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2005/12/05

【AWAY】第34節@アヒル新潟戦

やるべきことをやり尽くして、結果は出た。
満足はしていないが、納得はした。
だから、悔いはない。

現地参戦できなかったサポーターの心は、選手にしっかりと届いていた。
試合の様子は、現地参戦でもTV参戦でもおそらく同じものだったと思う。
レッズの選手の鬼気迫るプレーは、充分に全国のレッズサポーターに、その心意気が伝わるものだった。

だから今回は、私のマッチレポートなんぞという取るに足りない文章ではなく、現地へ行けなかった皆様へ、できるだけ当日の雰囲気を織りまぜてご紹介したいと思う。

051203yuzawa大宮発7:06の新幹線で出発。
約1時間後、越後湯沢に到着。窓の景色は別世界。
「トンネルを抜けると・・・」と、川端康成はなんとも言い得て妙な一節を残したのだろうと改めて感心してしまった。


しかし、新潟に着くと、雪は全くなかった。
051203niiigata_st新幹線を降りると、「ここは大宮か?」と思わせるほどのサポーターが改札口にあふれる。何処のアウェーでも多くのサポには遭遇するが、まだ朝9時である、、、こんな朝早くからアウェイ駅に大挙寄せた光景を見たのはあまりない。


051203natabiタクシーを飛ばして決戦の地へ・・・9:20頃着いたのだが、すでに長蛇の列!入場ゲートは視界に入らないところまで列最後尾が伸びている。
アラレ降る寒空の下、やはりレッズサポはレッズサポなのだ。「みんなどうかしてるよ~」とぼやきながら、我々も「どうかしている」一員となる。

051203bigswan 11:30開場。しかし列は全然進まない。入場ゲートまで30分くらいはかかったように思う。
入場して、スタンドを眺めると、予想どおり席は一杯だった。多くのレッズサポで埋め尽くされている。困難な状況の中、なんとか仲間が席を確保してくれた。感謝。
後援会ツアー700名も到着していないのにこの有様である・・・「このあとどうなるのか?」と少し不安になった。
051203kobaton
しばらくスタンドから場内を眺めていると、、、
なんとコバトン飛来!
コバトンファンの私は、それだけでも嬉しかったのだが、
「こんな遠くまでコバトンはやってきて(運ばれてきて?)くれたんだね、埼スタでも大宮側の応援でしか来てくれなかったのに、今日はレッズの応援で・・・」と思い、嬉しさが倍増してしまった。
 #当日、新潟国体と新潟県のプロモもあったため、コバトンはゲストだったようで(笑)。。。

051203warmingup 時折、雨だけでなく“雹”に近い大粒のアラレが降るため、選手紹介時間近くまでコンコースに避難。すると、さきほどの「恐れていた」光景が現実となっていた。
某グループのリーダーが、運営スタッフに大声で詰め寄っている。
どうやらチケットチェックはやっていたようだが、2階席入口の階段を封鎖して、すべての自由席レッズサポを1階ビジター席に詰め込もうとしていたようであった。おそらく後援会ツアー組だろう、コンコースに席のない大勢のレッズサポがあふれており、多くのサポが係員に怒号を浴びせていた。他の場所ではどうなのか気になり、少し移動すると、母親とおぼしき女性が係員に食ってかかっていて、息子に「いいよ!突破しな!」と叫んでいた。
完全な新潟運営側の失態であった。レッズサポが1万人以上詰めかけるという情報は、事前にレッズ側にも流れていたのに、、、誰にでも予測できた事態である。
しばらくのち、交渉成立して2階席を解放。
しかしその余波か、1階トイレ行列は延々30分かかってしまった、、、

051203supporterに戻ると、コールリーダー周辺の多くの男達が上半身裸になっていた。
闘莉王の「雪はゴメン」報道を受けた気合い注入なのかはわからないが、気合いは感じられた。試合前のコールが発せられ、ゴール裏は一気に熱気に包まれた。

キックオフ。
開始直後から、選手の気合いが漲っている。
「やるべきことを、やり尽くそう」
という気概あふれるプレーに、スタンドのサポーターも呼応する。

すべてのレッズを取り巻く人々の期待を一身に受け闘う選手の姿、そんな選手の願いを叶えてやりたいと、唄う、叫ぶ、コールするサポの姿、目には見えなくてもひしひしと伝わる現地参戦できなかった仲間たちの想い・・・
まさに最後の希望にすべてを賭け、選手もサポも一体となっている。
感動!
叩きつけるように降るみぞれなんかに負けたくないと、私は雨具も付ける気にもなれず応援に没頭した。濡れる髪、濡れる服・・・手足は冷たさを増したが、しかし体とハートは熱くたぎっていた。
まもなく先制、そして追加点・・・押せ押せムードで終始し、前半終了。

ハーフタイムに電話が入る。
浦和でTV観戦の仲間から、「状況を知ってる?」との報。
知りたくない気持ちもあったが、まもなく場内アナウンスがあるだろうから、教えてもらうことに。
上位が同点で前半折り返しとのこと、しかもセレッソはPKを外したとは!
運は本当にこちらに向いて来ているのか?とはやる気持ちを諫めて、静かにその情報をかみしめた。

後半開始。
追加点を取りに行くレッズの選手とレッズサポたち。
「新潟は本気なのか?反町監督の勇退の花道云々言っていたくせに」
と言いたくなるほどの展開。しかしもう「新潟がどうのこうの」ではなさそうで、レッズが新潟を圧倒していたのが現実だった。

暢久の4点目は試合を決定づけた。
そこから、ゴール裏の応援の雰囲気が変わったような気がした。
敵は目前の新潟ではなく、自分たちの手の届かない遠いところで展開する他球場の戦況に変わっていた。もちろん眼前の敵を叩くことに専念するサポーターが多かったが、私には、その応援がだんだんと「祈り」に聞こえてきた。

その時から、私の中にも変化が生じてきた。
この一年を振り返ると、お世辞にも「王者」の闘い方ではなかったと思う。確かに、目の前のゲームは素晴らしく、幸運により優勝が転がり込んで欲しいと切に願ってはいたが・・・
ことごとく上位チームとの「この一番」で負けた事実を急に思い出してしまい、

「果たして、これでいいのか!?」

という思いが湧いてきたのである。
あんなに優勝を願って新潟まで駆けつけたのに、最後の10分間は跳ねながら自問自答していたのだ。
優勝を力ずくでも手繰り寄せるために駆けつけたのだったが、最後の最後に、
「神様に決めて欲しい」
と、心を神に預けることにしたのである

051203aisatu試合終了。
いつものような勝利の雄叫びは控えめ。凱歌のあと、しんと静まるゴール裏。
選手たちが挨拶に来た。その動きに付いてくるプレスとフラッシュの砲列・・・これが何を意味するのか少し時間はかかったが、ほどなくわかった。


051203end結果は「あと一歩」であった。
だが、そのアナウンスが流れた時、悲しんだり喚いたりするサポーターは、少なくとも私の周囲には誰もいなかった。
皆が、静かに現実を受け止めいた。
静まりかえったゴール裏に、リーダーの声が響く。
しかし、どの顔にも悲壮感や絶望感など無い。
戦い抜いた満足感と現実を受け止めた潔さに充ち満ちていた。
皆、知っていたのだと思う。
「王者にふさわしいチームとは?」ということを。
“浦和の誇り”を。

来年へ向け、また宿題が持ち越されてしまった結果となった。
しかし、不測のトラブルが数多く発生した一年にしては、最後に意地を見せた佳き結果であったと思う。
もちろん悔しい。悔しくてたまらない。
だが、これこそが長丁場のシーズンなのだ。
来年こそは、誰もが王者として認めるような闘いをして、栄冠を勝ち取って欲しい。
そのために、また共に闘いたい。


帰り道の会話では、「あの時、勝ってれば・・・」という会話は少なかった。
晴れ晴れとした気持ちで、仲間と共に新潟駅へと向かった。
そう、まだ今年は終わっちゃいないのだから。

帰路の車中で、このひと月ほど酒を断っていたダンナが、久々にビールを口にした。
理由は別にないらしいのだが、左党で知られるダンナが、これほど長く禁酒したことはなかった。何度勧めてもこのひと月は酒を断ってきた。
そんなダンナが久しぶりに呑んだビールの味。
旨かったのか、ほろ苦かったのか・・・。



【おまけ】

優勝争いの渦中に、このような秘密結社(『浦和御殿』さんより孫引きご容赦)が組織されていたとは・・・(ノ;@◇@)ノ

『ホワイトストーンズ』の“悪の秘密結社”も真っ青である(笑) 


【おまけその2】
椅子男サンは、やはりTV生出演できなかった(笑)

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コメント

nigoeさん、こんにちは。おかげさまで、現地組の一員になれました。リーグ最終戦で現場にいれたことを光栄に思っています。

悔しいっすね。

でも、ガンバ戦や千葉戦のときより凹んでいない自分がいます。勝って終わったからかな?甘いという人がいるかもしれないけど、あまりにいろんなことがあった割りに2位という順位は上出来というのが、僕の思いです。
来年は、1番上を目指しましょう。
(あ、天皇杯もあるな。)

ところで、秘密結社ですが、すでに続報がアップされています。「役立たず」だそうです。(笑)

投稿: no3 | 2005/12/05 18:54

@no3さま
 お疲れ様でした。無事ご帰還されましたでしょうか。

>ところで、秘密結社ですが、すでに続報がアップされています。

 そうなんです、ご指摘のとおりです。
 読者の皆様!“続報”までお読み下さい(爆笑)

投稿: nigoe | 2005/12/05 19:00

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