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2007/02/05

『どろろ』から広がる世界

手塚治虫の名作『どろろ』の映画を観てきました。

 ♪ホゲホゲ タラタラ ホゲタラポン~070205dororo1
  #↑正しい歌詞をご存じの方、フォローよろしくお願いします

というアニメの主題歌が『どろろ』の代名詞として、子供の頃から耳にこびりついている、そんなお年頃の私です(たぶん再放送組だと思いますが・・・焦;)。
アニメ作品は、途中でタイトルが変更されています。最初の頃は、手塚作品の原題まま『どろろ』だったのですが、話の中心人物(主人公ではないと思う)が百鬼丸であるため、途中から『どろろと百鬼丸』という題名に変わった、珍しい作品でした。
 #映画公開記念ということで、ちょうど先週、今週とスカパー!で集中放送されています。

原作マンガでもアニメでも、どちらを基にするにせよ「これを実写化できるのだろうか?」と、私は疑問視していました。話の内容も表現しづらい部分もありますし。しかし、最新の映像技術の進化と、現代人の心の荒廃を鑑みれば、

 今こそ、『どろろ』

であると思いました。
ストーリーは、マンガ、アニメ、映画、それぞれに味付けや展開が異なります。それぞれの制作された時代を反映した出来となっていて、それぞれに良さがあります。さりながら、この三者の表現媒体は違っていても、原作の持つテーマはしっかり根底に共有されています。

070205dororo2 映画『どろろ』で一番私が不安視していたのが、「“どろろ”を演じるのが、大人の女性」であることでした。
しかし。
柴崎コウという俳優は、鑑賞者側の固定観念を見事に粉砕してくれました。逆に、子役では“どろろ”の内面を描ききれなかったと思います。彼女の体当たりでありながらも豊かな表現力に、私はぐいぐい引き込まれていきました。
もうひとりの主人公・百鬼丸を演じた、ガスパッチョ・妻夫木聡(関東の方にはわかると思いますが・・・)もハマリ役でした。理不尽な宿命に対する怒りと憂いを見事に表現。“映画人”として活躍する、若手実力派俳優の力量が存分に伝わってきました。
そのふたりを「つなぎ」「見守る」琵琶法師を演じた中村嘉葎雄にいたっては、存在感バツグンの表現力で、若きふたりの脇をしっかり固めていました。
他のキャスティングも文句のつけどころなく(原田美枝子が出てきたときにはクロサワ映画を彷彿とさせましたが/笑)、ストーリーにおいては自己本位な現代人の気質を鋭く抉っています。ワイヤーアクションや特撮技法に話題がいきがちですが、総じて完成度の高い、良い作品でした。久々に爽快感を味わいながら、映画館をあとにしました。

ネタばらしにならない程度に、映画についてはこのへんで。

映画を見終わって。
ふと“妄想”が、頭の中で膨らみだしました。
 #ここまで話が長かったなぁ・・・(笑)

突然ですが。
『どろろ』と、今季アジアを闘う『レッズ』。
強引ではありますが、今季のレッズを、『どろろ』の登場人物に例えてみたくなったので、ちょっとやってみました。。。

 魔物たち:ACLで闘う相手チーム。
       レッズの行く手に、次々と立ちはだかる「敵」。
       中には、情報が入手できず、怪しさ倍増の魑魅魍魎も?(^^;

 百鬼丸:ACLを闘い抜く、レッズの選手たち。
      闘い勝利を得るごとに、王者としての体躯を備えていく。

 どろろ:レッズサポーター。
     時に選手を助け、励まし、勇気づける、どこまでもついて行く頼もしい相棒。

 琵琶法師:オジェック監督。
       選手とサポーターに世界観を説き、進むべき道へ導いてくれる、達観の人。

 

あはは。

 やっぱり「こじつけ」ですね、これは(笑)

失礼いたしました~ m(_ _)m

お時間があれば、映画『どろろ』、ぜひどうぞ。
 ※注)私は東宝の回し者ではございません、ハイ(笑)

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コメント

へー。絶賛ですねぇ。
「話題作」は話題にしかならないものが多いようですが。
どろろ、観たいなぁ。
どんな妖怪(仲間!?)がでるのかなぁ。

投稿: 豆腐小僧 | 2007/02/05 22:58

お邪魔します・・・。
「どろろ」の主題歌は歌詞は適当ですが、歌えます。
ワタクシの初恋は「怪獣王子」と「百鬼丸」です。
誌名は忘れたけど、雑誌の付録でついてきた百鬼丸の紙人形みたいのを
ぼろっぼろになるまで愛でておりましたし。
白黒アニメも見てました。
リアルタイム・・・・えーっと・・・前世の記憶・・・・ってことで。

原作&アニメに多少思い入れがあるので映画はどうしようかな・・と
思っていましたが、ちょっと見てみようかな。
脳内キャストは、百鬼丸:ハセ、どろろ:達也ではいかがでしょう?

ところで、主将は今季も暢久さんで決定???

投稿: A三郎 | 2007/02/06 02:28

@小僧さま
参考→http://ja-f.tezuka.co.jp/manga/sakuhin/m060/m060_01.html
父の野望のため、魔物に身体の48箇所を奪われた子供が、自分の体を魔物から取り戻すお話しです。単なる「妖怪」ではなく「魔物」。小僧さんとは異なる「わるいやつら」です(笑)。ちなみに、キャラクターは手塚治虫のオリジナルだそうですね。
映画館には、結構、中高生が観に来ていました。私の隣の少年が、グロな場面で目をふさいだり(男の子なんだけど)、時間を気にしていましたが、終わってから、「いい映画だったなぁ」と言っていました。彼だけでなく2,3人そう言っているのが聞こえました。
エンターテイメント作品ではありますが、人生の示唆に満ちたストーリーなので、青少年にこそ観て欲しい作品です。

@A三郎さま

>雑誌の付録でついてきた百鬼丸
本連載は少年サンデーだったんですよね。付録付きとなると・・・『小学○年生』とか『冒険王』などでは?。
ちなみに私は『小学○年生』の付録で付いてた、赤銅鈴之介(アニメ)の“3段竹刀(アンテナみたいな形)”がお気に入りで、近所の子供に自慢げに見せびらかしていたのを思い出しました(笑)。

>脳内キャストは、百鬼丸:ハセ、どろろ:達也ではいかがでしょう?
どろろ@達也はいいですね。
百鬼丸は、野沢那智の声のイメージからすると、誰がいいのか悩ましいです・・・(^^;

>ところで、主将は今季も暢久さんで決定???
オヒサルにも、やっと出ましたね。
すねたりしたんでしょうかね>暢久(笑)

投稿: nigoe | 2007/02/06 11:19

どろろですか~! あまり記憶にないですねー。私はアトム世代なのでかなり後ろの作品になるのでしょうね…。

山田キャプテン、続投ですねー。若い頃からご贔屓ですから、よかった、ヨカッタ!といってもキャプテン辞めたからってどうということもないのでしょうが。

そういえば、ボスからスーツ提供してもらうんですね!じゃ、あっしも遠征には、ボスのブラックスーツで行こうかな?ナカマ!((( ^^)爻(^^ )))ナカマ!

投稿: なごやのじーじ | 2007/02/06 13:44

原作はストーリーは大体知ってたけど読んだことはなかったんで、映画には興味があったっす。nigoeさんの評価も高いことだし、見てみようかな。

とりあえず、映画のノベライズ版を読みました。

投稿: no3 | 2007/02/06 14:06

す、すみません・・・年度末で立て込んできました。返レス遅くなり失礼いたしました m(_ _)m

@なごやのじーじさま
『どろろ』は、のちの『ブラックジャック』や『(ネオ)ファウスト』などの作品にも影響した作品です。手塚作品のルーツを知るうえでなかなか興味深いですよ。

>山田キャプテン、続投ですねー。
私は、引退するまで彼にキャプテンさせて欲しいと希望します。
そうでないと、「サボるんで」(笑)

@no3さま
ちょっと熱く書いたところもありますが、そこは適当に割り引いていただいて・・・(笑)。
しかしなかなか、私の予想を大きく裏切る良い出来でした。ファンタジーでありながら、古典的な世界に題材を得たところが、日本人に示唆を与えています。なんと、欧米にも公開されるそうですよ。

投稿: nigoe | 2007/02/07 22:36

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