« 続・祝いたい人がいる | トップページ | 中田引退の報 »

2006/06/30

「浦和レッズは皆さまのもの」

6月も、今日で終わり・・・上半期終了。

さて、2日出遅れた話題ですが、28日にレッズのクラブ臨時株主総会が開催されたことはオヒサルでも発表があった。
役員人事での社長交代。
この中で、私の目に止まったのが、犬飼前社長のコメント。

「これ以上社長を務めると知らぬうちに権力集中する等の弊害も懸念(後略)」

潔い身の引き方で、藤口新社長へ禅譲・・・ということである。

さらに目を引いた言葉は、文末のこの一文だった。

「浦和レッズはいつまでも皆さまのものです。」

現在、ジェフを取り巻く世界は、混乱を極めている。
淀川社長が、当初こんな軽率な言葉を口にしたばかりに、ジェフのクラブには抗議が殺到したという。
サポーターとしては自然の行動である。
それを受けて、翌日には意見を翻し、契約をタテに反対姿勢を見せた。
これらの顛末が、オシムに苦悩を与えることとなった。

事のはじめは、協会組長の発言によるものだが、クラブの姿勢が混乱に拍車をかけてしまった。
なぜ最初から、
「オシムは渡せない」
と言えなかったのだろう・・・何とも釈然としないジェフの対応である。
サポーターの抗議によって方針を変えることは時としてあるものの、クラブにとって一番大切な“軍師”を簡単に手放すような言葉を簡単に発することは、誠に信じがたいことである。短期的にはクラブの今季の行方を無視した発言であり、人情的には“サポーター不在”の態度が無意識に表れている。「薄情」というほかはない。

もしレッズに同じ事態が訪れたなら・・・。
私は、犬飼前社長の、
「いつまでも皆さまのもの」
という言葉を信じたい。。。否、これまでの前社長だけでなく、創設時からのクラブの姿勢からも信ずるに値する言葉である。
それは、レッズのクラブスタッフには、

「レッズを愛する心」

を感じるからである。
Jリーグに出向したミスター・佐藤仁司さんは、かつて、警察に問題を起こしたサポーターの名簿の提出を求められたとき、
「仲間の名前は売れねえ!」
と言ったというエピソードがある。
そして、藤口新社長も、かつては現場で体を張って、サポーターとの理解を深めた人物である。
新社長も、レッズを愛する心に満ちている・・・この人事を幸いとしたい。

“愛する者”は、そう簡単には手放せないものである。
手放すときは、相手の発展を願いつつも、時間をかけて留まることを切実に希い訴えるものだ。そうやってお互いに心の折り合いをつけて結論を出す・・・情のある人間の普通のプロセスであると思う。

仮に・・・オシムが去ってしまったとしたら、その後のジェフのクラブとファン・サポーターの関係に、私は不安を感じる。
サポーターの猛抗議がないと、こんな簡単なことに気が付かないのか。
契約をタテに取らないと強気に出られないのか。

クラブが心根を入れ替えない限り、同じ混乱を招くことは必定である。
もっとクラブを、“仲間”であるメンバーやサポーターを愛して欲しい。

追記:
ニュース映像にあった、成田空港でのオシムの来日シーンで。
オシムの奥様を、一瞬、サッチーと見間違えたのは、私だけでしょうか???(゜▽゜;)

|

« 続・祝いたい人がいる | トップページ | 中田引退の報 »

浦和レッズ」カテゴリの記事

コメント

所詮ジェフですから。

うちはうち!よそはよそ(゚Д゚#) ゴルァ
(って、ばあちゃんに怒られましたよw)

投稿: おやびん | 2006/07/01 00:47

千葉県在住の方が「サポーターは大騒ぎ」とのこと。
経営陣がそれを共有できないようでは、だめですねぇ。
ジェフ、どうなるかな。

投稿: 豆腐小僧 | 2006/07/01 00:55

nigoeさん
こんにちは!

申し訳ございません。さっそくですが、TB2回送ってしまいました。お手数ですが削除お願いできますでしょうか。すみません…。
さて、犬飼さん。良い言葉を残してくれました。引き続き犬飼さんにはJリーグを改革してくれると思います。期待しましょう。

投稿: チーパパ | 2006/07/01 10:26

全くの想像ですが・・・
ジェフのフロントは、事前に知っていたんじゃないかと。(どっかで以前から打診はあったと見た記憶もあります。)あの記者会見の場で「言っちゃった」というのは予想外だとしても、フロント内部では心構えはできていたんじゃないでしょうか?
ところが川淵さんが「言っちゃった」ものだから、あわてて不満顔をしたというところじゃないでしょうか?
協会がちゃんとネゴして、最初にジェフ側から発表してもらえば、オシムを惜しむ(あれ?)声はあがるだろうけど、こんなに反発はされなかったんじゃないでしょうか?

投稿: no3 | 2006/07/03 14:54

@おやびんさま

>所詮ジェフですから。

その“所詮”に、最近イタイところでやられっぱなしのチームは(以下自粛)。
「オシムのいるジェフ」に、是非勝ちたいと願っているんですが、ねぇ。

@小僧さま

>経営陣がそれを共有できないようでは、だめですねぇ。

社員の心情を逆撫でする経営陣は身近にもありますが(爆)、“世論”で姿勢を簡単に翻すような経営陣は無節操すぎますね。先が思いやられます。
新監督は、息子に決まったみたいですね。

@チーパパさま

>TB2回送ってしまいました。

どうぞ気になさらずに。この日は“ココフラッシュ”も二重にping送信されてたみたいで、システム上のトラブルだと思いますよ(^^)。

>引き続き犬飼さんにはJリーグを改革してくれると思います。
>期待しましょう。

審判問題も含め、私も期待してます。
特にクラブとサポの関係の醸成については、期待大ですね。
レッズだけ発展してもJリーグは成り立ちません。リーグとは、相手あってのことですから。

@no3さま

>ジェフのフロントは、事前に知っていたんじゃないかと。

けさの埼玉新聞の記事に、
「(オシムは)6月下旬の水面下での交渉時から代表監督に示し続けていたという」
とありました。
この交渉を、川淵氏の古巣・古河のフロントが知らないわけがない、と私もno3さんに同じくそう思いました。だから最初に「代表のためなら応じなければならないのかな」と容認するコメントが抵抗なく出たのかな、と。
それなら、その態度を貫いて、不満のある人々を説得するだけの覚悟かあれば潔いのですが、猛反発されて「反対」、3者協議で結局「渋々ながら了承」の顛末・・・こんな優柔不断な態度では信頼を損ねますね。

>ところが川淵さんが「言っちゃった」ものだから、
>あわてて不満顔をしたというところじゃないでしょうか?

今回のことは、確信的なのか憶測の域を出ませんが、もしそうなら“下手な芝居”を打ったものですね。

投稿: nigoe | 2006/07/03 21:04

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/139833/10737112

この記事へのトラックバック一覧です: 「浦和レッズは皆さまのもの」:

» 人材の宝庫 [超零細ブログ SSRS]
いささか古い話題ですが、28日レッズの株主総会で犬飼社長の退任と藤口新社長の就任 [続きを読む]

受信: 2006/07/01 08:28

» 浦和レッズでよかった~オシム騒動より~ [Supporter's Life]
日本代表監督の選出が「空中戦」となってしまった。契約が伴うビジネスでもあるので手 [続きを読む]

受信: 2006/07/01 10:13

» 次期・日本代表監督・その3 [しもべ日記]
世間では、ワールドカップの話題がたけなわ・・・ではないようです。 ワールドカップ [続きを読む]

受信: 2006/07/03 17:47

« 続・祝いたい人がいる | トップページ | 中田引退の報 »