« 【AWAY紀行】那古野・四間道 | トップページ | 最終回『皮算用』 »

2006/11/24

06【HOME】第32節@甲府戦

みなさん。
お 仕 事
は か ど っ て ま す か ? (゜∀゜)

仕事終わってからお読みくださいね。
 #「これ書いてるオマエは何だ?」というツッコミは勘弁して(笑)

~~~~~~~~~~~~~~~

開場前にMDPを買っていたら、愕然として帰ってしまったかも知れなかった(笑)
先発列で待機中に知ってしまったのだが、まあその時で良かった・・・無事に入場。
MDPの表紙は2戦連続で暢久。清尾さんも勝負に出た模様(^^)・・・これが見事的中。

061123kofu1試合前のデッキには、サポーターの熱意をつづったフラッグが掲示されていた。
これほど多くの人々に支えられて在るクラブの幸福が形となっていた。
 #しかし・・・「きんにくマッチョス」「金満クラブ」はなかろうに。。。

 

061123kofu3埼スタ初見参の甲府に対し、われら浦和サポーターも、あらん限りの声と迫力と力で相手を圧倒しようとの気概で臨む。ゴール裏のサポーター達は互いに手を繋ぎ、天に突き上げ選手入場を待つ。繋いだ手は、サポーター同士の団結心とエネルギーを注入してくれた。その後、選手入場とともに披露された大規模ビジュアルサポートは、選手たちを鼓舞するには充分なものだった。

061123kofu4 しかし試合が始まり溌剌としていたのは、甲府の選手だった。逆に彼らを鼓舞してしまったのか、、、とにかく良く走り、集中してパスカットを狙い、マイボールにすると連動した動きからレッズ陣内に襲いかかってくる。前節のドン引き中位力を発揮したチームとは大違いである。かたやレッズの選手は、どうも動きが硬く、パスはことごとく相手にさらわれるか自らミスして甲府の選手に渡してしまう。
061123kofu2 名古屋戦の余韻を引きずるような、またしても、
「浦和の敵は 浦和」
自らの内なるものとの闘いの様相を呈していた。

なんとかその危機的状況を脱したかと思われたのは前半35分のPKのチャンス到来。
誰もが期待に胸膨らませたであろう先取点は・・・手にできず。しかしその数分後にまたもPKの機会が。隣の仲間が「これでまた外したら笑うしかない」とつぶやいた言葉に「そこまでやったら漫才だよ」との思いが心をよぎると・・・なんと失敗。前半の数分間隔でPKを与えられる滅多にない機会を目の当たりにしたかと思っていたら、そのPKを2本とも、しかも同じコースで外してしまうという、おそらくもう二度とお目にかかれないような光景を見せられてしまった。
その時、不思議と、連続してPKを外してしまったワシントンに対する「怒り」の感情は湧かなかったが、むしろレッズの選手の中に潜む「姿無き敵」の気配が強調され、スタンドの空気が一瞬にして凍り付いてしまった。

ハーフタイム。
ゴール裏には極度の緊張が走った。コールリーダーが、雰囲気に飲まれそうなサポーターに向かって怒りに満ちた声で檄を飛ばす。試合前のアジを思い出した。
「清水、磐田、名古屋に負けた。俺たちは、まだまだ足りないものがあるんだ」
そうなのだ。
私も前半終了の笛が鳴った後、素直な気持ちで「苦しい!」と叫んだ。
苦しくて当たり前なのだ、「何かが足りない」のだから。

後半開始でピッチに散らばる選手の中に、ワシントンの姿を探した。
いた。良かった。
今後のレッズのことを、そしてワシントンのことを考えると、絶対に交代させるべきではないと私は思っていた。その願いを、どうやらギドは聞き入れてくれたようだ。
帰宅後、各紙記事で知ったのだが、ギドは2度目のPKキッカーにアレを指名していたのだそうで、「なぜアレ(三都主)に蹴らせなかったんだ!」とロッカールームで激怒したという。一触即発の雰囲気に他の選手が割って入ったとも。
だが、ギドはワシントンを交代しなかった。そして後半開始早々から、長谷部のクロスを皮切りにワシントンめがけてボールが積極的に供給された。これでいいのだ!
杞憂に心揺らされたひとときは、あっけなく短時間で終了。暢久のクロスをヘッドで受けたワシントンのボールは、やわらかな軌道を描いて相手GKの頭上を越えてゴールイン。
ゴール裏が、怒号とも歓喜ともつかない歓声とともにはじけた。もう大丈夫、、、安堵。

レッズはこの時、見えざる大きな「壁」を越えたのだ。
山岸や啓太が言った、
 「ワシ(ントン)に何回も助けられてきた。どれだけお互い信じあえてきたか。」
の言葉にすべてが集約されている。仲間を信じて闘うことこそ、最大の武器なのだ。
この言葉を知って、私は確信した。
レッズには優勝する“資格”があると。
また、失敗しても「2本目に向かうのがストライカーのメンタリティー」とは、藤口社長もさすがよく言ったものだ。

061123kofu8 追加点を得たものの、またも決まらぬシュートと甲府の猛攻に手を焼き、われらも心を焦がしながらドキドキで戦況を見守ったが、相手のフィニッシュの精度の低さに大きく助けられ、無事勝ち点3をゲットすることができた。
全体的に試合内容はお世辞にも褒められたものではないが、「試合内容より大きなものを得た」そんな試合だったと思う。

061123kofu7 このかけがえのない信頼感を蘇生させたきっかけを作ったのは、この男だった。さらに試合を決定づけた、(藤田含め)3人抜きの圧巻シュートも放ち、チームを大きく牽引した。
以前なら、マイペースと不干渉を信条として飄々と生きているような、「友情」や「信頼」という言葉とは縁遠い世界に住むイメージが強かった暢久が・・・このところ、私は夢を見ているような気がしてならない(本人が見てる?御免!)。
夢なら覚めないで、現実ならさらにこのまま・・・風邪引くなヨ(笑)
暢久よ、ついて行くぞ、最後まで。

90分の中に、これほどドラマが詰まった試合もそうないだろう。
しかし、この七転八倒の筋書きで、レッズの選手たちは確かな自信を掴んだはずだ。
そしてサポーターも。

帰りの混雑を避けて、ダンナと露天で一杯やりながら、「甲府はいいチームに育ったね」と語った。
甲府は昇格初年度とは思えない組織だったチームとなっていた。そして3失点してもなお勝利を追いかけて、最後まで果敢に挑む姿勢・・・勝負を捨てない飽くなき心を忘れているチームが増えていないだろうか。
経営の危機は未だ脱していないものの、地元の商店や企業から細々ながらも多くの支援を取り付け、「チーム強化」によりクラブに活況を与えた極めてまっとうな経営を貫いた甲府。昇格を決めた当時に「降格覚悟で(理想を貫いて)頑張る」と言い切った社長の言葉を今も覚えている。一年後、その思いは周囲を動かし、山梨の地に希望の種を蒔いたことは賞賛に値すると思う。耐えてここまでチームを育てた大木監督とクラブの地道な努力に敬意を表したい。

061123kofu9061123kofu10ガンバが残留を賭ける福岡に引き分け、川崎が未だ勝利のない清水に敗れ、ついに優勝戦線から脱落した。。。
闘莉王の言葉が、私の心に響いている。
「神様は、いるんだよ。」

あとひとつ。
「今度こそ」、自ら勝利をおさめて栄冠をこの手に掴もう。All_come
こころをひとつに。
がんばろう、最後まで。


追記:
心無い横断幕を掲出したサポーターがいたという。
非常に恥ずかしく嘆かわしいことであり、愛するチームの勝利と仲間達へ泥を塗ってくれたような思いがした。
「他者への意識」の欠落したスポーツはありえないし、それ以前に「人として」の資質と品格を問う行為である。
お願いだから、もうスタジアムに来ないで欲しい。

|

« 【AWAY紀行】那古野・四間道 | トップページ | 最終回『皮算用』 »

浦和レッズ」カテゴリの記事

コメント

どうも年とるってーと涙もろくっていけねーやね。
もう、試合開始前からすでにビジアル見ちゃー涙、みんなと手をつないだだけで涙と、サングラスが外せないっちゅーの。
これじゃ味スタに行く埼京線ぐらいから気合入り過ぎて号泣かなぁ?

札幌に祝勝会、行きましょうね!

投稿: スパイ1号 | 2006/11/24 20:35

札幌で娘と共に待ってます。
ALL COME TOGETHER!

投稿: りおれつと | 2006/11/25 02:06

ご無沙汰です。相変わらずの健筆に敬意を表します。この間、柄でもない「仕事人間」になっていた関係で久し振りのコメントです。

こんなに楽しい気分になれたのは、一体いつ頃のことだったろうか…なんて感慨に耽りながら家路についたら、極めて不愉快な「心ない横断幕」の件を知り、一気に落ち込んだ。なんてことをするんだ。

人間の行為には、賛否は別にして、許せる行為と許せない行為がある。今回の件は、どう考えも、「人として」許せない行為だ。

「頼むから、スタジアムに来ないで欲しい」との、「追記コメント」に賛成せざるを得ない。

投稿: たかが浦和 | 2006/11/25 16:10

@スパイ1号さま

私なんざ、手をつないだことを思い出しただけでも涙が出てきますわ。
あきまへん・・・(T△T)
歳は取りたくないですね。
味スタでは、涙が涸れるくらい嬉し泣きしましょう。

@りおれつとさま
どうか、北の大地からも「勝利の念」をお送りください。
選手を後押ししてやってください!「その1歩」を出すための力を与えてやってください!
きっと選手たちに届きますよ。

@たかが浦和さま
お久しぶりです。お元気でしたでしょうか?
たかが浦和さんがお仕事に打ち込んでいる間、レッズもがんばってついにここまで来ましたよ(^o^)/
ひとつ残念な出来事がありましたが・・・因果応報、人を蔑む人は、人に蔑まれるものです。問題の張本人には、いつか必ず何かの形で報いが来ますよ。
ただ、傷つけてしまった相手がいることが何とも口惜しく、、、どうか寛容に計らって欲しいと願いたいものです。

投稿: nigoe | 2006/11/25 18:12

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/139833/12803352

この記事へのトラックバック一覧です: 06【HOME】第32節@甲府戦 :

» ちょっと泣けてきました [うわの空で書いてみる]
いよいよだなぁ、と。 やっと、きたなぁ、と。 甲府を3-0で退け、勝利の余韻にひたりながら、夏海ねぇさんの場内アナウンスで他会場の結果を聞きながら、しみじみと、ほんとうにじわりんと感じました。 PK2本外しても、自分の気持ちを奮い立たせて得点を叩き...... [続きを読む]

受信: 2006/11/25 23:45

« 【AWAY紀行】那古野・四間道 | トップページ | 最終回『皮算用』 »