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2007/05/22

07【AWAY】第12節@名古屋戦

070519nagoya1 朝7時台の『のぞみ』で東京駅を発つも、すでに現地には多くの同志たちが列を成しているのだと思うと、早朝ながら「出遅れ」に苦笑い・・・レッズサポには何事にも「早すぎる」ことはない(^^;
10時半頃、豊田市駅着。多くの赤い人々が改札へとなだれ込む。開門は11時。前回も寄った駅近くの焼そば屋で買い出しを済ませ、現地へ急ぐ。

070519nagoya2 予想どおり、開門を待つ赤サポの列は延々と続いていた。スタジアムの周囲に沿った場所で捌ききれなかった列は、敷地内の広場に集められていた。視覚的に気の遠くなる光景であったが、悩んだところで事態が変わるわけでなし(笑)、先刻の焼そば屋で買った『玉せん(150円)』を食らいつきながら列の動きを待った。十数㎝直径のえびせん様の煎餅に目玉焼きを挟んだシンプルな一品。チープな外見に比べ、意外にも070519nagoya3手作り感のある優しい味で、 070519nagoya4ジャンク感がない。おやつやビールのお供に最適(八丁味噌、チーズなど好みのを選べる。この日はソース味を購入)。
思ったより列は早めに動き、開門より20分程度で入場できた。

070519nagoya5この日、岩手と鹿児島から仲間が飛んできた。あとで知ったが、その他にも北海道から駆けつけた知人もいたようだった。遠隔地に住むサポーターも重要性を充分感じ取っているこの一戦。負けられない、いや「勝たなければならない」という気概が、試合前のアウェイゴール裏には満ちていた。
スタジアムは、今回も屋根が閉じられていた。昨年に比べれば気温(室温?)は寒すぎず熱すぎずではあったものの、いかんせん「電波の墓場」状態となり、通信にひと苦労(^^;

070519nagoya8 場内を周回する審判団。気付いたアウェイゴール裏から、主審の名を呼びながら熱烈拍手が沸き起こる・・・気を良くしてくれたのか、2度ほど手を振って応えてくれた。
試合において、『ジャッジ』は重要重要(笑)

スタメン発表を待つ間、地元の子どもたちによる演奏会が催され たが、、、観衆のいないガラガラのメイ070519nagoya10ンスタンドに向かって演奏が始まった。さらに驚いたことに、演奏中に関わらず、ピッチ上でGK練習が始まった。当然、名古屋GKにブーイングを浴びせるアウェイ側ゴール裏。最近、よく目にする光景・・・カシマでも大宮でも見られた、大人の都合で子どもたちが犠牲になる運営スタイル。「どうして演奏が終わってから練習開始にできないのだろう?」と周囲と話しながら残念に思った。申し訳なく思いつつ、私たちは拍手で子どもたちの演奏を讃えた。

070519nagoya7名古屋の先発には売り出し中の杉本と、先日の五輪予選で驚異のFKを魅せつけた本田、ヨンセンは当然名を連ねたが、中村直志の名はなかった。レッズとしては彼に毎度痛い目に遭わされていることもあったので、正直ラッキーに思った。 対するレッズは今節も闘莉王は帯同できず、ほぼ前節G大阪戦の陣容のまま。代表組を除けば、久々に1週間の休息期間を経て臨む試合であることから、チーム力の回復に期待しつつ開始を待つ。

070519nagoya6
開始早々は、名古屋の人数を掛けたプレスに手を焼いたものの、ほどなくレッズがポゼッションを保てるように。冷静に見てみると、両者ラインが高くコンパクトなミッドフィールドでの展開は、おおむねレッズの支配下にあったようだ。サイドという“脇”をしっかり固め、ググッと陣形の底から攻め上がるような攻撃と守備に力強さが感じられた。やはり多少なりとも休息が取れたことが大きかったのだろう、理想の回復レベルではないにせよ、明らかに070519nagoya9選手の疲労の色が違った。ただやはり「その一歩」の出足や判断が少々遅れ気味だったりプレーの精度がもうひとつのところは散見されたものの、前節のG大阪戦の前半に比べれば、格段に選手たちの反応は良かった。『休息』こそが必要だったのだ、と改めて感じさせられた。
またこれまでの連戦と比べても危険な場面が少なく、久々に安心感を持って展開を見守ることができた。対する名古屋は時間 070519nagoya12 の経過と共に、杉本あるいはヨンセン頼みのカウンター攻撃という至ってシンプルな展開となる。
しかしながら、両者とも決定機が作れずに膠着した展開が続いた。その中にあって、ロブソン・ポンテという選手の巧さはひときわ目立つ。また他の選手も、この状態を打開しようと、前節同様、相馬を使ったサイドアタックを何度か試みるレッズ。執拗に左サイドを深くえぐる相馬という武器を有効に使えるようになれば、さらなる上積みに期待できるのだが、まだ、もうちょっと、か・・・(^^; しかし前節に比べれば、「ただ突っ込んで、ただ上げる」だけに見えたその動きに意図が感じられるようになった。
根気よく揺さぶりを掛けた攻撃が実を結び、ロビーのCKから、相手DFの隙間にいたネネが先制ヘッドを叩き込んでくれた。名古屋アウェイで先制し、沸き立つゴール裏。

が。
なかなか完封して逃げ切れないのが今年のレッズ。070519nagoya11
一瞬、レッズのDF3枚が自陣ゴール直前に固まってズラリと並んだ。サイドはぽっかり。「あ・・・」と思ったのも束の間、レッズ右サイドにぽっかり空いたスペースにクロスを入れられそこからセンタリングを上げられる・・・ファーサイドのヨンセンの長い脚がネネに競り勝ち失点。確かにヨンセンの脚も長かったが、ネネはスピードでは振り切られる場面が試合中いくつか散見された。またこの場面では中央からも相手(金)も飛び込んで来ており、都築はその対応でヨンセンのシュートを防げない状態となって、完璧に「崩された」失点シーンだった。毎度の事ながら、3バックの課題が浮き彫りとなった象徴的シーンだった。

同点に追いつかれて折り返した後半戦。
またも長い間の膠着戦が続くも、レッズの選手には、前節までのパターンであった「後半の焦りと力業でのゴリ押し」はなく、むしろ落ち着きが見られた。前節あれほど判定で苛立っていたワ級の表情も穏和で冷静。黙々とプレーに徹していた。さすがに楢崎との1対1の絶好機を決められなかった時は頭に血が上ったとは思うが、「次のチャンスには絶対に決める、と言い聞かせて集中していた」との本人の弁のとおり、その後の気持ちの切り替えが早かった。わずか数分後、彼はきっちり自分の仕事をしてのけてくれた。
かたや相馬は今節も後半電池切れを起こしてしまったものの、あと2,3試合こなせば強力な武器になる期待感を与えてくれた。

万全とは言えないまでも、やはり『休息』は、選手の心と体に余裕と鋭気を充填させてくれたようだ。さらにこの勝ち越しゴールが、勝利への自信とパワーを与えてくれたようだった。(またも交代枠を余らせつつも)残り時間を選手交代などで費やし、交代投入された長谷部の後方支援効果で、残り時間を積極的に前線に進出した伸二との関係性にも、今後の戦術の可能性を感じさせてくれた。

070519nagoya13 久々に勝利をおさめることができたレッズ。
中盤と前線との良好な距離感、サイド機能の充実、攻撃パターンの増加・・・などなど勝ち点3と共に、さまざまな収穫も得られた勝利だったと思う。
名古屋の本田曰く、
「レッズは決して本調子ではなかったが、最後は優勝したチームとの経験の差が出た」
の言葉のとおり、決して本調子ではないものの、勝ち方を知る“大人のサッカー”ができていたのではないだろうか。
経験を積むということは、さまざまな事象に対する解決策の入った『引き出し』を多くもつことでもある。
その『引き出し』が増えたような、名古屋アウェイの勝利だった。

帰路は気分良く名古屋駅で祝杯を挙げ、新幹線で大宮まで戻るというご褒美つき(笑)。
久々の東海アウェイでの勝利・・・たまには、喜んでもいいだろう。

070519nagoya14 追記:
豊田スタジアムに貼ってあった、ACLシドニーFC戦に向けての檄文。
浦和レッズの歴史的な一戦となるこの試合。
ひとりでも多くのサポーターが埼スタに集われることを願わずにはいられません。
万障繰り合わせのうえ、ぜひ!

(※写真クリックで拡大します)

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コメント

子供達の演奏妨害は、終わるのを待ちきれなかった選手より、ウォームアップ時間に演奏を食い込ませてしまった運営を責めるべきではないでしょうか?あんな時間にイベントを開始してしまったら、アップに食い込むのは目に見えています。選手にとっては、アップはとても重要なものです。怠ると怪我に繋がりますし、GKは失点に繋がります。
試合開始を遅らせるという選択肢は多分ありません。放送時間という「大人の都合」がありますから。
入場からあんなに何もやってない時間があったんだから、間違いなく運営のミスです。
豊スタは箱はいいんですが、運営がイマイチですね。食料事情もイマイチだし、イベントはつまらいないし。デカ旗はひっかかって広がりきらなかったし(それはサポ)。あ、並びの処理は上出来でしたね。

投稿: no3 | 2007/05/22 14:24

@no3さま
どうもどうも、現地ではお疲れ様でした m(_ _)m

>>子供達の演奏妨害は、終わるのを待ちきれなかった選手より、
>>ウォームアップ時間に演奏を食い込ませてしまった
>>運営を責めるべきではないでしょうか?
仰るとおりです。
確かによくよく思い出してみると、試合開始まで1時間切っていましたね。演奏時間を早めにするか短くするかして、アップ時間と重ならないようにすべきです。DJがしゃべってる時間を削って(笑)。試合時間を遅らせるのはもっての外ですから。
最近は、いろんなところで段取りの悪い運営が目立ちます。
いずれの場合も子どもたちが気の毒でした。。。

投稿: nigoe | 2007/05/22 15:10

はるばる遠征のみなさま
                    
なんのおもてなしも出来ませんでしたが、「私が」申し付けておいた勝ち点3のお土産で
ご満足いただけたものと存じますヾ(@^▽^@)ノわはは

nigoeさまのコメントのとおり、負けの匂いを感じさせないゲームであったと思います。
ラインは高いし、短く速いパスをつないだ攻めは有効でしたし…。普通にゲームをしていたら
2-0か3-1のゲームだったでしょうね。点差以上の完勝だったと思います。

そろそろ、調子上げて行こうね〝レッズ〟

で、私は完敗! パーク&ライドの「元町」駐車場を見つけ予約!初めてだったんですぅー。
行きに駐車場がわからずトヨタ元町工場の辺りをウロウロ…。30分はロスしたなー(恥)
帰路…、バスに乗るまで30分!乗ってから大渋滞で5キロの道程を1時間40分!!
しかも立ち(怒)。ゴール裏で跳んでいたらしい方々も「4時間以上立ちっぱなしやー!」
お気の毒様でした。

で、疲れも見せず明日と日曜日は埼スタだー!! あーあ


投稿: なごやのじーじ | 2007/05/22 15:15

はい,いてもたってもいられず,千歳からセントレアまで飛んでいきましたw
お土産の勝ち点3は実に甘美でした。
また試合間隔の短いなかで,決戦を迎えるわけですが,
この勝利が選手の気持ちを少しでも盛り上げてくれれば,と思います。

小学生達の演奏,うちのハートフルコンサートみたいに,周りの広場でやればいいのに,と思いました。

投稿: sat | 2007/05/22 18:21

@なごやのじーじさま
何よりの「勝ち点3」のお土産、誠にありがとうございました。
豊田の駐車場ではご苦労されたようですね。あのスタジアムは、瑞穂に比べれば多少見やすいですが、その他は・・・ですね。売店の品揃えも少し多いくらいで、手際の悪さは相変わらずの名古屋クオリティ、といったところでしょうか。
ゴール裏は、瑞穂みたくベンチシートで私的にはOKですけど(笑)。

明日も埼スタへお越しですか!頭が下がります。
どうぞ道中お気を付けてお越し下さい m(_ _)m

@satさま
にゃんた先生のサイトで、参戦を知りました。実は他にも北の大地から参戦した知人がおります。遠いところに住んでいるほど参戦意欲に駆り立てられる心情、痛いほどわかります。嗚呼、『浦和レッズの幸福、まわりの不幸』(昔、清尾さんが書いていました/笑)。

子どもたちの演奏会の件、確かにレッズのハートフルコンサート形式であれば、何ら問題はないですよね。

投稿: nigoe | 2007/05/23 00:03

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