« PC新旧バトンタッチ! | トップページ | 明日の注意事項 »

2005/11/21

【HOME】第31節@東京べるでぇ戦

「サバイバル ウィーク」第1戦:東京V戦051120tokyo_V1

いまだに「東京ヴェルディ」と呼べず、「べるでぇ川崎」と言ってしまう。
名称が代わって随分経つのだが、過去の対戦で多くの辛酸を嘗めさせられた憎たらしい印象が強いためか、「東京」と言われてもピンとこない。逆に「川崎」と言って“フロンターレ”が思いつかなかったりする(笑)
そんな過去の後遺症が残っているにもかかわらず、最近は過去の恨みは薄れつつある。
ナビ杯でタイトルを獲ってからは、レッズもサポも自信を持てるようになったし、「もうヴェルディは決して勝てない相手じゃない」と思えるようになったからだろう。


しかし、サッカーの勝負というものは、そんな甘いものではない。
試合開始から、ヴェルディ側の激しいチェックが目を引いた。
背水の陣で勝負に臨む者と優勝戦線にとどまるために勝負に臨む者・・・この両者ともモチベーションは高いものであるが、悲壮感漂うヴェルディの気迫がレッズを凌駕していた。
開始10分のポンテのゴールで勢いづいたかに見えたが、後半の追加点をゲットするまでは、薄氷を踏むような思いで試合展開を見守った。

豊富な運動量で、攻守の切り替えも素早く、なりふり構わず肉弾戦を仕掛けてくるヴェルディ。
ことごとくレッズは球際で負けていた。パスはカットされるし、リズムを崩され時間の経過とともにプレーの質も雑になってくる。そこに容赦ないタックルが襲う。ふと「また怪我人が出やしないか?」と不安になる。
さらに、ヴェルディはレッズ陣内で、昔日の面影を彷彿とさせるようなパス回しを時折展開してみせた。
「ん?これは・・・!?」と、過去の“自分たちのサッカー”を取り戻したような印象を受けた。この一戦に賭ける闘志が垣間見えた。


しかし、前半のヴェルディのプレーから「これは自滅するかな?」と感じだした。
ファウルを誘おうとするプレーが目についたのだ。特に玉乃、平本、小林慶のPK狙いのダイビングには、焦りの色が隠せなかった。戸田の激しいチャージも判定次第では一発レッドの際どいものであった。
前半終了、ハーフタイム。「とにかく耐えろ!機をみて攻めろ!」と願った。


後半。
ヴェルディの闘いざまは激しさを増した。
対するレッズはシュートは打てない、ボールはさらわれる、素早くボールを持って行かれる・・・都築に救われたシーンが連発。
「失点するなよ・・・」との願いは叶わず、ついに耐えきれず、小林慶のヒールで失点。現場でもヒールだとわかった。そんなトリッキーなシュートにやられてしまってはたまらない(「まぐれ」だと思うと、さらにたまらない)。

しかし徐々に戦況は変化した。ヴェルディの運動量が落ちてきた。さらに「もう1点」の焦りが彼らから平常心を奪っていったようだった。徐々にレッズのペースに。そしてマリッチが少ないシュートコースを狙い追加点をゲット!
あとは押せ押せだ。ここで波に乗れるかどうかで今後の3試合が占われる。
無事に3点目はポンテ、4点目は「オレがやる!」と言ったかどうか(笑)、闘莉王がPKを決めてくれ、ようやくホッとした。。。


点差に比べると、薄氷を踏むようなドキドキの試合だった。
この試合で強く感じたことは、「ベテランの底力」であった。
051120okano
岡野と山田・・・この古参の2人が試合を引っ張ってくれたと思う。多くの修羅場をくぐり抜け、場数を踏んできた経験が生きていた。「何をなすべきか」を知っていた。全力で守備に戻り、積極的に勝負を仕掛けることで、心理的なダメージを相手に与えていたと思う。
久々に、「頼りになるな、この2人!」と思わせてくれた。
プレーの精度は相変わらずなところもあったけど(笑)

またこの試合で目を引いたのは、サブメンバーの「若さ」だった。
山岸を除けば(ゴメン!)、横山、赤星、細貝、セルヒオ・・・と20歳以下の選手ばかり。
確かに怪我人続出で台所事情の苦しさが表れている。しかしシーズン終盤となっては、こんな事態になっても不思議ではない。残り3試合を闘ううえで、少ない時間でも出場させておかねばならない。いつ出番が来てもトップパフォーマンスでプレーするために。

今期のレッズは山あり谷ありであった。
大怪我で戦線離脱を余儀なくされた者、退団した者、途中から加入した者・・・
うまく戦術がかみ合わず、苦労の連続で、「これがレッズのサッカー」と言えた試合がなかなかなかった。
しかしチームは「生き物」である。突然「大バケ」する時がある。
今までは“すったもんだ”でやってきた。いや、今もそうだ。
理由は苦肉の策であったにせよ、途中加入選手や若手の台頭で変わる可能性も大きい。
高校選手権やユースなど、大会を通じて成長するチームもある。
青天の霹靂の危機で、短期間で神懸かりな強さを見せたフリエの例もある
チームは日々成長する。「これが最高」ということはない。

若手、ベテラン、途中加入の選手のパワーと技がかみ合うとき・・・。
その変化を成し遂げるまでの時間は足りないのか?それとも間に合うのか?
その点でも、今期の真価が問われる。

その願いは「奇跡」なのかもしれない。
でも「奇跡」を信じることも、楽しいではないか。
楽しもう、元旦まで。

051120tokyo_V2
追記:
試合後、スタンドにずっと残っていたヴェルディのサポーターの姿が目に焼き付いた。
サカダイでの暢久のコメントを思い出した。
かつでの「自分たち」の姿である。

|

« PC新旧バトンタッチ! | トップページ | 明日の注意事項 »

浦和レッズ」カテゴリの記事

コメント

べるでぇ戦お疲れ様でした。

まさに「サバイバル ウイーク」。
1年前の事も、6年前の事も忘れられない、いえ忘れてはいけない事だと・…つくづく昨日は感じました。

フクアリもよろしくお願いします。

投稿: りおれつと | 2005/11/21 22:02

@りおれつとさま

いつもありがとうございます。
しかし・・・最後の5分間は、正直哀れな感じもしました。平本が背中で泣いてたようにも見えました。これで入れ替え戦以下確定しましたし。

昔の恨みは別としても、これは勝負事、こっちだって手を抜くわけにはいきませんからね。

投稿: nigoe | 2005/11/22 19:14

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/139833/7248202

この記事へのトラックバック一覧です: 【HOME】第31節@東京べるでぇ戦:

« PC新旧バトンタッチ! | トップページ | 明日の注意事項 »