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2007/07/03

07【AWAY】第18節@ズビロ戦

勝った。
東海アウェイ3連勝。そして何より、私にとって初のアウェイ磐田戦勝利が嬉しかった。
「(自分が)行かないほうが、勝てる」
という、先日の味スタ同様の大鬼門。
対ヤマハ(磐田)スタジアム戦績:2勝0分11敗。
確かに今回はヤマハ(磐田)スタジアムではないので「仮」ということになるが、それでも初めての勝利。嬉しかった。
今年は、これまでのジンクスやアレルギーを悉く打ち破ることができている。何かが変わる・・・そんな予感がする。

070630iwata1 正午過ぎ、掛川駅のホームに降り立ったとき、体が突然拒否反応を示す。生命の危機を覚えるくらいの、煮えたぎった空気に包まれた。新幹線車内との環境の差が激しすぎたようだ。めまいがするほど暑い。浜松方面の電車に乗り換え愛野着。スタジアムまで熱線が肌を突き刺した。この夜のニュースで、最高気温(浜松市天竜区)が35.1℃だったことを知る。 う゛わ゛。。。

070630iwata2 13時過ぎ。スタジアム敷地内の売店も人影まばら。暑すぎて人も寄ってこない様子。アウェイ側待機列に向かう途中、『バイク教室』のブースがありヤマハ製のバイクが陳列されていた。私は「バイクはYAMAHA」人間なので是非乗らせて欲しかったのだが、手には缶ビールの袋(笑)。あっさりあきらめる。列に着くと、意外に出足が遅く列が伸びていない。さすがに皆陽射しを避けている。荷物を置いてダンナとわずかな涼を求めてスタジアムの070630iwata3建物の陰に。舗装面の輻射熱が残るものの、陽射しが無く風が吹くだけでも格段に心地良い。偶然居合わせたこちら様こちら様ご夫妻から『○ATSBY』製の冷却シートを分けていただいたのだが、これが大変なスグレモノ(゜∀゜)。体温が一気に下がり生き返った心地。大変感謝(昨日、早速購入/笑)。ちょっと奥さん、夏の必需品ですよ、コレは。

070630iwata4 開門時間近づき列に戻る。運営の手際の良さが幸いしてストレスが少ない。列を待つ赤サポへの呼びかけも頻繁で、「暑いところご辛抱をおかけしますが・・・」という一言を添えてくれただけで気持ちの持ちようも変わる。ゲートインも混乱無く、速いペースで引き込まれていき順調だった(マッチョと警官は見かけたが、さして問題なし)。

070630iwata15入場し、売店に向かうとちょっとした驚きが。
売店の販売員サンが、レッズのレプリカを着ていた。普通、このような光景はあまりお目にかかれない。思うところあって何かしら気を遣ってくれたのだろうか・・・(^^;
客捌きの回転も良く、値段も安い。前週の手際と対応の悪さとの差を感じるのも無理はない。

070630iwata5 コンコースから外を眺めたところ、有志が手書きの段幕を作成中。清水戦の顛末で処分を受けたコールリーダーと数名が参戦できないこの日の決意が滲み出ている言葉。胸が熱くなる。浦和者の結束は、さらに固まったに違いない。

コールリーダーだけでなく、闘莉王もいない、ロビーもいない。しかし開始前のスタンドには、気負いも悲壮感もない。かたや楽観070630iwata6も感じられない。いつものように結束した者達が、いつものように試合開始を待っていた。ただ、不思議なことに“自信”を漲らせた空気が漂っていたような気がした。どこか腹を据えたような、そんな雰囲気。

レッズは予想通りのスタメン。阿部が左、坪井が右のストッパー で、中央を堀之内が担当の3バック。啓070630iwata8太&長谷部の2ボランチの前方トップ下に伸二を配し、このところ可能性を感じさせているワ級&達也の2トップ陣形、といったところか。暑い日は、毎度暢久の出来が気がかりなところ。加えて、この日スタメン起用された伸二のパフォーマンスが、試合の鍵を握るものと予想された。

その予想は、あまりにもあっけなく現実のものとなった。070630iwata7
開始2分、達也のドリブルが阻止されたことでFKのポイント獲得。伸二が磐田ゴール左隅にボールを突き刺した。GK川口は一歩も動けず。お見事。
この先制点に勢いづいたレッズは攻勢に。磐田のプレスをかいくぐるようにパスを回し、ボールを取り戻そうと磐田のラインが上昇しては、そこを狙ってパスが供給され達也が飛び込む。両者前掛かりになりつつも、ややレッズの押し上げが有利に働いてい070630iwata9た。レッズの左右WBは良く機能し、相馬も前方に進出しながらも守備にも良く対応していた。
追加点のチャンスは28分、この動きを踏襲したかのように、暢久からのパスに反応してDF裏に抜け出した達也のドリブルをGK川口が弾き、そのこぼれ球をPエリア外で拾った伸二が、相手DFとGKの動きをよく見てループを放ち、これまた見事にゴールマウスに吸い込まれていった。カバーに戻ったDFにも届きようのない角度とギリギリの位置に、しかもアウトサイドのキックで相手を嘲笑うかのように軽々と・・・
2度も連続して美技を披露してくれた、伸二の底力とは恐ろしい。この日J1100試合出場の記念試合だったが、“節目の試合”には、高い確率でその実力を存分に発揮する男。このまま好調を維持すれば、彼の行く末もチームの行く末も明るい。
しかし、その喜びと引き替えに、川口と交錯した達也負傷・・・何とも皮肉。しばらくプレーを続行していたものの負傷退場し「まさか・・・」と不安がよぎったが、幸いにも後日検査の結果、骨に異常なしとのこと。ちょっと安堵。

070630iwata10 追加点の直後、審判から警告が出され、磐田DFが退場(右写真は、揉めている最中にたまたま撮ったもの。まだ欠員がない)。抗議をしているのは遠目でわかったが、詳細についてはわからず。この後、田中誠の名が消された。
その後、一人少なくなった磐田相手にレッズは攻勢を保ちつつも追加点を奪えず、前半終了。

この「一人少ない相手」を攻めきれないところが、レッズの伝統的短所である。否、サッカーとは往々にして「一人少ないほう」が守備力も攻撃力も増すものであることは、皆様ご承知のとおり。この定石にレッズも嵌ることに。
おそらく相馬のサイドを狙ってか、加賀に代えて茶野を投入。“捨て身の2バック”に陣形を変えた磐田の逆襲が始まった。「サッカーは2点リードが心理的に危ない」とよく言われるが、その説に倣って安全策を敷いたのか(?)、レッズは負傷の伸二に代え細貝を投入し、引いてカウンター狙いの戦術に転換。どちらが人数が多くてリードしている側か少々迷うような形勢。磐田の2バック戦術を見ながら、以前『REDS NAVI』で信藤さんが言ったことを思い出す・・・オジェックの目指すサッカーを磐田の方が演じているのかな、とちょっと穿った見方もできた。

逆襲され失点のピンチに何度かさらされながらも、レッズの得点チャンスは多かった。
レッズDF陣も根気強く跳ね返し、都築が最後の砦を良く守り、ボールを拾ってはいくつかの好機をこしらえていたが、、、いかんせん「最後の仕上げ」がお粗末。オフサイドにかかること幾たび。フリーシュートも枠を逸れること幾たび。結局、リードを堅守し相手の反撃を凌ぐ力量に勝るレッズが、粘り強く磐田をねじ伏せた、という格好で試合終了。

確かに、追加点を獲ってくれたほうが、選手もサポも楽しいものである。しかし、最も苦手なアウェイで確実に勝利をおさめることは、楽しいことより大切であるし、それもまた“強さ”でもある。追加点が獲れないという「物足りなさ」という表現と共に「手堅い」という表現も相応しい勝利ではあるが、結果は上出来である。極端な納得の仕方をすれば、前半で2点を獲るのも、前半後半で1点ずつ獲るのも、内容は違えど結果は同じ・・・ということか(^^;

1996年に初めてアウェイの磐田で勝利した時の監督はオジェックだったなぁ・・・とふと思い出した。確かPK戦での勝利。この時は現場参戦しなかった。
次に磐田で勝ったのは、その6年後2002年。この時も参戦しなかった。
そしてその5年後の今シーズン・・・ようやく3度目の勝利を手中にできた。今度は私の目の前で。

070630iwata11 選手が挨拶にやって来た時、スタンドとの物理的距離よりもずっと近くに選手を感じられた。お互い“主力”を欠きながらも、共に力を合わせて手繰り寄せた勝利に、気持ちが歩み寄ったような感じがした。

「闘おう!俺たちも一緒だ!!」

この言葉が形となって表れた、そんな試合だった。070630iwata13

試合中、共に闘った仲間たちの中には、「次なる戦い」に挑みに行った者も多くいたようだ。
愛野駅への猛ダッシュ・・・全員無事、東京行きの新幹線に間に合ってくれただろうか。

後半戦初戦を終えて、敗戦はたった1試合。引き分けは多いが、ACLもA3もこなしてこの成績。G大阪の背後をぴったり追走する態勢は保てた。
しばしの中断が恨めしくもあり、選手には体を休めて欲しいとの願いもあり。ナビ杯やさいたまシティカップの合間の時間をうまく利用して欲しい。

追記:

070630iwata12

今まで、アウェイの磐田戦で勝った経験が無かったので、こんなシステム(右写真)になっていることを、このたび初めて知りました(^^;

 

追記その2:
070630iwata14手書きの段幕の作成風景をよく観察すると。。。
舗装面に裏写りしないように、ビニールを敷いての作業。
さすが手慣れているとともに、女性ならではの細やかな配慮です。敬服。 

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コメント

お疲れ様でした。結局東海アウェイ3戦とも参戦しました。
今回は普通列車での参戦でしたので現地に着く頃には疲れましたが、試合で吹き飛びました。

当日宿泊したビジネスホテルにもしっかりお仲間さんがいましたし、
翌日訪れた修善寺温泉にもタオマフを持った家族連れを見けました。
本当にうぃあーさんの行動力には驚かされます。

※しかし、試合開始前の歌(のようなもの)は何だったのでしょうかね
今までスタジアムで聞いた中で一番ひ・・

投稿: Kouichi | 2007/07/04 11:00

お疲れ様でした。
日本平の待機列は白シートによる焼きムラなし日光浴でしたが,
この日のエコパの待機列はさしずめ岩盤浴?
それくらいコンクリートがこんがり焼けていました。

でも,勝ったからいいか。

投稿: sat | 2007/07/04 21:30

お疲れ様でした

私は遠征してきたマゴチンの将棋の相手でお留守番?でした。シンジの芸術的な2点が見られず〝無念!〟 でも、王様と金と歩だけで3-2と勝ち越したので、まっ、いっか。しかもホームだったし…(笑)。

投稿: なごやのじーじ | 2007/07/04 22:06

@Kouichiさま
東海アウェイ3戦全勝なんて、初めてこんな良い思いをしました(つ
;д`)
やはりレッズは成長していると思います。だいぶ長い年月がかかりましたけど(笑)。

>>本当にうぃあーさんの行動力には驚かされます。

実は私も、翌日の大井川鐵道の起終点駅(金谷と千頭)で見かけました。夕方の掛川駅でも・・・ホント「うぃあー恐るべし」です(^^;

>>試合開始前の歌(のようなもの)
バリバリ音割れして、頭痛がしそうでした。新種のアウェイの洗礼か?と思いました。キカイダーの死神博士の笛をちょっと思い出したりして(笑)

@satさま
エコパも参戦されたのですか?遠路はるばる大変でしたね。

>>この日のエコパの待機列はさしずめ岩盤浴?
あ、それいいですね。そう思って楽しめば良かったかもです。
あと温泉があれば完璧なんですが(^^;

@なごやのじーじさま
お孫さんがいらしたのですね。楽しめましたでしょうか。
しかし「3-2」のスコア、お孫さんもなかなか“できる”お孫さんですね。いや・・・やはり少しは手加減されたのでしょうね(^-^)。
今年のレッズはアウェイが強い・・・しかし毎年読めないチームです。振り回されますが、だから面白いんですけどね(笑)

投稿: nigoe | 2007/07/05 12:30

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