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2006/12/25

06【天皇杯】準々決勝@ズビロ戦

 

「1日でも、1分でも、1秒でも長く、
 ギドと一緒にサッカーを、やりたい・・・」

         ↓

     で、よろしいですよね?

 

   _| ̄|○;;ハアハア。。。

        ヽ(`Д´)ノ 立てぇ!ゴルァ!

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「土曜は休んで日曜に仕事をしよう」と提案するも、「日曜はイブなんで・・・」と会社の部下の面々に却下され、無念の参戦断念となったダンナ。
そんなダンナがちと可哀想だったので(朝さっさと私だけ出かけるのも気が引けたので)、朝食でも一緒にと思いゆっくりしていたら、、、

「開場までに ちゃんと行けぇ! ゴルァ!」

061223iwata1 と追い出されてしまった(笑)。
ダンナのチケを現地で売り譲り、開場時間を少々過ぎて仲間と合流。先週よりは観客の出足も多く、入場に少し余計に時間がかかったが、その方が興行的には好ましいというもの。

入場から試合開始までは、それほど時間を持て余さずに過ごせた。リーグ戦と比べ、開場時間の1時間の差は大きい。逆にいつもよりスタジアムで過ごす時間が少なくせわしない。
061223iwata3 時期的には、異常なほどの小春日和。穏やかな気候とは全く裏腹な試合展開が待っているとは、この時誰が想像できただろう。

ギド監督最後の埼スタでの一戦。勇退への餞として、何としてでも倒さなければならない相手、磐田。相手としても打倒するに相応しい、むしろ願ったりの対戦となった。
磐田側は、ベストイレブン選出の川口、061223iwata5隊長、田中誠、服部を欠く布陣。しかしレッズは、ワシ、闘莉王、アレ、達也と相手を上回る金銀飛車角抜きの苦しい布陣を強いられたうえに、急遽ネネの欠場で細貝のスクランブル発進となった。不利な状況に不満を並び立てても、現実が変わるわけではない。持てる戦力で立ち向かうしかない。

しかし、万全ではない布陣は、磐田の格好の餌食となった。
061223iwata6 レッズの泣き所である、3バック後方のスペースを執拗に突かれる。そのうえ、活発なポジションチェンジとパスワークで磐田攻撃陣に振り回されるレッズ守備陣。間合いを詰めるとパスをされ、2人掛かりでプレスに行くと、空いたスペースやマークの外れた選手にボールが渡っていく。一旦中央に預けては、サイドのスペースにボールを振る・・・見事なまでにレッズ陣内で揺さぶりをかけてくる磐田。私の視界には西、前田、菊池がめまぐるしく登061223iwata4場し、見ているだけで失点への恐怖が募る。必死に耐えるも『たが 』が外れそうな格好のレッズ中盤~最終ラインが崩れ出すのは時間の問題だった。前田をどフリーにし、失点。その前段階のクロスを防げなかったのも痛かった。
この失点シーンが包含する問題点が、この日のレッズの苦戦のすべてを表現していたと思う。3失点とも同じ原因に起因していた。何故相手のフリーマンを生み出したのか、何故その前の段階で危険の目を摘めなかったのか・・・連携やマークの受け渡しなど、準決勝までにしっかり修正して欲しい。061223iwata8
攻撃も守備同様噛み合わないばかりか、磐田に押し込まれた体制から攻め上がるも時間がかかり、味方のサポートが間に合わないので、相馬の独力ドリブル持ち込みが目立った(これは、相馬自身が目の前にスペースを与えすぎていたことの裏返しかも知れない)。平川のケガの影響もあったのか、レッズの右サイドは西に押し込められたために、攻撃は左サイド偏重傾向に拍車がかかってしまった。

後半開始から平川OUT→伸二IN、暢久を右サイドへシフト。
これが奏功した。
右サイドの再生に成功、守備から攻撃への展開も早くなっただけでなく、有機的にパスがつながるようになった。伸二・暢久・ポンテ・永井のカルテットが流麗に踊り出した。長らくトップ下を務めていただけに、暢久はただ放り込みだけのクロスをしない。伸二と共に、受け手が欲しがるボールを送ったりキープによりタメをつくる。CF永井がこれで生き返った。彼にしては珍しく空中戦で勝負を繰り返し挑んでいた。苦労は実り、ゴール!・・・と思いきや、認められず。
061223iwata7 それまで怪しいオフサイド判定もあったりで、特にバック側の副審には懐疑的だったのだが、ゴール判定まで「疑惑」にしてしまっては、主審に対しても疑いざるを得なくなった。ファウルの判定基準にも、磐田との格差を感じさせられた。前半から繰り出された磐田の激しいボディコンタクトとアフターチャージ。「磐田のピッチには、893が11人いるのか?」と錯覚を覚えたくらい、遙かに荒く悪質にもかかわらず。どうやら、90分+延長戦は、『磐田の岡田さん』にやられたようだ(参考記事『浦和の岡田さん』云々・・・893談)

こうなったら、レッズは文句のないシュートシーンで得点するしかない。
1点目(2点目とも言う)は、しっかりゴールラインを割った。
2点目(3点目とも言う)は、伸二がゴールネットに突き刺した。
3点目(4点目とも言う)は、磐田守備陣が落ち着いて押し込んでくれた。
2-0からの逆転劇は、レッズの充実した戦力と今季の底力を証明してくれた。ワシントンは『最大の戦術』ではあったが『ワシントン頼み』ではない攻撃力を証明してくれたのだ。
しかし、3失点は、『闘莉王頼み』の守備力を露わにしてしまった。言い訳のしようもない失点の形態、しかも同じことを3度も繰り返して・・・。メンバー固定で通したリーグ戦の「両刃の剣」ではないだろうか。

半ば自業自得的に延長戦へ。
開始直後から、相馬の足がみるみるうちに止まってしまった。
戦況も、両軍ノーガードの殴り合いの死闘と化した。
ゴール裏も、後半の3失点目から延々40分以上『Pride of URAWA』を歌い続け、こちらも死闘モード。延長後半にはついに啓太の足も止まり、もう祈るしかない状況。幸か不幸か、時間経過と共に両軍消耗し、電池が切れるように120分間の闘いは終わった。

PK戦には、悪しき歴史がつきまとうレッズ。061223iwata9
古くは国立の名古屋戦での17人キック、同じく国立で優勝の夢を絶たれた96年鹿島戦での雨のPK戦、記憶に新しいナビ杯決勝、CS第2戦・・・。これらの過去を知っている人は、誰もが何らかの「覚悟」と「キッカー予想」をしたであろう。
「蹴るのは誰だ?」
言葉は悪いが、かつて“前科”を犯した選手の顔が浮かび上がった。

藤枝組(赤星は高校時代)、闘莉王(欠席)、ワシントン(欠席)、ギド・・・
前科はないが、「宇宙開発」の彼。

負の記憶力というものは、なんと鮮やかなものだろう。
しかし、すぐさまそのネガティブ思考を私は捨て去った。チームは変わった、強くなった。だから自分も変わらなければ、強くならなければ・・・。
選手にとってもサポーターにとっても、このPK戦は、磐田の『壁』、過去の『壁』、囚われている意識の『壁』を超えるための、“試金石”となったのだ。

結果は、10-9の壮絶な闘いとなった。061223iwata10
若い頃からPKを苦手とした暢久が決めたとき、私の中で『壁』が崩れる音がした・・・自分の中で勝利を確信した瞬間だった。酒井が一瞬止められたが不安を感じなかった(仮に失敗だったとしても、相手に与える心理的影響もあるから)。後続した長谷部も安心して見ていた。啓太も見事な「土地開発」(笑)で決めてくれた。やる気満々でコートを脱いでスポットに駆け寄ろうとしたウッチーが都築に阻止されたシーンに笑える余裕も持てた。
過去の呪縛を払拭できた時、信じる力が強いほうに運気は傾くものだと改めて思い知らされた。これは選手よりサポーターのほうが強く感じたかも知れないだろう。
PK戦を勝利へと導こうと、スタジアム全体で叫んだ「We are REDS!」コールは、選手たちを信じ、共に闘い共に頂点を目指すサポーターの醸成された姿、そのものだった。

061223iwata11最後まで全員が決めた精度の高いキック合戦、弾道を読むキーパーの心理戦、ギリギリの手に汗握る緊迫感に溢れるゲームは、一発勝負のトーナメントならではであっただけでなく、この両者の対戦が醸し出した、濃密な雰囲気も影響したのではないだろうか。
レッズにとってはあまり褒められた内容ではないものの、久々に、プロのタフな闘いを見せられた。
あとは、選手たちの「足が攣らない」コンディションづくりに期待したい(リーグ戦で出場機会が少なかった選手たちは特に)。061223iwata12

  ギド最後のホーム戦を勝利で飾ることができ、静かな安堵と喜びが漂う試合後の埼スタ。
最低限の義務である「準決勝=国立」へ、レッズを送り出すことができた。しかし・・・出場停止で欠場を余儀なくされる選手も出て、決して楽な状況ではない。いや、正直苦しい現実である。
無敵の要塞・埼スタから旅立つギド・レッズを、『ホーム』である国立で後押し、総力戦で勝利へと導いていく責任と義務が、われらにはある。Photo
国立に“決め打ち”して事前に買った準決勝のチケットを、存分に役立てたい。

ギドのこれまでの恩に報いるために。
1日1分1秒でも長く、ギドと共にサッカーを楽しむために。

元旦まで 全戦全勝! 目指せ2連覇!

 

追記その1:
都築の試合後のコメント(J’s Goalより抜粋)
「レフェリーがPK戦の前に『早く動いたらやり直しにするから』といっていたので、相手が蹴ってから反応するようにしていた。」
PK戦での両GKの動きについて、録画をチェックすれば、目の肥えた磐田サポの皆様なら、おわかりになると思います。

追記その2:
PK戦後の、センターサークル付近。
061223iwata14

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コメント

PK戦に入って、生まれて初めて「岡○主審」に対して
『こいつ結構いいやつだな』って思ってしまいました。
それと、申し訳ないけど、ガンバ戦のシジクレイといい、
磐田の鈴木秀人といい、敵のDFのハムストリングを狙っている
スナイパーがどこかに潜んでいるようで・・・
えと、鹿島のDFは・・・

投稿: スパイ1号 | 2006/12/25 21:20

こんにちは、以前「上田の旅行記」でコメントさせていただいたものです。
5回戦に続きかなり寂しい埼玉スタジアムでしたね。シーチケの席とは異なる場所の席を好きなように選べた、というのは一種のご褒美でしょうか。

息子と観戦するようになって、彼はナビスコ・CS第2戦と続けて負けるのを観ているので、かなり緊張したようです。
うちのPKは心臓に悪かったですね。ツボのフワッとしたやつ、細貝の真中ならもっと強く蹴れよ、という地の這うやつ、啓太のもかなりコース的には危なかった。。。
一方、磐田の若手はうちのゴール裏の醸し出すあらゆる「妨害」にもきっちりとギリギリのコースを蹴ってくるなど、他チームからも学ぶべきものはたくさんあることを実感しました。特に前田、うちらのタオルマフラーのぐるぐるをしっかりと眺めた後のシュート、外すならカレン、って思っていた奴ですらギリを狙っていましたね。最後の犬がちょっと挙動不審で、案の定、という終わり方でした。そして喜ぶ前に(ゴールを認めるかにつき)「岡田さんを確認」できない自分自身にマダマダであることを実感。

準決勝は仕事で欠席。普段の平日ならば何とか抜け出せるのですが残念です。現地組の皆さん、よろしくお願いします。

投稿: マスターキートン | 2006/12/26 09:42

鳩がいたっすか?
試合前に1羽飛んでいたのは確認したんですが。やっぱり、彼(彼女?)が来ると勝ちますね。さすが、コバトン。

投稿: no3 | 2006/12/26 10:17

@スパイさま

>磐田の鈴木秀人といい、敵のDFのハムストリングを
>狙っているスナイパーがどこかに潜んでいるようで・・・

鈴木DETOは、この試合で自爆していたようですね(゜∀゜)

>えと、鹿島のDFは・・・

この前引退するとか言っていた『缶蹴り王子』でしょうか?(笑)

@マスターキートンさま
コメントありがとうございました。

>磐田の若手はうちのゴール裏の醸し出すあらゆる「妨害」にも
>きっちりとギリギリのコースを蹴ってくるなど、他チームからも学ぶ
>べきものはたくさんあることを実感しました。

磐田の個々の選手は、やはりスキルが高いですね。さすが「○っても磐田」だと思いました(^^;
私もカレンが外しそうだなぁ、と予想したのですが、彼もタフですね。ダテに青いジャージは着ていないようです。

>準決勝は仕事で欠席。
>普段の平日ならば何とか抜け出せるのですが残念です。

お任せください。必ずや、元日の国立に連れていきます。
お仕事がんばってくださいね。

@no3さま
>鳩がいたっすか?

他にも生息確認情報がございます(↓たけやす様サイト)

つttp://takeyas-rail.way-nifty.com/weblog/2006/12/3310pk9_2006_659c.html

コバトンの神通力は、すごいですね。
「埼スタに鳩」は無敵コンビです(^o^)/

投稿: nigoe | 2006/12/26 11:36

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