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2007/04/02

07【AWAY】第4節@大分鳥煮田戦

勝敗の差は、終盤の両軍の選手がみせた、勝利に対する「情熱の差」でもあったかも知れない。それは、遠く大分の地を離れた、わが家のTV画面からも伝わってきた。

 ゴール前に人垣をつくり、逃げ切りを図った浦和
 監督が機を見て手を打ち、GKを攻撃参加させ、選手を鼓舞した大分

消極か積極か、受動か能動か、リアクションかアグレッシブか・・・
どちらの手法を採っても、戦略に明確なビジョンがあれば、勝利という目的を遂行することはできる。
さらに、その戦略に則って「必ず勝利を得る」という強い心があれば、その確度は増すであろう。

GKが前線に上がっただけで点が取れるなら、某日本代表GKはとっくに得点王の称号を得ているだろう。そうではないのだ。大分のGK西川の攻撃参加は、自身が点を獲るということよりも、自軍のフィールドプレーヤーを奮い立たせる、強烈なメッセージ性があったと思う。シャムスカ監督の用兵の意図に同調するような、そんなメッセージを伝えて。

残念ながら、レッズは「明確な戦術ビジョン」も「勝利を得る強い心」も備えていなかったのかも知れない。
試合後の選手たちのコメントにも、その意識の違いは、はっきり表れていた。

●長谷部誠選手(浦和):
「3点目が取れなかったことは課題。守りに入った時に守りきれないことも課題」
(昨年の天皇杯準々決勝以来のフル出場に)「最後はしんどかった」

●坪井慶介選手(浦和):
「4バックがどうこうより、良かった部分も悪かった部分もある。もっともっと集中して戦わないといけない」

●深谷友基選手(大分):
「最後まであきらめない気持ちが、点を取れた理由。みんなが最後まで取り行く姿勢を見せた。点はたまたま僕が取ったということ。あの得点はみんなで挙げたもの」

●高松大樹選手(大分):
「相手が疲れてきたことは分かった。うちは若いので、最後まであきらめなかったことが得点につながった。(コンディションは)プレーには、差し支えない」


●西川周作選手(大分):
「最後のFKに上がって行ったのは指示があったから。別に驚かなかった。今後もパフォーマンスを落とさないように頑張って行きたい」

●金崎夢生選手(大分):
「『失敗を恐れず、思いっきりやって来い』といわれて、緊張がなくなった。練習でやっていたことが、しっかりと出せた」

●シャムスカ監督(大分):
「血の通った、熱い試合ができた」
                     
(『J's Goal』『埼玉新聞』記事より)

優勢なのに追加点を獲れない。きっちり逃げ切れない。アウェイ戦2試合連続同じ轍を踏む。最終ラインの前にスペースやフリーの選手を作り失点するさまは、どちらの試合の失点シーンにも共通していた状況。「注意が足りない」と言われても、言い訳のしようがない。

だが。
その「最後の詰めの甘さ」をのぞいては、随所に期待の持てるプレーをレッズの選手たちは見せてくれたと思う。
久々に魅せつけられた、伸二のキレキレのプレー。精力的なプレッシングからのボール奪取、憎らしいほど落ち着き払ったボールキープ、目の覚めるようなパス軌道、、、ボールと親しく戯れる彼の姿を数年ぶりに見たような気がした。TV桟敷の私でさえ時折溜息がでるほどだった。好調時の伸二の佇まいは、実に美しい。
好調に、かつフリーマンのような伸二の動きに触発されたかのように、中盤の連動性は、開幕時点よりかなり改善されてきたと思う。攻撃だけでなく守備面でも、連携したプレッシングからのボール奪取が機能してきたようだ。ロビーの好調も、この機能を支えているのは言うまでもないだろう。

昨年よりも連動性が高まった中盤となったにもかかわらず、「勝てない」のはなぜだろう・・・と考えてみた。
前述したメンタル面での「甘さ」の他に、考えられるのは、やはり今回採用した『4バック』なのではと思い当たる。私が思うに、「全面的に悪い」というものではなく、「まだ、できていない」というところではないだろうか、と感じている。相手のフォーメーションによっては4バック採用の是非を問われるところもあるかも知れないが、私は、オジェックはどちらかと言えばACL仕様を指向しているのでは、、、と推測したため、話を単純化するためにも、ここはあえて「4バックありき」で考えてみた。
オジェックは今節、SBの暢久と阿部に、守備的にプレーすることを指示したという。その分、サイドの前方への推進力が低下する。しかし、それは対面の相手と自軍の配剤の組み合わせによって手法を選択すべきであって、年中守備的である必要はないと思う。それでは4バックの意味がない。自陣深く守備に徹したうえに、スペースがあれば前線まで長距離を駆けねばならない役目を負わされれば、暢久の消耗とプレー精度の低下は自明である。オジェックよ、暢久は10年前の彼ではないのだよ、と申し添えたくなる。
このたびの大分戦では、根本の復調に目を見張るものがあった。またワ級を根気よくマークし、機を見て最終攻撃に加勢した深谷のパフォーマンスにも敬意を表したい。
大分は若手を着実に成長させているだけでなく、選手に闘う自信を与えて育てている。地に足付けた育成を図る大分というチーム、決して侮る無かれ、、、、と思った。

監督の采配云々もあるとは思うが、私はシドニー戦の時のように、レッズの選手自身がもっと自主的に戦法をアレンジして闘ってもいいのではないか、と思っている。
監督の指令は『憲法』ではあるが、解釈を加える余地はある。
命令を何でも鵜呑みにするのではなく、自分の持てるスキルと判断を加味して闘うのが『大人のサッカー』ではないか、と私は最近考えるようになった。
戦場に立っているのは監督ではない、選手自身。指示された守りの型が云々より、目の前に飛び込んできた敵を逃さず倒すのが当然の理。そのためにも、自らに危険を与えるような(相手にチャンスを与えるような)行為を慎み、細心の注意を払って危機管理することが重要となる。
指揮官の意向を反映しながらも、現場の状況を正確に把握して、自身の責任で行動するのは、あらゆる職業に共通するセオリーである。
ただし、(疲弊した)選手を交代させる“人事権”は指揮官にあるのだが。。。この件に関しては、もう少し様子を見てみたいと思う。

「相性が悪い」という苦手意識があるのなら、それを払拭できるのは選手自身。
監督の采配ももちろん大事だが、一番大事なのは、選手たちの「強い心」ではないだろうか。
昨年の甲府戦で、2回目のPKキッカー交代を命じた監督の指示よりも、2回連続PKを外してでもワシントンを皆が信じ勝利をもぎ取った、あの頃の選手たちの「強い心」を、もういちど見たい。

その時と、ほぼ同じ選手たちがピッチにいるのだから、きっとできるはず。

末筆になりましたが、大分参戦の皆様、遠路はるばる本当にお疲れ様でした m(_ _)m

追記:
クラブも少々、消極的モードでしょうか?↓ (゜∀゜)

070402official

=========>

絶妙なタイミングでの、件のメンテとなりました>オヒサル(笑)

↑加筆:
お!メンテ終了の模様。
動画も付いたこどだし、ますますアグレッシブに・・・と願っております。

あ、ココログも明日は恒例のメンテです。

4月3日(火)15:00~4月4日(水)15:00の約24時間

メンテ永杉!ヽ(`へ´)ノ

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コメント

新潟戦に引き続き、またしてもアゥエーで勝てない・・・
選手の『強い心』が無いってのもそうだけど、
強い心を持った『鬼サポ夫婦』がサボってたってのも・・・

そういえば、別府温泉にゃ「サボテン」のおみやげは
無かったっす。
ちなみに帰りの飛行機は「貴ネエ」と一緒でした。
行きは『社長』と一緒でしたけどね。

投稿: スパイ1号 | 2007/04/02 21:38

@スパイさま
お土産の「サポってん」はありませんでしたか、それは良かった。食ったら口中血だらけになりそうですし(笑)。
遠路本当にお疲れ様でした m(_ _)m
今度こそ、九州で勝ちましょう!・・・おっとその手前の東海地方でも勝たなきゃですね。
お土産は「勝ち点3」で充分ですよ(^o^)/

投稿: nigoe | 2007/04/03 15:01

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