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2007/06/18

07【AWAY】第15節@東京ガス戦

070617gas1 味スタは、遠い。
飛田給駅から数分で行けるはずなのだが、「入場するまでが遠い」。

昨年のラスト前、優勝がお預けとなった試合で話題となった『味スタ入場行列』が実話かどうか検証すべく、チケット完売となった今年、あえて開場直前に現地に向かってみることに。070617gas2
目前の味スタに入ることを許されず、敷地手前の甲州街道を中央道・調布IC付近方面へ誘導される。延々と、赤い人々は甲州街道の歩道に並ばされ、果てしなさ満点(゜∀゜)。日本の高度経済成長の象徴となったイベントのメモリアル地点を「折り返す」ことなく通過・・・否、われらが折り返したのは中央高速の手前(笑)。
私が列の最後尾として誘導された地点には、バス停があった。
その地点をプロットしたものが、この地図(縮尺7万分の1)。070617gas3

070617gas4 ここはすでに、手前の西調布駅が最寄り駅。。。 _| ̄|○
右の写真は、その地点からさらに後方に、視界の切れる先へも延々と並ぶ赤い列。おそらく三鷹市市境付近まで延伸していたものと推察された。この道を先に進むと神代植物園に行けることを今回初めて知ることとなる(笑)

真夏のような炎天下の路上に並ばされ、開門して40分くらいで070617gas5 ようやく列が動き出したものの、実際入場したのが1時間30分後。私が入場したあと、気になって入場ゲートの様子を見ると、案の定こんな感じ。酷暑の中、みな忍耐強いと思った(15時前の状態)。さすがチームの現状に辛抱して鍛えられているだけのことはある。
2年前まではこんな惨状はなかったのだが。。。はてさて(^^;

070617gas6ようやく入場し、場内の涼しさとビールで元気を回復したものの、 間もなく選手のアップ開始。毎度おなじみ懐かしの選手名の段幕はためく彼方ゴール裏。何故かゴール真裏の最前列席に旗を広げて自ら「見切り席」をこしらえている不思議な光景が。あそこで闘わずしていいものなのか・・・まあ、それもあちら様の事情があるのだろう。

070617gas7彼方ゴール裏席の余裕に比べ、密度の濃い此方ゴール裏。この日の気温同様、時間の経過とともに密度はさらに 増し、温度が上昇していくのが体感された。それもそのはず、今日は待ちに待った“あの男”が還ってくるのだ。試合前から、何度も彼の名を叫ぶ。満を持して、彼の復帰の迎え入れるレッズ側ゴール裏には、その名を刻んだ多くのゲーフラが波となって揺れていた。始まる前から、胸の鼓動が高まっていく。。。
その“男”の名は、田中達也。

070617gas11 東京側は、ワンチョペ、石川を欠く布陣。リチェーリ、モニワ、電柱はベンチ。伊野波+梶山をボランチに据えて、福西がトップ下・・・福西の「仕様」を知っている者からすれば違和感のあるポジションである。体調が悪いこともあったそうなのだが「梶山より運動量が少ない」という理由からの配置であるというのが原監督の弁。さらにボランチが本職の(上背のない)今野がCBを務めることになるのだが、この原監督の策はやがて裏目に出ることに。

070617gas8レッズは開始早々、達也が自らを祝う復帰弾を、東京のゴールに叩き込んでくれた。
ワシントンに渡ったボールを囲みに行った伊野波と梶山だったがシュートを撃たれ、土肥の弾いたボールを詰めていた達也が押し込んだ。土肥の指先に再度弾かれたボールの行方に一瞬固唾を呑んでみな見守っていたが、ゴールマウスに吸い込まれる刹那、ゴールインを確信したワ級が両手を広げ万歳。達也の復帰弾を確信した瞬間、レッズ側ゴール裏が勢いよくはじけた。ピッチ上の選手たちも、嬉しそうにはじけていた。

070617gas10 レッズの布陣は3バックなのか4バックなのか現地でも判断が難しかった。問題は暢久が「どっちなのか?」というところだったが、本日発売のエルゴラ掲載のスタメン図で納得。確かに阿部の前には相馬がいたが、右サイドは「暢久ひとりぼっち」・・・つまり、守勢の際はDFとして、攻勢の際は久々の“ロケットのぶひさ”でサイドを駆け上がっていた。左サイドは攻撃に相馬、守備は阿部という役割分担をし、右サイドは暢久に全権委任モード。「変則4070617gas9 バック」とでも言おうか。
布陣としても変則的「4-2-2-2」???

 -------達也-----ワ級-------
 --相馬-----ロビー-----------
 -----長谷部-----啓太-------
 --阿部--闘莉王--坪井--暢久--
 -----------都築-------------

 ※エルゴラ参照

この両サイド、特にこの気候で、暢久がどこまで持つかが最大の関心事であったが、予想を裏切って(笑)よく動けていた。前半は、広大な右スペースの活用が目立った。スペースめがけて走り込んでくる達也にボールを放る暢久は、かつての「野人使い」を彷彿とさせた(笑)。
東京DFの裏スペースを狙う積極的な攻撃と、守りの際の攻撃陣のプレッシング参加により、レッズ守備陣の「底上げ」がスムーズとなり、コンパクトな陣形が適度に保たれていた。お互いの距離も近く、ボールと人を活発に動かしながら展開するさまは、今季柏戦の前半を彷彿とさせた。試合を観ている側にとって久々ストレスの少ない(笑)、スピード感と連動性のある展開は、期待感を大いに抱かせてくれた。

070617gas13 しかし、後半になると、東京も仕切り直しにきたうえに、レッズに連戦の疲れが滲み出してきた。この“疲れ”という「見えざる敵」の登場は、もう今年は毎度お馴染みとなった。こうなったら付き合っていくしかない。さらに暑さが拍車をかけて襲いかかってくる。「疲労」「暑さ」「対戦相手」という敵に囲まれたならば、「省エネ」という策で対抗するしかない。
中盤の主導権を東京に譲り、ボールをことごとく拾われる。被シ ュート数が量産されていく。が。この日はそれでもOKだった。ボールを回されようがシュートを撃たれようが、東京攻撃陣のフィニッシュの精度があまりにも低く、危険な匂いがしないのである。レッズの守備陣が自陣に引きこもって跳ね返す光景は正直見たくもないのだが、この日は「ボールを(相手に)持たせている」という意図が感じられた。放り込まれたボールは、得意とばかりに懐深いところで跳ね返し追撃を許さない。いわゆる「大人の(?)サッカー」。

しかしくれぐれも忘れてはいけないのは、「この日は相手に恵まれていた」ということ。
前半はカウンター狙い、後半は積極的に中盤でボールを拾いにかかる戦法を採った“原トーキョー”であったが、どこか空回り。私が思うに、原監督の思惑が、今のレッズの現状と「噛み合っていない」という気がした。確かに伊野波と梶山は、将来を担う若手として成長著しいがワ級の相手としては力量不足。事情は良くわからないが、危険察知能力の極めて高い今野、危険対応能力が比類無き福西を、それぞれの本職=ボランチで使えなかった(使わなかった?)ところが誤算を生んだようだ。最終ラインの前で危険の目を摘み取ってこその今野であるし、原監督の言う「体調が悪く運動量の少ない」トップ下として起用されるくらいなら、いっそ使わない方が良かった福西だと思った。私には「あれ、いたっけ?」という印象で終始消えていた福西。動かない(動けない?)ために前半の東京の中盤は空いていた。ポジション上、守勢の際に戻れなかったのか、あるいはそのポジションからの戻り方がわからなかったのか・・・。

070617gas14反面教師。
連戦と暑さと疲労の中、「暢久ひとりぼっち」で任せたレッズの右サイドについては、早急に対策の必要がありそうだ。さすがにあの条件下であれだけ攻守に走らされては、どんなタフガイも最後はバテバテになるだろう。ルーカスに抜かれた時は背筋に寒いものが走ったものである。しかもそろそろ『夏休み』に入りそうな気配も見え隠れしている。
さあ、どうするオジェック。。。

070617gas15 今後への課題もあったが、何より達也が復活を遂げてくれたのは嬉しい限り。
ひとりの選手の帰還が、これほどチームに活気を与えてくれるとは。単純にゴールを決めたという結果だけでなく、全体の連動性を引き出し、攻守のオプションも増やしてくれた。
これからの闘いに期待を与えてくれた、そんな復活劇だった。

070617gas16 ただ、心配事もある。闘莉王のケガの状態や如何に・・・。
かたや、試合後でありながらユニ旗を広げながら連唱した「俺たちの長谷部」。移籍話が取り沙汰されるなかのこのコール。声は彼に届いたのであろうか。そして何を思ったのであろうか。

さまざまな想いが交錯した今節。
しかし、このたびは、長いトンネルの行く手に光明が差し込んできたような、将来への明るい期待を感じさせてくれた。4バックも3バックも状況によって「使い分ける」ようになれれば、これまでの苦労も無駄にはならない。ワシントンひとりで踏ん張ってきた前線にもバリエーションが加えられた。まだ見ぬコンビネーションへの期待も膨らみだしてきた。

次節が待ち遠しい・・・久々にこんな気持ちにさせてもらった。

追記:
ひそかなつぶやき。。。

長いサポ人生ですが、実は今回「味スタ参戦初勝利」だったのはナイショだ(笑)
私にとって、関東の“大鬼門”でした>味スタ

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コメント

おつかれさまでした。

去年のお預けゲーム、並び&席取りを仲間に任せ、
お言葉に甘えてキックオフ2時間前についた飛田給、、、
体調不良をおして歩く歩く歩く、飛行場を声、
天文台も間近、勿論住所は三鷹市でした。。。。
ほんと、学ばないヤツラだ、瓦斯・・・・

不安もなくはなく、、、、
相手が瓦斯でなかったらやられていた可能性高し、
瓦斯が後半スタートの15分のパフォーマンスを続けていたら、
さすがの都築、坪井、闘莉王、をはじめとするウチ自慢の守備陣でも守りきれなかったかも、と思いました。
(石川がいなくて本当によかった・・・・)

闘莉王は思ったよりもひどくなく、水曜日を目指して練習に、
という報もあるので、一安心ですね。

駒場は行けないのですが、テレビの前で精一杯念を送りますので、
よろしくお願いしますね!!!!!

投稿: えりぴょん | 2007/06/18 23:44

@えりぴょんさま

>>天文台も間近、勿論住所は三鷹市でした。。。。
>>ほんと、学ばないヤツラだ、瓦斯・・・・
御意。
スタジアム敷地内には、まだかなりスペースがあったというのに、甲州街道(主要国道)の歩道に、しかも2回連続並べる学習能力の低さに辟易でした。しかも入場ゲートは1ヶ所(アミノバイタル側のゲートは閉鎖してるし)。これじゃ混雑必死ですよね。
ま、あちらの言い分としては「そんなに大勢来るなよ!」なんでしょうが(笑)。

闘莉王のケガ、軽度のようですね。安心しました。
その代わり、またオツムに「ドナドナ」されるわけで・・・(つ;д`)
さ、駒場でもすっきり勝ちましょう!勝たせましょう!

投稿: nigoe | 2007/06/19 20:28

思い出した去年の味スタ…

入場ゲートを左手に見て最後尾に向かうこと延々40分
そこは三鷹だった(ざまぁミタカではない!)
最後尾に着いたと思ったら列が動き出し、今度はランニング
心臓が破裂するかと思った

ホントに学習せぬやっちゃ
あたしゃ懲りたので今年はパス、奴らそれが狙いか(怒)

投稿: なごやのじーじ | 2007/06/19 22:32

@なごやのじーじさま
昨年の「お預け試合」から、列整理がひどくなりましたね>味スタ。
それ以前は、開門1時間前でも敷地内に並べていたのに・・・それだけサポーターが増えた、ということでしょうか(^^;

>>奴らそれが狙いか(怒)
だんだんそんな気がしてきました、あの客扱いヽ(`へ´)ノ

投稿: nigoe | 2007/06/20 11:07

話題にはカンケーないのですが、7~8年前に調布に住んでました。
天文台にもお仕事でちょくちょく参上、味スタ(別名のとき)にはピクシーの日本最終戦でお邪魔…、あっ、ジャズでも行ったなー。

投稿: なごやのじーじ | 2007/06/20 16:34

遅ればせながら、怒りの燃料を投下しておきます。
http://www.fctokyo.co.jp/home/index.phtml?cont=mess/index&item=ide10208

えぇえぇ、アレはチケットを買ったレッズサポが、
来なかったからだ、、、、ふざけるな、瓦斯!!!!

投稿: えりぴょん | 2007/06/21 21:13

@なごやのじーじさま

>>7~8年前に調布に住んでました。
駒場とか、調布とか、良いところ(Jのホーム)にお住まいだったんですね。その昔、調布の某大学を受験して見事玉砕してから、ちょっと苦手な土地になったみたいです>私(笑)

@えりぴょんさま
燃料投下、誠にありがとうございました。「武士の情け」とはこのこと(じゃないか/笑)。

本文中の記述にあった、
>>このアウェイ流入予想席数+(緩衝地帯席数+アウェイ売り切れ時にホーム販売も完売
>>としたために売り残したU席ならびにSA席分)が、実際に販売をしなかった枚数です。
の話題、昨日駒場で友人から聞いて呆れていました。さらにクラブがシラを切り通せず、このようなネタばらし(?)をするところもまた情けないですよね。アマチュアだなぁ、というのが率直な感想でした。
要するに「普通に売れ!」ってもんです(笑)。

投稿: nigoe | 2007/06/22 00:37

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