫のぶつかり合いを繰り広げ、まさに“天王山”と呼ぶに相応しいゲーム。ピッチ上の選手だけでなく、スタンドのサポーターも一丸となった闘いは、前半を無得点で折り返す。

ハーフタイム。
「流れる汗」と形容するには足りないほど、体中から吹き出す汗。肩で息する者、水分補給する者、歯を食いしばって辛さに耐える者・・・しかし、どのまなじりも精気を失っていない。久々に感じた闘争心と一体感にあふれるゴール裏。わずかな休息を取りながらも、次への闘いへ余念無く備えていた。

後半。
ガンバ・西野監督は、何故かあれだけ最終ラインを飛び出して驚異を与え続けてきた播戸を下げ、家長を投入(いまだに不可思議)。
その相乗効果?もあったのか、この日のレッズの目指す戦略が、少しずつ表現されてきたようだった。
先発起用された平川・・・前半は久々ということもあって呼吸が合わなかったりパスミスがあったりと不安な面ものぞかせたものの、後半から徐々に利いてきた。守備の面からは相馬よりも彼の方に分があるとのオジェックの判断もあったのかも知れないが、的確な配球が増え、左サイドに安定感が出て来た。
そうなると、右サイド・・・と思って目を遣ると、驚いた。短時間ではあったが、闘莉王と暢久が入れ替わっていた(゜∀゜;)。しばらく注目して観察していると、中央深い位置から暢久が適度にサイドにボールを散らしていた。やはり真ん中が好きなのか。。。(^^;

試合前に「ミスが明暗を分けるポイント」と、ガンバ・加地は語ったという。
その弁を具現するかのように、均衡はその後破られた。平川を起点にロビーから中央の永井にボールが渡される。以前、雑誌に「独特のリズムがある」と評されたとおり、短い振りでコースを狙ったような永井のショットは、DF山口の油断を呼び、藤ヶ谷のタイミングも外すかのように、ゴールネットに弧を描いて吸い込まれていった。
レッズサポで埋め尽くされたスタンドが、大きな地響きを起こすかのようにうなり、はじけた。私は思わず、隣の少年と肩を組んで喜びを分かち合った。

その後のレッズは安全第一策、闘莉王も専守防衛。昨年の守備スタイルを彷彿とさせる鉄壁の守備で、敵の3トップ目がけて飛んでくるボールをことごとく跳ね返す。「こんな守備はつまらない」と揶揄する向きもあるかも知れないが、虎の子を守り通すために、これほど完膚無きまでに固い守備は何とも頼もしい、という他はない。前節の「逃げきれないレッズ」を忘れさせてくれるほどの鉄壁さ。相手が強いと、窮地に立たされると、浦和レッズというチームは、こうも粘り強く、底力を発揮できるチームなのだ(笑)。

後半40分すぎから、すべてのサポの願いを乗せた『ウォリアー』そして『Pride of URAWA』の大合唱が始まる。無事に逃げ切ってくれ・・・という叫び声にも似たチャント。しかし、スタンドとピッチ上の選手たちは、ますます一体化していくような、そんな感動さえ感じながら、みな叫び、手を叩き、跳ねていた。

070815gamba6 小池の惜しい1対1シーンあり、長い長いロスタイムの余計なおまけあり、、、であったが、無事、試合終了。
数字上は「たった1点」しか上げられなかったけれど、まさに雌雄を決する値千金の1点であった。
しかもガンバ相手に無失点、しかもここは万博・・・誰の表情も、決戦を制した満足感に満ちていた。試合後は、隣の少年とがっちりと握手を交わして別れた。
試合中の野次や文句もほどんど聞かれず、一丸となって純粋にチームを支えたこの日のサポートは、素晴らしいサポートだったと思う。

久々にサッカーの、そして勝負の醍醐味を感じられる一戦だった。
そして久々に、選手とサポーターが心をひとつにして勝ち点3をもぎ取った、そんな満足感に満ちた試合だった。
そして私自身、やっと初めて万博で勝利した喜びを噛みしめ、手摺に顔を伏せて、ちょっぴり泣いた。。。

大阪夏の陣を制することができたレッズ。
首位には立てずとも、影のようにガンバを追走し、プレッシャーを与えるには好位置というもの。
秋と共に訪れる“ガンバ失速の季節”の到来を、じっくり待とうではないか。
いずれにせよ、最後にわれらが頂上に立てればいいのだ。

そのためにも、次節@甲府戦、絶対に勝ちましょう。

070815senri1 余談その1:

街ネタです。

「千里の道も、山田から」
 #写真クリックで拡大

なんちゃって、、、ごめんなさい、ゴメンナサイ m(_ _)m

070815senri2 余談その2:
で、その千里中央駅にあったのぼり旗。
これを見かけた、うぃあー系女子サポが、突然、
「何コレ? イヤ~ッ!!!」
と叫びながら、ネコパンチを浴びせていました。
将来有望な、頼もしいお嬢さんでした(笑)

 

 

070815siberia 余談その3:

「負けたらシベリア送りだ~!」

なんで「シベリア」???
教えて!詳しい人!(笑)

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浦和レッズ」カテゴリの記事

コメント

「エロ以下」じゃなくて「エロイカ」のパクリではないでし
ょーか?
>シベリア
エーベルバッハ少佐ファンならドイツサッカーの
申し子たる浦和レッズサポになってしまえばいいのに・・

もっとも、頭の悪そうなコールやフライドチキンを投げ
つけるような(バックスタンドで知り合いがやられた)
お下劣なヤツはいらないけど。

最後になりましたが、チケットありがとうございました。

投稿: 赤電 | 2007/08/17 19:01

初めましてm(__)m アクセス解析辿ってきました。
暑い中の参戦、本当にお疲れ様でしたm(__)m
TVで観戦してましたけれど、脚サポとの気合の入り方が全然違いましたね!シベリア断幕にもあるように、サポとしての意識が全然違うと実感いたしました(^^)

選手も気持ちがプレーに出ていましたね!
でも明日から!また大事な試合が続きますね。明日は参戦いたします。

本当にお疲れ様でしたm(__)m

投稿: RED CURRENT | 2007/08/17 21:18

nigoe様、こんばんは。お疲れ様でした。
たまのりも、ガンバ戦後、楽しい京都観光を行い、ただいま帰還いたしました。
やっと、今シーズンのレッズも2連覇に相応しいチームになってきましたね。
ガンバ相手に、守備力だけでなく、攻撃力でも引けをとらないチームになったと実感しました。ポゼッションも負けてなかったと思います。
明日は、甲府戦です。ますますガンバにプレッシャーをかけるためには、引き分けも駄目ですね。勝たせに参戦しますね。

投稿: たまのり | 2007/08/17 22:46

@赤電さま
「こちら」でははじめまして。
コメントありがとうございます m(_ _)m
現地参戦、お疲れ様でした。

“エロイカ”の件は、すみません、勉強不足でよくわからなかったのですが、『エロイカより愛をこめて』でしょうか。少年雑誌ばかり読んでいたもので・・・『空手バカ一代』とか(笑)
なるほど、そこからパクったという説ですね。勉強になりました。

>>フライドチキンを投げつけるようなお下劣なヤツ
食べ物を投げつける人たちは、きっと天罰が下りますよ。
毎度お馴染み“秋の失速”が楽しみです>ガンバ

@RED CURRENTさま
はじめまして(^o^)/ コメントありがとうございます。

>>脚サポとの気合の入り方が全然違いましたね
昨日帰宅して録画見ましたが、ビジュアル的にも躍動感が全然違いましたね。
「かえれ~ かえれ~」
とか言ってたみたいですが、全然ワタシには聞こえてまへんがな・・・ってか、「どのみち言われんでも帰るがな」とアフレコ入れてあげたい気分でした(笑)
明日もがんばりましょう!

@たまのりさま
お疲れ様でした。
ワタシは、『五山の送り火』で鬼混みの京都を避け、奈良に行って参りました。すっかりお肌が焦げてしまいました(笑)。
追ってまた放浪記はアップいたしますので、おヒマな時にでもご覧いただければ幸甚です。

そんなことはどーでも良いとして(笑)、良い試合でした。手に汗握る試合というのは、決して綺麗なものではなく、意地のぶつかり合いです。その意味で記憶に残る好ゲームでした。
明日も参戦ですね、共にがんばりましょう!

投稿: nigoe | 2007/08/17 23:39

お疲れ様でした~。
我が家はスカパーに入っていないので、J's Goalの速報ページに張り付いていました。しかも職場で。永井の得点が決まったところで帰ろうと思ったのですが、ついつい最後まで...(笑)
良かったです。本当に良かったです。得点者が永井だったのも嬉しかった。そしてnigoeさんたち羨ましい...(笑)

甲府戦も勝ちましょう。明日はちょっと涼しくなりそうですし!(ほっ)最後までつっ走って行きましょう。

投稿: あん | 2007/08/18 00:32

お疲れ様でした。

この日はこちら札幌も最高気温36℃、スカパー参戦でしたが
燃えました。

試合後の各方面コメント(“浦和根岸の人”や、脚サポ)に
は、負け惜しみでしょうか「たかが、34/1試合」的な発言が
多く見られました。
「たかが34/1試合、されどG大阪戦」という気概で望んだ選手
を含めた我々の勝利は、今後大きな意味を持つ勝利になること
でしょう。

投稿: りおれつと | 2007/08/18 08:16

勝ててよかった…、勝ってよかったではなく(意味不明か…)。
前半、何度眼をつむったことか。

ナガイ~、ちんたら歩くな~!!(怒鳴りたかった…)。
ごめんなんさい、得意の死んだふり作戦だったのねー、あんたは偉い!!
ツヅキー、あんたは神だ!今シーズンの最高殊勲選手だー!(前半点取られていたら今季は終わっていた)

帰路、草津PAあたりで(よくわからん)死んでました!
で、帰宅は午前4時!

投稿: なごやのじーじ | 2007/08/18 09:17

夏休みで日本を離れ、帰国して録画を見るのを楽しみにしていたのに・・・・・
録画に失敗し、再生されるのは黒い画面に音声ばかり・・・

詳しい状況のレポートありがとうございました。
シベリアネタはこんなところから出ていたのですね。

終戦の日をきっかけに、既に今年の秋劣化がスタートしてませんかね?疑問の大きな播戸交代、、、今日も最下位相手にも炸裂させ、勝ち点2を失いましたよね。。。。
ジワジワと上がってきている鞠と鹿がイヤな感じです。

投稿: えりぴょん | 2007/08/19 00:56

す、、、すみません m(_ _)m いつも遅レスでご迷惑おかけします。
なにせ、仕事と家事と酒飲みの合間に書いているもので・・・(棒読み)

@あんさま
水曜日ですから、お仕事されている方が普通です(あ、でも盆休(ry)。お疲れ様でございました m(_ _)m
でも、インドネシアに遠征された猛者のあんさまよりは、ワタシはまだまだ(笑)
お仕事や諸事情で現地参戦できなかった方の分までサポートし、結果が出せて本当にホッとしております。勝って良かった!行って良かった!
おっしゃるとおり、最後まで突っ走っていきましょう(^o^)/

@りおれつとさま
札幌も今年は暑いようですね、、、残暑お見舞い申し上げます。

>>「たかが、34/1試合」
と言っていた割には、全然平静ではなかったです。むしろ血管が切れそうな勢いで気負いまくりでしたから>ガンバ側。
ところで、後日のスカパー!『アフター・ゲームショウ』で、万博のDJが出演していたのですが、「前節(レッズ戦)の事は触れてくれるな」みたいなこと言ってましたよ(笑)

@なごやのじーじさま

>>ナガイ~、ちんたら歩くな~!!(怒鳴りたかった…)。
実は、ワタシ怒鳴りました(笑)
残り5分、『Pride of URAWA』を唄いだしたとき、永井がボールに食らいつかずにタッチにボールを逃したので、「追え!!!ゴルァ!  ヽ(`へ´)ノ」と。
気合い入れてチャントを唄いだしたタイミングに、ちょっと拍子抜けしてしまいました。
あの「あきらめの良さ」さえなければ、もっと飛躍できると思うのですが>永井

帰宅午前4時、大変お疲れ様でした。無事ご帰還できて何よりです。

@えりぴょんさま
夏休みは満喫できましたでしょうか(^_^)v

>>再生されるのは黒い画面に音声ばかり・・・
嗚呼、ご愁傷様でございます。ワタシもよく経験しますので、ショックのほどは理解できます。

>>今日も最下位相手にも炸裂させ、勝ち点2を失いましたよね。。。。
900マイルも失った模様です(前エントリ参照/笑)

>>ジワジワと上がってきている鞠と鹿がイヤな感じです。
今、最大の関心事はこの2チームですね、同感です。
何だかんだ言っても“底力”のあるチームは侮れませんから。

投稿: nigoe | 2007/08/21 00:10

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