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2006/11/09

信州の旅(2)刀屋&真田太平記館

北国街道散策のあと、上田市内の池波正太郎ゆかりの場所を探訪しました。
『刀屋』で新そばを堪能しつつ腹ごしらえをして、『真田太平記館』を見学、その後、真田幸村ゆかりの別所温泉へと向かいます。

【2006年11月2日(木) 11:45ごろ 刀屋】

061102katanaya1_1 池波正太郎が上田を訪れると、頻繁にこの店に訪れたことはファンの間では周知の話。ほどんどの池波ファンの観光客は来店するのではないでしょうか。われらも2度目の来店。独特の硬い麺を久々に味わえることを楽しみに、店内へ。

店員サンは観光客慣れしており、「当店のそばの量をご存じですか?」「食べ方をご存じですか?」などなど説明をします。ちなみ061102katanaya2 にそばの量は、もりそばで『小(500円)』『中(550円)』『普通(600円)』『大(800円)』の4段階ありますが、『中』=通常の“普通盛り”、『普通』=通常の“大盛り”なので、知らずに『大』などと注文すると店員サンから前述のような指摘が入ります。
また、注文した品をダラダラ写真撮影していると「お客さん・・・そばがのびますので早くお召し上がり下さい」と注意が飛んできます(笑)。

061102katanaya3 案内された席には、池波正太郎直筆の色紙が飾られていました。
実は、『真田太平記館』に行ったときに知ったのですが、私たちが通された席(玄関側の小上がり)こそ、池波正太郎の“定席”だったということです。ここでも旅の偶然が私たちを楽しませてくれました。

ダンナは『ざるそば@普通(650円)』、私は『真田そば(850円)』をオーダー。
『真田そば』とは、味噌をダシで溶いたつゆで食べるそば。小鉢に味噌があらかじめ入っており、好みの濃さにダシ(かつお味)でのばし、隠し味的に普通のそばつゆを加えて楽しみます。
で、その『真田そば』ですが・・・061102katanaya4
食い意地に勝てず、注文が出てきて即座にガツガツ一心不乱に食らいつきました。
食べ終わって落ち着いた頃になって、
「あ゛っ!写真・・・」 _| ̄|○
と気づいた時点での写真が、これ(→)です。
アフォな私。。。

『刀屋』のそばは斬れる斬れる・・・口の中が血だらけに(笑)。
以前食べたとき、独特の麺の「硬さ」が印象強かったのですが、新そばだったからなのでしょうか、ほどよい硬さと、そばの新鮮な香りで大変美味しゅうございました m(_ _)m
ダンナですが、以前『漬物小僧』であることはご紹介しましたが、実はそれ以前に
『そば星人』でして(笑)、毎日そばを食べても平気な星から来たようです。
そのためか、あまりの食べっぷりの良さに、店員サンから、
「お客様、おかわりはよろしいですか?」
と勧められていました。店内では、ダンナだけが勧められていた模様、お見事!(笑)。

満腹になり落ち着いたところで店を出ました。。。が、入店前と状況が一変し、20人ほどの客が行列を成していました。ほんの少しの時間の違いが差に出た、というところでしょうか。お昼時の定石ですね。『刀屋』を後にし、『真田太平記館』へと向かいます。

【同日 12:20ごろ 池波正太郎真田太平記館】

061102taiheiki1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前、上田を訪れたときにはなかった施設ですが、平成10年に061102taiheiki2開館したそうです。『池波正太郎真田太平記館』が正式名称。館の名称どおり、長編時代小説『真田太平記』を題材に、真田一族と真田家に仕えた“草の者(忍び)”が織りなす戦国絵巻をわかりやすく紹介した展示資料館です。
来館者には、なんとレンタサイクルのサービス付き(!)
 #知っていれば利用したのに、、、残念
入口にコインロッカーも常備されていて便利かと思いますので、お越しの方はまずはここに立ち寄られてから市内観光をされることをお勧めします。

展示物は登場人物の紹介をはじめ、NHKドラマ制作時の台本や、作者の直筆原稿、愛用の品、単行本の挿絵、真田家の最大の武器でった“草の者”の紹介や小説の世界をビジュアル解説するシアターなどが完備されています。
ひとつの小説がこれほど立派な展示館のテーマになっているのは珍しいといえます。それだけ、全国の池波正太郎ファンだけでなく、上田の人々にも、池波と『真田太平記』が愛されていることが伝わってきます。

061102taiheiki3

 

 

 

 

 

 

 

 

館の案内パンフレットです(※クリックで拡大します)。
池波正太郎の作品は、拙宅にも多く蔵書があり、ダンナはそのすべてを読んでいますが、私は読書が大の苦手(笑)なので、『真田太平記』も全12巻の半分の6巻で挫折しています。ただし、20年ほど前にNHKで放送 されたドラマ(昨年スカパーでも再放送)をリアルタイムで視聴していましたので、だいたいのストーリーは知っており、館内展示物の内容については短い時間で理解しやすかったので助かりました(^^;

館内はまた、『真田太平記』のみでなく、『仕掛人藤枝梅安』『剣客商売』『鬼平犯科帳』など池波正太郎の錚々たる代表作についての解説や展示もあり、興味深く大変楽しめました。さらに彼の自筆画も数点展示されており、『茶めし売り』などの作品は画家としての彼の才能をいかんなく発揮しています。
またこの日は、『池波正太郎の信州-その足跡をたどる』という写真展も開催されており、“食客”で名高い彼らしく、かの『刀屋』や市内の馴染みの店でのエピソードなども紹介されていました。061102taiheiki4

“池波ワールド”を充分に堪能したあとは、館内のショップへ。
やはりここに来たからは、、、ということで“六文銭”グッズ(コースター)をゲット。紅い花瓶敷きとともに購入(上田つむぎ製品)。

池波正太郎は、生まれた歳に関東大震災で被災した経験を持っているそうです。
疎開のため、1歳~6歳の間浦和に住んでいた、ということを、このたび初めて知りました。
実は、このことを書きたかったのです、、、長文駄文大変失礼しましたっ!(笑)

旅の偶然を、ここでもまた楽しむことができました。

“心の栄養”をつけたあとは、上田駅へ戻り、“体の栄養”をつけに別所温泉へ向かいます。
(つづく)

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コメント

「刀屋」は私も行ったことがあります。堅めのそばで私好みなのですが、確か週末は「大」を出さなかったような記憶があります。そば自体は悪くないのですが、あの接客を嫌う人も多いでしょうね。

投稿: 紅い雪だるま | 2006/11/09 17:10

@紅い雪だるまさま
いつも「御殿」でお世話になりますm(_ _)m。
コメントありがとうございました。

紅い雪だるまさんも「刀屋」に行かれたことがあるのですね。
確かにどこのそば屋さんでも独特の「そば屋のプライド」ってありますよね。写真をダラダラ撮ってたら「のびるよ」と言われるのは仕方ないとして(笑)、客商売なんですから、最小限の店の流儀(盛りの量)などは品書きに一筆添え書きしたほうが、客も店も角が立たずよろしいかと思いました。それでなければ、もう少し接客を柔らかに願いたいですね(^^;
店がプライドを魅せるなら、うちのダンナも「そば食いのプライド」を魅せつける食べっぷりでした(笑)。『普通(通常の大盛り)』でしたが早いのなんの、さすが『そば星人』でした(゜∀゜)。

投稿: nigoe | 2006/11/10 10:39

初めまして、いつも楽しく拝見させていただいておりますところ、偶然にも私の生家がある街のレポがあり、コメントさせていただきます。
私自身、高校生の途中で上京してしまったためもう○十年プラスの年月が経ちますが、昔の仲間に会うため時折遊びに行きます。こじんまりしていて良い街だと思います。あとはフットボールチームですね。それにしてもホームタウンにマイチームがある浦和の皆さんは羨ましい!

穴場の焼酎屋さんとか造り酒屋とか、次の機会にはお立ち寄りください。

投稿: マスターキートン | 2006/11/16 10:26

@マスターキートンさま

はじめまして!ようこそいらっしゃいました(^o^)/
お名前で、かの名喜劇俳優・益田喜頓を思い出しました。。。
それはさておき。
上田のご出身なのでしょうか?
このたび2度目の上田でしたが、知性と気品のある良い街ですね。街のあちこちから“誇り”が感じられます。さすが徳川を2度もギャフンと言わせた(笑)だけのことはありますね(^^)。
拙文ブログではありますが、別所温泉の紀行もあわせてご覧いただければ幸いです(善光寺参詣まで書く予定)。
上田、また行きたいです!

投稿: nigoe | 2006/11/16 20:34

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