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2005/12/26

【天皇杯】準々決勝@川崎フロン太戦

051224kawasaki1試合前の北ゴール裏は、小春日和の日差しまぶしくポカポカ陽気・・・
と、思ったのも束の間、キックオフ時刻が近づくにつれ、どんどん日陰が伸びて、別世界のように厳寒モードへと変わった。

寒風吹きすさぶ中、ゴール裏には赤白チェッカーの旗の海。
これが何をアピールするのかは、すぐにわかった。051224kawasaki2
試合前の練習時からの「マリッチ!」コール・・・熱きメッセージがマリッチにも伝わり、ポーズで応えていた。

試合開始。
激しい川崎側のプレス&チェイシング。徹底的にパスコースを消しにかかり、レッズのパスを狙っては、豊富な運動量でカットしてくる。
ジュビロのように、いわゆる「まともに組んで」はくれない川崎のサッカーが展開された。
もっとも顕著だったのは、レッズの右サイド後方、岡野と細貝の間を執拗に狙うスルーパスと突破。フッキと相馬が狙い撃ち。。。
容赦なく急所をついてくるのがプロの世界である。しかし、それは前日の新聞にも「急造DF」ということは載っていたし、もっとも本人(細貝)が自覚していたことと思う。
だからこそ、岡野がそのスペースのカバーに奔走していた。ボールが抜ければ追いかけ、マイボールとなれば、素早く前戦へ走り込む・・・
ベテランが体を張って献身的にプレーする姿に、チームメイトも鼓舞しないわけがない。
「現時点ではこれがベスト布陣」という、決して本来の“ベスト”ではない自覚を選手全員が持って、眼前の闘いにファイトし、時折ぽっかりと“穴”が空いてしまう場面もあったが、カバーもみな心がけていた。

力に不足のあることは、細貝自身が充分自覚していたであろう。
だからこそ、それを上回るファイトを私たちに魅せてくれた。マイボール時の前戦への配球には力強さと速攻のセンスをのぞかせていたし、守備時の対人プレーでも、果敢にアタックしていた。

厳しい前半の闘いではあったが、負ける気は全然しなかった。
闘志を失わず、根気よくチャンスをつなげていけば、必ず活路が開けると、妙に確信的なものが私にはあった。川崎側に退場者が出たのも幸運だったが、それがなくても勝てる自信が湧いてきた。

後半、転機はマリッチのゴールであった。
攻撃の厚みやサポートの不足は否めないものの、数的優位も味方してか、下がりながらの体勢でのヘディングは、シュートコースに乗った。
その後のレッズの動きは、トーナメントの勝負を意識してか、ボールポゼッションが増えてきた。疲れと焦りが増す川崎の選手たち、、、ラフプレーも目立ちだした。
結果、堀之内のヘッドがゴールインし、勝負は決した。

このゴールを生み出したのは岡野のクロスである。
右に左に、後ろに前に・・・縦横無尽に走る岡野の姿は、10年前に私たちが熱中した岡野の姿を彷彿とさせた。
開始からしばらくは、相馬とのマッチアップに手を焼いていたが、後半以降は、この「元・日本代表@左サイドバック」の存在すら忘れさせるくらいの突破力を見せつけた。
残り数分になった時、レッズ左サイドの抉りを狙った突破に失敗し、ボールを奪われた時は、さすがにしばらくヘタリ込んでしまった(笑)。
が、その疲労に値するくらいの充分な、この日の働きであった。

岡野だけではない、、、暢久もこのところの気力を維持して、十二分に走り回っていた。
上述の懸案ポジションのケアに、時折出没しては対応していた。
やはり、彼の危険察知能力は高い。この能力をコンスタントに発揮できれば、すべての結果に反映されるのだが、、、そこが山田暢久なのか、なぁ・・・

051224kawasaki3相馬にとっては、感慨深いイヴとなったであろう。
エルゴラのコメントでも、岡野とのマッチアップについて「速いですね(笑)」と答えていた。
そして岡野や暢久というベテランにとっても、感慨ある試合となったかもしれない。
一発勝負のトーナメント、敗戦と共に去っていくかつてのライバルたち・・・
きっと、何かを感じただろう。

さあ、残りあと2試合。
うれしいクリスマスプレゼントをくれた選手たちに、今度は我らサポーターが答える番だ。
29日、必ずやレッズを勝利に導こう。
そして、元旦は、レッズもサポも一緒に、とびきりの『お年玉』を国立でもらおうではないか!

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