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2007/05/08

07【AWAY】第10節@大宮リス戦

鬼の十番勝負070506ohmiya1『動物シリーズ』第4戦@栗鼠、です。

アウェイの埼玉スタジアム。
連休前から提案のあった「シート貼り自粛」。
少人数であれば、基本的にアウェイでは当日並びなので(もともと国立アウェイ以外ではシート貼りできないから/笑)、いつもどおりの“アウェイ行動”。またこの日は、駒場でレディースの試合が先行して行われていたため、ハシゴ観戦するサポーターも多くいるだろうから、余裕で行っても大丈夫だろうと、ほぼ開場時間に現地に着いたのだが・・・(゜∀゜;)

070506ohmiya2 今回で3回目の埼スタアウェイであるが、勝手の違いには毎回辟易させられる。

まず並び。いつもの『ホーム』時の入場並びとは、待機場所が逆。つまり、列最後尾が北門トイレ付近のいわゆる前抽組点呼スペースにあった。雨ということもあり、美園からの100円シャトルバスでスタジアムまで向かったのだが、降車場で最後尾列の案内は全くナシ。結局、バックスタンド~南門の列(こちらが先頭列)の後部で係員に聞き、北門まで無駄歩きさせられる始末。
待機列は無駄に仕切りロープの列幅が広く、070506ohmiya3たった3列だけの準備。早く入場させないと人々で列があふれかえるのは明らかなのに、開場時間から30分経過しても、全然列の動く気配すら無し。トイレに行ったついでに偵察に行くと、ようやく北門案内所前の列(ホーム時の当日抽選待機スペース)が入場していた次第。私の居た列が動き出したのが、それから15分は経過していたと思う。この雨の中、私より先に来て開場を辛抱強く待っていたレッズサポの心中や押して量るべし ヽ(`Д´)ノ ゴルァ

070506ohmiya4 入場しても、なお“お約束”の光景が。
間断なく降り続ける雨模様にもかかわらず、メイン~ゴール裏のコンコースは遮断。予想通りゲートの内外とコンコースはレッズサポでごった返し。皆だいたい予想できた事態のはずだが、限られたスペースを譲り合う気配もなく、しかも通路に堂々とシートを広げくつろぐレッズサポたちの姿に落胆。自分たちがコン070506ohmiya6コース内で座を作り安穏と雨宿りして過ごせているのは、スタンドで濡れて試合開始を待つ仲間たちの犠牲があるのだ、という想像力のかけらもない風景。ゴミ箱前にも平気でシートを敷く家族連れもいた。ゴミも捨てられない。他人がどうなろうとお構いなしという心理が、この状況で垣間見えた。実際、車椅子のサポーターは、スタンドで雨に打たれていた。近くにいる係員は棒立ちのまま何もせず。あまりの心苦しさから思わず声を掛けたところ、別の(私よりも)心あるサポーターの誘導で無事雨宿りができた模様。救われた思いがした。
この日のゴール裏の応援が思いやられた。

070506ohmiya8

その間ピッチでは、大宮区内の中学生がセンターサークルカバーを持たされ、昨年同様レッズ側ゴール裏まで歩かされていた。当然、ブーイングを浴びせられる。きっとまた、この少年たちの父兄はレッズのゴール裏の行為を非難するのだろうなと思うと、同じ市内でありながら、あまりのサッカー文化の温度差を感じざるを得ない。穿った見方をすれば、この少年たちにレッズに対する敵対心でも植え付けようとしているようにも思える。(罪のない)子どもたちを利用して、無神経な大人たちの意志を代行させるのはいかがなものだろう。。。

070506ohmiya7 キックオフ時刻が近づいたにもかかわらず、私の隣や前の席には空席があった。ゴールの真裏なのに、である。見渡すと、そこかしこに空席が・・・天気の良い日の試合では、考えられない光景。あれほどコンコースに溢れていた人々は、一体どこに行ったのだろう。
選手にばかりやる気の無さを指摘する人は数多くいるが、一部のサポーターの、やる気があるとはお世辞にも言えないこの状況をどう捉えたらいいのだろう。たかが「雨」で。

070506ohmiya5 「やる気」に満ちていたのは、大宮の選手とサポーターだった。
サポーターたちの開始前からの熱意のある応援。その応援に応えるようにピッチの選手たちの出足は早かった。監督の去就問題もモチベーションになったとは思うが、それが無くとも用意周到に戦略を練り、「この相手には絶対に勝ちたい」という意地が、プレーに表れていた。攻守の切り替えも早く、積極的に攻めてくる。

070506ohmiya10しかし、劣勢にありながらも大宮の拙攻に助けられていたのは幸運。大宮の攻勢を凌いでいるうちにレッズがポゼッションを高めてくれたものの、やはり基本動作や判断が鈍いうえに、プレーの精度に難があった。レッズの選手たちには疲労の色がありあり。皆足下でボールを欲しがり、フリーランが見られない。どこのチームもナビ杯など過密日程をこなしているが、1試合多い上に070506ohmiya9移動距離の長いハンディは、わずかな差に見えてもボディブローのようにここにきてじわじわ効いてきているようだった。
失点は、不運にも足を滑らせてしまった闘莉王が吉原に抜かれ、そのセンタリングをフリーの小林慶に決められたもの。こちらのゴールに走り込んでくる彼の姿に気づき、私は思わず指をさした。闘莉王の転倒は事故的に割り切っても、中央部の相手選手を掴まえ切れていない集中力の欠如には目を覆うしかなかった。

失点で目が覚めたのか、暢久が中央に切れ込むようになってきた。もっとも、サイドスペースを詰められ蓋をされていたため必然的にそうなったのであろうが、失点前の自身の「軽い守備」への反省を込めるかのようにスピードを上げ、アーリークロスを供給したりなど急激に積極性を見せだした。しかし、その時間は残り少なく、前半終了。

人間誰しも、疲れていては良いアイデアは浮かばない。焦っている時も同様に。
疲れている時や焦っている時は、“慣れた戦法”に傾いた方が楽なもの。思考回路を使わずに済むから。『工夫』をするという行動にはさまざまな事象を予見する余裕と労力が必要とされるから、疲労困憊している状況では、『工夫』をするという行動には動作が結びつかないものだ。
後半の28分間は、今シーズンの試合の中で最も「無為な時間」と言えたかも知れない。
最低限の義務である『同点』にすることだけが目標の、昨年型パワープレー&個人技の連続。
しかしそれでも、『結果』が得られたのが唯一の救い。これもひとつの戦法ではあるが、あくまでも『最終兵器』であり、あらかじめ準備する類の『作戦』ではない。
後半開始からこの戦法を選んだとは、、、とても「オジェックの指向する作戦」とは思えない。
それでは、一体・・・

結局、力づくでもぎ取った同点弾のみで、勝ち点1を得て試合終了。

シミュレーションで黄紙を食らったワ級への判定は微妙だったものの、その時の彼の嘆き方が尋常ではなかった。この日の“流し”気味の判定にはいささか疑問の余地があり同情はするが、過剰すぎるリアクションはかえって私の同情心を削いでしまった。
諸事噛み合っていないと、苛立ちは募るものである。現在のチームと彼自身の状況を端的に表した、ワ級の態度であった。

監督の采配について、各方面から諸説が噴出しているこの頃。
確かに、選手とのコミュニケーションについては順調なのか不調なのか心配なところではある。
選手の起用方法(先発、交代)についても多少の検討を求めたいところもあるが、しかしそれ以外については、私はオジェックの目指そうとしている『世界基準の浦和レッズづくり』の方向性に間違いはないと思う。

10節が終了し、早速、監督批判や解任論や不協和音などささやかれているが・・・ヨレヨレになりながらも現在2位という位置に付け、さらにわずか1敗で危機を乗り切って、体面だけでも結果を出しているチームの監督に対し、途中解任させたという話を私は聞いたことがないし、途中で辞めさせる理由などない。

昨年の開幕戦後、『朝倉宗滴話記』の一部を引用したことがある。
今、改めて思い返してみたい。

  • 「武者は犬とも言え、畜生とも言え、勝つことが本(第一義)にて候」
  • 「(大敵が近づいて来たとき、それを知って)さきに逃げるのは戦術のひとつであり、武者にとって“聞き逃げ”は決して苦しくない。しかし敵軍に接触したあとでの“見逃げ”はよろしくない。そのときにはもはや全員討死の覚悟で戦うだけだ。昔から耳は臆病に、目は勇敢に、というではないか」
  • 「武辺の義について、不可能ということばはいっさい言うべきではない。心中を見透かされるからだ」
  • 「敵を攻撃するまえに、敵はとても持ちこたえられまい、などど不用意に言うものではない。攻撃してみて抵抗が強ければ、味方の軍勢に心変わりが生ずるものだ」
  • 「だいじな合戦や大儀な退却のおりには、部下はいろいろと大将の心持をためそうとするものだ。こんなときにはすこしでも弱々しい風を見せてはならぬ」
         【石井進著『日本史の社会集団3-中世武士団』(小学館刊)より抜粋】

新しい試みを、そう簡単に実現できたら、人生に悩みなど無い。
繰り返しもがき苦しみながらも得た成果は、確実に骨となり血肉となり身に付く。
昨年よりも過密日程が続く今年と来年こそ、まず「勝つことが第一義」。
指揮官の心を知らずして「心持ちを試す」ことに執心する“小者”には、いくら心血を注ぎ込んでも、ものにはならない。
敵の刃や鉄砲玉が飛んできている最中に、誰彼にワガママや文句を言っている暇などあるはずがない。
勝ち抜くため、生き延びるためにどうすればいいか、自分で考え行動することが大切である。

『辛抱』なら、私にはできる。14年間待てたから。チームが強くなることを信じてきたから。
このことは、私のサポーターとしての『自信』を培ってくれた。
チームを愛し信じる不屈の精神こそが、レッズサポーターの真骨頂。
他チームには真似のできない、浦和レッズ最大の武器のはずだから。

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コメント

♪ストレスぅがー♪・・・
並びも試合前のコンコースも試合内容もストレスが溜まりまくりの
一日でしたね。しかも雨だし・・
まだまだ『れいかーのべぇなぁー』が欲しくなるような
いろんな意味で寒い日でしたね。

投稿: スパイ1号 | 2007/05/09 09:14

ストレス性背筋激痛症(但し自称ドス)に襲われているじーじです。
まっ、バックボーンではないらしいのが、レッズサポの病といえば
言えるか(意味不明)。レッズの病も重症じゃないってこっちゃな。

この背筋激痛症も、今日と13日の勝ち点注射で完治する予定なの
で~す。勝ち点だけですぞ勝ち点…。勝ち点3などとは言いませぬ。

投稿: なごやのじーじ | 2007/05/09 10:40

@スパイさま
確かにストレスフルな一日となりました(´д`)。
しかし、今のペルシク戦見てたら、少しずつ好転の兆しが見えてきています(明日、記事アップします)。

>>まだまだ『れいかーのべぇなぁー』が欲しくなるような
今日のような日和こそ、食べなきゃ!(笑)
暑い日を狙って、企画しましょう(^^)。

@なごやのじーじさま
厄介な持病ですね・・・お見舞い申し上げます。

>>この背筋激痛症も、今日と13日の勝ち点注射で完治する予定
今日のACLを見て、オジェックの指向するサッカーが実現されたら、もの凄いチームになりそうな気配がしてきました。やはりオジェックはサイドを重視しているのでは、と。岡野が模範演技したように、サイドと中盤が融合してくれば、強力な攻撃パターンとなりそうです。今日はあのひどい状況の中、よくぞ勝ち点1を拾ってくれました。
背中の痛みは、きっと治まりますよ。

投稿: nigoe | 2007/05/09 19:52

いつも楽しく拝見させてもらってます。

仰る通りなんだか皆さん騒ぎ過ぎだと思っていたところへ
すごく説得力の有る内容で関心してしまいました。

コンコースの惨状しかりチームに対する不満しかり

日々楽しみにスタジアムへ行くのになんだか嫌な気持ちになります。


そんな時にこちらのブログを見てスカッとしてます。

また覗かせていただきます!

投稿: 店長 | 2007/05/10 17:54

@店長さま
はじめまして(^o^)/ ようこそいらっしゃいました。

>>日々楽しみにスタジアムへ行くのになんだか嫌な気持ちになります。
時折、「自分の論理」が「スタジアムの常識」と勘違いしている人をよく見かけます。何事にもとらわれない自由なスタイルが、浦和レッズの伝統だと思うのです。でも「自由=わがまま」ではいけませんよね。「自由=多様性=自主性=健全」だと思います。他者への配慮も、そういう環境で育まれるものかと思います。

>>そんな時にこちらのブログを見てスカッとしてます。
ありがとうございます。励みになります。
拙いブログですが、今後ともお時間のある時にでもお立ち寄りくだされば、幸甚に存じます。

投稿: nigoe | 2007/05/10 23:14

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