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2007/07/10

07【HOME】ナビ杯準々決勝@G大阪戦

070707gamba1 天気が心配された週末だったが、雨は降らずまずまずの日和。
いつものナイトゲームより少々早い18時開始とあって、サポの出足も早め。ただこの日武蔵野線の遅延も手伝ってか、列車から一気に掃き出される多くの乗客は、そのまま塊となって歩道へ流れていく。

070707gamba2 開場する頃には次第に天気も回復。好天に導かれるように、徐々にスタンドも埋まっていく。ナビ杯ということで心配されたチケットの売れ行きであったが、フタを開けてみれば4万数千の来場。対戦カードにも恵まれたこともあるだろうが、やはり埼スタはライトなファンや急遽参戦都合のついたファンへの敷居が低い。その日の気分や都合での来場しやすさは興行としては大切な要素であるけれども、年がら年中こうでは経営上好ましくないのが、大きな『器』を管理する立場としては悩ましいところ。

070707gamba4 観戦するほうの「頭数」も心配されたものの、肝心なのは、試合の当事者である選手の「頭数」。この日欠場する主力選手を備忘録も兼ねて列記すると、、、

浦和:坪井・啓太・阿部(代表招集)、達也・闘莉王・ワシントン(負傷)、ワ級(ドッグ入り)
G大阪:加地・橋本・遠藤・安田(代表招集)、播戸・バレー(負傷)、家長(体調不良)

070707gamba5 人手不足という意味では、お互い様という感じでいい勝負?(^^; しかしよくよく眺めれば、代表組(闘莉王を含む)の離脱は「想定内」。負傷者によるダメージと、他のレギュラー&バックアップメンバーの顔ぶれを考えれば、伸二、ロビー、長谷部、暢久がピッチにいるレッズは何とも心強い。売り出し中の細貝も健在。しかし相手も二川、明神、マグノ、山口などの曲者揃い。油断は禁物。

070707gamba6 そんな興味も持ちつつ試合前のアップを眺めていると、恒例の試合前の選手コメントが場内に流れる。長谷部のコメントが紹介された時、スタンドが一瞬の静寂に包まれた。移籍話で騒がせて済まなかった・・・味スタで試合後延々と続いたチャントは心に響いた・・・これからも一緒に闘っていこう・・・朝井女史が言い終えると、一斉に歓声が上がった。霧が晴れたような爽快感がスタジアムに拡がる。短いながらも、長谷部の熱き心が充分に伝わる言葉だった。自然と高揚感が湧いてくる。

070707gamba3 そんな気持ちが乗り移ったのだろうか。はたまたナビスコ恒例のフレッシュな選手起用に気持ちを盛り立てられたのか、レッズの選手は序盤からの動きに活力が漲っていた。事実上の決勝戦前半戦とも言えるこの一戦は、記念すべき堤の初陣となった。細貝、堀之内と組んだ3バック左の背後は、(堤には申し訳ないけれど)静かな緊張感に満ちていた。しかし、そんな観戦者のつまらぬ心配をよそに(笑)、彼は果敢に相手選手を捉え、勇気を 持ってチャレンジしていた。かたや細貝は、さすがに堤よりは“一日の長”ありで、若さだけでなく強さも武器に積極的にプレー。この2人のパワーに導かれるように、攻守に躍動感が満ちていた。こんな爽快感はいつ以来だろうか。

070707gamba7しかし同時に驚かされたのは、対戦相手のG大阪。“超攻撃”を標榜するチームでありながら、拍子抜けしそうなくらいの「引きっぷり」。あっさりと自陣内に引きこもるさまは、どこかで見慣れたチームの後半の闘い方と見紛うほど(笑)。レッズ攻勢の引き立て役を買って出ているような、西野監督も妙な戦法に出たものだと首を傾げてしまったが、その状況にはすぐに答えが出た。前半12分、内舘からの“シュート性のパス”を伸二が軽く合わせ、軌道が変わったボールはG大阪ゴールに突き刺さって先制。「あれはシンジしか見えなかった。狙ったパスです」との内舘本人の弁ではあったけれど、「あれは(ゴールを)狙ったに違いない」(nigoe推測)。

先制したあとは、さすがのガンバもそのままやり過ごすわけがない。重い腰を上げての反攻開始。攻勢を仕掛けられたレッズは、突破を阻止しようとカバーに入った伸二がファウルを取られる。場所は運悪くPKエリア内。審判によっては相手に黄紙が出そうな微妙な判定ではあったが仕方なし。
しかし、災い転じて福と成す・・・この局面が、試合の流れをレッズに大きく引き寄せた。マグノアウベスのPKを山岸が左手1本で阻止。レッズの士気が大いに盛り上がるだけでなく、ガンバの戦意を削ぐ大きな効果になった山岸のプレー。若き2人には本当に心強かったに違いない。

心配された後半も、守備が破綻することはほどんどなかった。堤は冷静に応対し、細貝も変わらずエネルギッシュに活動し、試合を通して、長谷部とともに堤の後方フォローを怠らなかった。積極的な守備から攻撃に転じ、むしろレッズは多くの決定機をつくっていた。
しかし、この“決定機”をものにできなかったことが、結果に響くことに。
ビハインドを負ったガンバにしろ、シュートは撃ってくるのだが、精度が悪くあまり可能性を感じられるものではなかった。
だが、同じことがレッズにも言えた。
せっかく奪い返したボールを前線に持ち込むも、肝心の「FWがいない」。後半は特に永井が迷子状態で、いて欲しいときに「そこにいない」ことが多かった。仮に永井のことを差し引いても、我が軍のフィニッシュの精度も相手の非難ができるほど立派なものではなかった。悔やまれるのはノーゴールとなった長谷部のHS。何故だったのだろう。。。

残り5分となり、いつもなら(あまり褒められないけれど)得意の「逃げ切り」でいけそうか・・・と思いきや、ガンバ・山口にHSを叩き込まれてしまった。遠目で見ても、山口の目前にシュートコースが一瞬見えた。悪い予感的中。そうなのだ、レッズ守備陣に常備されている「高さ」が、この日は無かったのだった。忘れていた事実を思い出させられた。その直後、ふと“アウェーゴール・ルール”の規定も思い起こされた。1失点の持つ意味が私の頭をもたげた。
つまり、敵将・西野監督のゲームプランは、ここにあったのだろう。

070707gamba8 すぐさま追加点を狙うものと、わずかな残り時間ながらも岡野の投入を心待ちにしていたが、、、指揮官はついに動かず。バランスを崩したくなかったのか、それとも「まだ180分前半戦」だからと慎重になったのか。。。FW同士の交代ならバランスを崩す心配もないだろうに。
最後の時間まで3枚のカードを使い切ったガンバと、ついぞ交代策を採らなかったレッズ。“アウェイ戦法”を重視して、両指揮官は駆け引きでもしているのか・・・と、ちょっと穿った考え方もできないこともない(オジェックはドイツ人だし)。無失点なら普通に勝敗にこだわればいいが、失点してしまうとホームで勝っても厄介な結果を招くこともある(昨年がその例)。勝って妙な余裕を持つよりは、ここは安全に引き分けて緊張感を持って次節に臨むのも、確かに戦略ではあるけれど・・・観ている側は正直ドキドキしてたまらない(汗;

070707gamba9 とりあえず、「前半戦」は終わった。
終了間際の失点は口惜しい出来事ではあったけれど、今季初めて組む実戦メンバーであったこと、特に最終ラインに若い2人が組んでいたことを考慮してやりたい。今日は悔しかったけれど、まだ挽回するチャンスは残されているし、むしろ後半戦に向けての明るい展望が見えたと思う。
細貝と堤・・・この若武者2人を見ているだけでも清々しく、将来への期待が膨らむ。

次節・万博決戦、両者のチームとしての総合力が試される。
そう考えただけでも、楽しみで仕方がない。
力を合わせて闘う選手たちに、より一層の後押しを。
共に戦い、勝利を浦和に引き寄せましょう。

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コメント

シトンは負傷じゃないやい!・・・という突っ込みは既出?

投稿: no3 | 2007/07/10 14:55

@no3さま
なはは(≧▽≦) まだガイシュツではありませんでした。
故障ではありませんね、メーカー送りの整備点検中というところでしょうか(笑)。
訂正しておきましたので、、、ご指摘ありがとうございました。

投稿: nigoe | 2007/07/10 16:16

お疲れ様でした。
次は0-0ならおkとか言って,妙な省エネサッカーするより,
どん欲に勝利を目指す方が,みんなの思考回路にはマッチしていて良いのではないかと(特に岡野とか)。

え,負け惜しみじゃないかって?
まだ負けてませんw

しかし,この試合の3日後にベトナムから同じような試合を見せられるとは思いませんでしたw

投稿: sat | 2007/07/10 20:22

おつかれさまでした&ありがとうございました。
お目にかかれてタイヘン嬉しゅうございました。

ホームでの失点が余分でしたね。。。。
去年も新しいレギュレーションにいち早くハマる(しかもマイナス)という、非常にウチらしい体たらく・・・・

絶望的な気がしていたんですが、ふと気がつけば、
ウチ、今年アウェーで負けてないし、しかも無失点もありません。
http://www.j-league.or.jp/data/2/?league=j1&genre=table

投稿: えりぴょん | 2007/07/10 20:38

よーし!
万博で点とって勝ちゃいいんでしょ?
勝ってやろぅじゃないの!
ガンバのホーム不敗記録、止めてやろうじゃないの!
みんな、大阪で待ってんぜ!

投稿: スパイ1号 | 2007/07/10 21:31

@satさま
おっしゃるとおり、妙な省エネサッカーするより、背水の陣で闘うほうがレッズらしいでしょうね。こんなんでいつもハラハラさせられて・・・という状況に慣れてる私たちもどうかしてますかね?(笑)
しかし、昨日のカタール戦にも同じ戦況が伝染しているとは思いもよりませんでした(^^;

@えりぴょんさま
いえいえ、こちらこそお目にかかれて光栄でしたm(_ _)m

>>新しいレギュレーションにいち早くハマる
これまたレッズの伝統芸と言いましょうか、こういう状況に慣れている私たちってのも(以下同文)。
でも、おっしゃるとおり「負けてないし、無得点もない」今年のアウェイの闘いぶりに多大な期待を同じく抱いておりますです、はい。

@スパイ1号さま
万博で、点獲れますよ、きっと。肝心なのは、まずは「勝つこと」ですね。
不敗記録、止めてやりましょう。
『連勝ストッパー』もレッズの伝統芸ですから(^o^)/

投稿: nigoe | 2007/07/11 00:29

明日、万博参戦しますけど、台風できっと大雨ですねー
水溜りの中で点取るのは、オオゴトですね~
雨中戦だと水しぶきをあげてボールが止まっちゃいますもんねー

ホームの失点が響く展開にならねばいいが…、とそれが心配

投稿: なごやのじーじ | 2007/07/13 07:01

@なごやのじーじさま
明日の万博、もう少し時間が経てば、開催方針が発表になるでしょうか?
台風ですと、モノレールが心配です(特に帰りの時間帯)。
中止にした方が・・・と思いますけど発表を待ちましょう。

投稿: nigoe | 2007/07/13 11:43

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