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2007/05/15

07【HOME】第11節@G大阪戦

070513gamba1 どうもいけない。最近、周期的に体調が崩れてしまう(アレルギーのせい?)。前日、38度以上の発熱で、天気が良いのに一日中寝込む。夜になっても熱は下がらない。
しかし、この日は「決戦」。選手もがんばっている。這ってでも行こうと心に決めていた。
疲れ切った選手たちの後押しがしたくて。選手の体調はもっと辛いのだから。
幸い、朝の検温で熱は37度以下になっていた。行ける。

070513gamba2 何とか当日抽選にも間に合う。その後いつもの『S隊長』が、待機列の人々に、試合前の檄とともに巨大ユニ旗セットのための手伝い要請を呼びかけた。いつもながら彼の呼びかけは丁寧ながらも熱く人々の心を魅了する。そして実績に裏打ちされた説得力がある。約束があったので私は参加は控えたが、呼びかけと共に多くのサポーターが賛同して場内に入る。この一戦の重要性をみな認識しているのが、この行動に表れていた。

070513kobaton1_1

開場になり列が動き出した時、驚いた。入場ゲートに「勝利の使者」、コバトン飛来(゜∀゜)
距離が近すぎたのと、一瞬の出会いに、超マクロ近影(笑)(後刻、北側ペデストリアンデッキにも飛来したので、そこで落ち着いて存分に全身ショット撮影成功)。できれば、ピッチの上にも飛来して、ガンバ相手に「鳩プレス」を発揮していただきたかったのだが・・・(笑)

 

070513gamba4好天に恵まれ、多くのサポーターが詰めかけていた。しかし、多く席が埋まれば埋まるほど、皮肉にもこの緩衝帯エリアの幅の広さが目立ってしまった。この空席となった分の入場料減収分と警備員増強による経費を、この事態を引き起こした張本人へ賠償請求できないものだろうか。そのくらいのペナルティを負うに充分の責任はあると、この空席地帯を眺めながらつくづく思った。

070513gamba6 レッズはインドネシア遠征から中3日での“J決戦”を迎えた。
報道のとおり、闘莉王は負傷欠場。ワ級と暢久を戻し、永井と負傷の平川を外した他は、ACLペルシク戦の先発メンバー同様の布陣。DFの顔ぶれと長谷部がサブであることから、多分3-4-2-1ではないか、と周囲と予想した(または4バックの場合、相馬の背後を見る形で阿部が高い位置取りをする、変形4バックを予想)。
070513gamba5 対するガンバは、同じく負傷の加地に代えて青山を右SBに配置し、家長温存?。この「?」な西野監督の作戦が、結果論だがこの一戦の戦況を演出する一端となったようである。

試合開始。
レッズ最終ラインは、やはりネネ-堀之内-坪井の3バックで陣形はほぼ予想通り。
070513gamba3 開始直後こそお互いせめぎ合っていたものの、ほどなく試合の主導権はガンバに。
試合の流れに乗れないレッズの隙を容赦なく突いて来るガンバの攻撃。スペースを見つけると必ず誰かが走り込み、味方選手の動きをよく見てそのスペースに正確なパスを出し、ボールを奪われてもレッズのパスコースを良く読み再び奪い返し・・・きちっと試合前に約束事として意思疎通されていることがわかる動き。070513gamba9 疲弊しきった今のレッズの選手にはおよそ至難の業である、心と体に余裕のある、G大阪の憎らしいほど流麗なプレーの数々。完全に自陣内に押し込まれ翻弄するレッズの選手を目の当たりに、私はただ祈りながら応援するしかなかった。後方の選手も参加して波状攻撃で襲いかかってきたが、その選手を掴まえきれず。ついに、レッズPエリア内に侵入してきた遠藤が中央にパスを供給。そのボールの行く先は・・・ゴール前の広大なスペース。都築の眼前にはバレーがひとり。勝負あり。この失点に至るまでの一連の状況は、もはや時間の問題と言ってもいいくらい結論が見えていた。

しかし。
勝負は最後の最後までわからない。だから面白い。だから私たちも最後まで試合を捨てない。
眼前のゴールに叩き込まれたボールをセンターサークルに押し戻すようにように、ゴール裏からコールが起こる。またも一発殴られてから目が覚めたように(最近このパターン大杉/笑)、レッズの選手たちが、怒りとも気合いともつかない「情動」で突き動かされているように、徐々にプレーに力が漲り始めた。
特徴的だったのは、左サイドの相馬を攻撃の起点とした作戦。否、“作戦”と言うよりは“必然”だったかも知れない。ドリブル突破を最大の武器としている分、(守備やクロスなど)他のプレーについてまだ不器用な面があるのは皆様周知のとおり。実際、その特徴を最大限に発揮しガンバの左サイドを執拗に突きまくるも、残念ながら次のプレーに繋げるところにいささか難あり。早く球離れした方が良さそうな場面でも、ドリブルに固執する場面もいくつかあったと思う。
しかし、勝負の妙とは良く言ったもので、この相馬の執拗なドリブル突破が、対面の青山の疲労を結果的に早めてくれたようだった。また相馬が相手DFを引きつけたことにより、幾分かのスペースメークにも貢献。ネネの後方サポートが、相馬の前進を支えていたことも大きい。物事には一長一短はつきもの、ある一面だけで勝負事を談じてはならない、という好事例ともいうべきか(^^;

この相馬の奮闘が功を奏したのか、はたまた先制したガンバは余裕なのか作戦なのか、得点前のめくるめく波状攻撃が急に鳴りを潜めた。次第に試合展開はレッズに流れが傾いてきた。粘り強いチャレンジが実を結び、ビッグチャンス到来!・・・と思いきや、ノーゴールの判定。ワ級は遙か向こうのゴール前にいたが、メイン側副審が旗を揚げていた(不可解な判定が気になり、帰宅後TVダイジェスト映像で確認すると「ファウル」の判定。映像上であるが、ますます不可解)。気を良くするはずのゴールが、怒髪天のノーゴールへと変わる。そしてまたも不可解な「バックパス・オフサイド判定」(ガンバ選手のバックパスを掻っ攫ったプレーがオフサイドに)。ますます頭に血が上るワ級。気持ちは良くわかるし同情もするが、この冷静さを欠く感情が、その後の戦況に影響を及ぼすことになる。

後半は、ほぼレッズが試合の主導権を握ることができた。
戦前の情報でも、ガンバの最近のスタミナ切れが不安視されていたようだったが、どうやらそれは本当だったらしい。こちらも相馬が電池切れを起こすまで徹底的にサイドを突き、この局地攻防は相馬に軍配が上がった。西野監督の「前半勝負」の目論見は外れ、逃げ切りも危ういと思われた頃、青木OUT家長IN。その直後、絶好の好機到来。ワ級が倒されPKのチャンスとなるが、自身が蹴ったボールは、藤ヶ谷に「見事に読まれ」ゴールを阻まれる。不可解な判定の数々に苛立ち黄紙を食らい、積もり積もった鬱憤を晴らすには良いチャンスだったのだが、その怒りのエネルギーはプラスに働かず。自分が獲得したPKなのだから自分が蹴っても不思議はないが、この日の状況分析が冷静にできていたなら、他の選手に譲った方が良かっただろう。「チームの勝利」を最優先する気持ちを持ち合わせていたら、より確実なキッカーに譲るべきか、と。1点ビハインドの展開と、引き分けが続いているチーム状態は、昨年の甲府戦の時と状況が異なるから。

しかし、その失敗を、自身の力で取り戻すことができたのも、ワ級ならではなのである。
相馬OUT長谷部INから、レッズの攻勢に拍車がかかる。中央の後方からの長谷部の推進力は、レッズの陣形全体を前方へ牽引してくれる。その効果が、交代から数分で表れた。相馬に変わって左サイドにシフトして来た阿部に長谷部からのパスが渡ると、コントロールされたクロスボールが中央に供給された。このボールが上がった瞬間「決まった」と直感した。見事、ワ級は同点弾を決めた。相馬には悪いが、阿部のクロスボールには『意図』が感じられると共に、その考えに沿って正確に制御されているため、得点の香りがするのである。だから、もっと練習希望>相馬(笑) あと伸二も(^^;

終盤のロビーOUT永井INについては、何故ロビーOUTだったのか不明だが、終了間際のネネOUTウッチーINの意味はわかった。ゆっくりとピッチを歩むネネの姿は、指揮官の意図を汲み取ったものであろう。
試合後の西野監督のコメントでもわかるように、最後の数分は両軍とも消耗戦だったと思う。新たなチャレンジでリスクを負うよりは、お互いにセーフティな「痛み分け」を選んだのだろう。
『果たし合い』で睨み合いが続く時、先に飛び込んだ方が敗れることが多いと言う、まさにそれ。ネネに歩かれている時は、正直「もっとチャレンジを」を思ったが、ウッチーがピッチに立った姿を見てからは、「引き分けもやむなし・・・」と、思い直すようにした。

070513gamba8 試合は、結果1-1のドローで終わった。
PKは失敗したものの、危ないシュートを2本ほど南側ポストに助けられており(毎度感謝)、前半の取り消しゴールも含め、決定機が全部決まっていてもやはり「3-3」のドローといったところ。
対戦カードに相応しい白熱した展開であったと共に、試合内容、ジャッジの質の点でも波乱含みとなり、さらなるヒートアップに拍車をかけた。確かに結果は白黒つかなかったものの、このような集中し拮抗した、ドラマチックな展開があれば、「もう一度試合を見に来たい」というファンも増え、Jリーグの発展にも繋がるというものである。

過酷な連戦を、勝ち星こそ少なかったものの、わずか1敗で凌ぎきった選手たちと、サポーターたちに、心から敬意を表したい。
シーズンは長いのである。開幕当初、爆発的な威力を発揮したG大阪にも疲労の色が見えてきた。無論、川崎もこの先どうなるかわからない。
「どの時期にピークを合わせるか」
070513gamba7で、チームの総合力が問われ、それが成績に反映される。
最後に頂点に立つ者が、覇者である。
長いシーズンだからこそ、チーム状態が苦しい時、選手が疲れている時だって、必ずある。
そんな時一番必要なのは、「もっと走れ!」「しっかりしろ!」「何やってんだ!」という叱咤の言葉ではなく、選手たちが一歩でも早く脚が踏み出せるように「がんばれ!」と、われらが励ます言葉やチャントや拍手で後押ししてあげることではないだろうか。

追記:
やはり、(`~´)さんは、1週休ませた効果が出たようで(^^;
対面の安田を翻弄させる姿は、ゼロ杯の平川の敵討ちを見ているようでした。

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コメント

(^o^)/ はーい!毎度楽しみなnigoe様の、チームと選手に対する愛情あふれる観戦記! あたしナンざー、ど突くばかりの変態じーじなので、このところ反省しきり…。 お身体大事になさってくださいね。

さて、クディリ戦とガンバ戦での勝ち点注射を頂いたおかげで背筋痛はほぼ全快!これで心おきなく、あの魔女が棲むという豊田スタジアムに向かえます…、と思っていたら更なる魔女の一撃ならぬ線審の一撃が~。

もっとも動くポスト様に遮られて、軽症で棲みましたゆえ、残りの5月の3戦(=参戦に引っ掛け)には差し支えござりませぬ(´д`)

投稿: なごやのじーじ | 2007/05/15 14:51

@なごやのじーじさま

背筋痛のお加減はいかがですか?
「病は気から」です。「良くなった」と前向きに捉えれば快方に、「悪くなった」と捉えれば悪化します。気持ちの持ちようによって病も事態も変わるものですね。
可変式の埼スタ南側ゴールマウスは便利ですね。良いスタジアムには良いものを配備しています。埼玉県GJ!。
この日の主審&メイン側副審については、「メーカー返品」すべきでしょう(笑)。

投稿: nigoe | 2007/05/16 11:00

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