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2006/01/02

【天皇杯】決勝@清水みかん戦

夢にまで見た「元旦国立決戦」。
10年以上握り潰してきた決勝のチケットの半券を切られる時が、ついにやってきた。
この高揚感を何と表現したらいいのだろう・・・
仲間と共に闘う“決戦の場”は、ビジョン時計の真下。
しかし、スタンドに陣取ると、意外にも「いつもどおり」の穏やかな心持ちで試合を待つことができた。

時刻は10:30、全日本女子サッカー選手権大会・決勝が始まった。

省略。 (笑)

いよいよ決戦の時刻が近づく。
3日前、スタンドから落下した反省もあり、酒は少々控えめにした。
いや、何よりも、今日この試合を目にしっかりと焼き付けたかった、、、というのが本音だった。

決戦を待つ楽しい時間は、加速して過ぎていく。060101shimizu1
やがて、清水サポのデカ旗披露会が始まる。
いつも彼等は、試合前から飛ばしまくって応援している。が、肝心の試合中はそのボリュームが下がるので、不思議でしょうがない(笑)
パル小僧は、紋付きやらレイザーラモンHGやらの“お色直し”で多忙を極め、スタンドのサポは、お馴染みのバンディーラを広げるのに苦心惨憺(笑×3)
 ※写真は、敬意を表して成功時のものを掲載してあげるわよん (出血大サービス)


対する我がレッズサポは、選手入場に併せての見事なビジュアル・パフォーマンスを披露。
皆様ご周知のとおりなので、あえて説明する必要はないだろう(いや、私の説明を添えるとかえって無粋になるだろうから)。

ホイッスルがピッチに響き渡り、選手たちが戦闘態勢に入った。
やはり清水もプロである。さすがに決勝戦では引いて守る戦術は選ばなかった。そうでなければファイナリストに値するチームではない。開始直後から、元王者の「意地」をぶつけてきた。

激しい勢いで肉弾戦を仕掛けてくる清水。レッズの選手も負けじと球際を粘る、パスをつなごうとする。中盤での激しい攻防、、、まさに「ガチンコ」である。
どちらも意地と意地との激突で、ガチガチの試合展開に。。。

そこで、である。
こと決勝の舞台では、凡そ「内容」や「美技」などといったものを期待すべきではないと思う。
「結果」がすべてなのだ。
サポを含めた“当事者”にとっては、幾多の闘いの歴史の中で学び取った暗黙の法則なので心得ている。しかし、客観的な立場というか“傍観者”にとっては、この試合を「凡戦」と評する向きが多かった。
冷静に考えれば、その評価は間違っていないと思うが、我々にとっては「観戦」ではなく「死闘」なのである。だから、この試合に関しての各論者の評価には耳を貸さないことにしている。

その戦闘の最中、気になったのは、細貝とチョ・ジェジンとの「紛争」だった。
細貝のハードマークに手を焼いていたチョは、明らかに苛立っていた。ボールのないところでのラフプレーが目に付く。競り合いのついでに肘鉄を食らわしたり、細貝、暢久への連続スライディングで足を刈ったり・・・さすがにこれは“トールチャン”もカードを抜いた。挙げ句の果てには、セットプレーで細貝を両手で突き飛ばした! 狼藉を働き放題である。
しかし、これもやがてはレッズに有利に働くものと祈って、じっと見守った。
そして、FWDF堀之内のヘッドが炸裂! 値千金の先制点奪取。大いに湧くレッズサポ。

後半、当然ながら清水が攻勢になり、レッズの耐える時間が増す。
守備に力を割いてきた岡野の疲労の色が濃くなり、赤星にスイッチ。岡野のポジションに暢久が、暢久のいた2列目に赤星が入った。
これが、功を奏した。
本職に戻った暢久のサイドは活性化した。
あわせて、若き赤星を2列目に配したギド監督の采配と、見事に期待に応えた赤星の度胸には敬服するばかりである。長谷部、ポンテとの連携により、マリッチの素晴らしいゴールを演出したのである。
「この一戦」に賭けた、すべての人々の気迫と執念が乗り移って“形”となったゴールである。
大いに燃えるレッズゴール裏。。。

しかし、時間はまだある。
清水も怒濤の攻撃を仕掛け、ほどなく1点を返してきた。
しかし、あの失点シーンの直前、都築は明らかに相手選手に抑えつけられている。このゴールが認められるのであれば、誰だって同じことをしてくるだろう。私は誤審だと思っている(トールチャン、ビデオ見た?(゜∀゜;))。

その後、ますます清水の選手のラフプレーが目立ってきた。
しかし・・・清水の選手の背番号が、蛍光色に光ってスタンドから見えないのである。TVでは普通に視認されるゼッケンが、現場の曇り空とライトの影響で視認しづらい。
誰が悪さをしているのかわからず、私のフラストレーションも増してきた。

だが、サッカーの神様は、そんな状況を堪え忍んだレッズに微笑んでくれた。
清水は平松の退場により、自滅したのだ。
ピッチに響き渡る試合終了のホイッスル・・・歓喜!

060101shimizu3
泣けた。
準決勝後の涙は「苦節をかみしめたシミジミ涙」だったが、今度は喜びを爆発させた「歓喜の涙」だった。
清水の表彰が終わり、レッズの選手が表彰台へと登っていった。


060101winner1 いよいよクライマックス。
高円宮妃から暢久へ天皇杯が授与された時・・・
ゴール裏が一斉にジャンプ!
続けて『浦和カンペオン』の大合唱・・・“№1”を意味する人差し指を、国立の空に天高く突き上げながら。

060101winner2そして、また泣けた。
今度はまた違う涙だ。。。そう、例えて言うなら、「毎年“かけっこ”でビリだった子が一等賞を取った」嬉しさに似ていた。
成長を喜ぶ涙であった。 
感無量。



表彰式は終わった。
しかし、サポは帰ろうとしない。
ほどなく全選手のコールがはじまった。
ひととおり完了すると、「誰か忘れていなかったっけ?」とコールリーダー(゜∀゜;)
無事、全選手のコールが終わり、
「オマエら、サイコーだ!感動した!
と、どこかの首相のセリフで大爆笑。
そして、満を持したように「マリッチ」コールがはじまる。
「本日は浦和レッズが国立競技場を貸し切ります」と、うそぶくリーダー。
呼応するサポの表情は笑顔に満ちあふれ、マリッチを呼び続ける。
しかし、10分経っても20分経っても、マリッチは出てこない。だんだん飽きてきたのか(笑)、「はい今度はこっち」「よし、次はこっちな」とマリッチコールの輪唱を楽しむ。でも誰も帰らない。周囲では、「お、、、暢久が出てきたぞ。おい!暢久、マリッチ呼んでこい!」とからかう始末(笑)。

30分くらい経っただろうか、ようやく“主役”が登場。
いつの間にか、ピッチとスタンドの間には、プラ柵と警察官が配置されていた!(笑)
しかし、その警備網に目もくれず、マリッチはスタンドに登り、リーダーと肩を組んだ。「そんなものは要らないよ」と言わんばかりの愛情に満ちあふれた光景・・・まったく、警備側は無粋であった。

心ゆくまでマリッチを見送り、リーダーが“締め”に入った。
「ネットでイロイロ書かれてるけど、、、オレはまだ辞めませんから」
どっと笑いが湧く。そして、
「30代、40代、まだまだイケるよな!」
このゲキに、私は反射神経で、
「うお~っ!」
と、拳を突き上げ、、、ハッと我に返って苦笑(爆)。

最後に、『We are Diamonds』を唄い始めた時、メイン&バックに残っていたサポも一斉にマフラーを掲げた光景が目に飛び込んできた。

「これぞ、レッズサポだ!」

心地よい感動と幸福感が私を包み込んだ。

そして、このあいさつで締めくくった。

「明けまして 浦和レッズ 今年も 浦和レッズ」



暮れなずむ国立の空に響き渡る凱歌。
すべての想いを結実させ、若手の成長を確かなものにしてくれた、第85回天皇杯は終わった。
そして、世界への扉は、今、開かれたのだ。



【おまけ】
試合は終わったんだから、高円宮妃の握手までブッチ切らなくてもいいんだよ>岡野(笑)

060101shimizu4【おまけ@その2】
表彰式のあと、ビジョンで『ゼロックス・スーパーカップ』開催の案内があった。
「あ、、、そうだねぇ・・・」
てな調子で、終わるまで全然思いつかなかった(笑)

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コメント

天皇杯3部作読ませていただきました。
相変わらずおもしろいです!

>「30代、40代、まだまだイケるよな!」
>このゲキに、私は反射神経で、
>「うお~っ!」
>と、拳を突き上げ、、、ハッと我に返って苦笑(爆)。

これ笑いました!私もそうでしたよー。
妙に声デカかった自分に恥じ入ってしまいました(笑)

投稿: チーパパ | 2006/01/10 23:23

@チーパパさま

いやあ、、、
「うお~っ!」と叫んだあと、突き上げた拳の納めどころにほとほと困り果てました(笑)

投稿: nigoe | 2006/01/11 00:43

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