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2007/04/12

07ACL【HOME】上海申花戦

070412shanghai1 雨の平日水曜日。
人数も少ないこともあり、開場時間少し前に現地着。冷たい雨の中、久々に当日列に並び入場を待った。
しかし、平日だろうと雨が降ろうと北ゴール裏のサポの出足はそれほど変わらない。学校が引けて当日列にやって来た中学生くらいの少年達は「入場が遅い」とぼやいていたが、ふだんの当日列入場より若干早いくらいに列が動き出し、入場。
浦和レッズのサポーターとは、どんな状況にあろうと、
「来る人は、来る」
ということ。これは大分だろうがシドニーだろうが同じなのであり、ホームであればなおさらだろう。

070412shanghai2 ACLの開始時刻が、通常のナイトゲームより30分遅いのには不満があるものの、仕事帰りの社会人にとっては多少はありがたいこともある・・・が、反面帰宅時間が遅くなり翌日に響く。特に冷たい春雨が間断なく降り続ける今日のような場合、なんとも恨めしい。
上海側にも、非常に少ないながらも応援団が駆けつけていた。冷たい雨の中、なおさら寒々と見えてしまったが、あの少ない人数にもかかわらず、試合中の声援は良く響いていた。

070412shanghai3 この日の対戦相手、上海申花は、練習もせず家電量販店に行ったかと思えば、わが家の近所の小学校を借りて突然練習をしたりと(スポニチ記事下欄)、陽動作戦なのか思いつきなのか単なる傍若無人なのか、不思議な行動を取っていたようだ。その闘いぶりや如何に!?と期待と不安を持って私も試合に臨んだ。
 #スポニチ記事へツッコミ→「要注意は1番(坪井)と4番(闘莉王)」(^^;

070412shanghai4 得体の知れない相手との闘いに、やはり浦和の選手たちも手を焼いた。
浦和のホームではあるものの、ペルシク戦同様「勝手が違う」空気が、時々刻々に埼スタのピッチを覆ってきた。立ち上がりこそ積極的に攻撃を仕掛けた浦和であったが、だんだん相手のペースに呑まれていくさまがよくわかった。
正直、私も予想外に大したことのない上海の力量に拍子抜けし070412shanghai5た。ボー ルを失うと、守備プレッシャーもそこそこに引いて守る“大男”たち。ボールを扱う技術も巧くない。パスを活発に回す浦和の選手たちがピッチを席巻していた。
が。
これは単に、
「ボールを持たされていた」
ことに気がついた。
どうやら上海は「アウェイの闘い」をしていたようだ。
浦和は、当初の好機をモノにしていたら、少しは流れは変わったかも知れないが、パスを回せど打てども決まらぬシュートで自ら調子を崩し、時間の経過と共に、“底なし沼”にはまるように“相手のペース”にはめられていった。

「相手のペースに合わせてしまう」

浦和伝統の“病”が、国際試合の本番でも露呈してしまった。
そうかと思えば、逆に、シドニー戦や前節の磐田戦のように、相手が序盤から攻勢に出て来て「殴られた」ら、「殴り返す」ファイトもある。
しかし今年は、国内リーグでの闘いでも「相手のダメさ加減に付き合う」展開が多いような気がする。どうも自分たちで試合の主導権が握れない。そんな今年のスタイルが、如実に表れた気がする。

前半43分に、阿部のヘッドで先制して、何とか「悪い流れ」を断ち切ったように、見えた。
しかし。
後半、先制された上海は戦術を変えてきた。それほど強烈ではないものの、中盤でプレッシャーをかけてきた。少しでも高い位置でボールを奪って速攻へとつなげようとする。最終ラインを巧みに操り、オフサイドトラップを積極的にかけだした。確かにイラン人審判が浦和に対しての判定が厳しかったところはある。上海DFの挙手に釣られて、2度ほどバック副審が旗を揚げたように見えた。それにしても、安易にその罠に何度も引っかかってしまう浦和攻撃陣もどうしたものかと考えさせられた。
明らかに、審判をも味方につけ、相手の心理状態を攪乱し自分のペースに引きずり込む上海の闘い方のほうが老獪で狡猾。
どちらが先制したチームなのかわからないような雰囲気が漂いだした。

局面を打開しようと、大分戦以降さっぱり冴えない感のある永井に変えて岡野投入。
岡野のプレーは、予測がつかないようでいて、「こうしてほしい」という動きはしてくれる。右サイド深くまで抉ってセンタリングを試みるその動きは、予定調和のようでいて、目的どおり忠実に仕事をやってのけてくれている。見ているサポーターのほうも、用いている指揮官のほうも、実はこういう選手を「計算できる選手」として位置づけているような気がする。
意外だと思うのは、たまたま撃ったら入ったシュートくらいで(笑)、目的意識がハッキリとした、メッセージ性の強い選手だと思う。少なくとも永井よりは。妙にピッチの戦術もシンプル化されて落ち着くものである。そして相手チームもそう思ってお付き合いして(騙されて)もくれる。

070412shanghai6さらに指揮官は、細貝を投入して守備堅めに入り、「土曜日の磐田戦に引き続き、今日も・・・」と逃げ切りを図る。
グダグダとした釈然としない後半だったが、結果、なんとかなった。
阿部のヘッドがなければ、試合の行方はわからなかったかも知れない。
中村GMが、シーズン当初『3人分の補強』と言い切ったその言070412shanghai7葉の意味が、だんだん現実味を帯びてきている。本当に良い補強をしてくれたと、今日は感謝に耐えなかった。
かたや選手たちの表情は、やはり納得がいっていない様子、、、当然である。選手自身が不満を自覚しているところを見て、かえって安心した。そうでなければならない。ただひとつ、両SBの動きが少しずつモノになってきていることは収穫といえそうだ。

いくら不満があるにせよ、これだけは言える。「勝つことが大事。」
試合内容は勝利を得たあとから付いてきてくれれば、今はそれでいい。

雨の中、帰宅しながら、私は勝ち試合の爽快感がないことを味わっていた。
いつもの場所なのに、いつもの圧倒的なサポートを受けているのに、どこか勝手が違う。
対戦相手も、審判も、自分たちの闘い方も。

「ホームなのに、ピッチの上はアウェイ。」

それがACLなのだと実感した。
世界は、厳しい。。。

追記:
ペルシクが、シドニーに、勝った!(゜∀゜)
昨日の荒天順延といい、
「ペルシクのホームスタジアムは、どんなところなのだろう・・・」
と、さっきから想像が膨らんでしまって、たまらない(笑)。

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コメント

トシとサイフには勝てずTV観戦のじーじです。あたしゃ上海小龍湯包1.5人前を食しましたがレッズは1点だけなのね(怒) 4/25には2人分食ってやるぅ~! じーじは欲深なのだー、レッズも貪欲になれ~(笑)

ビッグチャンスを決め切れなかったのも印象に残りましたが、じーじご贔屓の山田キャプテンと、永井クンの消耗しきった顔がとても印象に残りました。

投稿: なごやのじーじ | 2007/04/13 08:29

@なごやのじーじさま
フツーに社会人でしたら、平日の試合は首都圏在住でも17時ダッシュで退社しないと難しいです。まして名古屋からなら休日取るか、関東出張にかけて来るしかないですよね。
TV観戦できる環境にあって良かったですね。
暢久はサイド動き回って疲労、永井は好機を生かせず疲労・・・といったところと推察いたします。どうしたんでしょうね?>永井王子(^^;

投稿: nigoe | 2007/04/13 19:06

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